『うみねこのなく頃に』(うみねこのなくころに)とは、同人サークルである07th Expansionが製作している同人ゲームである。略称は「うみねこ」。タイトルは『うみねこのなく頃に』と、「な」を赤文字で表記する。
2007年夏のコミックマーケット72で第1作が頒布された。以降半年ごとに発表されており、最新作は2009年12月30日冬のコミックマーケット77で頒布された第6作。今後も同様のペースで新作が発表される予定である。
本項では、これを元に展開されている、漫画、アニメーション作品等についても述べる。
概要
同サークルの第一作目である『ひぐらしのなく頃に』の血脈を受け継ぎつつ、全く別の世界観の作品になっている。「嵐の孤島」「遺産を巡る争い」「洋館」「連続殺人」「予告状」「肖像画の碑文」「謎の怪人物」「不可解な怪現象」など、典型的なクローズド・サークルになっているが、ミステリー作品としてフェアな展開になるのかは不明である。
竜騎士07は今作が公式に発表される以前から、『ひぐらし』に続く次回作について「同じ舞台を何回も巻きもどして繰り返していく、それらを重ねて見る事で一本のシナリオでは見えないものが見えてくる」という“多層世界もの”とすることを早くから明言している[1]。なお、今作では「推理をしても解かせる気など全くない。それでも魔女の仕業だと認めずに立ち向かう、あなたを屈服させるために用意した」とあらかじめ断りを入れており[2]、難易度の上昇を図っているが、本作には簡単に説明が出来るような明確な答えは出さないとも明言している[3]。
- 制作者
- 前作と同じく、シナリオの執筆とキャラクターデザインは竜騎士07が行っている。前作同様の個性的なキャラクターデザインと、奇抜なネーミングが特徴。
- 07th Expansionとしては今回初めて、オープニングムービーを導入している。テーマソングは志方あきこ。また、漫画『びんちょうタン』などを手がける江草天仁が、肖像画デザインとして外注で参加している。
- メディアミックス
- コミックス第1巻の発売と合わせ、公式サイトで本作の無料体験版が公開された。体験版は『ひぐらし』と同じように第1話にあたる『Episode1 Legend of the golden witch』が全て収録されている。
- 2009年7月から12月までテレビアニメが放送された。
ゲームシステム
製作スタッフの前作『ひぐらしのなく頃に』と同じく、「選択肢のないサウンドノベル」であり、ゲームというより電子小説に近い形態となっている。選択肢ではなく、プレイヤー自身が謎解きに挑むというプレイスタイルが推奨されていることも、『ひぐらし』と共通する。
連作のシリーズであり、2009年12月時点で第6作まで発表されている。シリーズの各作のタイトルには『うみねこのなく頃に episode1 - Legend of the golden witch』というように、ナンバリングとサブタイトルが付けられている。また、シリーズを通じた物語は前編(出題編)と後編(展開編)に分かれており、Episode1からEpisode4までの4編が前編にあたる。Episode5からは後編となり、タイトルは『うみねこのなく頃に散』(うみねこのなくころにちる)となる。なお、前編については新Episodeのソフトにはそれまでの過去Episodeを全て収録して発売するという形態がとられており、Episode4のソフトがあれば前編(出題編)を全てプレイすることが可能である。後編(展開編)についても同様で、最新作であるEpisode6のソフトにはEpisode5の内容が同梱されている。
各Episodeでは本編ストーリーを読了した後に、タイトル画面に「Tea Party(お茶会)」と呼ばれる項目が新たに加わり、ここからサイドストーリーを閲覧することができるようになっている。また、お茶会を読了するとタイトル画面に「????」という項目が加わり、第二のサイドストーリーの閲覧が可能である[4]。
ストーリー
時は、1986年10月4日。舞台となるは、大富豪の右代宮(うしろみや)家が領有する伊豆諸島の六軒島。年に一度の親族会議を行う為に、当家の親族達が集結しつつあった。一見和やかに、久しぶりの再会を楽しむ親族たち。
しかし、島で待っているのは「当主死亡後の財産分割問題」という、親族同士に暗雲を呼び込む議題。かつて当主が、島に隠れ住んでいるとされる魔女ベアトリーチェから、資金調達の担保の為に授けられたとされる10トンの金塊を巡って、長男の横領を疑う親族たち。それに対して、親族たちの困窮を見透かすかのように、反撃に出る長男。さらに余命の迫った当主は、自らの命だけでなく、親族郎党・資産の全てを生贄として捧げ、最愛の魔女ベアトリーチェの復活を願っていた。
そして、まるで彼らを閉じ込めるかのように、島は台風によって外部から隔絶され、巨大な「密室」と化してしまう。魔法陣が描かれた殺人現場から、次々と新たな犠牲者が出ていく中、魔女ベアトリーチェからの予告状が続々と届けられていくのであった…。
注意:以降の記述で作品に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
登場人物
詳細は「うみねこのなく頃にの登場人物」を参照
六軒島
- 六軒島(ろっけんじま)
- 伊豆諸島の中に含まれる、全周10キロ程度の小さな島。最近になり近隣の新島には飛行機が離着陸するようになったらしく、そこから漁船で30分ほどの距離にある。飛行機が離着陸する以前は、6時間ほどの船旅を経る必要があった。島全体が右代宮家が所有している私有地である為、右代宮家とその関係者以外でこの島を訪れる者はいない。
- 船着場と屋敷以外には施設はなく、浜辺と森林などは開発されずに残っている。船着場から本館までの道のりは、かなり曲がりくねった長い坂道になっている。六軒島の大部分を占める広大な森には魔女ベアトリーチェが住んでおり島を支配していると言われ、使用人たちから畏れられている。
- 右代宮家 本館
- 本館は、地上3階・地下1階の本格的な洋館である。1階の玄関前には、魔女ベアトリーチェの肖像画があり、黄金の隠し場所とされる碑文が記されている。当主の書斎近辺は実験による悪臭がたちこめる事もあり、親族たちの不評を買っている。また、書斎のドアノブには魔除けがなされている。
- 渡来庵(とらいあん)
- 通称「ゲストハウス」と呼ばれており、本館の隣に建造されている。元々は蔵臼が高級リゾートホテルとして開業しようとしていたが、事業計画の凍結により現在では客人用の宿泊施設として使用されている。親族らの宿泊の際には主にこのゲストハウスが利用されており、概ね好評のようである。
- 肖像画の碑文
- 右代宮家の本館1階にある玄関広間には、魔女ベアトリーチェの巨大な肖像画が2年前より掲げられている。その下の碑文には、黄金の隠し場所とされる暗号文が刻まれている。この碑文を解読した者が現れた場合にはベアトリーチェの権利は放棄され、それまでに奪われた命も蘇るらしい。
- 魔女の貴賓室
- 金蔵により、立ち入り厳禁とされている客室。誰も使用することはないため、金蔵の愛する魔女ベアトリーチェの為の部屋だと言われている。そのため、当主と同格の扱いとして常に清掃がされている。
- バラ庭園
- 本館前の傾斜にはかなり大規模なバラ庭園が造られており、使用人達によって管理されている。元々は素朴な庭園だったが、蔵臼のリゾート化計画に伴い見事なものへと変革した。同じ種類のバラではなく、様々な種類のバラで彩られている。
- 鎮守の社
- 船で六軒島に至る際に見える、鳥居と祠。祠の中には、「鏡」が納められており、ベアトリーチェの力を封じているらしい。夏に紫色の雷により岩礁ごと社が破壊された為、現在は無くなっている。
- 太古の昔には、六軒島は「小豆島」と呼ばれて畏れられていた。その名の由来は「悪食島」であり、暗礁が多くて海難事故が絶えず、悪霊が住み着いて人々の魂を食らっていると思われていた。そこに旅の修験者が社を作り、鎮魂をしたことで収まったらしい。
- 開かずの礼拝堂
- 本館から少し離れた位置にあり、数分ほど森を歩いた場所にある。かなり古い建物であり、一族は金蔵から礼拝堂に近寄ることを固く禁じられている。入り口には施錠されており、鍵は1つだけしかない。
- 九羽鳥庵(くわどりあん)
- 六軒島の原生森の中にある隠れ屋敷。その存在は家族にも秘密にされ当主の金蔵に近しいごく一部の人間にしか明かされていない。かつて金蔵が「ベアトリーチェという名の人間の娘」を囲っていた住居でもある。
舞台のモデル
- 六軒島
- 六軒島は伊豆諸島新島の近海にあるとされている。主な舞台である右代宮家の邸宅は、主に東京・横浜・群馬の諸建築から取材されている。
- 建物外観
- オープニング他で登場するゲストハウスの外観は、東京都北区の旧古河庭園にある洋館である。設計はジョサイア・コンドル博士。
- 本家の屋敷は、外観・内装ともに東京都目黒区の駒場公園にある旧前田侯爵邸洋館の画像が多く用いられている。土日祝日限定で公開されている豪華な館内は保存状態が良く、大階段・赤い絨毯の廊下・夏妃の部屋・魔女の貴賓室などで画像が利用されている。ベアトリーチェの肖像画のあるホールもここが舞台だが、実際には肖像画はない。
- また、EP2に登場する礼拝堂の外観は東京都台東区の旧岩崎邸庭園にある洋館が使われている。
- 建物内部
- 上述した旧前田侯爵邸洋館のほかにも、横浜市中区山手の洋館群の画像が多く使われている。そのほか、ブラフ18番館(山手イタリア山庭園)の画像はお茶会会場・メタ世界(後述)・ゲストハウス廊下に使われている。
- 豪華なインテリアを持つ部屋などの画像は、秋葉原にあったポアソンルージュ金魚茶屋のものも使われているが、同店は2008年12月末をもって閉店している。
- その他
- 建物以外では、薔薇庭園の一部は上記旧古河庭園のほか、京成バラ園(千葉県八千代市)の画像が用いられている。後者については印象的なガゼボ(洋風東屋)を配した黄金郷の画像(EP4初出)でも使われている。
- 空港は東京都調布市の調布飛行場、楼座と真里亞の降りた駅は東京地下鉄(東京メトロ)東西線の西葛西駅、譲治と紗音のデートの場は沖縄県国頭郡本部町の沖縄美ら海水族館である。
用語解説
本作品中には、古典的な洋館ミステリーやゴシックホラーが持つ不気味な雰囲気を演出するため、様々なキーワードやアイテムがちりばめられている。
- 六軒島大量殺人事件
- 1986年10月4日 - 5日にかけて、六軒島で起こったとされる右代宮一族惨殺事件。世の好事家たちからは、「魔女伝説連続殺人事件」とも呼ばれる。『うみねこのなく頃に』はこの六軒島大量殺人事件の謎を解く物語である。
- 右代宮(うしろみや)
- 日本を代表する大富豪の一族。戦前に養蚕で財を成した名家だったが関東大震災で没落。それを現在の当主である右代宮金蔵が持ち前の才能と強運で再興させた。右代宮家は震災でほとんどの一族が亡くなったため、今では金蔵とその子供、孫だけが右代宮の一族となる。
- 親族会議
- 右代宮金蔵の子供たちは右代宮本家の財産の融資を受けて独自の事業を起業しているため、年に一度、金蔵が住まう六軒島に集まって当主への事業報告を行う。これを右代宮一族では「親族会議」と呼んでいる。
- ベアトリーチェの黄金伝説
- 右代宮金蔵が若い頃に「魔女ベアトリーチェ」から貸し与えられたという10トンの金塊。金蔵はこの黄金を担保にして莫大な資金を調達し、成功を収めていったという。最高純度の純金インゴットは、鋳造には高度な技術力が必要とされる。鋳造元・銀行名などの刻印がなく、右代宮家の家紋のみが刻まれている。
- 肖像画
- ベアトリーチェを描いた巨大な肖像画。右代宮家当主の金蔵が魔女ベアトリーチェの存在を一族郎党に信じさせるために自分の館の玄関に飾らせた。ゲーム中ではこの肖像画に描かれた絵が何らかの原因を切っ掛けに変化するという演出がされることがあり、本作の謎の1つになっている。
- 碑文
- 上記肖像画の下に設置された石碑に刻まれた碑文。暗号詩の形をとっている。ベアトリーチェから貸し与えられた10トンの金塊の隠し場所を示しているとも、金蔵は碑文の謎を解いた者に当主の座を譲るつもりだとも、様々な噂が流れているが、金蔵自身は碑文については一言も語っていない。
- 黄金郷
- 上記碑文に記されている理想郷。碑文によると、魔女は選ばれたものを黄金郷に招待し4つの宝を授けるとある。右代宮の親族の中には、黄金郷とは10トンの金塊の隠し場所の比喩だと信じている者もいる。
- 魔女の手紙
- 親族会議の1日目に「黄金の魔女ベアトリーチェ」を名乗る差出人から親族一同に送られてきた手紙。全てのエピソードでの連続殺人は、この手紙が親族たちの前で読まれた後に開始されているため犯行予告とも取れる。金蔵所有の片翼の鷲の紋章がついた封筒に、当主の証である指輪による封蝋がされており、この手紙が右代宮家当主の言葉と同じ権威を持つことを示している。
- 手紙の内容は、魔女ベアトリーチェが金蔵に貸し与えた黄金の利子を回収するためにこれから右代宮家の全てを奪うということと、碑文の謎を誰かが解けば利子回収はストップし、10トンの黄金と右代宮家の全てが碑文を解いたものに与えられるというものである。
- また、連続殺人が始まってからも、生き残った者たちを煽るかのような文面が書かれたさらなる手紙が次々と届けられてくる。
- 「19人目」
- 六軒島に閉じ込められた人数は18人。『うみねこのなく頃に』の物語では、この18人の中に犯人がいるのか、それとも未知の「19人目」が存在してその人物が殺人を犯しているのかが、推理の重要な焦点となっている。
- 密室
- 本作品ではミステリー作品としてみても稀有なほどに「密室」の概念が頻出する。殺人事件の多くは密室によって行われ、また、嵐に閉ざされた島自体も密室(クローズドサークル)として描かれている。
- ウィンチェスターライフル
- 西部劇などによく登場するライフル銃。金蔵が所有しており、連続殺人が起こってからは生き残った者の護身用の武器となる。テレビドラマ『拳銃無宿』で登場した、銃身と銃床を極端にカットしたカスタムタイプが有名であり、作中に登場するのもこのタイプである。
- チェス
- 『うみねこのなく頃に』ではチェスをモチーフにした演出が多数挿入されている。ベアトリーチェや金蔵は連続殺人をチェスのゲームに見立てた発言を繰り返しており、エンドロールやTIPSでは「魔女の棋譜」という形で被害者リストが表示される。
- 煉獄の七杭
- 柄に悪魔の意匠が施された小型の杭。太いアイスピック状の形状をしており騎兵のランスにも似ている。六軒島大量殺人事件では碑文の内容に見立てられ、多くの死体にこの杭が突き刺されている。
- 作中での魔法的な解釈によると、7つの大罪を象徴する、七対の魔力を持つ杭とされる。煉獄の七杭は術者の命令に従い、望む獲物の望む部位に正確に打ち込まれる。また、威力は命中部位によってコントロール可能。これらの特徴によってニンゲンの犯人では不可能な殺人を成すことができる。非常に強力な武器だが、7つの大罪を犯さない者や強い魔力耐性を持つ者は、攻撃対象に指定できない。
- 黄金の蝶
- ベアトリーチェの化身であるとも言われる、謎の発光をする蝶。夜間の見回りをしている使用人が遭遇することがあるらしく、畏れられている。
- 親族の序列
- 右代宮家では血縁の順序により序列が決まっており、それに従ってテーブルの席が決められている。序列は当主である金蔵がトップで、以下、金蔵の子、金蔵の孫、子の配偶者と続く。同一ランクの中では、金蔵の子4人の長幼に準拠する。
- 現在の序列は、上位の者から順に金蔵、蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、戦人、縁寿、真里亞、夏妃、秀吉、霧江となっている。本来楼座の夫が座るべき席には、金蔵の主治医である南條が座っている。
- 片翼の鷲
- 右代宮家において、限られた者だけに着用を許されている鷲の模様。右代宮姓の中では、金蔵から真里亞までが何らかの形で身に纏っている(但し直系の血族のみで、夏妃ら配偶者には許されていない)。源次・紗音・嘉音については、使用人でありながらも金蔵の厚い信頼を受け、例外的に片翼の鷲を許されている。各人それぞれ、翼のある部位・模様・枚数などが異なっている。
- 家具
- 右代宮家での使用人の蔑称。使用人は生きた家具のようなものにすぎず、人間以下の存在であるとする前時代的かつ差別的な考え方からきている。
- メッセージボトル
- 六軒島大量殺人事件の詳細な経緯が書き記されているとされる謎の紙片。紙片はワインボトルに詰められ、メッセージボトルとして近隣の島に流れ着いていたのが発見された。紙片には「右代宮真里亞」の署名がされており、事件が魔女によって起こされたとも捉えられる荒唐無稽な内容が書かれている。この手紙の発見により、事件の神秘性が飛躍的に高まり、六軒島事件は世界中の好事家たちから「魔女伝説連続殺人事件」と呼ばれるようになった。
推理について
- 推理の方向性
- 本シリーズ作は、不気味な魔女伝説が残る孤島の古びた洋館を舞台に、次々と登場人物が殺されていく連続殺人事件を描いた物語である。作中で発見される死体の多くは密室内で残虐に装飾されており、島に住むと言われている伝説の魔女が魔法で殺人を犯したように「見立て」られている。
- 公式サイトの作品紹介によると、島で起こった事件の謎が人間のトリックとして説明できるか、それとも魔女の仕業としか説明できない超常現象であるかが焦点となる。さらに作品紹介では、読者は是非人間のトリックという立場から謎に挑んで欲しい、できなくなった時点で魔女に屈したという結末を迎える…としている[2]。 前作『ひぐらし』で、「人か祟りか偶然か」のどれが真相かを読者が好きに推理するように推奨していたのとは、若干異なるスタンスになっている[5]。
作品の多層性について
前作『ひぐらしのなく頃に』では物語の各編ごとがどういう関係になっているかということが重要な要素となっていたが、今作では前作以上に複雑な多層構造が形成されている。
- 各エピソードのつながり
- 今作のそれぞれのエピソードはどれも1986年10月4日から5日の六軒島での物語を描いたものである。それぞれのエピソードはパラレルワールド的な関係であるように見えるが、後述するメタ世界からの視点では連続した繋がりがあるようにも語られている。
- メタフィクションとしての構造
- 今作では、本編の主人公である「右代宮戦人」が、島の伝説に語られる魔女や悪魔達と共に各エピソードの物語を観劇しながら、事件の真相について論戦を繰り広げるというシーンが随所に挿入されている。
- この論戦シーンでは「物語の登場人物達が、自分の出演している物語のフィクション性について議論している」というメタフィクションの要素が色濃く押し出されており、戦人は自分が出演しているこの物語が現実的なトリックで推理可能なミステリー作品であると主張し、魔女達はこの物語をなんでもありのファンタジーであると主張している。
- (以後、魔女と戦人が論戦している世界を「メタ世界」と仮称する)
- 今作は物語世界で発生する六軒島での殺人事件の描写と、メタ世界の論戦の描写が同時進行して描かれ、時には混ざり合うという複雑な構造をもって描かれている。
- 幻想描写
- 今作では、メタ世界の魔女が物語世界で現実に起こった描写をプレイヤーに対して隠し、代わりに暫定的な状況説明として一見虚構としか思えないファンタジー的な描写をプレイヤーに見せているという設定により、物語自体が現実と虚構とが入り混じった多層的なものとなっている。つまり『うみねこ』では「地の文(三人称視点)で嘘をつく」ことが許されている。
物語の世界がどのような多層構造になっているのか、また、なぜこのような多層的な世界観が存在しているのかなどは、プレイヤーが挑むべき主要な謎の1つであり、エピソードが進むたびに世界の秘密が段階的に明かされていく。本作でのプレイヤーの立場は「各エピソードにおける殺人事件を魔女ではなくニンゲンの仕業と推理すること」とされているが、この虚実入り混じった多層的な世界観をどう解釈するかについてはプレイヤ-の自由な推理に任されている。
これら複雑な多層構造は本作における作風の特徴となっていると同時に、推理の難易度を大幅に上昇させる要因となっている。一方で、後述する「赤文字システム」や「探偵権限」など、謎解きの強力な手助けとなる要素も多数存在する。
作品設定
思考理論
今作のメタ世界においては、「推理」は魔法とみまごうばかりの不可思議な力を持つ。推理によって現実が改変されたり、推理が文字通りの「言葉の刃」となって敵を傷つけることさえある。そのような特殊な作風もあってなのか、今作のキャラクターたちが行う推理は、通常の本格ミステリー小説の探偵が行うような演繹や帰納などとは全く異なる独自の思考方法に則ったものがいくつか存在している。
- チェス盤思考
- 「チェス盤をひっくり返すように、物事をイメージする」という思考術。 ゲーム理論を愛好している霧江が愛用している。「ちゃぶ台をひっくり返す」のひっくり返すではなく、180度回転させて相手側と自分側を入れ替えると言う意味での「ひっくり返す」である。チェス盤をひっくり返してみる(=相手側に立って考える)と、自分側からは思いもよらなかった事が分かるというもので、彼女の昔からの口癖である。主人公である戦人も、この理論に感銘を受けており、劇中にてしばしばこの論理を用いる。
- 前提条件として、相手の立場・状況や性格・能力、さらにはゲームの勝利条件が明らかであることが必要であり、相手が必ず最善手を指すことを前提に理論を展開する事から、最善手を指さない相手の場合には、この理論はまったく成り立たない。
- 悪魔の証明
- メタ世界での論戦における思考ルールの一つで、「完全な反証ができない限り、あらゆる仮説は認められる」というもの。
- 本作のメタ世界での論戦では「悪魔の証明」は魔女側の基本戦術として使われている。戦人が殺人事件に魔法などは関与してないと主張しても、事件は人間によって行われたという決定的な証拠が発見されない以上は、戦人は魔法説を否定できないのである。ただし同時に、戦人は悪魔の証明を逆手にとって「事件が人間によって起こされた可能性は誰にも否定できない」と主張することもできる。このためメタ世界の論戦の実態は、真実を見つけ出すということよりも、自分の仮説(真実とは異なっていても良い)を相手に認めさせることに近いものとなっている。「悪魔の証明」のルールの元では、相手の仮説に飲まれて先に心が折れた方が敗北となる。
- ヘンペルのカラス
- 上記「悪魔の証明」に付随する形で存在するメタ世界の思考ルール。「相手の仮説に完全な反証ができれば、自分の仮説を証明する義務なく自動的に勝利になる」というもの。「悪魔の証明」のルールだけでは決して心が折れない2人が論戦すると千日手になって永久に決着がつかなくなるため、「ヘンペルのカラス」による決着のルールが存在する。
- 完全な反証というものは現実の世界ではとても難しいものであるが、メタ世界では後述する「赤き真実」を使用することでそれが可能となっている。
- 赤き真実
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この項目では色を扱っています。
閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。 |
- メタ世界においては、キャラクターたちは自分の発言を「赤文字」●のテキストで表示することが可能である。ただし、赤文字にできるのは「物語において真実であること」のみであり、虚構が混じった内容は赤文字で表示することはできない。赤文字は自分がこれから語ることは真実であるということを対戦相手に手っ取り早く伝えるための話術であり、つまりは赤文字で語られた内容は“一切の疑問の余地なく真実であり、反論は許されない”ということになっている(唯一これに対抗できる措置としては、後述の「青き真実」●だけである)。魔女はこのルールを「赤き真実」と呼んでいる。ゲーム的には「赤文字システム」とも呼ばれる。
- 赤き真実は対戦相手の仮説を叩き潰す強力な攻撃手段であるが、一方で真実を隠しておきたい場合は多用できない諸刃の剣である。また、現実と虚構が入り混じっているこの作品においては、赤文字は作者からプレイヤーに対して与えられる重要なヒントでもある。赤文字でテキストが表示されると同時に戦人の推理を赤い剣によって文字通り「切り裂く」ような描写がされることもある。
- 作中の魔女は赤文字で記された内容を絶対の真実であると主張しているが、一方で物語の作者である竜騎士07は赤文字の真実性について「作者の立場」から保障する気はないとも語っており、赤文字を信用するかしないかは最終的には読者が決断することだと示唆されている[6]。
- 復唱要求
- 戦人が自分で立てた仮説を魔女に突きつけ、魔女に対してそれを赤文字で復唱するように要求すること。赤文字で復唱されれば自分の仮説は真実であることが証明される。
- 魔女は復唱要求を拒否することもできるが、「なぜ拒否したか」について理由を述べる義務はない。しかし、復唱せずに拒否したという事実から戦人は何かヒントをつかむ場合がある。
- 青き真実
- 戦人や縁寿などの人間犯人説に属する陣営のキャラクターが、赤き真実に対抗するために使用を許された話術。人間陣営はメタ世界において「魔女説を否定する仮説」に関係する文章のみ「青文字」●で表示することができる。そして青文字で表示されたテキストに対して、魔女側は赤文字で反論する義務が発生する。エピソードの最後までに人間側陣営が唱えた青文字に魔女が反論できなかった場合、人間側陣営の勝ちが自動的に決定する。
- メタ世界では戦人が使う青き真実は、異端の魔女を磔にするための楔としても象徴される。ゲーム中では青文字でテキストが表示されると同時に魔女の推理を青き楔によって文字通り「穿つ」ような描写がされることもある。
- 面による推理
- 今作において戦人およびプレイヤーにとって有効であるとされている思考方法。たった1つの有力な推理だけにこだわり続けるのでなく、旺盛な想像力で出来る限り様々な仮説を同時に展開していこうというもの。このような思考方法を作中では「的の中心点に対して矢が1本でも当たれば良いのならば、たった1本の矢に全てを賭けるのでなく、的の面全体に何本もの矢を放って、そのうちの1本が当たればよい」という比喩で「面による推理」と呼んでいる。
- ノックス十戒
- 天界大法院の天使たちが用いる異端審問の戒律。物語世界に「存在してはならない」ものを十の条文で規定したもの。
- 天界大法院の天使たちは、この条文を赤き真実で唱えることができる。物語世界中で条文に違反している事象は存在を否定され「幻想描写」であったことにされてしまう。十戒による存在否定は上述した「悪魔の証明」を上回る力を持つ。
- ノックス十戒が「物語世界に存在してはならない」とする事象は、フェアな本格ミステリーの世界で存在してはならないとされている事象である。具体的には、「探偵」に発見できない証拠、隠し扉、隠し通路の存在や、未知の道具や人物、超自然的な探偵方法などである。
- ノックス十戒は第1条から第10条まであり、現実の「ノックスの十戒」と類似した内容となっているが全く同一ではない。特に、第5条が欠番となっているところが大きく異なる。
- 探偵
- この物語において謎を暴く手助けとして用意された特別な存在が「探偵」である。物語世界においてのニンゲン側キャラクターが探偵になることが可能。探偵キャラクターの決定は、メタ世界におけるニンゲン側陣営が「探偵宣言」を行い、物語のゲームマスターが認めることにより受諾される。
- 「探偵」は、その物語中において捜査を誤ることはない。現場検証を行えばそれを邪魔されることはないし、探偵に発見できない隠し部屋や通路は存在しない。この物語において探偵が行う役目とは「どのような秘密がどこに/誰に隠されているか」を推理することであり、探偵が調べた場所や人に探偵が疑っていた通りの秘密が隠されていればそれは「必ず」暴かれる。探偵が調べた場所や人に探偵が疑っていた秘密が発見されなければそんな秘密は「必ず」存在してないのである。
- また、探偵キャラクターの視点から一人称で語られた文章は幻想描写が混じらないという特徴がある。つまり探偵は「信頼できない語り手にならない」わけであり、地の文で嘘をつく事が許されている『うみねこ』においては、プレイヤーの推理の強力な手助けとなる。
- 黄金の真実
- そのゲームのゲームマスターにしか使用できない神なる真実であり、「金文字」●により表示することが可能である。赤き真実とは異なる方法により紡がれるが、その力は赤き真実と同等である。時に劣るが、時に勝る。
魔法理論
六軒島の事件においては魔女や魔法の影が常にちらついているが、これらは曖昧模糊としたものではなく、明確な理論や思想の元に存在するものとなっている。この事から、魔法と自称されるものの正体を探ることもプレイヤーに求められている推理要素の1つになっている。
- 魔法
- 魔女や悪魔が使う超自然的な力のこと。不可能を可能にする万能の力のようにも見えるが、実際にはいくつかの魔法大系に分かれており、系統ごとに得意とする魔法が異なるようである。また、反魔法力のある者たちの前では魔法は使えない。
- 『無限』
- 魔女ベアトリ-チェの持つ魔法大系にして称号。作中では「一人を“無限に”殺す力」ともされており、無限の魔法を使えば、殺したものを生き返らせてはまた殺す、という残酷で恐ろしいことが可能である。死者を生き返らせるという意味では後述の称号『反魂』と類似するが、この魔法では死者を生き返らせたままにはしておけず、最終的に必ず殺さなくてはならない(つまり、死という事実は回避できない)。
- 『黄金』
- 魔女ベアトリ-チェの持つ魔法大系にして称号。過去に10トンもの黄金を生み出したとされる。また、本編中では「黄金郷」と呼ばれる理想郷の伝説が語られており、「黄金の魔女」の称号を持つベアトリーチェは、魔法の儀式を完成させることで六軒島の住人たちを黄金郷へ招待することができるとされている。
- 『奇跡』
- 魔女ベルンカステルの持つ魔法大系にして称号。事象を何度も繰り返すことで、確率が完全な0%でない限りは必ず自分の思ったとおりの結果を導き出すことができる。
- 例としては、スゴロクでサイコロの目が6になるまで何度も振りなおすことを『奇跡』の魔法という。
- 『絶対』
- 魔女ラムダデルタの持つ魔法大系にして称号。努力が必ず報われるようになる魔法であり、努力に応じただけの結果がもたらされる。強固な意思の力があれば、どんな不可能なことでも自分の思い通りの結果が導かれる。
- 『千年』
- 多くの魔女たちが持つ称号。千年(もしくはそれ以上)の長き時を生きることができることを表す。あまりに長く生きていると退屈により滅びることがあるらしく、退屈を避けるために刺激を求める魔女も多い。中にはニンゲンをいたぶって退屈を紛らわすものもいる。
- 『原初』
- 魔女マリアの持つ魔法大系にして称号。想像したものをゼロから創造する魔法。
- 『反魂』
- 魔女エンジェが習得しようとした魔法大系。文字通り死者を蘇らせる魔法。
- 『真実』
- 探偵古戸ヱリカが習得しようとした魔法大系にして称号。「真実に堪える」魔法。
- 『観劇』
- 魔女フェザリーヌの持つ魔法大系にして称号。メタ世界のさらに外側から『うみねこのなく頃に』の世界を観測することができる。つまり、我々プレイヤーとほぼ同じ立場。
- 魔女
- 魔法の使い手のこと。男の場合は魔術師と呼ばれるが本質は変わらないようである。
- ニンゲン
- 魔女や魔法と言った幻想の世界と関わりが薄い者たちのこと。カタカナで書かれる。生物学的な「人間」とは別の意味だと思われる。
- 反魔法力
- 魔法を信じようとしない力。多くのニンゲンが持ち、魔女やそれに類する者からは度々「毒素」と称される。反魔法力が高い場所では魔法は効果を発揮しないため、本作においては「魔法を信じない者の前では、魔女は魔法を使えない」という法則が存在している。
- 魔法を信じようとしない者に魔法を信じさせるためには、「ニンゲンでは不可能なことが行われた痕跡を残しておき、それを目撃した者が『ここで魔法が使われたんじゃないか』と思ってしまうようにする」という方法しかない。その痕跡というのが本作で頻発する「見立て殺人」である。
- 対魔法抵抗力
- 魔法的脅威に対抗する力。数値で表されることもあり、これが極限まで高まった場合は神話級魔法攻撃も通用しなくなる。
- 召喚術
- 異界から幻想の住人たちを呼び出して、自分の命令に従わせる魔法。本編中に出てくる多くの魔女が使用できる。
- カケラ
- 魔女たちの中でも「航海者」と呼ばれる上位の存在が認識している特殊な概念。カケラとはいわゆる平行世界のようなもののことらしく、可能性の数だけカケラは存在する。航海者たちはカケラを自由に移動することができる。
- シュレディンガーの猫箱
- 量子力学の有名なパラドックスの1つ。量子力学の世界では素粒子レベルの現象は人間が観測するまではあらゆる可能性が交じり合っている状態だという考え方があるのだが、その考え方だと、「ランダムな確率(本来は放射線の発生)で毒ガスが出る箱の中に猫を入れた場合、箱の中の猫が死んでいるか生きているかは箱を開けて中を確認するまでは決定されない」という奇妙な論理がまかり通ってしまうというもの。
- 魔女によると、1986年10月6日の六軒島は物理的にも魔法的にも外界から隔離されており、「猫箱が開けられる」(これがどういう状況を示すかは不明)まではどんなデタラメな虚構も否定しきれないとされ、それゆえに本作のテキストには虚実が混ぜられている。
- ゲーム盤
- 無限の魔女にして黄金の魔女であるベアトリーチェが作り出した魔法概念。「カケラ」とは似て非なるもの。「ゲーム盤」は1986年10月4日から5日の六軒島を再現した擬似世界とでもいうべきものであり、『うみねこのなく頃に』の多くのエピソードはこの魔女のゲーム盤上で行われている舞台劇のようなものとされている(真実は不明)。メタ世界に登場するキャラクターたちは、物語世界を文字通りのゲーム盤のように俯瞰できる。
- メタ世界ではゲーム盤はチェスに似たものとして描写され、魔女たちは物語世界で起こる事件の様子をチェス用語で比喩することも多々ある。
- ゲームマスター
- ゲーム盤を作り出すことができる魔女・魔術師のこと。ゲームマスターとなった魔女・魔術師はゲーム盤上のほぼ全てのキャラクターを「駒」として自由に行動させることができる。そして、メタ世界に閉じ込めたニンゲン側プレイヤーと推理合戦を行うために、「駒」を利用してゲーム盤上の世界に不可能殺人事件を演出しなくてはならない。魔女と推理合戦をすることになるメタ世界のニンゲンもまた、自身を「駒」としてゲーム盤の世界で動かすことができる。
- また、ゲームマスターは上述したシュレティンガーの猫箱理論により、ゲーム盤上の世界に魔法幻想を顕現させることができる。
以上で作品に関する核心部分の記述は終わりです。
スタッフ
- 脚本・グラフィック
-
- 演出・スクリプト
-
- 全体管理・システム WEB管理
-
- 画像・テキスト加工
-
- 音楽総監・デバッグ
-
- 背景・デバッグ
-
- 料理・彩色
-
- マスタリング補佐
-
- 背景
-
- 亀屋万年堂
- 八咫桜
- 猫桜
- MALI.
- ALL Season 四季の彩り
- NScripter
-
- NScripter拡張エフェクト
-
- ジャケット・肖像画
-
- オープニングムービー
-
- よゆ(RMG)
- 七薙(Hightension wires)
|
- 音楽・効果音(五十音順)
-
- -45
- dai
- M.Zakky
- pre-holder
- SB YUNE
- zts
- あきやまうに
- 荒井英理也
- 北大路瑞希(グラサンねこ)
- スミイ酸(カミノケ・レコード)
- 土井宏紀
- 羽鳥風画
- プレコ
- ラック眼力
- 木野寧
- E.Kida
- ナカオボウシ
- ますだ麻美
- sunny(Roundbooster Architexture)
- xaki(Roundbooster Architexture)
- cap(Roundbooster Architexture)
- 木村圭見
- 本木咲黒
- pyon(Roundbooster Architexture)
- 佐倉かなえ
- Ryu-Ga
- NYO(Silver Forest)
- bit(Silver Forest)
- Kana(Silver Forest)
|
- スペシャルサンクス
-
- 大将(GML)
- 中川滋(アルケミスト)
- 叶希一(アルケミスト)
- 小柳路子(5pb)
- 瀬戸敦(HOBIBOX)
- 中村浩(WAYUTA)
- 平田泰之(エイベックス・エンタテインメント)
- 平舘武(エイベックス・エンタテインメント)
- 篠田朋子
- 寺下真理子
- MPEG Layer-3 audio codec technology
-
- licenced from Fraunhofer IIS and Thomson.
- 制作
-
オープニング曲
- 志方あきこ 『うみねこのなく頃に』
- 2008年8月15日 コミックマーケット74にて先行発売
- 2008年8月29日 アニメショップ各店、amazon.comにて販売開始
- 作編曲 - 志方あきこ
- 作詞 - みとせのりこ
- ヴォーカル&コーラス - 志方あきこ by the courtesy of HATS UNLIMITED, INC.
- レコーディング&ミキシングエンジニア - 南直行
- アコースティックギター、ジュラ、ブズーキ、アイリッシュブズーキ - 田代耕一郎
- ヴァイオリン - 大貫聖子
- エレキギター - 伊藤浩紀
- パーカッション、マリンバ - 大石真理恵
- ベース - 大野弘毅
- リコーダー、ティンホイッスル - 安井敬
- スタジオ
- BS&T RECORDING & REHERSAL STUDIO
- Rabbit Hole Studio
- SOUND INN STUDIO
作品
本編の各エピソードは以下の通りである。
- うみねこのなく頃に(問題編)
-
- 1. Episode1 - Legend of the golden witch
- (2007年夏・コミックマーケット72発表/体験版として公式サイトで公開中)
- 2. Episode2 - Turn of the golden witch
- (2007年冬・コミックマーケット73発表)
- 3. Episode3 - Banquet of the golden witch
- (2008年夏・コミックマーケット74発表)
- 4. Episode4 - Alliance of the golden witch
- (2008年冬・コミックマーケット75発表)
- うみねこのなく頃に散(展開編)
-
- 5. Episode5 - End of the golden witch
- (2009年夏・コミックマーケット76発表)
- 6. Episode6 - Dawn of the golden witch
- (2009年冬・コミックマーケット77発表)
移植版
タイトーがiアプリ・EZアプリ(BREW)・S!アプリ(3G)の3キャリアで携帯電話アプリを2009年末から2010年初頭にかけて配信予定。
「うみねこのなく頃に (携帯電話アプリ)」も参照
漫画
本編の漫画版は、『ガンガンパワード』(スクウェア・エニックス)Vol.10(2007年12月発売号)よりEP1が連載され、16話からは新創刊された『月刊ガンガンJOKER』(2009年4月発売号)で連載中。また、『月刊Gファンタジー』8月号(2008年7月発売号)よりEP2を連載中。さらにガンガンONLINEにてep4を連載中。
本編の漫画化作品
- うみねこのなく頃に Episode1 - Legend of the golden witch1(作画 - 夏海ケイ 月刊ガンガンJOKER連載終了)
- うみねこのなく頃に Episode1 - Legend of the golden witch2(作画 - 夏海ケイ 月刊ガンガンJOKER連載終了)
- うみねこのなく頃に Episode1 - Legend of the golden witch3(作画 - 夏海ケイ 月刊ガンガンJOKER連載終了)
- うみねこのなく頃に Episode1 - Legend of the golden witch4(作画 - 夏海ケイ 月刊ガンガンJOKER連載終了)
- うみねこのなく頃に Episode2 - Turn of the golden witch(作画 - 鈴木次郎 月刊Gファンタジー連載中)
- うみねこのなく頃に Episode2 - Turn of the golden witch2(作画 - 鈴木次郎 月刊Gファンタジー連載中)
- うみねこのなく頃に Episode3 - Banquet of the golden witch(作画 - 夏海ケイ 月刊ガンガンJOKER連載中)
- うみねこのなく頃に Episode4 - Alliance of the golden witch(作画 - 宗一郎 ガンガンONLINE連載中)
4コマ漫画
コミックアンソロジー
クロスオーバー
小説
関連書籍
テレビアニメ
2009年7月から12月までテレビ神奈川などUHF各局ほかにて放送された。2010年1月からはBS11でも放送中。全26話。原作の音楽がアレンジされて使用されている。また、アニメ『ひぐらしのなく頃に』第2期のように、公式ホームページでの次回予告配信を行っている(テレビ放送では、サブタイトルのみの簡単な予告がエンディングテーマ内で表示される)。放送局によっては、一部のセリフにピー音が入ったり、一部のシーンにモザイク処理といった自主規制がある。各話のサブタイトルはチェス用語から取られている。
スタッフ
- 企画 - 及川武、川村明廣、湯浅昭博
- 原作 - 竜騎士07 / 07th Expansion「うみねこのなく頃に」
- 監督 - 今千秋
- シリーズ構成 - 川瀬敏文
- キャラクターデザイン - 菊地洋子
- 美術監督 - 東潤一
- 色彩設計 - 北爪英子
- 撮影監督 - 近藤慎与(第5話よりクレジット)
- 編集 - 松村正宏
- 音響監督 - 郷田ほづみ
- 音楽 - 原作「うみねこのなく頃に」
- Arranged&additional Composed by Gran Musik(櫻井真一・森脇正敏)
- 音楽プロデューサー - 吉川明、若林豪
- 音楽制作 - フロンティアワークス
- プロデューサー - 野村美加、大森啓幸、岡村武真
- アニメーションプロデューサー - 浦崎宣光
- アニメーション制作 - Studio DEEN
- 製作 - うみねこのなく頃に製作委員会 右代宮家一族
音楽
- オープニングテーマ「片翼の鳥」
- 歌 - 志方あきこ、作詞 - 波乃渉、作曲・編曲 - 志方あきこ
- エンディングテーマ「la divina tragedia 〜魔曲〜」
- 歌・作詞・作曲 - じまんぐ
- 挿入歌「どっきゅん☆ハート」(第6話)
- 歌 - 右代宮朱志香(井上麻里奈)、作詞・作編曲 - DY-T
各話リスト
| 話数 |
編 |
パート |
サブタイトル |
脚本 |
絵コンテ |
演出 |
作画監督 |
総作画監督 |
| 1 |
episode I |
I |
opening |
川瀬敏文 |
藤原良二 |
土屋浩幸 |
中島美子
清水勝祐 |
番由紀子
菊地洋子 |
| 2 |
II |
first move |
名村英敏 |
平田豊 |
浅井昭人 |
| 3 |
III |
dubious move |
志茂文彦 |
小林浩輔 |
前沢弘美 |
| 4 |
IV |
blunder |
寺東克己 |
江島泰男 |
高橋敦子
金順淵 |
| 5 |
V |
fool's mate |
川瀬敏文 |
高村雄太 |
久保太郎 |
菊地洋子 |
|
| 6 |
episode II |
I |
middle game |
平田豊 |
今岡大
清水勝祐 |
番由紀子 |
| 7 |
II |
early queen move |
桃瀬まりも |
小林浩輔 |
前沢弘美 |
| 8 |
III |
weak square[7] |
志茂文彦 |
名村英敏 |
土屋浩幸 |
浅井昭人 |
番由紀子
菊地洋子 |
| 9 |
IV |
skewer |
江島泰男 |
渡辺正彦 |
星野尾高広 |
| 10 |
V |
accept |
川瀬敏文 |
桃瀬まりも |
平田豊 |
中島美子
堀越久美子 |
| 11 |
VI |
back rank mate |
高本宣弘 |
吉田俊司 |
山田裕子 |
| 12 |
episode III |
I |
castling |
藤原良二 |
阿部達也 |
阿部達也
松村康功 |
| 13 |
II |
gambit |
志茂文彦 |
咲坂守 |
小林浩輔 |
清水勝祐
金順淵 |
| 14 |
III |
positional play |
川瀬敏文 |
森田宏幸 |
土屋浩幸 |
浅井昭人 |
| 15 |
IV |
isolated pawn |
志茂文彦 |
寺東克己 |
平田豊 |
前沢弘美
渡辺奈月 |
| 16 |
V |
queening square |
川瀬敏文 |
桃瀬まりも |
吉本毅 |
ひのたかふみ
加藤万由子 |
| 17 |
VI |
promotion |
志茂文彦 |
高本宣弘 |
小林浩輔 |
清水勝祐
中島美子 |
| 18 |
VII |
swindles |
川瀬敏文 |
江島泰男 |
菊地洋子
金順淵 |
菊地洋子 |
| 19 |
episode IV |
I |
end game |
桃瀬まりも |
久城りおん |
鷲田敏弥
星乃夏海 |
番由紀子 |
| 20 |
II |
zugzwang |
志茂文彦 |
平田豊 |
高橋敦子 |
| 21 |
III |
prophylaxis |
川瀬敏文 |
阿部達也 |
ひのたかふみ
中本尚子
松村康功 |
| 22 |
IV |
problem child |
守屋竜史 |
川瀬敏文 |
土屋浩幸 |
小田真弓 |
番由紀子
菊地洋子 |
| 23 |
V |
breakthrough |
志茂文彦 |
森田宏幸 |
小林浩輔 |
浅井昭人 |
| 24 |
VI |
adjourn |
川瀬敏文 |
寺東克己 |
平田豊 |
谷口守泰
中島美子 |
| 25 |
VII |
forced move |
志茂文彦 |
桃瀬まりも |
江島泰男 |
番由紀子
高橋敦子 |
番由紀子 |
| 26 |
VIII |
sacrifice |
川瀬敏文 |
久保太郎 |
前沢弘美
浅井昭人
菊地洋子 |
菊地洋子 |
放送局
関連商品
CD
DJCD
携帯版
「うみねこのなく頃に (携帯電話アプリ)」を参照
ラジオ
詳細は「『うみねこのなく頃に』Episode R -Radio of the golden witch-」を参照
関連項目
- ひぐらしのなく頃に
- 本作品の前に07th Expansionが作成したゲーム。本作との直接的なつながりはないが、ミステリーとオカルトの融合という点で類似した設定を持つ。
- 悪魔の証明
- 本作における推理の前提となる考え方。「魔法やオカルトの存在は完全には否定できない」というもの。
- そして誰もいなくなった
- 本作のミステリー部分のモチーフに大きな影響を与えている推理小説。
- 神曲
- 本作のファンタジー部分のモチーフに大きな影響を与えている叙事詩。
外部リンク
脚注
- ^ 「ひぐらしのなく頃に」制作ロングインタビュー第5弾(とらのあな Web Site)
- ^ a b http://07th-expansion.net/umi/soft/introduction.htm 公式サイト内の作品紹介より。
- ^ 『うみねこのなく頃に 真相解明読本 Episode5』より。
- ^ タイトル画面で表示される名称は「????」であるが、作者の竜騎士07はインタビューなどで「裏お茶会」という呼称を使っている。また、「????」がタイトル画面から選べるようになったのはEpisode2のソフト以降で、Episode1のみが収録されたソフトでは、複雑な操作を行わないと閲覧できない隠しモードであった。公式サイトで配布されているEpisode1の無料体験版では、タイトル画面から選べる仕様になっている。
- ^ 『ひぐらしのなく頃に』の第一話である鬼隠し編ではゲーム終了時に閲覧できる「お疲れ様会」で登場キャラクターの口を借りて、事件を人間の仕業か祟りによるものかのどちらか好きな立場で推理することをプレイヤーに奨めている。
- ^ コミックマーケット74にて配布された小冊子より
- ^ 雑誌や公式サイトで発表されたサブタイトルは「week square」で統一されていたが、チェス用語のウィークスクエアの綴りは「weak square」が正しく、後日修正された。
- ^ 熱闘甲子園の放送中止で当初の放送枠で放送されなかったため。
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うみねこのなく頃に |
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| 原作 |
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| 派生作品 |
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| 登場人物 |
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| 音楽 |
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| 製作 |
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| 関連作品 |
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