『じゃりン子チエ』(じゃりんこチエ)は、はるき悦巳の漫画作品。大阪の下町を舞台にユーモアとペーソスをふんだんに織り交ぜて描かれた人情コメディ漫画として人気を博し、漫画アクションで1978年から1997年まで、19年間の長きに渡り連載された。
全786話。第26回(昭和55年度)小学館漫画賞受賞。
概要
大阪の西成区萩之茶屋をモデルとした西萩地区を舞台に、自分でホルモン焼き屋を切り盛りする元気な女の子「チエ」と、彼女を取り巻く個性豊かな人々を描いている。
朝日新聞の「文芸時評」(1980年5月26日付夕刊)で小説家の井上ひさしがこの作品を絶賛した。1981年春、アニメ映画化され(監督は高畑勲)、また2度に亘ってテレビアニメ化もされた。1997年の連載終了時には、朝日新聞社会面にその旨を伝える記事が掲載された。
コミックの発行部数は3000万部に達する[1]。
単行本
- 双葉社/アクションコミックス じゃりン子チエ 全67巻 現在絶版
- 双葉社/コミック文庫 じゃりン子チエ 全47巻 刊行中
- 双葉社/アクションコミックス どらン猫小鉄 現在絶版
- 双葉社/コミック文庫 じゃりン子チエ番外篇 どらン猫小鉄奮戦記
- 双葉社/コミック文庫 帰って来たどらン猫 刊行中
このほかに、「100てんコミック」という児童向けコミック誌が双葉社で創刊され、児童向けのソフトを持たない同社が苦肉の策で、アクションなどの青年向けコミックをリメイク、あるいはそのまま掲載しており、じゃりン子チエもエピソードをよりぬいて、サイズを他のコミックスと合わせた「ジュニア版」が出された。
映画作品
スタッフ
主題歌
- オープニング「じゃりン子チエ」
- エンディング「春の予感」
映画会社等12社の争奪戦となったほどの話題作。1981年4月公開。同年のキネマ旬報日本映画ランキング36位。吉本興業所属のお笑いタレントが声優陣に集結、好演した。
DVDは2004年4月に発売されたが、高畑勲監督作品であることから、ブエナ・ビスタ・ホームエンターテインメントの「ジブリがいっぱいコレクション」シリーズの一本に収められている。
主な登場人物
竹本家
- 竹本チエ(たけもと チエ)(声優:映画、テレビ 中山千夏)
- 大阪・西萩でホルモン屋(「テッちゃん」改め)「チエちゃん」を営む小学五年生。1968年度生まれ(単行本1巻208・209ページ他からの推定。テツの項も同じ)。父親・テツのことを「テツ」と呼び捨てにするが、このことを母親のヨシ江から「お父はんと呼びなさい」と叱られている。外に出る時は下駄を履いており(ただし、運動会の時などは運動靴を履いている)両親譲りの足の速さを誇る。遊んでばかりで働かないテツのことを人前では決してよく言わないが、いい所もあると密かに認めている。ホルモン屋の経営も結構気に入っているバイタリティ溢れる少女だが、テツや周りのつまらない大人達の様々な騒動に巻き込まれる自分の不遇をぼやくこともある。子供同士の時は年齢相応の無邪気さを見せるが、大人に囲まれるとクールな一言で大人を凍りつかせるしたたかさをもつ。一人称は基本的に「ウチ」。「ウチは日本一、○○な少女や」が口癖である。父親と違い(小学生でありながら)酒は飲めるようである。
- 竹本テツ(たけもと テツ)(声優:映画、テレビ 西川のりお)
- チエの父。35歳か36歳。1942年度生まれ(推定)。ホルモン屋「テッちゃん」を営むも、ロクに働かずバクチとケンカに明け暮れるため、チエに店を奪われ実質無職。トレードマークは黒シャツ(ほとんどの場面で着ているが、同じシャツを何枚も持っている)。体力だけが売りの男だが、得意の健脚がなぜか(コーナーを回るのが下手で)妻のヨシ江にはかなわず、彼女にコンプレックスを抱くことになる。また、カナヅチで全く泳げない。天敵は母の菊と小学校時代の恩師の花井拳骨。
- ケンカはめっぽう強いが、4人以上同時に相手にすると、思考が追いつかない為、めっぽう弱くなる。また、猫との喧嘩を苦手にしており、小鉄を始め作中に登場する様々な猫に、再三手ひどく痛めつけられている。ヤクザからは☆5つ(最上級)の危険人物としてブラックリストに挙がっており、警察からもマークされている。少年期に(本人曰く「無実の罪で」)鑑別所に入っていたことがあり、当時の収監仲間には今でも慕われている。
- バクチは持ち札が顔に出るためあまり強くない。ただしその弱点については本人も自覚しており、お面を被った時はチエに圧勝している。
- 百合根のお好み焼き屋やラーメン屋「カルメラ亭」をブラブラしたり、ヤクザやチンピラから金をゆすり取るのが日課。娘のチエを溺愛しているが、無意識のうちに良かれと思ってしたことでチエを泣かせてしまったこともある(授業参観に勝手に現われ、マサルと担任の花井渉までも泣かせた)。
- 好物はカリン糖と天丼。ジュース・冷やし飴・チョコレートパフェなども好んでいる。一人称は「ワシ」だがまれに「僕」と言うこともある。真夏でも常に腹巻きを巻いており、外すと腹を壊す。イメージとは違って酒は飲めず、タバコも吸わない(一度口にしたものの、むせてしまい断念)。博打やかりんとうは好きだが、酒が飲めない下戸という設定は、作者のはるきの私生活の投影でもあるらしい(はるき自身はタバコは吸うが下戸であるという)。
- 竹本ヨシ江(たけもと よしえ)(声優:映画 三林京子、テレビ 山口朱美)
- チエの母であり、テツの妻。35歳か36歳もしくは、テツより年上。連載開始当初は、(理由は定かではないが)テツに「出て行け」と言われたことを真に受け、家出状態であったが、テツの母・菊などの計らいで再び戻る。物静かだが生活力はあり、復縁後は洋裁教室の講師を務めている。早く両親を亡くしたため、親族は登場しない。学生の頃は陸上の選手で、テツとの対戦では勝っている(テツの自滅に近いが)。そしてテツからの再戦の申し込みを(テツが会いたがっていると聞いたため)デートの申し込みと勘違いし、スカート姿で弁当を持って待ち合わせの場所へ行きテツを困惑させた。しかし、これが縁でテツと付き合い始めた。また(回数は少ないが)博打でもテツに勝っている。一人称は「私」である。仕事先の電話番号はシンゴンインケツゾロゾロカブカブ(4510099?)。テツとは違い酒は飲むが、笑い上戸で花井宅で特製のカクテルを飲んで酔っ払ってしまい、テツを辟易させた。
- 竹本菊(たけもと きく)(声優:映画 京唄子、テレビ 鮎川十糸子)
- チエの祖母であり、テツの母。68歳か69歳。チエの店からさほど離れていない場所で同じくホルモン屋を営んでおり、チエの店の仕入れなども一括してやっている。テツが家庭を持つ前は、今「チエちゃん」がある家に住んでいた。チエは「おバァはん」、ヨシ江は「お母さん」と呼ぶ。空手道場で「名誉師範」の肩書きを持っており、ゲンコツで木の椅子を打ち抜く特技を持つ。またかつて百合根の手下だったヤクザ四人組を一人で叩きのめすなど、劇中でもっともケンカが強いとされる人物だが、素顔を隠してのテツとのタイマン勝負では惨敗している。テツは本人のいない所で「クソババ」と呼んでいる。本人の前で「クソババ」と呼んだ時は必ず殴る。真面目な時は「お母はん」、都合のいい時は「ママ」と呼ばれている。一人称は「わたい」である。かつては近所のヤクザ連中に「西萩小町」と呼ばせており、小さい頃のテツにケンカをけしかけていたのも彼女である。
- おジィ (声優:映画 鳳啓助、テレビ 伝法三千雄)
- チエの祖父であり、テツの父。本名は不明。婿養子。チエやヨシ江らは「おジィはん」と呼ぶ。菊からは「あんさん」と呼ばれている。体と心臓が少し弱い。テツに甘く小遣いをせびられては菊にどやされている。「じゃりン子チエ」の第1話からして、テツがおジィを騙して金を得る場面で始まる。最後まで本名は明かされなかった。一人称は「ワシ」である。度々テツのことを信用しろと言うが、菊からは一番信用してないのはおジィではないかと突っ込みを入れられている。
周囲の人物
- 百合根光三(ゆりね こうぞう)(声優:映画 芦屋雁之助 / テレビ 表淳夫)
- または耕三とも。道楽で博打屋「遊興倶楽部」の元締めの“社長”として営んでいたが、テツに博打場を荒らされたこともあって、アントニオの死後、バクチから足を洗い、お人好しのお好み焼き屋「堅気屋」に転業する(お好み焼きは亡きアントニオの好物だった)。
- チエとヒラメとサッちゃん(米谷里子)からは「お好み焼き屋のオッちゃん」と呼ばれ、テツとカルメラとミツルからはお好み焼屋の「オヤジ」と呼ばれて慕われている。映画及びテレビ第一期のクレジットは「社長」で統一されており、ヨシ江らは「社長はん」と呼ぶ。
- 妻子がいたが離婚(妻:今西ミツ子、息子:カオル。百合根が晩年に生まれた子で父に溺愛される。チエと同年代)した。
- 普段は温厚だが酒が一升を越えると人格が変わって、テツをもびびらせる大トラとなり、酔いが覚めるまで誰も店には近づかない。たまに工業用アルコールを転用した密造酒の“ばくだん”という粗悪酒を飲むと強烈な暴走をする。(実際に工業用アルコールを飲用すれば、失明もしくは命を落とす危険がありあくまでも物語上の演出)アントニオの命日にはジュニア以下、店にいる者すべてに正座を強要して延々と読経している。
- たまにテツとカルメラとあるいはミツルの相談に乗っては親身に接することもある。
- 実は大手旅館の御曹司で経営者の百合根耕太郎の長男である。彼は耕太郎の先妻の子だったが、母親が若くして逝去したために元々道楽者だった父親の女漁りが始まり、その間には百合根の異母弟の余三郎が誕生している。
- 父の道楽と女遊びを嫌った百合根は若い時に“婆や”のお丸の手引きで、父に無断で横山大観の画額を持ち出して家出した。その後、苦労を重ねて年老いた父・耕太郎の危篤をお丸からの電話で聞いた百合根は久々に実家に戻った。
- 臨終間際の父親と再会し、継母との間に財産・家督相続で揉めたが、本人があっさりと放棄したために解決した。父・耕太郎と酒を飲みながら和解し、安心した父・耕太郎は静かに大往生した。その後、百合根の嫁探しに奔走するお丸のお節介に手を焼くことになる。またお丸から幼い時からの“ボンボン”の愛称で未だに呼ばれている(本人はかなり辟易している)。
- 一人称は「ワシ」である。
- 丸山ミツル(まるやま みつる)(声優:映画・テレビ(一期) 上方よしお、(二期)国分郁男)
- 西萩の交番に勤務する警察官。テツの幼なじみで子分格。昔はテツと共に色々悪さをやっていた悪童であったのだが、現在では真面目に生きている。しかし、テツに頭が上がらないためか、テツの犯罪をもみ消そうとしてしまうあたり、警察官としての自覚に欠けるところがあるが、それでも連載中盤で派出所所長に出世した(おそらく巡査部長まで昇進したと思われる)。ミツルの結婚式ではテツとヨシ江が仲人を務めた。妻・ノブ子とは職場結婚。カルメラ兄弟とは仲が悪い。
- 花井拳骨(はない けんこつ)(声優:映画 笑福亭仁鶴 / テレビ 須永克彦)
- テツとミツルの小学生時代の担任で、教員を退職後は著述業で生活している。大学時代(作中には京都大学であることが暗示されている)は相撲部所属で学生横綱として活躍すると共に、李白研究の第一人者として将来を嘱望され、大学卒業後も大学に残って李白研究を続けたが権威をかさに着る指導教授と衝突を繰り返し、遂には全裸にひん剥いて学内の樹に吊るしてしまう。この事件によって大学を去り、以後は一小学校教諭として定年まで勤め上げる、権威とは無縁の豪放磊落な人物。マスコミからは「文壇の孤児」と称される。テツを小1から小6まで担任(通知表には「メチャメチャ劣る」と書いた)し、テツとヨシ江の仲人を務めたが、今は男やもめ。テツは外では拳骨のことをボロクソに言うが、面と向かうと頭が上がらない。拳骨も何だかんだ言いながらもテツをかわいがっている。チエは「花井のオッちゃん」と呼んでいる。チエの担任・渉の父でもある。一人称は「ワシ」である。
- 花井渉(はない わたる)(声優:映画 桂三枝 / テレビ(一期) 伊藤保夫、(二期)隈本晃俊)
- 花井拳骨の息子でチエ、ヒラメ、マサル、タカシの担任である。テツは「ワタル」と呼び捨てにしている。父と全く違ってやや文弱で温厚な性格。母(拳骨の妻)を早く亡くした関係か東京での生活が長く登場人物中では珍しく関西弁ではなく標準語を話す。教師としての職責を全うした父を誇りに思い、自らも同じ教職に就く。一人称は「僕」である。
- 花井朝子(はない あさこ、旧姓:向井)(声優:テレビ(一期) 松金よね子、(二期)押谷かおり)
- 渉のフィアンセとして登場する(後に結婚)明朗な女性。テツを全く怖がらないのでテツは朝子が苦手である。渉同様、標準語を話す。チャキチャキした性格の女性。ラグビーの経験もあり、府警のコーチをしていたこともある。渉との間に「アキラ」という息子を儲ける(祖父の拳骨に似ており、テツにちょっかいを出すのが大好きらしい)。
- 平山丸太(ひらやま まるた)(声優:テレビ(一期) 上野真紀夫、(二期) 久米学)
- ヒラメの兄で中学生。気弱な性格でテツにボクシンググローブを売りつけられたり、サングラスをかけての「男」修行を無理矢理させられるなど、何かと利用される。中学校ではブラスバンド部に所属。トランペットを演奏するが、その音色は妹ヒラメの歌声と同じく、聴く者を悶絶させる。丸太、ヒラメともテツに対して素直に接するゆえかテツも彼ら兄妹のことを気に入っている(子分扱い?)が、なぜか丸太の名前が覚えられず、声をかけようとしてとにかく丸い物の名前を連発する。一人称は「僕」である。
- レイモンド飛田(れいもんど とびた)(声優:テレビ(一期) 大橋壮多、(二期) 田畑猛雄)
- 元はヤクザの組「地獄組」の親分。42歳か43歳。デタラメな英語を振り回す。バクチ大会(大阪カブの会)でテツや百合根と対決して、騒動の果てに逮捕されたことがある(テツと百合根はチエと菊のお陰で逮捕を免れた)。そのせいで「地獄組」が解散に追い込まれたため、テツを目の敵にしている。その後、ボクシングジムを経営してテツをプロボクサーに仕立てようとするが失敗。また、大阪のヤクザ達をバックに市議へ立候補してテツの追放を目論むが、これも失敗(次点で落選)。ヤクザになる前は知恵の輪の職人だった。弟はほとんど同じ顔だがオカマ。事業の失敗から一時「地獄組」のビルまで失ってしまうが後に復活、ステーキハウス「ヘルハウス」のボス(オーナー)としてカムバックする。チエを「赤貧チルドレン」と呼ぶ。
- カルメラ兄 (声優:映画 おさむ(ザ・ぼんち) / テレビ(一期) 家野繁次、(二期) 武原洋好)
- 通称「カルメラ1号」。本名 菊崎健二。かつてカルメラ弟とともにカルメラ焼きの屋台を引いていたため、テツなどからこう呼ばれるようになった。のちにラーメン屋「カルメラ亭」をカルメラ弟と営む。テツにはいつもこき使われ頭が上がらない。昔はキックボクサーで西日本を制したこともある。当時のリングネームは「アラクラン菊崎」だった。九州(小倉?)の出身。
- カルメラ弟 (声優:映画 まさと(ザ・ぼんち) / テレビ(一期) 原一平、(二期) 山崎博之)
- 通称「カルメラ2号」。本名 山下勘一。カルメラ兄を慕い、常に行動を共にしている。カルメラ兄からは「ヤマカン」という仇名で呼ばれる。以前はカルメラ焼きの屋台をカルメラ兄と一緒に引いていたため、テツなどからこう呼ばれるようになった。のちにラーメン屋「カルメラ亭」をカルメラ兄と営む。カルメラ兄の妻の姉と結婚し、戸籍上でも兄弟となる。徳島県の出身。キックボクシング時代のカルメラ兄のトレーナーだった。
- 天野勘九郎 (声優: テレビ 多賀勝)
- テツとは鑑別所での同期。以前はコケザルのへこんだ頭をネタにユスリをやっていたが、テツの説得で改心し、服役後に妻とも復縁して一家で西萩の住民となる。なお初期単行本のみ「島勘九郎」と名乗っていた。ちなみに、ファミコン「じゃりン子チエ ばくだん娘の幸せさがし」においても、「シマカンクロウ」と名乗っている。
- 天野コケザル (声優: テレビ 小川聡明、細見勇樹、福信一郎)
- 勘九郎の息子。坊主頭の右側が少しへこんでいる。父と組んでユスリをやっていたが、父の逮捕を機に止める。小学四年生だが、喫煙したり大人相手にこしゃまくれた言動に出たりする、いっぱしの不良少年。チエのことが好きだが素直になれない。一時期は母方の実家である和歌山県に住んでいたが、勘九郎の出所後、西荻に引っ越し、チエの隣の学校に通うことになる。引っ越した学校では、クラスの学級委員になったり、「アニキ」と慕う子分役の少年がいたりと、意外に人望があり、チエを驚かせている。一人称は「ワシ」。時には「オレ」である。
チエの同級生
- 平山ヒラメ(ひらやま ひらめ)(声優:テレビ 三輪勝恵)
- チエの同級生で大の仲良し。努力家だが周りから鈍臭いと見られることを本人は気にしている。また絵と相撲が大の得意。特に絵は大阪府のコンクールで金賞を受賞したほど(ちなみに題材はテツのボクシング場面)だが反面、凄まじい音痴であり、その歌声は聴く者を悶絶させる。素直な性格でテツも彼女には甘い。
- 映画版においては登場しない。存在があまりに印象的なため、監督・高畑があえて登場させなかった。
- 小林マサル(こばやし マサル)(声優:映画 島田紳助 / テレビ(一期) 入江則雅、(二期)谷真佐茂)
- チエの同級生で学級委員。学校では優等生ぶってチエやヒラメをからかったりするが、実はヘタレでいつもチエにやられてしまい、暴力を受けるとすぐに泣くことが多い。チエへの悪口を「悪口ノート」に書き溜めているが、これを読んだアントニオJr.に言わせるとかなり文才があるようだ。実際はチエに対する歪んだ愛情表現らしい。教育ママの母親の下で閉塞感を持っているが、結局はボンボン育ちを抜け出せない。ちなみに父親は何度か話にのぼったが、顔はヒラメが描いた似顔絵が1コマあったのみで本人は登場しなかった。
- 作者のはるき曰くマサルははるき自身がモデルで、「俺にはマサルの気持ちがようわかるんですよ。まさにその嫌味なキャラは俺自身ですわ」と若い頃にその心情を述べたことがあり、はるき自身がマサルに対して愛着があると言えよう(はるきの作品である『ガチャバイ』の主人公の梶沼咲も、マサルと似たキャラのようだが…)。一人称は「オレ」で、たまに「僕」と言うこともある。
- タカシ (声優:映画 松本竜介 / テレビ(一期) 井手上勝富、(二期) 長岡伸明)
- チエの同級生で、いつもマサルと行動をともにする。通称「腰ぎんちゃく」。しかし意外と器用で運動神経もよい。初期では「浩二 / コウジ」と呼ばれていた。はるきの元アシスタントのいわしげ孝がモデルらしい。
猫
- 小鉄(こてつ)(声優:映画 西川きよし、テレビ 永井一郎)
- チエの飼い猫。額にある三日月状の傷がトレードマークとなっている。野良猫だったがチエがヨシ江とのお出かけの時、行きつけの甘味屋でもらい受けたことから竹本家の一員となる(映画版ではチエの店の前を通りかかって、ホルモン一串をチエからもらったのがきっかけ)。チエの挙げた名前の候補を全て嫌がったことから、言うことを聞かないところがテツと同じだということで小鉄と命名される。チエの店では掃除、ソロバン、ホルモン焼き、留守番などをこなす。かつて「月の輪の雷蔵」、「コマ落しの銀次」の異名を持つ遊侠猫であり、額の三日月傷はその名残。『どらン猫(どらんこ)』シリーズでは主役となる。現在もたまにふらりと放浪の旅に出る。「ドラ猫発電機」「ファイティングマシーン」など数々の異名をとるが、今は小鉄という名が気に入っている。飼い猫であるにもかかわらず、ひょうたん池で釣ったフナを塩漬けにして保存していたりと自活もしている。必殺技は「必殺タマつぶし」。アントニオ惨殺の主要因が自分の「タマつぶし」にあることを自覚しており、ジュニアの復讐戦では一切手を出さなかった。今では、亡きアントニオに代わり、ジュニアの半保護者となっている。一人称は「ワシ」(若いころは「オレ」だった)である。
- アントニオ (声優:映画 横山やすし / テレビ 飯塚昭三)
- 百合根光三の飼い猫で、博打屋「遊興倶楽部」の片腕として働く。通称・アントン。若い頃は好き放題にやっては多くの猫達の恨みを買ったことがある(息子のジュニアがその尻拭いを受けることになる)。やがて博打をやっている時に百合根と出会い、飼われる。テツ曰く「土佐犬でも噛み殺す猫」と言われるほど喧嘩が強かったが、後に小鉄と戦った際、必殺技「タマつぶし」で右のキンタマを取られて敗北する。その後はすっかり弱ってしまい、最後はいつもいじめていた近所の犬に噛み殺された(その犬は後にテツに噛み殺された)。その死後は『堅気屋』の店内に剥製として鎮座する。若い頃に恨みを買った猫を始め、さまざまな騒動に巻き込まれることがあり、ぺしゃんこにされたり、水につけられたり、落ち着かない剥製として存在している。一人称は小鉄とほぼ同じである。
- アントニオJr. (声優:映画 横山やすし(二役) / テレビ(一期前半)山ノ内真理子、(一期後半〜) 太田淑子)
- アントニオの息子。通称はジュニア。デタラメな父親と違って思いやりがあり、律儀な性格である。赤子の頃に父親によって彼を産んだ母親に捨てられる境遇に遭ったとジュニア自身が小鉄に語ったことがある。小鉄同様、放浪の旅から帰った後、テツの企みで小鉄に対し父の復讐をすべく決闘するが、小鉄の捨て身の説得により和解し、以後は小鉄を慕うようになった。毎年春や秋になるとノイローゼになってしまう。シンボルの赤マフラーはガウンの切れ端で、仲間を失った苦い思い出に因む。よく退屈凌ぎに小鉄の放浪に同行することもある。小鉄が話したがらない、無頼時代のことを聞き出すのが好き。一人称は「オレ」である。
他にマサルの母、ヒラメ・丸太の母、丸山タカ(ミツルの母)、レイモンド飛田の秘書、釜地捨丸(かつての鑑別所所長)、鍼灸師の周センセ、様々な猫(第2話で登場した小鉄を倒せば就職ができると言って野良猫だった頃の小鉄に襲いかかった猫の父子など)、小鉄達と勝負した犬(第3話でお地蔵さんの所で飼い主と一緒に便所をしていた所を、ちょうど百合根と一緒に散歩していたアントニオに気づかれて勝負を挑むが、逆転にされて倒されてしまったブルドックなど)が登場。また、映画版ではテツの遊び仲間をオール阪神・巨人が演じていた。
テレビアニメ
1981年秋から毎日放送(MBS)の企画・制作でテレビアニメ化された。
放送終了後も、MBSでは引き続き著作権を保持し続け、マスターも所持していたことから(通常は数年経過すると放送局側の権利は失効する)、1990年代半ばまで幾度も繰り返しテレビアニメの再放送が行われていた。また、MBSと関連会社の形となっている福岡のRKB毎日放送でも、夏休みなどの長期休暇中には毎年のようにリピート放送していた。しかし、最近はMBS、RKB両方共再放送が見られない。背景には近年の全国的に見られる夕方ワイド枠の確立などによる、いわゆる「再放送時間枠」の縮小が考えられる。近年ではUHF局やCS局などで再放送されていることがある。
前記の通り、毎日放送が権利を保持し続けていたにもかかわらず、広島地区では、1980年代後半に、同じTBS系列の中国放送(RCC)ではなく、系列外の広島テレビ(HTV。NTV系)が、第1シリーズの再放送を平日夕方に行っていたことがある。
こうした措置が取れたのは、当時RCCに適当な再放送枠がなかったことに加え、かつてMBSがNETテレビ・東京12チャンネル系だった頃、本来のNETテレビ系列局だった広島ホームテレビ(UHT→HOME)のみならず(当時はテレビ新広島(TSS)は未開局)、RCC(ラジオ及びネットチェンジ後のテレビは同系列)やHTVにも番組販売やスポンサードネットを行っていた為に若干関係が残っていたことや、広島県内の民放局全てに中国新聞の資本が入っているため、兄弟会社的な関係となっているためか、比較的融通しやすかったためとも考えられる。
また、中京広域圏でも、本放送を放映した中部日本放送(CBC)に放送枠がなかったためか、腸捻転時代かつ変則ネット時代(〜1973年まで)に系列関係(NETテレビ・東京12チャンネル系)だった中京テレビ(CTV。現在は日本テレビ系に一本化)で再放送を行ったことがあった。朝7時にサンテレビで再放送されていた。
第1シリーズ
映画作品が好評を博したため、毎日放送(MBSテレビ)制作で1981年10月3日から1983年3月25日まで計64話放送された。声優陣はチエ・テツ・ミツル役以外はほとんどが交代しているが、関西出身の声優や関西で活動する俳優・子役らで固められ、大阪弁のセリフ回しは極めて自然。高畑勲のこだわりが活きた結果であろう。 また、オープニングアニメーションは映画版のものが多く転用されている。
当初は関西地区では土曜日の夕方17:00からの放送で、視聴率も好調だった(最高視聴率で29.1%を記録)が、ローカルセールス扱いだったためその他の地区では異時ネットだった事から、全国ネット扱いにしたいTBSの意向もあり1982年4月から金曜日19:00(ドラえもんの裏の枠)に移った。この枠はプロ野球中継などで放送されないこともあり、終了時期を早めたとも言われている。もっとも、関西地区では常に高視聴率を維持しており、放送が終了した最大の原因は、アニメの放送が原作の連載に追いつき、原作のストックが無くなったことである。
スタッフ
- 原作:はるき悦巳
- プロデューサー:仙石鎮彦
- 美術監督:早乙女満
- キャラクター設計:小田部羊一
- 録音監督:加藤敏
- 撮影監督:三沢勝治
- 音楽:風戸慎介
- 録音ディレクター:鈴木清司
- 編集:掛須秀一
- 文芸担当:山崎敬之
- 制作担当:尾崎隠通
- チーフディレクター:高畑勲
- 脚本:城山昇、篠崎好、宮本昌孝、高屋敷英夫
- 作画監督:才田俊次、宇田川一彦、小田部羊一、清山滋崇、丹内司、朝倉隆、北原健雄、木下ゆうき、星川信芳、友永和秀、小林一幸、小原秀一
- 原画:後藤紀子、池田淳子、星川信芳、松田芳明、島崎克実、高田三郎、荒井学、牟田清司、島田英明、木下ゆうき、富山司、石津和子、青島正和、辻初樹、野崎温子、平山智、尾形重夫、札木幾夫、西島よしたか、本宮真弓、三上貴文、道下有希子、高坂希太郎、鳥居愛緒、半田由利、堀本善法、山沢実、松田芳明、保田康治、斉木美恵子、堀越新太郎、村松尚雄、吉田正宏、相沢まり子、渡部高志、中山和子、谷平久美子、小堀英子、大森利之、鈴木マリ子、中矢卓、鈴木澄江、吉田忠勝、佐々木よし子
- 動画:富沢洋子、松本昌代、高坂希太郎、根岸博文、安藤範雄、簗田由実、松原徳弘、遠藤徹哉、斉藤真理子、松本小百合、深水正人、中島英子、三上貴文、野口昇子、内海みゆき、本宮真弓、大西雅也、北川貴子、深谷米子、柳沢哲子、阿部卓司、当麻公子、石原嘉子、山田光洋、内田義弘、川口智子、大久保富彦、永井恵子、飯田つとむ、桑形孝子、久保田豊、長谷川仁、大森利之、寺沢伸介、志村泉、小堀英子、町田由美、山崎久美、小林幸子、渡辺久美、奥野浩行、高橋幸江、田口裕美子、斉藤喜代子、水谷キヨ、祝浩司、矢野順子、渡辺由加里、山内薫、寺田清美、小宮尚彦、小林真理子、蒲木のぶお、井上直宏、国井睦、小谷久美子、中林睦雄、安田紀子、橋本明美、比留田真弓、小川祐子、山中仁子、川崎博嗣、田中美鈴、千田尾秀一
- 色指定:細内陽子
- 仕上・彩画:スタジオマリーン、スタジオロビン、マキプロダクション、ホクサイ、遊民社、IMスタジオ、スタジオキリー、アニメワールド
- 美術設定:吉崎正樹、村上律子
- 背景:早乙女プロダクション、ポップ、みにあ〜と、アートランド、アルファ、アトリエラスコー
- 撮影:旭プロダクション
- 録音技術:中田順一
- 効果:倉橋静男
- タイトルデザイン:高具アトリエ
- 演出助手:佐藤博明、比留間敏之、棚沢隆
- 制作進行:家野喜世史、岩田幹宏、木村健吾、石川隆、森木徹、佐々木公史、斎藤俊哉、柳内一彦
- 録音:東北新社
- 現像:東映化学
- 演出:佐々木正広、武元哲、横田和善、秋山勝仁、安室克也、佐々木正光、御厨恭輔、三家本泰美、北原健雄、石田昌平、安濃高志、佐藤博明、山田勝久
- 製作:毎日放送、東京ムービー新社
主題歌
※テロップでは「ジャリン子チエ」となっている。
- エンディング「ジュー・ジュー・ジュー」(フォーライフ・レコード)
- 作詞:はるき悦巳
- 作曲:惣領泰則
- 編曲:惣領泰則
- 唄:中山千夏
オープニングテーマの「バケツのおひさんつかまえた」は、漫画の中でテツが歌っていたりするが、若干歌詞が違う。
第2シリーズ
1991年に「チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ」として同じく毎日放送制作で全39話放送された。こちらの方は、関西地区と西日本の一部の地区で放送されたのみである為、関東地方では現在に至るまで放送されていない。主要なキャラクター以外の声優は第1シリーズとはまた違う俳優に代わっているものが多い。また、当時のりお・よしおが解散状態にあったためミツル役の上方よしおは出演していない。土曜17時から放送されていたが、翌1992年2月に急遽火曜19時に放送時間が変更された。
MBSにおける、第1シリーズのリピート放送が高視聴率を上げ続けたため、それに続く定番化を狙って企画放映された。しかし、高畑勲を始めとした日本アニメ黄金時代を支えた主要スタッフの参加した第1シリーズから製作スタッフは全面的に入れ替わっており、視聴率的にも奮わなかった。結果として、新作である第2シリーズがリピート放送である第1シリーズに視聴率の面では後塵を拝するなど、あまり芳しい結果は残せなかった。
スタッフ
- 企画:増田広宣、山口清志、松元理人
- プロデューサー:谷紳一郎、菅野章子、菅野俊秀、大場龍男、尾崎隠通
- 美術監督:土師勝弘
- 撮影監督:斎藤秋男、伊藤修一
- 録音監督:加藤敏
- 制作担当:小島哲
- 音楽:中村暢之
- キャラクター・デザイン:才田俊次
- 監督:横田和善
- 製作:東宝株式会社、東京ムービー新社、毎日放送
主題歌
- オープニング「絶唄!!とっぴんしゃん音頭」(東芝EMI)
- 作詞:紅玉
- 作曲:工藤崇
- 編曲:多田光裕
- 歌:中山千夏
- エンディング「三日月ロンリネス」(東芝EMI)
- 作詞:帆刈伸子
- 作曲:羽場仁志
- 編曲:多田光裕
- 歌:佐々木真理
第1シリーズ、第2シリーズともにDVD-BOXがバンダイ・ビジュアルより発売された。
舞台作品
- 浪花人情おもろい町(1999年10月 大阪・新歌舞伎座)
- 浪花人情パラダイス(2000年8月 名古屋・中日劇場)
- 人情喜劇おもろい町(2003年8月〜10月 全国公演)
いずれの公演でも竹本テツは赤井英和、竹本ヨシ江は音無美紀子が演じている。
80年代にはガッツ石松主演(テツ役)で舞台化されている。
パチンコ・パチスロ
パチンコで2回、パチスロで1回タイアップがあるが、すべてメーカーが異なる。
- パチンコ
- パチスロ
テレビCM
キャッチコピー「今はギャラクシアンの時代やで」
テレビゲーム
- じゃりン子チエ ばくだん娘の幸せさがし(1988年、ファミリーコンピュータ、コナミ)
- 必殺パチンコステーションnow8 じゃりン子チエ(2001年3月15日、プレイステーション、サン電子)
- SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.04 じゃりン子チエTHE花札(2001年11月29日、プレイステーション、バンダイ)
作品の舞台
- 原作は大阪市西成区萩之茶屋一帯、アニメ版は新世界一帯がモデルと言われている。チエの住んでいるという「頓馬区西萩」は、かつて実在した西成区西萩町がモデルとされているが、現在では区画整理により「西萩町」の名前は地図から消えている。
- ただし西萩町説を否定する説も根強い。例えばチエの通っている小学校は、西萩町(現在の花園北二丁目付近)に実在する大阪市立弘治小学校というよりは、改築前の大阪市立萩之茶屋小学校(南海の線路沿い。萩ノ茶屋駅から見てほぼ北方向)の方が酷似している。また、原作と実際の西萩町では町並みが違うなどの理由があげられる。
- 舞台の一つとしてよく登場する電車駅の雰囲気は、実在する南海の今宮戎駅や萩ノ茶屋駅にそっくりである。「西萩町」との関係からすると、おそらくモデルは後者であろう。
- チエ一家が遊園地に行くエピソードがあるが、移動時に乗っている電車から推測するに、南海本線の「みさき公園」ではないかと思われる。
- 近鉄玉手山遊園地説、狭山遊園説もあるが、観覧車から見える広い海からして違うと思われる。ちなみに、原作では淀屋橋駅から京阪電車に乗り換え、金閣寺に行った。チエの歌は、京阪特急車内から始まり、市バス(214系統…現在は205系統である)車内、金閣寺舎利殿前まで続いた。
- 小鉄とジュニアの遊び場や、テツやチエが活躍する舞台の一つに「ひょうたん池」がある。連載当初の風景や他のモデルの場所の位置から、天王寺公園北部、茶臼山に面している「河底池」と思われる。現在は公園自体が有料化されているが、1980年代までは自由に出入りできて、貸しボートもあった。また、第4巻ではテツが「バケツのおひさんつかまえた」を歌っているので、作者の思い入れのある場所の一つと思われる。
補足
MBSでテレビアニメが開始される半年前の1981年4月12日、関西テレビ制作・フジテレビ系列の『花王名人劇場』の枠で「アニメDEマンザイ・じゃりン子チエ」が放映された。劇場版アニメの公開に合わせた企画で、アニメと実写を合成した内容であった。劇場版・MBS版でテツの声を担当した西川のりおが、アニメのテツと“共演”した。
映画公開に先駆けて、東宝より「じゃりン子チエ通信」というB6半裁のリーフレットが発行された。全5冊、1冊300円だった。
関連項目
出典・脚注
- ^ 関西じゃりン子チエ研究会『「じゃりン子チエ」の秘密』(データハウス 2007年)p7
外部リンク
| 毎日放送 土曜17時台前半 |
| 前番組 |
番組名 |
次番組 |
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じゃりン子チエ
(1981年10月 - 1982年3月)
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| 毎日放送制作・TBS系 金曜19時台前半 |
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じゃりン子チエ
(1982年4月 - 1983年3月)
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| 毎日放送 土曜17時台前半 |
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チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ
(1991年10月 - 1992年1月)
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| 毎日放送 火曜19時台前半ローカル枠 |
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チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ
(1992年2月 - 1992年9月 )
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