すばる望遠鏡 とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋大型光学赤外線望遠鏡、愛称すばる望遠鏡(-ぼうえんきょう、英:Subaru Telescope)とは、アメリカ・ハワイ島のマウナ・ケア山山頂(標高4,205m)にある日本の国立天文台の大型光学赤外線望遠鏡である。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 すばる望遠鏡 出典: 『はてなダイアリー』 関連商品
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1999年1月ファーストライト(試験観測開始)。建設総額は400億円。システム設計・建設のほとんどは三菱電機が請け負った。国立天文台が建設準備を進めていた当初のプロジェクト名は「日本国設大型望遠鏡」(英語名:Japan National Large Telescope, JNLT)だった。建設が始まった1991年に望遠鏡の愛称の公募が行われ「すばる」が選ばれた。
主鏡に直径8.2m、有効直径(実際に使われる部分の直径)8.2mという世界最大の一枚鏡をもつ反射望遠鏡である。主鏡はアメリカのコーニング社とコントラベス社によって、7年以上もの歳月を費やして製造された。なお、分割鏡を含めた光学赤外線望遠鏡の中で最大のものはアメリカのケックI望遠鏡およびケックII望遠鏡(それぞれ有効直径約10m)である(2006年3月現在)。
すばる望遠鏡には高度な技術が多数使われている。例えば、コンピュータで制御された261本のアクチュエータにより主鏡を裏面から押すことにより、望遠鏡を傾けた時にできる主鏡の歪みを補正し常に理想的な形に保たれている(能動光学)。また、天文台の建物そのものの形状を工夫することで空気の乱流を防ぎ星像の悪化を防いでいる。特にこの形状は内部からの放熱での乱流を防ぐのには、通常の半球形の施設より適しての採用となった。
これらの観測装置によって可視光から赤外線領域をカバーする観測が可能な仕組みとなっている。撮像を目的にした装置と分光観測を目的とした装置を、観測対象に応じて4つある望遠鏡焦点のいずれかに取り付けることで、広い範囲の波長をカバーする[3]。なお、新しい観測装置は、各大学や国立天文台にて開発研究が進められている(国立天文台の項を参照)。[4]
「HDS:高分散分光器]、「IRCS:近赤外線分光撮像装置」及び「Suprime-Cam:広視野主焦点カメラ」が、国立天文台ハワイ観測所開設の最初の時期に設置した観測装置である。その後、岡山天体物理観測所等で行われた開発に基づき新たに開発された機器「COMICS:冷却中間赤外線分光装置」や「FOCUS:微光天体分光撮像装置」を設置し観測に利用している。また、太陽系外惑星発見などを目指して開発された「CIAO:コロナグラフ撮像装置」によって、「連星系」や「太陽系外惑星系」の観測が行われる。また、大規模光学系を有効に活用するために、東北大学のチームが中心となって開発した「MORICS:多天体近赤外分光撮像装置」が設置されて現在にいたる。
今後の観測機器に関しては、主焦点カメラの撮像範囲を拡げるために「モザイク型CCDカメラ」を開発し、新たに開発する収差補正光学系からなる予定の「Super Suprime-Cam」と、太陽系外惑星をピンポイントで観測するために、コロナグラフフィルターの精度と、伴に、補正光学系を改良した「Hi CIAO」の開発を実施している。
観測補助装置としては、浜松ホトニクス社の開発した波面センサーによる補償光学装置や理化学研究所にて開発されたレーザーガイド星装置などがあり、高分解能かつ高精度(レイリー限界やドーズ限界に限りなく近くする)の観測が可能なように配慮している。ただし、波面センサーの分解能に関しては、これからも研究開発が進むことによって、将来更に解像度を上げた装置になる予定でもある。
高分散分光器と低分散分光器の違いについて。
高分散分光器は、分光像を焦点レンズなどを用いて拡大することによって、精密な分光像が得られる装置。難点は、焦点レンズによって拡大されるため、分光像が暗くなってしまうことである。そのため、有る程度の口径か、もしくは高感度のセンサーが必要となる。後者の場合には、暗電流等の問題があるため、通常は用いられない。 低分散分光器は、分光像をそのまま撮影できるようにした装置のこと。具体的には、光学プリズムや解析格子などを用いて得られたスペクトルをそのまま表示もしくは撮像できる装置である。特に、太陽観測や惑星科学観測などで用いられる。
世界最大級の一枚鏡であり、かつ、薄いガラスを用いた反射鏡の精度を維持するために、動的支持装置(Active Support)を搭載している。この支持装置は、鏡面精度を常に 100 nm (10 − 7m) の桁に保つための装置である。コンピュータで制御された261本のアクチュエータにより主鏡を裏面から支持することにより、望遠鏡の姿勢変化による主鏡の変形を0.1秒に1回の頻度で自動的に微調整している。
地球大気の乱流などもっと速い変動に起因する星像の揺れを実時間で直す装置(補償光学:Adaptive Optics)は2000年12月よりカセグレン焦点に設置されている。これにより近赤外線では回折限界(Diffraction limit)に迫る星像が得られている。さらに赤外ナスミス焦点に人工星(レーザーガイド星)を使った更に高精度な補償光学系を開発し、2006年10月にファーストライト(初観測)に成功した。
これらの技術によって天体の解像度の高い画像を得るとともに、光を一点に集中することにより遠方にある微かな光を放つ銀河や星雲などの観測性能を大幅に向上させる。
COSMOSプロジェクトは現在予定されている、ヨーロッパ宇宙機関の観測プロジェクトである、プランク衛星(これは、WMAPの後継観測計画であり、より精度の高い観測的宇宙論観測。)やアメリカ航空宇宙局(NASA)の南極点望遠鏡衛星計画とも連動している。具体的には、宇宙の大規模構造によって生じる重力レンズ効果によって遥か彼方の銀河の映像が歪むことを観測し、これによって大規模構造上に存在する可能性のある、ダークマターやダークエネルギーの量を測定する計画のことである。
本望遠鏡の建設においては、技術の限界への挑戦でもあったため、悲しい事故も起こっている。マウナケア山頂にて、望遠鏡を収めるドーム施設の建設中に数名の作業員の方がなくなっている。しかしながら、望遠鏡本体の運搬業務を行った日本通運アメリカや建設会社の名前も忘れてはならないのである。
建設及び維持の全費用を日本側が捻出していても日本側がいつでも自由に使用出来るワケでは無く、地主であるアメリカ側の大学との取り決めで、半分ほどの時間は世界中の研究者に貸し出さなければならない。世界中から観測の希望が絶えない為に、観測スケジュールは半年先までビッシリと埋まっている。
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