アルシャード とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋アルシャードは、2002年7月に「新世紀スタンダードTRPG」と銘打ってエンターブレインから出版されたテーブルトークRPG。著者は井上純弌、F.E.A.R.。2005年7月に改訂新版にあたる「アルシャード フォルティッシモ」(「アルシャードff」)がリリースされた。また、2006年8月にはアルシャードffとほぼ同一のシステムを使用した現代ファンタジーRPG「アルシャードガイアRPG」が発売された。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 関連商品
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神話に出てくる神々の力を受け継いだ英雄「クエスター」と、宇宙を蝕む虚無の勢力「奈落」との戦いを描いたテーブルトークRPG。ゲームの舞台となる世界は、『アルシャード』(初代)および『アルシャードff』ではテクノロジーが比較的発達したファンタジー風の異世界であるミッドガルド、『アルシャード・ガイアRPG』では現代の地球である。また、スタンダードRPGシステムの他のゲームの中には『アルシャード』シリーズにデータをコンバートすることが可能なものもあり、それにより別のゲームの世界を舞台に『アルシャード』の冒険を楽しむこともできる。(もしくは逆に別のゲームのキャラクターを『アルシャード』の世界で活躍させることもできる)
『アルシャード』は「今の日本人のゲーマーのための、スタンダードなテーブルトークRPGを作る」という意図の下に製作されたテーブルトークRPGであり、スタンダードRPGシステムの展開の中心に位置するゲームでもある。
デザイナーの井上によると、日本のテーブルトークRPGが『ダンジョンズ&ドラゴンズ』と『ソードワールドRPG』の二大ゲームのヒット以降「スタンダードなゲームスタイルはこれらに任せて、これから新しく作るゲームはニッチな需要に手堅く対応していこう」という流れが強くなり新しい時代にマッチしたスタンダードを作ろうとする意欲的な作品が現れなくなってしまったことに危機感を抱いて、「21世紀の日本市場にマッチした新しいスタンダードスタイルのRPG」を自ら作ることを目指したのだという。
システム面では、それまでの多くのテーブルトークRPGがプレイに長時間を要していたのに対し、短時間でプレイ可能でありながらもこれまでのテーブルトークRPGに劣らない満足感を得られることを主眼にデザインされている。このため、キャラクター作成の手間を省く「サンプルキャラクター」、シナリオ導入簡略化のための「ハンドアウト」、シナリオ目的の明文化「クエスト」、ストーリー上またはゲーム上重要ではないの冗長な部分を省く「シーン制」、とにかく彼を倒せばシナリオ終了であるところの「BOSS」、など本作が初出の概念ではないが、プレイを円滑に進めることに効果があるとされるルールを導入している。
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」や「ソード・ワールドRPG」の後継たらんとも読める刺激的なまえがき、「新世紀スタンダードTRPG」という惹句、豊富なサプリメント出版などにより、アルシャードのシリーズ展開は「冬の時代」後のRPGムーブメントの一つの流れを形成した。
サプリメントによる頻度の高いデータ追加によって、ゲームバランスが変動していくことを肯定しているゲーム性は、多くの国産RPGよりも、D&Dなどの海外製RPGのパワーゲーム志向に近い。実際、国産ゲームの中ではデータ量やサプリメントが群を抜いて多い。
『アルシャード』シリーズの第一弾。ゲームの背景世界であるミッドガルドは、北欧神話をベースにした中世ファンタジー風世界であるが、テクノロジー信奉者の『真帝国』が悪役として配置され、伝統的なファンタジーの枠を超えたメカなどのSF風ガジェットも豊富である。この世界で、シャードと呼ばれる滅びた神々の欠片を手にしたプレイヤーキャラクター(クエスターと呼ばれる)が、世界の敵である奈落や真帝国と戦い、理想の世界アスガルドを目指して冒険する。
井上には、従来のテーブルトークRPGの世界設定が、コンピュータRPGなどと比べて保守的であるとの問題意識があり、二十一世紀にふさわしいファンタジーとして、バイク、銃器、飛空艇、アンドロイド、ライトセーバー、戦車、ハンドヘルドコンピュータ、巨大ロボット、近代的軍隊といった近代・未来風ガジェットの導入を図った。ファイナルファンタジーシリーズなどの日本製コンピュータRPGの多くとも共通項を持つこうした「新しいファンタジー」の世界設定を指して、「新世紀スタンダード」と詠ったのである。
『アルシャード』シリーズの第二弾で、初代『アルシャード』の改訂新版に当たる。
アルシャードは順調にサプリメントを発売していった結果、ゲームバランスの悪化やキャラクターメイキングに必要なデータがいくつもの本に分散するといった問題に直面するようになった。そこで、データ整理のために、今までの全てのデータをもう一度新しいルールフックと新しいサプリメントに再編集して出しなおすというバージョンアップを行ったのである。こうして2005年7月に発売されたのが、アルシャードの第2版(1.5版であるとも いう)にあたる「アルシャード フォルティッシモ」(「アルシャードff」)である。
基本的なルール構成はそのままに全てのデータを見直したこのバージョンは、あらゆる意味で今までのアルシャードよりも優れているという意味でフォルティッシモ(より強く)というタイトルがつけられた。
今までゲームを買ってきたユーザーに、もう一度ほぼ同じ内容のものを買わせるというのは商業的な難しさがあると言えるが、ダンジョンズ&ドラゴンズの3.5版への版上げのような先例もあり、決断がなされた。実際にはほとんどのデータはバランスよく見直されていて、全く新しい追加要素もふんだんにあるため、ユーザーはこの判断を比較的好意的に受け入れているようである。
2007年11月の時点で、アルシャード(初代)の要素のほぼ全てがアルシャードff(およびアルシャードガイア)のサプリメントにより再現可能となっている。F.E.A.R.は公式サイトにて、まだサプリメントをそろえていないユーザーのために、旧版のデータをアルシャードffにコンバートするためのデータを無料で公開している(ただしこれはあくまで最低限のコンバートしただけであって、アルシャードffやアルシャード・ガイアのサプリメントに掲載されている旧版のアップデートデータとはゲームバランスが全く異なっている)。
2006年8月、アルシャードffとほぼ同一のシステムを使用した現代ファンタジーRPG「アルシャードガイアRPG」(菊池たけしとの共著)が『アルシャード』シリーズの第三弾としてファミ通文庫から発売された。こちらの舞台はブルースフィアと呼ばれる現代地球で、クエスターは奈落に汚染された敵と戦い、日常の平和を守る。
アルシャードフォルティッシモとの互換性は高く、双方のクラスやデータを混ぜて遊ぶことが可能となっている。この共通システムはガイア発売時に「スタンダードRPGシステム」と名付けられた。
アルシャードガイアもまた「スタンダード現代魔法ファンタジー」を謡い、ファンタジー以上に保守的であったTRPGの「現代もの」というジャンルに風穴を開けるべき様々な要素の導入を行っている。 「魔法や超能力や剣術の使い手が現代の闇に潜む魑魅魍魎を狩る退魔もの」という旧来からのスタンダードな現代伝奇やロー・ファンタジーのコンセプトを受け継ぎつつも、戦闘魔法少女や装着ヒーローなどのSFアニメ的ガジェットや、パラレルワールドやタイムトラベルが強くからむセカイ系の世界観などの、近年のライトノベルやノベルゲームなどによく見られるような「新しい伝奇SF」の流れをふんだんに取り入れており、これを井上は「スタンダード現代魔法ファンタジー」と名付けたのである。
プレイヤーキャラクターの作成は、自由度の高いマルチクラス制となっている。ゲームごとに用意されたキャラクタークラスの中から三つまでを選択することでキャラクターは作成される。
クラスの選択によりキャラクターの能力値が自動的に決定される。また、クラスごとに専用の「特技」や「加護」といわれる特殊能力が習得できる。
キャラクターのレベルは、選んだクラスのレベルの合計となるため、初期作成では3レベルとなる。
行為判定は上方判定に属する。使用されるランダマイザーは六面体ダイス二つ(以後2d6と表記)である。
「2d6+能力値」で得た数値が行為判定の目標値以上ならば判定は成功とみなされる。なお、2d6で出た出目が12ならばクリティカルが発生し、最終的な達成値に関わらず行為判定は自動成功する。 逆に出目が2ならばファンブルが発生し自動失敗の効果となる。
シナリオの進行にはシーン制が採用されている。 また、1回のセッションはオープニング、ミドル、クライマックス、エンディングの4つのフェイズに分けられ、1回のセッションで1本のシナリオを確実に消化することを目指す仕組みになっている
『アルシャードff』および『アルシャード・ガイアRPG』ではサプリメントを導入することで「シナリオクラフト」という特別な遊び方でもゲームを行うことができる。シナリオクラフトとは、豊富なチャートを用いることでシナリオを作りながら同時にゲームを進行させていくという独特の遊び方であり、シナリオを事前に一切準備していなくてもゲームプレイを行うことが可能である。やり方によってはゲームマスターさえも必要としない。
すべてのPCはキャラクタークラスに応じた「加護」と呼ばれる強力な力を持つ。これはトーキョーN◎VAの「神業」や、ブレイド・オブ・アルカナの「奇跡」などと同様、セッション中の膠着状況を打破する切り札として機能する。基本的にPCだけの持つ能力だが、一部のNPCも同じ力を有する。「加護」の名称は殆どが北欧神話を中心とする神格から取られている。
武器の射程や移動距離が実数で表現されているためキャラクターの位置が戦術的な重みを持つタイプの戦闘ルールになっており、トークンや戦術マップを使用した戦闘に対応させやすい。一方で「エンゲージ」の概念が実装されているため、位置をある程度曖昧に表現することもまた可能になっている。ゲームマスターがシナリオの戦闘シチュエーションによって、位置に関する処理を厳密に処理することも曖昧に処理することもどちらにも対応できる自由度の高い運用が可能である。
なおマス目つきの戦術マップを使用する場合は、アリアンロッドの戦術マップ使用ルールを完全に無改造で使用できる(エンゲージに関するルール概念が全く同一なため)。
『アルシャード』では通常、ヒットポイントが0になっても戦闘不能になり行動が不能になるだけで即死はしない。この戦闘不能状態は戦闘終了時になれば自動的に回復する他、アイテムや特技でも回復ができる。
ただし、この戦闘不能状態で敵が殺意をもって「止めを刺す」と宣言すればキャラクターは死亡する。「止めを刺す」と言う行動は1ラウンドを消費する行動のため、敵を確実に殺すか、とりあえず戦闘不能にしておいて残りの敵を倒すのを優先するかの選択は戦術的に強い意味を持つ。
また、クエスターといわれる存在(プレイヤーキャラクターと一部のNPC)は、ヒットポイントが0になった瞬間に戦闘不能になる代わりに「ブレイク状態」になることを選択できる。
「ブレイク状態」とは瀕死の状態になったキャラクターを、シャードがマナの力で無理やりに動かしているような状態であり、一種の暴走に近い状態である。具体的には以下の特徴を持つ。
ブレイクは瀕死になったときに発動する火事場の馬鹿力ともいえる能力ではあるが、デメリットも多くあり、戦闘不能を選んだ方が生存率自体は上がることも多い。戦闘不能を選ぶかブレイクを選択するかの駆け引きはこのゲームの戦闘における大きな特徴になっている。
2006年8月、『アルシャードガイアRPG』の発売と同時に、アルシャードで使用されている基本ルールの根幹部分を「スタンダードRPGシステム」(『SRS』と略される)という名前で無料で公開することが発表された。
『アルシャード』シリーズは、ユグドラシル宇宙観といわれる多元宇宙を舞台にしている。
ユグドラシルは幾多の次元を貫き生える宇宙樹であり、全ての次元はユグドラシルの枝であり葉であるとされる。ユグドラシルは現在「奈落」という虚無の勢力の侵略を受けており、多くの枝や葉が枯れつつある。プレイヤーキャラクターは奈落に対抗できる戦士「クエスター」となり、あらゆる願いが叶うという理想郷アスガルドを見出し、全次元を奈落の魔手から救い出すのがゲームの大目的である。
ユグドラシル宇宙観では、ゲームの舞台になりうる各世界のことを枝世界(ルートワールド)と呼ぶ。そして枝世界にはさらに葉世界(リーフワールド)と呼ばれる次元が多平行世界として数従属している。これはユグドラシルを一本の大樹とみなしたとき、幹から生えている枝がそれぞれ世界であるとみなし、枝から生えている葉を、その枝世界に従属する平行世界/小世界であるとみなしているのである。
葉世界が枝世界に従属するといわれるのは、枝世界が滅びるとそれにくっついている葉世界も同時に滅びるためである。なお、時間の流れによる過去や未来もまた枝世界に対する葉世界として存在し得る。そのため、歴史改変を行うことにより葉世界であった「可能性の世界」を枝世界へと変容させ、逆にそれまでの枝世界を「可能性の世界」である葉世界へと変容させることも可能である。枝世界のひとつであるブルースフィアでは時間管理局という組織の存在が確認されており、歴史改変および歴史の修正をおこなっている。
シャードとは太古の戦争で滅んだ神々の欠片のことである。宝石の形をしている。大量の魔力(マナ)を有しており、所持者に莫大な力を与える。シャードの中には神々の意思の残滓が残っており、所持者を理想郷アスガルドへ導く。
シャードは誰でも所持できるものではない。シャード自体が選んだ者にしかその力を貸さない。シャードに選ばれた者のことをこのゲームでは「クエスター」と呼ぶ。クエスターはシャードの導き(クエスト)を受け取ることができ、クエスターはクエストに従ってさまざまな冒険を体験することになる。
シャードは所持者の運命に干渉することができるため、クエスターは必ず与えられたクエストが示す事件に関わることになる。クエストはクエスターの意志と無関係に与えられるため、シャードは祝福であると同時に呪いであるとも言われる。シャードがなぜクエストをクエスターに与えるのかは謎であり、クエストの内容も千差万別でそこに共通点は見出せない。世界の危機を救うような大掛かりクエストが与えられることもあれば、町内のトラブルを解決するという日常的なクエストが与えられることもある。一説には理想郷アスガルドへクエスターを導くための試練(成長の糧)としてクエストが与えられるのだとも言われている。ゲーム的にはクエストはシナリオの目的としてGMから与えられ、達成することで経験点となる。そしてクエストをいくつも達成していき、経験点をためて成長していき、アスガルドを目指すのである。
ユグドラシルのどこかにあるという理想郷がアスガルドである。そこに行けばあらゆる願いが叶い、宇宙の全てを自分の望む通りに作り直す力が与えられるとも言われている。しかし、それがどこにあるのかは誰も知らず、まだたどり着けた者もいないとされる。
全てのシャードは自分のクエスターをアスガルドへたどり着かせるように導きを与え続ける。アスガルドへの到達はこのゲームの究極目的である。
全ての世界を飲み込もうとする無そのもの。『はてしない物語』にでてくる"虚無"に近い。欲を持つ人の心に取り憑き大いなる力を与えることもある。奈落に侵された者たちはこのゲームの代表的な敵役の一つになっている。
ユグドラシル多元宇宙において奈落の拡大はゆっくりとであるが着実に進んでおり、多くの世界が奈落によって滅んでいる。奈落を根源的に滅亡させる手段が見つかっていないが、あらゆる願いが叶うという理想郷アスガルドにたどり着けば全ての奈落が消滅した世界を望むこともできると伝説は語っている。
ユグドラシルに連なる「枝」にあたる世界の一つがミッドガルドである。『アルシャードff』の主要な舞台でもある。
いわゆる剣と魔法のファンタジー世界だが、中世ヨーロッパ風のイメージにはこだわらず、近代的な機械技術を持つドイツ風の軍事帝国や、未来的な科学技術を持ったアルフの古代遺跡、樹海に棲む蛮族、日本風のサムライやニンジャ、チベット・モンゴル風の遊牧文化をもった異種族など、多様なイメージを背景にもつ文化が混在している世界であり、ルーンクエストやルナルサーガなどとも共通する「ごった煮ファンタジー」となっている。
ミッドガルドを席巻する強大な機械帝国。『アルシャードff』における代表的な敵役の一つであるが、絶対悪というわけではない。PCが帝国側のキャラクターになってプレイするためのデータも用意されている。
軍部が強い力を持つ軍事大国であるが、同時に機械の神デウス・エクス・マキナを奉ずる政教一致の宗教国家でもあり、軍と教会の間で対立が起こることもしばしばある。
ユグドラシルに連なる「枝」にあたる世界の一つがブルースフィアである。『アルシャードガイア』の主要な舞台でもある。
ブルースフィアはユグドラシル宇宙観において我々の住む地球にあたる世界である。魔法が存在はするが隠蔽されており、多くの人々は魔法や奈落の存在を知らずに日々を過ごしている。この世界の平和な日常を守るために、人々にばれないように奈落を退治するのが『アルシャードガイア』の基本的なゲームスタイルである。『ナイトウィザード』と世界観のコンセプトが酷似しているが、これはゲームデザインに菊池たけしが関わっているからであり、菊池自身も「『アルシャードガイア』はナイトウィザードのコンセプトを後継するものとして作った」と明言している。
ユグドラシルにおける全ての世界の神々の母。世界の原初から存在していた神であり、ブルースフィアの大地そのものでもある。ブルースフィアはこのガイアにより強固に守られていたのだが、その守護の力は近年弱まってきており、それに対応するように奈落の侵略が激しくなってきている。ブルースフィアでクエスターとなったものはシャードだけでなくこのガイアにも導かれる特別なクエスター「ガイアの戦士」となる。ガイアの戦士の中でも特にガイアの寵愛を受けている者は「レジェンド」と呼ばれ、不可能を可能にする奇跡の力を発揮することができる
神々よりもさらに以前に活躍していたといわれる巨人族。ユグドラシルに連なる様々な世界で超古代文明を築き、さらにはその世界を支配するものとして神々を、そして神々に仕える奴隷として人間などの知的種族を作り上げた。
アルフたちは極限まで進化したあげく進化の袋小路に陥り、ゆっくりと退行していった。現在では太古の超文明のほとんどは失われており、いまや自らが創造した神々よりも下位の存在である。過去の遺産にすがって生きている衰退種族ではあるが、それでもアルフのもつ超古代の遺産の力は計り知れない。
アルフは現在は個々の世界の支配権をそこに住むものたちに譲り、ウートガルドといわれる別天地で安穏とした眠りについている。しかし一部のアルフたちは地上に残り、なんらかの目的で活動をしているという。また、アルフの中で罪を犯した者は記憶と力を封じられ追放者として地上世界に落とされる。
世界の原初から存在していたという母神ガイアを発見したアルフたちが、ガイアを利用して創造した「ガイアの子ら」。それが神々である。アルフたちが地上を去ってからは世界の支配者として君臨していたが、その多くは過去の戦いで肉体を失いシャードと化している。
神々は決して滅びることはなく、砕け散ったとしてもシャードという形でその意志を残すことができる。神々、そしてシャードは今の人間たちにとっては謎につつまれた存在であり、太古の知識を失った現在のアルフたちでもその謎は解明できるものでなく、アルフにとって神々、そしてシャードはもはや畏怖すべき存在である。
ユグドラシル宇宙に連なる世界では、地球で語られている神話とほとんど同じものが他の世界にも伝わっていることがある。例えば、異世界であるはずのミッドガルドの神話に出てくる神々は、地球の北欧神話や日本神話、ギリシャ神話などに語られている神々である。
これは、神話の時代に神々がユグドラシルの各世界をまたに掛けた活躍をしており、彼らが成した偉業がさまざまな世界に伝わったためだとされる。もちろん、地球(ブルースフィア)に伝わっている神話についても、異世界での歴史的事実が神話として伝わっている事もある。例えば、北欧神話で語られるラグナロクは異世界であるミッドガルドの歴史的事件が地球に神話として伝わったものとされる。
このように、複数の世界に伝わっている神話を「源神話」と呼ぶ。