ウルトラQ とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋ウルトラQ ウルトラQ 出典: 『はてなダイアリー』 関連商品
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アメリカのテレビドラマ『アウターリミッツ』や『トワイライトゾーン』を意識して作られた特撮SFドラマ。主人公は万城目淳(星川航空パイロット)、戸川一平(パイロット助手)、江戸川由利子(毎日新報報道カメラマン)の3人で、毎回彼らが遭遇する不可思議な事件を描く。モノクロ作品であった。1966年(昭和41年)1月2日から同年7月3日まで、TBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に放送。放送当時の提供は武田薬品工業一社。
本作は当初、『UNBALANCE』(アンバランス)というタイトルで制作が決定し、1964年9月から撮影が始まった(しかしこの時点では放送スケジュールが未定であった。)。『ウルトラQ』というタイトルは(東京オリンピックの際に体操競技の難易度を示す言葉から一般的になった)当時の流行語「ウルトラC」からヒントを得、”Question”の「Q」を付加したものとされている。円谷英二が特撮技術を監修することが売りであり、国産初の本格的SF怪奇ドラマシリーズとして撮影が進められた『UNBALANCE』だったが、TBSサイドの意向により怪獣路線へと変更を迫られることとなり、同時に番組タイトルも『ウルトラQ』へと変わった。そして放送開始前に全28話分の撮影を済ませ、放映の順番を決める異例の体制をとり、満を持して1966年1月2日から放送が開始された[1]。
…とされることが多いがTBSの岡崎潔によると単に本作にスポンサーがつかず「デッドストック」になって放映が遅れただけとのこと。彼によると、この遅れはTBS社内でも度々、問題視されていたそうである。本作は国内販売が遅れすぎたため、海外販売の方が先になった。海外で売れたのち、国内販売にもハッパがかけられた。
本作は制作費が高かったので提供料も高めに設定されていたが、これがスポンサーに敬遠されていた。焦るTBSの足下を見た武田薬品は本作を安く買い叩き、ようやく放送が決定した。
買い叩かれたため本作は放映前に赤字になることが判明していた。これを埋めるために商品化計画が立ちあがったが「怪獣なんて売れないよ」という意見が圧倒多数であった。当時は「オバケのQ太郎」の商品が売れている時期であり、岡崎潔は「オバケが売れるんだったら、怪獣だって何とかなりますよ」と周囲を説得し、商品化権許諾業務を始めた[2]。
しかし本作を商品化しようという会社は中々、あらわれなかった。関係各社でも「こんなグロテスクなものをウチの商品につけるわけにはいかない」と考えていたのである。しかたなくキャラクター使用料を商品価格の5%から3%に引き下げたが、それでも付かず、放映開始になって高視聴率であることが判明して、ようやく極東ノート、昭和ノート、マルサン商店などが商品化を行なった。
このように業界内の前評判は散々だったが、本作は大反響を呼び、ほとんどの放送回で視聴率30%台に乗る大人気番組となった。複数の社から発売された本作のレコードも初版3万枚が短期に完売し、最終的にはミリオンセラーを記録するヒットとなった[3]。前述の商品化した各社もよく売れた。本作を商品化した各社は次作『ウルトラマン』の契約で優遇されることになる。TBSは不遇だった本作を商品化した恩に報いようとしたのである。
TBSは次の番組企画も円谷プロに依頼していた。円谷プロ側がこれに応え、本作の基本構成に、常時怪獣と戦う組織と、怪獣を退治する巨大ヒーローを付加するという形で具体化させていったのが、結果として本作を上回る大人気番組となり、ウルトラシリーズを今日に至る長期コンテンツたらしめた記念碑的傑作『ウルトラマン』である。
元々の企画は高価なオプチカル映像合成機を生かす作品の制作ということだった。その機械は、当時まだ世界に二台しかない米・オックスベリー社製のもので、実はこの作品の企画が誕生する以前に、フジテレビと円谷プロによるアメリカとの合作を前提とした作品の為に円谷英二が発注していた(先約が、円谷の請願と、先約方が「世界のツブラヤ」たっての頼みという事で折れたという逸話が伝えられている)ものの、その企画がお蔵入りしてしまい、キャンセルしようとしたがすでに船便で日本へ向かっている最中だった。円谷プロが自腹で購入するにはあまりに高額で不可能であったが、当時TBSのディレクターであった円谷一の口添えでTBSが購入を肩代わりする事になり、それを使った特撮ドラマを円谷プロで製作するという契約が結ばれ、本作品の制作が行われた。もちろんTBS側にも成算は一応あり、本作は「世界のツブラヤ」の知名度を生かして、海外販売されることが前提とされた。本作品はこの機械を活用するために劇場映画用と同じ35mmフィルムで撮影された。テレビ映画は通常16mmフィルムを使用するが、当時映画界からの要請で(映画との差別化のために)、テレビ局には35mmテレシネ用プロジェクターを導入出来なかった。しかし、円谷英二は「16mmのクォリティでは特撮は出来ない」と言い、その代わりに放映用フィルムとして16mmに縮小するという手法が採られた。なお、本作品のBGMには音楽担当の宮内國郎が作曲した東宝映画「ガス人間第一号」の曲が流用されているが、特に怪獣登場シーンやクライマックスシーンに流れた曲はうってつけで、まさにウルトラQワールドに欠かせない名曲である。本作品後、宮内は『ウルトラマン』も引き続き音楽を担当する。
1985年に全話、全カットを収録したフィルム・ブックス ウルトラQ(全7巻・絶版)が小学館より刊行され、平成になってから藤原カムイによって、基本的に原作に忠実な漫画化がされている。
※本作は大変出演者が多いので、以下の基準で記す。
(監督、脚本、特技監督は放映リスト参照)
本編
特殊技術
※各怪獣の詳細はウルトラQの登場怪獣を参照。
| 放送日 | 話数 | 製作N0. | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | スタッフ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1966/1/2 | 1 | 12 | ゴメスを倒せ! | 古代怪獣ゴメス 原始怪鳥リトラ |
監督-円谷一 特技監督-小泉一 脚本-千束北男 |
| 1966/1/9 | 2 | 11 | 五郎とゴロー | 巨大猿ゴロー | 監督-円谷一 特技監督-有川貞昌 脚本-金城哲夫 |
| 1966/1/16 | 3 | 5 | 宇宙からの贈りもの | 火星怪獣ナメゴン | 監督-円谷一 特技監督-川上景司 脚本-金城哲夫 |
| 1966/1/23 | 4 | 1 | マンモスフラワー | 巨大植物ジュラン(マンモスフラワー) | 監督-梶田興治 特技監督-川上景司 脚本-金城哲夫、梶田興治 |
| 1966/1/30 | 5 | 15 | ペギラが来た! | 冷凍怪獣ペギラ | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-川上景司 脚本-山田正弘 |
| 1966/2/6 | 6 | 8 | 育てよ! カメ | 大亀ガメロン 怪竜 乙姫 |
監督-中川晴之助 特技監督-小泉一 脚本-山田正弘 |
| 1966/2/13 | 7 | 20 | SOS富士山 | 岩石怪獣ゴルゴス | 監督-飯島敏宏 特技監督-的場徹 脚本-金城哲夫、千束北男 |
| 1966/2/20 | 8 | 10 | 甘い蜜の恐怖 | モグラ怪獣モングラー | 監督-梶田興治 特技監督-川上景司 脚本-金城哲夫 |
| 1966/2/27 | 9 | 13 | クモ男爵 | 大蜘蛛タランチュラ | 監督-円谷一 特技監督-小泉一 脚本-金城哲夫 |
| 1966/3/6 | 10 | 25 | 地底超特急西へ | 人工生命M1号 | 監督-飯島敏宏 特技監督-的場徹 脚本-山浦弘靖、千束北男 |
| 1966/3/13 | 11 | 17 | バルンガ | 風船怪獣バルンガ | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-川上景司 脚本-虎見邦男 |
| 1966/3/20 | 12 | 7 | 鳥を見た | 古代怪鳥ラルゲユウス | 監督-中川晴之助 特技監督-川上景司 脚本-山田正弘 |
| 1966/3/27 | 13 | 27 | ガラダマ | 隕石怪獣ガラモン | 監督-円谷一 特技監督-的場徹 脚本-金城哲夫 |
| 1966/4/3 | 14 | 16 | 東京氷河期 | 冷凍怪獣ペギラ | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-川上景司 脚本-山田正弘 |
| 1966/4/10 | 15 | 21 | カネゴンの繭 | コイン怪獣カネゴン | 監督-中川晴之助 特技監督-的場徹 脚本-山田正弘 |
| 1966/4/17 | 16 | 28 | ガラモンの逆襲 | 隕石怪獣ガラモン 宇宙怪人セミ人間 |
監督-野長瀬三摩地 特技監督-的場徹 脚本-金城哲夫 |
| 1966/4/24/ | 17 | 9 | 1/8計画 | 1/8縮小人間 | 監督-円谷一 特技監督-有川貞昌 脚本-金城哲夫 |
| 1966/5/1 | 18 | 24 | 虹の卵 | 地底怪獣パゴス | 監督-飯島敏宏 特技監督-有川貞昌 脚本-山田正弘 |
| 1966/5/8 | 19 | 23 | 2020年の挑戦 | 誘拐怪人ケムール人 | 監督-飯島敏宏 特技監督-有川貞昌 脚本-金城哲夫、千束北男 |
| 1966/5/15 | 20 | 26 | 海底原人ラゴン | 海底原人ラゴン | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-的場徹 脚本-山浦弘靖、大伴昌司、野長瀬三摩地 |
| 1966/5/22 | 21 | 18 | 宇宙指令M774 | キール星人 ルパーツ星人 宇宙エイ ボスタング |
監督-満田かずほ 特技監督-的場徹 脚本-上原正三 |
| 1966/5/29 | 22 | 2 | 変身 | 巨人 巨蝶モルフォ蝶 |
監督-梶田興治 特技監督-川上景司 脚本-北沢杏子 |
| 1966/6/5 | 23 | 14 | 南海の怒り | 大ダコ スダール | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-的場徹 脚本-金城哲夫 |
| 1966/6/12 | 24 | 22 | ゴーガの像 | 貝獣ゴーガ | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-的場徹 脚本-上原正三 |
| 1966/6/19 | 25 | 3 | 悪魔ッ子 | 悪魔っ子(幽体リリー) | 監督-梶田興治 特技監督-川上景司 脚本-北沢杏子 |
| 1966/6/26 | 26 | 19 | 燃えろ栄光 | 深海生物ピーター(アリゲトータス) | 監督-満田かずほ 特技監督-的場徹 脚本-千束北男 |
| 1966/7/3 | 27 | 4 | 206便消滅す | 四次元怪獣トドラ | 監督-梶田興治 特技監督-川上景司 脚本-山浦弘靖、金城哲夫 原案-熊谷健 |
| 1967/12/14 | 28 | 6 | あけてくれ! | 異次元列車 | 監督-円谷一 特技監督-川上景司 脚本-小山内美江子 |
注:第28話は、製作は行われたが本放送時には「難解だ」などの理由から放送されず、再放送時(1967年12月14日)に初めて放送され、この時には第24話として放送がなされたため、新24話とも呼ばれている。なお本放送では空いた7月10日に、放送前日に杉並公会堂で収録されたウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生が放送された。
また、第27話も当時起きた飛行機事故の影響から、本放送では最終話に延期されている。
本作品は海外で放送することも前提に制作され、本編のタイトル・スタッフを表示するタイトルテロップが別に制作されていた。そのため、1980年代の再放送や、東映からの最初のビデオの発売時では、タイトルテロップが殆ど存在しておらず、東映や各放送局は独自のテロップを本編に挿入していた。このせいで、1984年の朝日放送での再放送時は25話「悪魔ッ子」は「悪魔っ子」と誤表記で放送された。
尚上記の怪獣名は本編内では語られず、後に後付で設定されたものも少なくない。
製作順では「マンモスフラワー」が一番だが、怪獣も出ないで地味だという理由で放送は「ゴメスを倒せ」が第1話として放送された。
本作品のBGMは総数300曲近い厖大な曲数に及んでいる。汎用楽曲という“M”を冠する曲が録音され、各エピソード用に作曲されて随時録音されている。東宝特撮映画『ガス人間第一号』(音楽担当はもちろん宮内國郎)に使われたBGMが流用されているが、これらの曲を除いて新規に作曲されたオリジナル曲は251曲もある(本編未使用曲、NG曲を含む)。「ウルトラQ」のロゴが回転する有名なオープニングタイトルのバックに流れるBGM(M-1T2)は、特殊楽器が専門で奏者でもある渡邊淳が持参したウッドブロック、キハダ、胡弓、玩具類などを中心に使って演奏されている。本作品のBGMはその後、『ウルトラマン』や『快獣ブースカ』に流用されている。
本作品のテーマ曲は使われたヴァージョンが3種類あり、初期製作のうち「マンモスフラワー」、「変身」、「宇宙からの贈りもの」、「鳥を見た」、「あけてくれ!」の5作品にレコード用編集済みロング・ヴァージョン(M-2編集済OK分)が使われた(このうち「宇宙からの贈りもの」と「あけてくれ!」はアレンジしたショート・ヴァージョン、「鳥を見た」は小節の途中からアレンジされている。ちなみに市販されている本作品のDVDで「地底超特急西へ」にはアレンジしたショート・ヴァージョンが収録されている)。同じ初期製作で「悪魔ッ子」だけこのヴァージョンが使われず、その他の作品に最も多く使われたヴァージョン(M-2T2)が使われたのは、後にタイトルの撮り直しを行ったためだという。後者のヴァージョンは全28話中、21話分に使われた。現存するマスターテープのリストには、本編で使われたテーマ曲とは別に使われなかったテーマ曲(M-2T1)、テーマ曲をアレンジしたもの(M-3、M-3B)、テーマ曲の編集用素材(M-2B1、M-2B2、M-2B2T2)など6つのパターンが収録されている。「育てよ!カメ」、「カネゴンの繭」の両話は子役が主役のストーリー設定のため、それぞれの作品で別にテーマ曲が作曲されている。なお『ウルトラマン』第21話でケムラーの出現場面に本作品のテーマ曲が途中からではあるが使われている。
()内は脚本家()のない物は脚本家不明。
【「UNBALANCE」の企画書に添付されたサンプルストーリー】
【第1クール制作中に準備されたストーリー】
【第2クール制作前に作られたサンプルストーリー(原案)】
【プロット集「ウルトラQ テーマの部分」に掲載された作品】
【第2クール制作中に準備された作品】
【その他の未制作作品】
視聴率はニールセン調べ、関東地区。
なお、ビデオリサーチ調べ、関東地区の最高視聴率は1966年3月27日放送の39.2%。
| TBS系 タケダアワー | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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ウルトラQ
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