カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC、英文表記:Culture Convenience Club Co., Ltd.)は、日本の企業集団「CCCグループ(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社グループ)」を統括する持株会社である。
連結事業として、
などを行う複合量販店チェーン「TSUTAYA」を運営している。
概説
かつてはCCCがTSUTAYAのフランチャイザー業務を行っていたが、2006年に設立した子会社「株式会社TSUTAYA」へ同業務を移し、CCCは純粋持株会社となった。
音楽・映像ソフトレンタル
TSUTAYAは音楽・映像ソフトのレンタル店として日本最大手のチェーン(部門売上高、2005年度)である。さまざまな形態での店舗開発を進めてきたほか、業界5位(1999年度)であったアコムから店舗網を譲受し、3位(2004年度)であったサンレジャーをフランチャイジーとするなど、他チェーンの取り込みも行って規模を拡大してきた。2006年2月時点でのレンタル取扱店舗数は1,251店となっている。
特に渋谷駅北西にあるTSUTAYA渋谷店は、品揃えでは日本一とも言われており、陳列商品のジャンル分けも例えば
に細分されているといった充実ぶりである。ソフト化はされたがマイナー作品である故地元で見つからなかった事を理由に、遠い距離からわざわざ渋谷店まで来るマニアもいる(mixiの映像作品別コミュニティでは、作品のソフト化や設置店状況について、TSUTAYA渋谷店の情報が時々出る事がある)。
一部の店舗を除いて会員カードが共通化されており、1店舗の会員となるだけで複数店舗でのレンタルを利用できる。一部店舗では、音楽・映像ソフト以外にコミックのレンタルも取り扱っている。
オンラインDVDレンタルの分野では、CCCグループの「株式会社ツタヤ・ディスカス」が日本最大を自称している。
音楽・映像ソフト販売
TSUTAYAは音楽・映像ソフトの販売店チェーンとしても日本最大手(部門売上高、2005年度)である。CCCグループは「ヴァージン・メガストアーズ・ジャパン」、「すみや」を傘下に収めており、売上高が業界2位(2005年度)の「新星堂」とも提携している。これらの店舗に、TSUTAYAの音楽・映像ソフト販売店舗を合わせると、1,100店を超える(2006年2月)販売店網となっている。
グループ外企業との提携
CCCグループでは共通ポイントサービス「Tポイント」を展開しており、グループ外の異業種企業と積極的に提携を行っている。詳しくはティーポイントを参照のこと。
ポイント提携サービスと景表法
外部企業とのポイントサービスを展開する上で、景品表示法の対策が必須となる。 提携先には、高額商品から小額商品を扱う会社までがある為、景品表示法的な問題とクーポン施策などの効果は比例する関係になるのが、ポイントサービスの特徴である。
沿革
- 1982年 - 大阪府枚方市の枚方駅前百貨店5Fに、喫茶店兼レンタルレコード店の「LOFT」を開店。
- 1983年3月 - 「LOFT」の姉妹店として、枚方市岡東町24-14大和ビル1F・2Fに1号店である「蔦屋書店 枚方駅前店」を開業(後に移転してTSUTAYA枚方駅前本店となる)。
- 1985年9月 - 大阪府吹田市垂水町にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を設立。
- 1986年6月 - 加盟店舗への商品供給のため、日本出版販売と業務提携。
- 1988年1月 - 中古商品を取り扱うユー・ファクトリー株式会社(後のカルチュア・パブリッシャーズ株式会社)を大阪府吹田市に設立。
- 1988年10月 - マーケティング部門として株式会社アダムス(後の株式会社Tカード&マーケティング)を大阪府吹田市に設立。
- 1993年7月 - CD販売事業「TSUTAYA RECORDS」のフランチャイズ展開を開始。
- 1994年7月 - 書籍販売事業「TSUTAYA BOOK NETWORK」のフランチャイズ展開を始める。
- 1994年10月 - 『ないビデオはない』をコンセプトに掲げた都市型大型店「TSUTAYA恵比寿ガーデンプレイス店」オープン。『マルチ・パッケージ・ストア』の原型ともいえる店舗「TSUTAYA山内店」オープン。
- 1995年9月 - タイ・バンコクに「TSUTAYAプレジデント・パーク店」オープン。
- 1995年12月 - 大阪府枚方市にマルチ・パッケージ・ストアのモデル店「TSUTAYA東香里店」オープン。
- 1996年9月 - 東京都世田谷区に加盟店および社員向け研修施設「蔦屋楽舎」を開校。
- 1997年5月 - ゲームソフト販売事業「GAME TSUTAYA」のフランチャイズ展開を開始。
- 1998年4月1日 - 50円額面株式へ変更のため、形式上の存続会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(旧・株式会社芙蓉経営科学研究所)と合併し、同日、実質の存続会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は解散。
- 1998年7月 - 韓国・城南市に株式会社シーシーシーコリアとのライセンス契約による1号店「C3 CLUB盆唐本店」オープン。
- 1998年10月 - プロサッカークラブ「FC東京」の運営会社「東京フットボールクラブ株式会社」設立に際し、東京ガス、富士銀行、テレビ東京などと共に出資者となる。
- 1999年7月 - インターネットを利用したサービス「TSUTAYA online」開始。
- 1999年12月 - 渋谷ハチ公交差点正面に商品位置検索システム、シネマコンシェルジュ、音楽ダウンロード端末など、新サービスを取り入れた未来型店舗「SHIBUYA TSUTAYA」オープン。
- 2003年3月 - ローソン(現在はファミリーマートに異動)及びENEOSとの間でポイントに関する業務提携を締結(「ティーポイント」を参照のこと)。
- 2003年4月 - 東京都港区に開設された商業施設「六本木ヒルズ」内に「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」をオープン。
- 2004年3月 - レントラックジャパンへのTOBを実施し、子会社化する。
- 2004年4月1日 - 会員証の全国共通化を開始する(一部店舗を除く)。
- 2005年3月31日 - TSUTAYA STORES ホールディングスが、丸井からヴァージン・グループの日本法人「ヴァージン・メガストアーズ・ジャパン」の全株式を取得し子会社化する。
- 2005年11月 - 株式会社アイ・エム・ジェイ、株式会社デジタルスケープ、株式会社デジタルハリウッドを子会社化する。
- 2006年3月1日 - CCCがTSUTAYA事業を分割し株式会社TSUTAYAを新設、持株会社制へと移行。
- 2006年6月 - 株式会社TSUTAYAが新星堂の第三者割当増資を引き受け、新株予約権を取得する。
- 2006年7月 - 株式会社TSUTAYAがすみやの第三者割当増資を引き受け子会社化する。
- 2007年3月31日 - ローソンとのポイント提携が終了、東京ミッドタウンに本専門の「TSUTAYA BOOKS東京ミッドタウン店(KONAMI本社前店)」開業。
- 2007年11月20日 - ファミリーマートとのポイント提携開始。
- 2008年7月15日 - 株式会社TSUTAYAが7月19日から1,339店舗全店(2008年7月15日現在)で、Blu-ray Discレンタルサービスを開始すると発表[1]。
株主優待(2007年3月末時点の株主)
単元株数は100である。
| 株数 |
TSUTAYAポイント |
| 300以上 |
2000 |
| 3000以上 |
5000 |
| 10000以上 |
10000 |
グループ企業
一部を列挙する。
- 株式会社TSUTAYA
- TSUTAYAのフランチャイザー業務を行う。
- 株式会社すみや
- 株式会社TSUTAYAの子会社。
- 株式会社TSUTAYAワンダーグー
- 株式会社TSUTAYAとワンダーコーポレーションの合弁企業。
- 株式会社MPD
- 株式会社TSUTAYAと日本出版販売の合弁企業。音楽・映像ソフト、書籍などの卸売を行う。
- 株式会社TSUTAYA STORES ホールディングス
- 株式会社TSUTAYAの子会社。TSUTAYA直営店舗などの運営を統括する。
主なフランチャイジー
TSUTAYAフランチャイジーのうち、多店舗展開する企業の一部を列挙する。
- レオクラブインターナショナル
- 親会社であるスーパーマーケット 福島・新潟・栃木のリオン・ドールの店舗の一部に併設して展開(フランチャイズ展開初期~中期のころは「レオクラブ」と冠していた)。リオン・ドールコーポレーション系列。
- ウイル
- 四国地方にて店舗を展開。サニーマートグループ。
- オー・エンターテイメント
- 近畿地方、および三重県で「TSUTAYA WAY」を展開。オークワグループ。
- ゴトー
- 静岡県を基盤とし、東京都、神奈川県、愛知県、京都府にも店舗を展開。
- サンレジャー
- 業界3位(2004年度)のレンタル店チェーン「サンホームビデオ」を運営していたが、2005年にFC加盟した。小野グループ。
- すばる書店
- 千葉県、埼玉県にて店舗を展開。
- ブックエース
- 茨城県を基盤とし、福島県、千葉県、埼玉県にも店舗を展開。関東地方を中心に展開を行う。
- 精文館書店
- 愛知県を基盤とし、静岡県、神奈川県、千葉県、埼玉県にも店舗を展開。
- ダイレクトショップ
- 京滋地方を基盤とし、岐阜県、石川県、奈良県にも店舗を持つ。平和堂グループ。
- フォージィ・グループ
- 新大阪店・東三国店・吹田店とTSUTAYA RECORDSを展開。
- トップカルチャー
- 新潟県を中心に、信越地方、関東地方にて店舗を展開。
- ニューコ・ワン
- 熊本県を基盤とし、福岡県、宮崎県にも「蔦屋書店」や「TSUTAYA AVクラブ」を展開。
- ビコムキタムラ
- レンタル店チェーン「BOM」を運営していたが、2005年にFC加盟し、主に九州地方にて店舗を展開する。キタムラグループ。
- 文苑堂書店
- 富山県、石川県にて店舗を展開。
- 明文堂書店
- 富山県、石川県などにて店舗を展開。
- 新星堂
- 大手CD販売店。2006年6月にフランチャイズ契約。
- 株式会社フジ
- 中四国地方で「メディアシティ バッハ」・「バッハ書店」を展開。2007年9月にフランチャイズ契約。
- 株式会社ミナトカルチャーコンビニエンス
- 株式会社デンコードー
- 宮城県名取市に本社(登記上は仙台市宮城野区)を置くケーズホールディングス傘下の家電量販店。「TSUTAYA by Denkodo」、「WonderGoo TSUTAYA」名で、東北各地に店舗を展開している。ただし、秋田県は、高桑書店が運営する「高桑書店TSUTAYA」と重複しない地域にのみ展開している。
- エディオン
- 傘下のエイデンにより、愛知県、岐阜県にて店舗を展開。
- Misumi
- 鹿児島県、宮崎県、熊本県、大分県で書店「ブックスミスミ」と併設する形で展開。
その他
関連項目
- CDレンタル
- レンタルビデオ
- 蔦屋重三郎 - 江戸時代の浮世絵の版元。写楽や歌麿を送り出した。TSUTAYAという名前は、蔦屋重三郎にあやかり「現代の蔦屋になる」という意志を込めたことと、かつてCCC創業者の祖父が「蔦屋」の屋号を使っていたことに由来する。
- CCRE(旧:CCRエンタテインメント) - 元CCCのコンテンツ企画部門。親会社(CCC)からのMBOによる資本独立等を経て、CCRエンタテインメント(現在のCCRE)となる。
- ディースリー/D3パブリッシャー - 嘗てのカルチュア・パブリッシャーのゲームソフト部門。後に同部門スタッフが独立・転籍、ゲームソフト会社のディースリー・パブリッシャー(現:D3パブリッシャー)が設立された。現在は遊技機(パチスロ)大手・フィールズの傘下である上場持株会社・ディースリーの事業子会社となっている。
脚注
外部リンク
グループ企業
フランチャイジー

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