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キー配列 とは?

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キー配列(キーはいれつ、Keyはいれつ)、キーボード配列(キーボードはいれつ、Keyboardはいれつ)、鍵盤配列(けんばんはいれつ)とは、タイプライターテレタイプ端末鍵盤や、コンピュータキーボードの文字の並びである。

出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』


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ウィキペディア(Wikipedia)記事


キー配列(キーはいれつ、Keyはいれつ)、キーボード配列(キーボードはいれつ、Keyboardはいれつ)、鍵盤配列(けんばんはいれつ)とは、タイプライターテレタイプ端末鍵盤や、コンピュータキーボードの文字の並びである。

鍵盤の『鍵』の字が常用漢字外のため、JISでの正式名称はけん盤配列(けんばんはいれつ)だが、以下ではキー配列と通称を用いることにする。

目次

概要

アルファベットカナ共に様々なものが存在するが、英字ではQWERTY配列ドイツ語圏・チェコ語圏ではQWERTZ配列フランス語圏ではAZERTY(ASERTY)配列、カナではJIS配列が一般的となっている。 同様に、中国語における漢字入力(繁体字における倉頡法の配列など)、朝鮮語におけるハングル入力(2ボル式の配列が標準的)の配列があるがいずれもQWERTY配列である。そのためキー配列デファクトスタンダードといわれることがある。

QWERTY配列がどのように成立したかについて、現時点での定説はない。初期の機械式タイプライターにおいて、あまり高速に打鍵しすぎると印字ハンマーが干渉して故障してしまうために、よく連続打鍵される文字をあえて左右の離れた位置に配置した、という説がオーガスト・ドヴォラックポール・アラン・デービッドなどによって流布されたが、全くの俗説であり、その根拠は見出されていない[1]。一方、「わざと打ちにくくしたわけではなく、アルファベット順に準拠して並べたせいで打ちにくくなっただけだ」という説もある[要出典]

記号キーなどの配列も含めたキー配列を考えるときには、101キーボード(主に米国圏用、通常英字にQWERTY配列を用いる)、102キーボード(主に欧文圏用、101キーボードに文字キーを1キー追加)、106キーボード(主に日本語向け、通常英字にQWERTY配列、カナにJIS配列を用いる、101キーボードに日本語変換用の5キーを追加)、104/105/109キーボード(101/102/106キーボードにWindows向けの3キーを追加)、107/108/112キーボード(104/105/109キーボードに電源関係の3キーを追加)など、一般にはキーボードの種類として分類される配置がある(カナにおける親指シフトキーボードも本来キーボードの種類としてみたそれである)。

Windows向けのPC用のキーボードのキー配列と、Macintoshのキーボードのキー配列SunHPが発売している自社のUNIXマシンのキーボードのキー配列は、記号キーや特殊キーの配列がそれぞれ異なる。

Windows用キーボードでSunやHPのUNIXのようなキー配列をエミュレートするためのWindows用ソフトウェアなどが知られている。

主な配列一覧

物理配列

PC用

PC用とはIBM PC系の配列である。上述のように、USでは101/104英語キーボード、ヨーロッパでは102/105多国語(Multi Language)キーボード、日本では106/109日本語キーボードが主流である。ただし実際のキー数やキートップ上の表記は、メーカーやモデルや言語によって多少の相違がある(ノートPCは通常テンキーが無い、電源・音量・アプリケーション起動関係のキーなど)。

83キーボード
  • オリジナルのIBM PCおよびPC/XTで採用された [2] 。後のATキーボードとの対比でXTキーボードとも呼ばれる。基本的な配列はIBM PC登場以前の各社配列と大差は無いが、テンキーとカーソル移動キー等が兼用されており、NumLockキーで切り替えるのが大きな特徴である。
  • キーの内訳
    • メインキーテンキー一体化73キー(メインキー文字キー47キー、テンキー文字キー14キー、その他12キー)
    • ファンクションキー部分10キー

84キーボード
  • IBM PC/ATで採用されたため、ATキーボードとも呼ばれる。
  • キーの内訳
    • メインキー部分56キー(文字キー47キー、その他9キー)
    • テンキー部分18キー(文字キー14キー、その他4キー)
    • ファンクションキー部分10キー

101キーボード
  • 「IBM 101拡張(Enhanced)キーボード」。IBM PC/AT後期より採用された(同時にPC/XTにも採用された)[3] [4] 。横一文字のEnterキーが特徴。現在も米国では主流。後述の102/105多国語キーボードや、106/109日本語キーボードのベースでもある。
  • キーの内訳
    • メインキー部分58キー(文字キー47キー、その他11キー)
    • テンキー部分17キー(文字キー15キー、その他2キー)
    • ファンクションキー部分12キー
    • その他14キー
  • 備考
    • コンビネーションキー(Shift、Alt、Ctrl)は左右に設定(指先が不自由な人への配慮とされる)。
    • PCをメインフレームミッドレンジの端末として使う(3270/5250エミュレーション)用途を兼ねたため、以下の変更が加えられたが、特にEscやCtrlの位置がホームポジションから外れた事は多くの議論となった(従来のワードプロセッサーエディターで、コマンド入力モードとの切替用などで多用するキーのため)。
      • Escキーが遠い位置に移動(「1」の左隣から、「F1」の左へ)
      • Ctrlが下の遠い位置に移動(右下Ctrlは、端末として使う場合のEnterキー(改行用のEnterキーではなく、ホスト伝送用の日本語での「実行キー」)を兼ねている)
      • ファンクションキーの追加(3270などの12/24キーと合わせ、10キーから12キーへ)
      • 専用キーの追加(SysRqScrLkPrtScなど)
    • 現在の「101拡張(Enhanced)キーボード」の「拡張」の語源は、以下の2説がある。
      • 「PC/AT前期の84キーボードに対して、101キーボードに拡張された」
      • 「PC/AT後期の101キーボードに対して、PS/2以降の101キーボードで一部スキャンコードが変更された」
    • 日本語入力の際の「半角/全角」キーは無いので「Alt」+「~(チルダ)」で対応する。

102キーボード
  • 多国語用に、101キーボードをベースにキーを1つ追加したもの(101キーボードにおけるEnterと「L」の間)。Enterキーは逆L字型。細部は各言語用で異なる。イギリス、カナダ、フランス、イタリアなど(ただしこれら地域でも101キーボードで済ましてしまう事も多い)。
  • キーの内訳
    • メインキー部分59キー(文字キー48キー、その他11キー)
    • テンキー部分17キー(文字キー15キー、その他2キー)
    • ファンクションキー部分12キー
    • その他14キー。
→ 各言語用のメインキー部分は Keyboard Layout (英語)を参照

104キーボード
  • 101キーボードをベースに、Windowsキー(3個)を追加したもの。

105キーボード
  • 102キーボードをベースに、Windowsキー(3個)を追加したもの。

105キーボード(ブラジルABNT)
  • ブラジルポルトガル語用キーボード。102キーボードをベースにしたもの。テンキーにコンマとピリオドがあるのが特徴。
  • キーの内訳
    • メインキー部分61キー(文字キー50キー、その他11キー)
    • テンキー部分18キー(文字キー16キー、その他2キー)
    • ファンクションキー部分12キー
    • その他14キー

106キーボード
  • 「日本語106キーボード」「OADG 106キーボード」などと呼ばれる。101キーボードをベースに、日本語入力(JIS配列)で必要なキーを追加したもの(「変換」「無変換」「カタカナ/ひらがな」など)。Enterキーは逆L字型であり、正確には102キーボードがベースともいえる。日本IBMのPS/55シリーズ用に追加された5576-A01キーボードの配列が、OADGにも採用され、DOS/VおよびPC/AT互換機の普及とともに日本で事実上の標準となったもの。
  • キーの内訳
    • メインキー部分63キー(文字キー48キー、その他15キー)
    • テンキー部分17キー(文字キー15キー、その他2キー)
    • ファンクションキー部分12キー
    • その他14キー。
  • 102キーボードと拡張された文字キーの数は同じだが、スキャンコードが違うためソフト的に配列を入れ替えても同じように入力する事はできない。
  • 101キーボードに追加されたキーは「変換」「無変換」「カタカナ/ひらがな」「半角/全角」そして「゛(濁点に@とグレイヴ・アクセントを足したキー)」だと思われる。

109キーボード
  • 106キーボードをベースに、Windowsキー(3個)を追加したもの。現在はこれが主流。OADGで標準化されている[5]

その他
  • 83/84キーボードをベースにJIS配列に合わせ日本語入力を容易にした物などがある(東芝J3100キーボード、AXキーボードなど)。


Macintosh用

Apple Keyboard(英語)参照

アルファベット

アルファベットの配列は、タイプライターの伝統もあり、国・言語によってきわめて多種多様である。 また、入力の効率化のため特に工夫されたものも存在する。 ここでは主なもののみを示す。



数字の入力にShiftキーを必要とするのが大きな特徴。なおカナダやスイスのフランス語圏のキー配列は異なる。

Image:Kl azerty fr.png Image:Kl azerty fr shifted.png


Image:Kl qwerty ge.png Image:Kl qwerty ge shifted.png


記号類

国内で簡単に手に入るキーボードでは、欧文記号類の配列は大きく分けて次の2種類に分類できる。アルファベット部分はどちらもQWERTY配列である。

  • タイプライターペアリング(タイプライタ配列、US配列、米国配列、英語配列)
    電動英文タイプライターを元にした配列。シフトした「2」が「@」になるのはこのタイプ。

Image:Kl type_writer_pairing.png

Image:Kl type_writer_pairing_shifted.png


  • ロジカルペアリング(テレタイプ配列、JIS配列、JP配列、日本語配列、英国168配列)
    現在、日本でもっとも普及している配列。シフトした「2」が「"」になるのはこのタイプ。

Image:Kl logical_pairing.png

Image:Kl logical_pairing_shifted.png


ロジカルペアリングは、シフトキーによってASCIIコードの下位4ビットが変化しないという特徴があり、タイプライタペアリングを文字コード順に並べ直したような設計になっている。

なお、これは大きく分けた分類であり、実際にはそれぞれいくつかのバリエーションがある。

最近は、タイプライターペアリングは英文用ということでカナが配列されておらず、ロジカルペアリングにはカナもJIS配列されていることが多い(JISキーボード)。 しかし、1990年代の初めぐらいまでに発売されていたMacintoshは、記号類がタイプライターペアリングでカナがJIS配列という折衷型が標準だった。古いUNIXワークステーションも記号類はタイプライターペアリングのものが多い。いずれも現在標準で売られているものは記号類もロジカルペアリングになっているが、当時からこれらの機種を使っていた人にはタイプライターペアリングのキーボードを好む人が多い。

なお、タイプライターペアリングのことを、ASCII配列と呼ぶことがある。これは、タイプライターペアリングを規定した最初の規格であるANSI X4.14-1971が、『American National Standard Alphanumeric Keyboard Arrangements Accommodating the Character Sets of ASCII and ASCSOCR』というタイトルだったからである。ただし、この規格を改訂したANSI X4.23-1982(のちにANSI X3.154-1988を経て、現ANSI INCITS 154-1988)のタイトルに「ASCII」は含まれていない。

  • タイプライターの配列(手動タイプライター、機械式タイプライター)
    アンティークな英文タイプライターの配列。シフトした「2」が「"」になる。
    Image:Kl typewriter_layout.png
    Image:Kl typewriter_layout_shifted.png

日本語入力用配列

カナ系

カナ系は、基本的に1打鍵で1つのカナを入力する方式。キーが足りない分はシフトで補う。

2打鍵系・行段系

2打鍵系は、いくつかに分類可能である。

  • 子音母音の2打鍵で1つのカナを入力する方式。→ローマ字型、ローマ字規則拡張型、左右分離型
  • 子音と母音ではなく、他の手がかりを持っている(もしくは手がかりが存在しない)方式。→行段カナ系型(ポケベル入力など)、漢字直接入力

いずれの方式においても、常に二打鍵で入力することを保証しているわけではない。

ローマ字型

ローマ字型は、英語用の配列を用いてローマ字として入力する方式。

ローマ字規則拡張型

ローマ字規則拡張型は、配列そのものは英語用の配列を使い、一般的なローマ字入力で割り当てられていない組み合わせ(異なる子音の連続など)に、よく使う文字列を割り当てるなどしたもの。

左右分離型

左右分離型は、子音と母音が右手と左手に分かれている物をいう。Dvorak配列も左右分離型に含まれる。 ローマ字型に分類していないが、実質的にはローマ字入力がほとんどである。

漢字直接入力

漢字直接入力も広義のキー配列にあたるであろう。詳細は漢字直接入力を参照のこと。

テンキー

電卓型と電話型に大別される。なお、電卓型のキー配列は、1913年グスタフ・デイビッド・サンドストランドが発明した手動卓上計算機(アメリカ特許第1198487号)が起源であり、電話型のキー配列は、1960年リチャード・デイニンジャーが発表した論文[6]が基となっている。

電卓型

Image: Numpad calc.png

電話型

Image: Numpad telephone.png

歴史的配列

  • JIS X 6001(印刷電信機のけん盤配列)
明治時代に作られた、ひらがな縦書きタイプライターからの流れを継ぐ配列。1種類2個のシフトキーの一般的な英文タイプライターの活字を入れ替えた、カタカナ縦書きの電報用タイプライターとして普及し、2種類4個のシフトキーのカタカナテレタイプ端末用鍵盤として規格化された。
大正時代に作られた、カタカナ横書きタイプライターからの流れを継ぐ配列。事務機器用にローマ字との混在規格が分裂したため、2種類にまとめる形で規格化された。1種類2個のシフトキーの一般的な英文タイプライターの活字を入れ替えた、カナとローマ字が使えるタイプライターの配列である。
Image:Kl jis b 9509 kana.png
Image:Kl jis b 9509 alphabet.png


大正時代に山下芳太郎とバーナム・クース・スティックニーによって作られた、カタカナ横書きタイプライターの配列。1種類2個のシフトキーの一般的な英文タイプライターの活字を入れ替えたカナタイプ用の配列である。
Image:Kl stickney 42.png
Image:Kl stickney 42 shifted.png


  • カナタイプ 山下・スチックネー 第2案(30キー)
大正時代に山下芳太郎とバーナム・クース・スティックニーによって作られた、カタカナ横書きタイプライターの配列。2種類4個のシフトキーの携帯英文タイプライターの活字を入れ替えた携帯カナタイプ用の配列である。
Image:Stickney 30.png
Image:Stickney 30 shifted 1.png
Image:Stickney 30 shifted 2.png
両方に使われている小さな「」・「」は、歴史的仮名遣では母音を伸ばす長音の表記に「フ」・「ホ」と書かれてた、現代仮名遣いでは「ウ」・「オ」に書き換えられた表記を表すための物で、カタカナ表記化への試行錯誤の歴史が窺える部分である。

キー配列と著作権

キー配列には、著作権が認められないという議論がある。

キー配列を切り替える方法

Linux

loadkeys us
loadkeys jp106

など

FreeBSD

JIS 配列のキーボードをUS配列として使うには /etc/rc.conf に

keymap="us.iso"

を追記して再起動する。

さらに Ctrl と Caps を入れ替えるには /usr/share/syscons/keymaps中の

029 を 058 に
058 を 029 に

書き替えて、

# kbdcontrol -l us.iso

をrootで実行するか、もしくは再起動する。

NetBSD

/etc/rc.conf に

wscons=YES

を追加する。

/etc/wscons.conf に

encoding jp.swapctrlcaps

等を記述する事によってJISキ