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ヴィン★セント秋山 /
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| ギブソン・レスポール Gibson Les Paul |
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2005年製ギブソン・'58リイシュー・レス・ポール |
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| メーカー/ブランド | ギブソン |
| 製造時期 | 1952年 - 1960年 1968年 - |
| 構造 | |
| ボディタイプ | ソリッド/セミホロウ |
| ペグヘッド角度 | 17° |
| スケール長 | 24 3/4インチ |
| フレット数 | 22フレット/24フレット(Double Cut Plus) |
| ネックジョイント | セット |
| 材質 | |
| ボディ | トップ:メイプル バック:マホガニー |
| ネック | マホガニー |
| フィンガーボード | ローズウッド |
| ハードウェア | |
| ペグ | ゴトー(スタンダード)、グローバー(カスタム) |
| ブリッジ | チューン・O・マチック |
| テールピース | 固定(ストップ・テールピース) |
| コントロールノブ | ゴールド・トップ・ハット |
| 電気系統 | |
| ピックアップ | ハムバッキング×2、シングルコイル(P-90)×2、シングルコイル×1(Junior) |
| コントロール | ボリューム×2、トーン×2、3ウェイセレクタースイッチ |
| カラーバリエーション | |
| チェリーサンバースト、ブラック、ゴールドなど | |
| テンプレート | カテゴリ | |
レスポールはギブソン等の会社が製造販売するエレキギターである。フェンダーのストラトキャスターと並び、最も有名なモデルとされる。
目次 |
レス・ポールはギブソン社初のソリッドギターであり、ジャズ/ポップス・ギタリストのレス・ポールとの共同開発とされる、彼のシグネイチャー・モデルである。レス・ポールとして最も知られているのはスタンダード、カスタムの2種類であるが、その他にもスペシャル、ジュニア、デラックス、スタジオ、クラシック等多くのモデルが存在する。
共同開発とは言え、実際の開発はギブソン社にて行われた。レス・ポールからの中間プロトタイプに対するアドバイスは、ゴールドカラーの採用(高級に見える)と、自身がパテントを持つトラピーズブリッジの採用という程度でしかなかった。にも関わらず彼の名前を冠するほどの共同開発と謳われた背景には、初のソリッドギターの先行きに対するギブソン社経営陣の懸念があり、販売不振だった場合の責任転嫁の逃げ道にするためであったと言われている。
基本的なデザインは高フレット部が弾きやすいようにボディが削られたシングル・カッタウェイのアーチドトップ・ボディにフロントとリアのふたつのピックアップを搭載、ネックは仕込み角をつけたセットネックで、それぞれのピックアップ専用のボリューム、トーンコントロールが備わっている。
当初はシングルコイルのソープバー、ドッグイヤーなどの異名をもつP-90タイプのピックアップが搭載されていたが、レス・ポールが有名になったのはやはり1957年モデルから採用された「P490」ピックアップが搭載された頃からである。
このピックアップはセス・ラヴァーの設計によるもので、シングルコイルを二つ並べたようなダブルコイル(いわゆるハムバッカー)となっており、コイルの巻く向きと磁極を逆にしてノイズをキャンセルする仕組みになっている。副作用としてシングルコイルよりは甘く、しかも大きな音が出ることになったが、これがレス・ポールタイプのギターの魅力となっている。ちなみにこのハムバッカー構造を持つこのピックアップは特許出願され、そのことを示す「特許出願中(Patent Applied For)」のシールが貼られていたことからP.A.Fと呼ばれた。このP.A.Fピックアップはスタンダード・モデルとカスタム・モデルに採用されたが、廉価モデルであるジュニアとスペシャルにはP-90が搭載され続けた。
P.A.Fピックアップ製造開始当時のコイル巻線機には自動停止機構が無かったため、巻線数は設計値より多めで、しかも個体差が大きい。また、経年変化により発生するボビンの「樹脂痩せ」と呼ばれる現象の結果コイル巻き線が製造当時より緩み、張力低下から巻線断面積や線間距離の増加を招いている。これによる直流抵抗の低下や浮遊容量増加もサウンドに大きな影響を与えている。 すなわち、オリジナルのP.A.Fピックアップの現在のサウンドは、製造時のばらつきによる個体差に加え、その後の経年変化が偶然影響を与えてしまった結果によるものであり、一つひとつが異なった個性を持っている。したがって、それを人為的に復刻することは難しい。
また、後年のハードロック全盛期に、ピックアップ出力の増大や、音色(特に高域倍音)変更を狙いピックアップ表面の金属カバーを取り外すことが流行し始めたが、その時になって樹脂ボビンが黒でなく白い個体が稀に存在することが判明した。元々白い樹脂材料に黒着色剤を混ぜてボビン成型をしていたが、一部のボビン納入メーカーで一時この着色剤が不足したためである。片側が白いものは通称「ゼブラ」、両方白いものは通称「ダブルホワイト」と呼ばれる。ゼブラにおいては、全て固定ポールピース側ボビンが白い。ボビンの色とサウンドに因果関係は無い。
レス・ポールのブリッジ部は、特殊な物をのぞき3種類の仕様が存在する。
チューン・O・マチック・ブリッジ本体には3種類のバリエーションがあり、1956年~1959年仕様の(弦が切れてもブリッジの駒が脱落しないリテナー・スプリングがない)前期型ABR-1と1960年仕様の(先述のリテナー・スプリングが装着され弦が切れてもブリッジの駒が脱落しないようになっている)後期型ABR-1と1970年代から採用されているナッシュビル・タイプの3種類が存在する。ちなみにナッシュビル・タイプは前期・後期ABR-1より可変範囲を稼ぐためにABR-1より幅が広くなっている他、前期・後期ABR-1ではブリッジの駒を逆向きに装着することができたがナッシュビル・タイプでは不可能となっている。
スタンダード・モデルは、ボディ裏面にマホガニー、表面にハード・ロック・メイプル(別名イースタン・メイプル)と言う2種類の木材を貼り合わせた独特の構造を持つ。メイプル材15mmとマホガニー材45mmの厚みのバランスはサステイン持続量から決定された。また、ネックにはマホガニーが使われている(1976年からの再発モデルにはメイプルネックも一時期存在)。カスタム・モデルやジュニアモデルはマホガニーボディである。初期のゴールドトップモデルでは、表面のメイプル材はランダムな2〜3ピースであったが、1958年のサンバースト塗装の適用に当たりバイオリン属のボデー裏面に見られるようなブックマッチの2ピースとされた。これにより、木目を美しい左右対称とし、シースルー塗装化の付加価値を高めることを狙った。
一方、表面メイプル材の厚さは15mm(3/5インチ)であるため、ブックマッチのためには削り代を加味した5/4インチ(32mm)厚という板材を必要とした。しかし、この厚さは当時の木工材の規格外れであったため、ギブソン社は製材の引き受け業者が中々見つからず、材料入手の困難さに直面することとなった。このため、細々としか入荷しないメイプル材は廃材送りを極力抑制する必要があり、さまざまな工夫がなされた。
一例として、切り開いた片側の板材のみがシミ、割れ等で不適であった場合でも残った片側の板を保管しておき、色合いが似た材(カラーマッチと呼ばれる)または、木目が似た材(パターンマッチと呼ばれる)を選別して組み合わせて使用された。クレームになりやすい(人間が認識しやすい)のは色の違いであるため、カラーマッチの方が優先された。またブックマッチの場合には、切り開いた材を組み合わせる関係上、片側が木表、片側が木裏となるが(木裏の方が若干くすんだ色味になる)、カラーマッチやパターンマッチの場合には、両方の材を木表で揃える(フリッチマッチ)ことも配慮されたため、ブックマッチ材ではない個体の材を総称してフリッチマッチと呼ぶことが多い。
メイプル材にはフィギア、もしくは杢目と呼ばれる様々な美しい文様が発生しているものがある。そのような材を持つオリジナルモデルは現在では非常に高価に取引されている。しかし、発売当時は特に注目もされておらず、ギブソン社自体、売りにもしていなかった点が興味深い。これは、フリッチマッチの個体の片側の材のみに杢目があるものが少なくないことでも裏付けられている(マッチングの要件として杢目は対象外であったことになる)。杢目の人気を決定づけたのは、70年代当時の雑誌において、まだ白黒が一般的であったミュージシャンのステージ写真に、半ば実物以上に強く写り込み、広く認知されたためであり、その後、80年代には異常な人気を博すまでに至る。特にフレイムを始めとした特別な杢目を持った個体は、希少価値のある個体として高価なオリジナルモデルの中でも更に高値で取引されるようになり、現在国内で取引されるオリジナルの価格は2000万円を超えるまでになってしまった。オリジナルのレスポールに現れている杢目としては、トラ目、もしくはフレイム(炎)、ピンストライプと呼ばれる縞模様が殆どであり、バーズアイやキルトと呼ばれるものはごく稀でしかない(これは、当時使用されていたハード・ロック・メイプル材の杢目の傾向でもある)。
レスポール表面はバイオリン属のようなアーチドトップ形状に仕上げられているが、これはメイプル材を削り込んで成型されている。このため折角のブックマッチによる左右対称木目模様はボデーセンター部を残して失われてしまう。対称模様の崩れを目立たなくするには柾目の材を選別使用すれば良いわけであるが、先に述べたような材料入手性の悪さからそのような贅沢は出来なかった。板目材のモデルではフリッチマッチとの判別が困難なほど左右の乱れが大きいものも珍しくない。
一方で杢目の観点から見れば、柾目材の杢目は比較的単純なピンストライプが多く、フレイムのような人気の高いものは板目と柾目の中間の板取をされた追柾目材であることが殆どである。また、板目材では杢目は現れないのが普通である。しかし、ごく稀に存在する板目の杢目は非常に不規則かつ大胆でであり、コレクターに珍重されている。このような杢目の個体が存在することになったのも、メイプル材の「倹約励行」がもたらした偶然によるものである。現存するオリジナルレスポールにおけるメイプル材の柾目、追柾目、板目それぞれの存在割合は、一本の丸太を端からスライスして板取していったときに出来る割合とほぼ等しいと言われている。
ちなみに現在では、ヒストリック・コレクションなどの高級モデルには、美しい杢目材の入手性が比較的容易なソフト・メイプル(別名ウエスタン・メイプル)が使われている。これはハード・メイプルよりも軽く、軟らかい材なので音色にも影響を与える。
1952年の発売開始から1957年の中盤までゴールド・トップと呼ばれる金色のメタリック塗装を施されていたが、1958年後期から1960年にかけてはそれまでのソリッドカラーとは一線を画すサンバースト塗装と呼ばれるシースルーフィニッシュが施され、ボディ表面に使用されているハード・ロック・メイプルの木目が見えるようになった。
サンバースト塗装を略してバースト塗装、もしくは単にバーストと呼ぶ場合もあるが、1958~1960年のオリジナルレスポールスタンダードを指す愛称もバーストと呼ばれる。
スタンダードモデルの当初のサンバーストカラーは、下地として黄色塗装したボディに、アメリカンチェリーのような赤紫が、外縁から中央にかけて薄くなっていくグラデーションを掛けたものであった。チェリーレッド塗装範囲は広く、ブックマッチの左右対称木目模様が崩れる部分を殆ど塗りつぶし目立たなくするよう工夫されていた。
ベースの黄色は顔料系でありながら、木目を隠さない透過性を持つものが選ばれた。その上に塗られたチェリーレッドは、染料系の赤色と微量の濃紺色のブレンド塗料であったが、一般的な染料系塗料の例に漏れず、経年変化により褪色した。特に目立つわけでも無く注目もされていなかった杢目が、褪色により美しく浮き出して見えるようになったのは、偶然の自然現象の積み重ねの結果によるものであった。
チェリーレッド塗膜の中では、特に赤色成分の褪色が早く、遅れて褪色する紺色成分や下地の黄色層とのカラーバランスが変化して、表面ラッカー塗装の色焼けも加わり、紅茶のような茶色に見える変色をする場合が多かった(通称ティーバースト)。さらに褪色が進むと紺色成分も褪せていき、バースト塗装が辛うじて残っている状態(通称ハニーバースト)を経由して、最終的にはバースト塗装は完全に褪色する。この場合、顔料系であるため全く褪色しない下地の黄色層とアメ色に色焼けしたラッカー層の色のみが残ったオレンジ色(通称レモンドロップ)の状態に落ち着く。褪色のコンディションによっては、ティーバースト段階の後に、ごく稀に、赤色成分のみが先に完全に褪色することで外縁部が緑に見える通称グリーンバーストと呼ばれる状態になることもある。一方、メープル材をブックマッチに切り開いた際、面の端の方にシミ等があった場合、それがボデー外縁部になるようにブックマッチした上で、シミが目立たなくなるように通常のチェリーレッドよりも紺色成分を多くした暗い色を濃く塗装して誤魔化したモデルもあった(材の項目にある通り、メイプル材の廃材化を極力減らす必要があったからである)。これは、その後の褪色で外縁部が焦げ茶色になる通称ダークバーストやタバコバーストと呼ばれるカラーとなり、中には隠そうとしたシミが再び透けて見えるモデルも存在する。
このチェリーレッドの褪色は販売後1年程度という早い段階から発生し始め顧客からのクレームにもなったため、1960年のモデル末期にはチェリー塗装も褪色しない顔料系に変更された。顔料系では塗料を混ぜるほど色が濁ってしまうため、単色の赤が選ばれた。顔料系ながら下地層の黄色同様に透過性があるため、若干オレンジがかって見える。これは今では通称60年チェリー、もしくはタンジェリンレッドと呼ばれ、現在でも殆ど褪色していない。1960年モデルはネックが細くなったことでサウンド的にも59年までのモデルと異なるため、カラー、サウンドとも人気は低めであり、現在でも復刻対象とされることは少ない。(それでもオリジナルの1960年モデルであれば超高額であることに変わりはない。)
表面ラッカー層の経年変化については、一般的な「色焼け」と呼ばれる現象に加え、使用環境や保管環境が過酷であった場合、塗膜の細かなひび割れ(ウエザーチェック)が発生しているものがある。
この他、当時からカスタム・モデルとして、白や黒のソリッドカラー、もしくはチェリーレッド単色のモデルが製作された。また近年のシグネイチャー・モデルでは、演奏家の趣味に合わせた様々な塗装が採用されている。
一方、ボディ裏面やネックといったマホガニー材部分は、赤系の目止めを施した後に、表面と同じチェリーレッド塗装が施されている。こちらも経年変化により褪色し、茶色みを帯びた後に完全に消え、マホガニー材の材色に戻ってしまう。但しマホガニー材自体が赤いため表面ほど褪色度合は目立たない。オリジナルモデルの裏面で興味の対象とされるのは、褪色ではなくベルトバックル傷と呼ばれる塗装の剥がれ位置である。ギターを高い位置に構えるジャズ系ミュージシャンのステージが主な活躍舞台であった場合、バックル傷は高音弦側になり、ハードロック系のそれはギターを低い位置に構えた結果、低音弦側の、それもボディ端になるといった具合に、そのギターが辿ってきた歴史が文字通り刻まれていることが多い。
前述のようにレスポール・モデルは1952年に登場し、ブリッジおよびピックアップ、塗装の仕様変更を経て、1958年にその仕様が完成されている。この1958 - 1960年製のサンバースト・モデルは現在ではエレクトリック・ギターの中でも最も高額で取引されている個体群であるが、まだロックンロールが誕生して間もなかった発売当時の音楽シーンにおいては、サウンドにパワーがありすぎコントロールしづらく、重量も重いということで、一般的な人気を得るには至らなかった。安価に提供するために様々な工夫がなされたフェンダー製品に対し、手の込んだ造りの高級路線で差別化を図ったため価格も高かった。結局、このオリジナルのサンバースト仕様は約1,400本製作された程度で製造中止となっている。[1]
売上不振により、ギブソンは 1960年にはレス・ポール・シェイプのギターの生産をすべて中止した。翌1961年、軽快な音色を追求したオールマホガニータイプのSGシェイプにフルモデルチェンジし、これを「レスポール・モデル」として販売したのだが、レス・ポール本人はこれに納得せず、彼との契約は打ち切られた。この結果、「レスポール・モデル」と呼ばれる製品は販売終了となった。
レスポール・モデルを一躍有名にしたのはエリック・クラプトンである。ブルースブレイカーズのアルバム「ブルースブレイカーズ・フィーチャリング・エリック・クラプトン」にゲスト参加した曲で聞けるレス・ポール+マーシャルアンプの組み合わせによるディストーション・サウンドは「極上のサウンド」と絶賛された。そしてレス・ポール+マーシャルアンプの組み合わせはそれ以後のブルース・ロック、ハードロックサウンドに不可欠なものとなった[2]。この時期、ピーター・グリーン、マイク・ブルームフィールド、ミック・テイラー、キース・リチャーズなどが相次いでレスポール・モデルの使用を開始している。
ロック・ギタリストたちによる再評価を受けて、レスポール・モデルの需要が再び高まると、ギブソンはレス・ポールと再契約の上、1968年にスタンダード、カスタムの両モデルを再発した。[3]しかし1969年以降、デラックス、プロフェッショナル、レコーディングなどの新しいシリーズを発売したものの、SGモデルが定着した以外は商業的には不成功に終わっている。
1970年代に入るとレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが登場し、レスポール・モデルの人気を更に高めた。長いストラップで腰よりも低い位置で、58年製のオールド・レス・ポールを弾く姿は、当時のギターキッズたちに「レス・ポールは低い位置で弾くもの」という流行を生んだ。[4]他にもポール・コゾフ、ピーター・グリーン、ミック・ロンソン、ミック・テイラー、ディッキー・ベッツなどの名だたるギタリストたちがレス・ポールを愛用した。
1970年代後半のフュージョン・ブーム、さらに1980年代のLAメタルシーンなどではトレモロ・ユニットを搭載したストラトキャスター・タイプのギターが席巻し、レスポール・モデルはほとんどみられなかったが[5]、1980年代後半に入って、ガンズ・アンド・ローゼズが登場し、同バンドのギタリストスラッシュがレスポールらしい艶やかな音色とワイルドなプレイによってレス・ポール人気は再熱する。
1950年代末のオリジナルのサンバースト仕様とはかなり異なる仕様で生産されていた1970年代のレスポール・モデルであるが、1980年にはオリジナルのサンバースト仕様に相当程度近づけた「80」「エリート80」などの高級モデルが登場。
1980年代中期になると、スタンダード・モデルがやはりオリジナルのサンバースト仕様に近い仕様となった。また1990年代に入ると、ギブソン社内に設置された高級品専門工房「カスタムショップ」製作による、よりオリジナルのサンバースト仕様に近いシリーズ「ヒストリック・コレクション」の生産が始まった。
またもともとシグネイチャー・モデルであるレスポール・モデルであるが、更にレスポール・モデルのバリエーションとして、レス・ポール以外の人物のシグネイチャー・モデルが販売されるようになった。
レスポール・モデルはグレコやトーカイ、ESP、ヘリテージギターズ[7]、フェルナンデス(バーニー・ブランド)など、様々な会社によりコピー・モデルが製造されている。これらのうちグレコ、トーカイなどが1970年代に製造したコピー・モデルは、現在日本では関連書籍が発行された影響で「ジャパン・ヴィンテージ」(和製英語)と呼ばれ、比較的高額で取引されている。但し、米国ではこれらコピーモデルはギブソンによる訴訟に発展したため、「Lawsuit guitar(訴訟ギター)」という通称がある[要出典]。訴訟の中でギブソン社のオリジナリティとして認められたのは、ネックとボディのディープジョイント(ロングテノン)構造や、ヘッドの意匠である[要出典]。日本国内の訴訟では、ギブソン社が長い間コピーモデルの生産を黙認してきたとされ、ギブソン社の敗訴となった。(東京高裁 平成10年(ネ)第2942号。平成12年2月24日判決言渡)
レスポール・モデルは、ジュニアやスペシャル等を除き概して重く、角度のついたヘッドからスタンドから倒しただけでもナットの少し上あたりからネックが壊れやすい(伝統的なマホガニーネックの場合に強度的なデメリットとなる、一部の他社のコピーモデルや廉価なレスポールタイプはネックがスカーフジョイントになっているため、この問題をある程度解決している場合もある)。経年でヘッドが下へ曲がり落ちやすいのも弱点で定期的な調整も必要。リペアを必要とする事故はこの機種が一番多い。