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ジョン・ロールズ とは?

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本  公正としての正義 再説別ウィンドウで表示

ジョン ロールズ /  最安値(新品): ¥ 3,570  最安値(中古): ¥ 4,935 
おすすめ度5.0(全レビューの平均) 法哲学者・井上達夫教授はリベラリズムの本質を正義基底性に求めて「公正」概念を「正義」概念に還元する「正義として公正」論を採用する。ロナルド・ドゥオーキンは手続的正義としての「公正」と実体的正義としての「正義」について,それぞれの概念の独自性を認めて「公正としての正義」論も「正義としての公正」論も排斥する。  これに対して,ジョン・ロールズは実体的正義としての「正義」と純粋な手続的正義としての「公正」の概念を明確に区分した上で,「公正としての正義」として規範的な正義論を構築している。本書『公正としての正義 再説』は,この「公正としての正義」の比較的重大な欠陥を直すことを主要な目的としている。後期ロールズの法哲学の到達点が,本書にある。  本書でロールズが行う理論的変更点は大まかに言って三つある。1.正義の二原理の内容・定式面での変更 2.原初状態から正義の二原理を導き出す過程の変更 3.「公正としての正義」を包括的な道徳的教説の一部ではなく,政治的構想として理解する点での変更。  とりわけ三点目の変更は重大な議論を巻き起こしている。ロールズは自らの正義論に対する批判に応答するために,自らの正義の二原理を政治的構想のレベルにまで撤退・縮小させたが,前期ロールズの考えを維持すべきであったとの見解も強い。  『公正としての正義』『公正としての正義 再説』を両方読んで,両者の見解を比較・検討すると面白いだろう。  (tower さんのレビュー)

本  リベラリズムとは何か―ロールズと正義の論理別ウィンドウで表示

盛山 和夫 /  最安値(新品): ¥ 3,465  最安値(中古): ¥ 3,000 
おすすめ度4.0(全レビューの平均)本書は前半でロールズの思想を、主に初期の『正義論』、後期の『政治的リベラリズム』に依拠しながら解説し、さらに彼に投げかけられた他の理論家たちの批判、あるいはそれに対抗する理論もまとめて解説。後半では、ロールズに限らず現代リベラリズムのその可能性と、誤謬をさぐり、論評する。 世界がグローバルな広がりを持ち始める時代の流れの中、西欧中心主義的な価値観や哲学の思索のあり方に疑問符が突きつけられた(サイードのオリエンタリズムはその過渡期の象徴的な存在なのだろう)。民族、宗教、人種、文化、価値観といった個々人のアイデンティティのもっとも深層部に位置するものを異とする者同士が、いかにして同じ人類として協調し得るか。リベラリズムおよび正義という普遍的価値の登場には、そのような時代の土台があったが故のことなのだろう。 しかし、本書が提示するのはそんなリベラリズムの可能性よりも、欠陥のほうが多い気がする。 その欠陥の主要なものの一つは、リベラリズムそのもの、あるいはその正義の論理の適応範囲の規模にかかわる問題。「地球全土を覆い尽くす一元的な正義の論理というのははたして、全体主義と何が違うの?」、ということである。 もう一つは、最終盤の方で指摘される基礎づけ主義、に対して。「こういっちゃなんだが、そもそも『普遍的な正義』なんて、未だかつて誰も成しえたことのないものが、本当に実現可能なの?それはあなたの空想に過ぎないのではない?」という疑問に、明確に応える術は、リベラリストにはないのだ。 本書は、決してロールズを持ち上げるための本ではない。彼の思索を綿密に考察し、その可能性と欠陥を丁寧に解きほぐした力作。  (倒錯委員長 さんのレビュー)

本  ロールズ―正義の原理 (現代思想の冒険者たちSelect)別ウィンドウで表示

川本 隆史 /  最安値(新品): ¥ 1,575  最安値(中古): ¥ 1,300 
おすすめ度1.0(全レビューの平均) 英米系の現代倫理学のチャンピオンたるロールズの思想と生涯を紹介する本書であるが、その目論見は残念ながら失敗していると断ぜざるを得ない。  このような小さな本で、上のような企てを実現しようとすれば、当然、そのいちいちは簡略なものになる。その結果、記述が非常にわかりにくくなっている。ロールズについて、或る程度知っている人しか本書を理解することは不可能だろう。従って、入門書として本書を手にすることは薦められない。  著者は、ロールズの主著である『正義論』の解説に筆を絞った方が良かったのではないか。ロールズの全体像を日本の読書界に是非とも伝えたいという著者の心意気は多としたいのだが。  (建具屋の半公 さんのレビュー)




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