『デジモンフロンティア』 (Digimon Frontier) は2002年4月7日から2003年3月30日まで、フジテレビ系列で放送されたテレビアニメ。デジタルモンスターシリーズ第4作目。通称「デジフロ」「フロ」「風呂」。
概要
- 『デジモンアドベンチャー』、『デジモンアドベンチャー02』、そして『デジモンテイマーズ』との世界観などの関連は無く、前3作と異なる点として「パートナーデジモンの不在」「子供たち自らがデジモンに変身(進化)」などが見られる。
- 東映プロデューサー・関弘美は本作を「戦隊シリーズを意識した作りにしている」とコメントしており、主要メンバーが5人で熱血漢・クールなライバル・紅一点・少年・巨漢で構成され、後半で敵陣から味方になる生き別れの兄弟の6人目のメンバー、更に敵幹部などにそれが垣間見える。
- 現実世界が主な舞台であった『デジモンテイマーズ』とは対照的に、本作ではほぼ全編をデジタルワールドを舞台にしており(1話、22話、最終話など、例外的なエピソードもある)、「異世界を冒険するファンタジーもの」という内容である。
- また前3作では世間に広くデジモンの存在が知れ渡っていく展開になっていたが、本作では最後までデジモンの存在は広く認知されずに終わる。
- 『デジモンとの絆』というシリーズ共通のテーマは基本的に薄い。だが、『デジタルワールドを旅する』という点や、『メインキャラクターの血縁者が後にメンバーとして加わる』、そして『メインキャラが強いコンプレックスを抱える』などという点において元祖の体系を引き継いでいる。
- 「全員にスポットライトが当たるように」といスタンスで作られたデジモンアドベンチャーとは相反して、最初から最後まで、拓也と輝二の二人ばかりが活躍している。序盤でフェアリモンが初登場するエピソードでもアグニモンが敵にとどめをさしたりしていたり、終盤にいたっては、ハイパースピリットエボリューションにより、拓也と輝二の二人以外は殆ど戦闘に参加しなくなっていった。また、輝一との絡みにより、実質物語の主人公は拓也ではなく輝二になってしまった。
- 今作最大の特徴の「パートナーデジモンの不在」「子供たち自らがデジモンに変身(進化)」というのはスタッフの「パートナーデジモンが戦ってる間、子供たちはただ見てるだけ」という状況に疑問を抱き、その結果生まれたものである(テイマーズでのテイマーと融合進化もこの疑問への回答の模索だった)。
- 最高視聴率:10.3%、最低視聴率: 4.7%、平均視聴率: 7.2%、バンダイ総玩具売上45億円
- 2002年からビデオリサーチによる視聴率計測方法が変わったため、2001年以前の作品視聴率とは単純比較出来ない。
商業面
デジモン自体の人気がマンネリ化しており、降下傾向に歯止めがかからず商業面では大苦戦をした。半分以上も放送期間を残す夏休み頃に、デジモンコーナーを撤去する玩具店舗があったという報告も少なからずあり、実際年末商戦に合わせた玩具「スピリットエボリューション・カイゼルグレイモン」「同・マグナガルルモン」が年明けには殆どの店舗で見かけなくなる程、生産数が少なかった。
また夏の東映アニメフェアも厳しい結果となり、毎年恒例の冬の東映アニメフェアが『ONE PIECE』の単独公開に変わる。
この作品でデジモンのTVシリーズはテレビ画面から姿を消す。第5作目である『デジモンセイバーズ』までの3年間の充電期間を経ることとなった。
スピリットエボリューション
- かつてデジタルワールドを救ったと言う十闘士が残したアイテム・スピリットを利用した人間またはデジモンから『ハイブリッド体』への変身。
- 本作と玩具『ディースキャナ』のベースとなる進化で、火・風・雷・氷・土・水・木・鋼・光・闇の10種類でそれぞれヒューマンスピリット、ビーストスピリットの2つがある(つまり20個ある)。
- ヒューマン体→ビースト体へ、もしくはビースト体→ヒューマン体になることをスライドエボリューションという。
- しかしながら、あまりにも特殊でゲームなどへの転用が難しいシステムとなっている。デジモンバトルクロニクルでは力を失ったアグニモン(フレイモン)を成長期として登場させた。
- 後のゲーム・カード等、他メディアでのフロンティアのレギュラーデジモンの再使用率は、前3作のレギュラーデジモンと比べ非常に低い。
- アニメシリーズ第5作デジモンセイバーズでは、このシステムを元にしたと見られる「バイオデジモン」が登場している。
あらすじ
日常生活に退屈していた神原拓也は、弟・信也の誕生日の日に携帯電話に謎のメールを受け取り、その指示に従い同じメールを受け取った謎の少年と共に、渋谷駅の地下へ向かいトレイルモンに乗り込む。そして同乗していた織本泉、柴山純平、氷見友樹とともに未知の世界・デジタルワールドへとたどり着く。
だが到着した場所ではケルベロモンがデジコードを奪って暴れていた。その地に眠っていた炎のスピリットに選ばれ、拓也は炎の闘士・アグニモンへと進化、ケルベロモンを倒し、デジタマへ還した。
そこで出会ったボコモン&ネーモンとトレイルモンに同乗した3人、そして再会した謎の少年・源輝二と共にデジタルワールドを支配するケルビモンを倒すため、拓也達の冒険が始まった。
キャラクター
人間・正義の十闘士
謎のメールにより導かれ、トレイルモンに乗ってデジタルワールドに来た子ども達。輝一以外は携帯電話がディースキャナ(デジヴァイス)となり、それを通じて十闘士の力を受け継いだハイブリッド体デジモンへと進化する。
- 神原拓也(かんばら たくや)
- 声優 - 竹内順子
- 小学5年生。赤&黒の色のディースキャナ(途中で同色の新型になる)と「火」のスピリットを手に入れる。
- 正義感が強く明るい熱血漢。運動神経抜群で、サッカーが得意。家族構成は父・母・弟の信也。拓也がオファニモンからメールを受け取った日は信也の誕生日だった。
- オファニモンのメールの指示に従って渋谷駅に向かう途中で輝二と出会い、デジタルワールドに向かうトレイルモンの中で純平、泉、友樹と出会う。そして「炎の街」でボコモン・ネーモンと出会い、「火」のスピリットを手に入れてアグニモンに進化した。
- 常に前向きで物怖じしない性格で、旅の中では常に仲間達の先頭に立って行動をしており、たまに(仲間を思っての事だが)自分の意見を強引に通そうとする事も。 それが災いする事もあり、そのため正反対の性格の輝二とは衝突する事もしばしばあった。料理のセンスは皆無であり、同レベルの腕前を持つ輝二と争った事もある。
- ダスクモンに負けた事によって自信喪失してしまった事があり、現れた闇のトレイルモンに乗って一度一人だけで過去の現実世界に戻り、その際にフレイモンの姿になってしまう。ダスクモンの影に怯える拓也は運命を変えるために過去の自分を追い、その途中で輝二の後を追いかける輝一を目撃する。止めようとするも次第に冒険を始めた時の事を思い出していき、地下鉄で踏み止まる自分を後押しする。自分の弱さを乗り越えた事でアグニモンの姿に戻り、デジタルワールドに帰還した。そして悪の五闘士達に捕らえられた仲間を助け、デジタルワールドの自然の力を感じ取り、味方に付けて敵を撃退した事でデジモン(アグニモン)の能力を改めて実感した。
- 弟がいるためか兄弟に関しては勘が鋭く協力的で、兄弟の事では何かと(友樹の事を信也と重ねて常に気にかけたり、純平が一人っ子である事を見抜いたり、輝二に友樹の事を弟のように思うように話したり、輝一の事を知り思い悩む輝二を叱咤、助言したり、と)頼りになる一面がある。自分自身も信也の良き兄になりたいと思っている。ちなみに8月生まれ(2話にて)。
- 敵のデータをスキャンする時のキメ台詞は「汚れた悪の魂を、このデジヴァイスが浄化する!」。
- en:Takuya Kanbara
- アグニモン
- 「火」のヒューマンスピリットで拓也が進化した姿。拓也が最初に進化したデジモンでもある。第1話で初進化した。最終話で実体化し、拓也と共に戦った。炎と格闘技を駆使した技を繰り出す。必殺技は「バーニングサラマンダー」、得意技は「ファイヤーダーツ」等。
- ヴリトラモン
- 「火」のビーストスピリットで拓也が進化した姿。最初はビーストスピリットの野性の本能に振り回されて暴走してしまったが、友樹の励ましによってスピリットの制御に成功した。必殺技は「フレイムストーム」、得意技は「コロナブラスター」等。
- アルダモン
- ダブルスピリットエボリューションで拓也がセラフィモンの力を授かり進化した姿。必殺技は「ブラフマシル」、「ブラスマストラ」。
- カイゼルグレイモン
- ハイパースピリットエボリューションで拓也がオファニモンの力を授かり進化した姿。必殺技は「九頭龍陣」、「炎龍撃」。
- スサノオモン
- エンシェントスピリットエボリューションで拓也が輝二と共に進化した姿。最後の進化は純平、泉、友樹も入れ5人で進化した。ちなみに主人公達が進化する中で唯一のハイブリッド体ではなく、究極体のデジモンである。必殺技は「アマノハバキリ」
- 源輝二(みなもと こうじ)
- 声優 - 神谷浩史
- 小学5年生。白&紺の色のディースキャナ(途中で青&黒の色の新型になる)と「光」のスピリットを手に入れる。
- クールで無口な一匹狼だが、シャイな部分も。常に冷静沈着で、拓也と違って先走った行動を取らない。長い髪を後ろで1つに束ね、頭にバンダナを巻いている。料理のセンスは拓也と同レベル。家族構成は父・母の三人暮らしだが、本当は赤ん坊の頃離婚して死んだと聞かされていた母親に引き取られた、双子の兄・輝一がいる。デジタルワールドに旅立った日は輝二の両親の結婚記念日で、母親に送る花束を選んでいる途中だった。
- 渋谷駅行きの電車に慌てて乗った拓也と出会うも気にかけずにオファニモンの示す場所に向かった。またこの時同じ電車に輝一も乗っていたのだが、本人は気付かずに拓也と共に地下に向かった。それでも双子故か、輝一の身に異常が起きたことは無意識ながらも伝わっていた。
- 拓也達より少し遅れてデジタルワールドに到着した輝二はオファニモンからスピリットと自分に課せられた謎(輝一と本当の母親の事。なぜオファニモンが知っていたのかは不明)の事を聞いた後、デジヴァイスが示す方向に向かい、地下迷宮で「光」のスピリットを手に入れてヴォルフモンに進化する。
- 父親の仕事の都合で転校が多かったため、別れを恐れる余り友達を作る事を放棄しており、前半では拓也達と仲間になった後も別行動を取る事が多かった。また冷静なあまり、(周りから見れば)冷淡な発言をする事も多く、時々仲間(主に拓也)と衝突してしまう事もあった。冷たい印象が強いが、本当は仲間思いの優しい心の持ち主で、自分の危険を顧みずに仲間を助ける良い所もある。また、純平とは違って決して口には出さないが泉の事も気になるようである(泉に抱きつかれて顔を赤らめたり、寒がっている泉に自分の上着を貸したり等)。
- 「闇の大陸」でダスクモンと遭遇してからは、お互いの存在を意識しながらも対立していき、その度に自分と似た容姿の少年(輝一)の面影を感知していた。そして記憶を呼び覚ましたダスクモンによってその正体が双子の兄である事が明らかになり、その事実を知った途端、輝二は戦う事を躊躇したが後から駆けつけた拓也に叱咤された事によって戦う気持ちを取り戻し、ベオウルフモンに進化して輝一に植え付けられた闇のスピリットをスキャンした(その際、ダスクモンが所持しているアルボルモンのスピリットを入手する。)。輝一と対面してこれまでの事を全て聞き、改めて真実を悟るも自分に兄弟がいた事に戸惑い、輝一とは気まずい雰囲気が続いて会話もろくに出来なかったが、拓也達の助言を受けてお互いの事を理解し合い、輝一の事を気にかけるようになる。またその時から以前のような冷淡さも緩和されていき、拓也達と常に行動を共にするようになる。父親が再婚した新しい母親を「母さん」と呼べずにいたが、デジタルワールドでの冒険の中で成長し、それを克服した。
- 第2話で無数のパグモン相手に棒術を披露した事から、武術を習っていたものと思われる。
- デジタルワールドから帰還してからは両親の結婚記念日を祝った後に輝一の頼みで本当の母親と再会し、輝一と連絡を取り合うようになった(ドラマCDにて)。
- 敵のデータをスキャンする時のキメ台詞は「闇に蠢く魂を、聖なる光で浄化する!」。
- en:Koji Minamoto
- ヴォルフモン
- 「光」のヒューマンスピリットで輝二が進化した姿。輝二が最初に進化したデジモンでもある。最終話で実体化し、輝二と共に戦った。光の剣で戦う。必殺技は「リヒト・ズィーガー」、得意技は「ツヴァイ・ツイーガー」等。
- ガルムモン
- 「光」のビーストスピリットで輝二が進化した姿。最初は野生の本能に振り回されてうまく制御できなかった。必殺技は「スピードスター」得意技は「ソーラーレーザー」等。
- ベオウルフモン
- ダブルスピリットエボリューションで輝二がセラフィモンの力を授かり進化した姿。必殺技は「ツヴァイハンダー」、「ルフトアングリフ」。
- マグナガルルモン
- ハイパースピリットエボリューションで輝二がオファニモンの力を授かり進化した姿。必殺技は「スターライトベロシティ」、「マシンガンデストロイ」。
- スサノオモン
- 拓也のスサノオモンを参考
- 織本泉(おりもと いずみ)
- 声優 - 石毛佐和
- 小学5年生。紫&ピンクの色のディースキャナと「風」のスピリットを手に入れる。
- イタリアからの帰国子女で、時々イタリア語で話す癖がある。基本的に強気で勝気な性格だが、女の子らしい優しさも併せ持つ。
- 人間界からデジタルワールドに向かうトレイルモンの中で拓也、友樹、純平と出会い、「そよ風村」で「風」のスピリットを手に入れてフェアリモンに進化した。
- 帰国子女だからという理由でクラスメイトに距離を置かれていたのと、他人に合わせるのを嫌う性格で、また疎外もされていたため、仲間の輪にうまく入れない孤独感を誰よりも理解している。そのため友達が作れず、デジモン小学校で一人浮いていたツノモンに共感した事もあり、輝二にうまく接する事が出来ない輝一を励ました事もある。心の中ではもっと強く、優しくなって、友達をたくさん作りたいと願っていた。
- 小学校の遠足の時に一度だけ仲良くなった女の子に約束を破られた事を強く責めた事があり、セフィロトモンのエリアの中で、その時の事をラーナモンの罠によって利用されてしまうが、今より良くなりたいという思いで強い気持ちを取り戻した。冒険の中で真に強く優しい女の子へと成長し、彼女達と和解する。15話にて小学生離れした発育の良いスタイルを披露した。また意外と大食漢な面があり、「秋葉マーケット」でカレー三十皿を軽く平らげるほど。ちなみに5月生まれ(2話より)。
- 家族構成は父・母・泉の3人家族。
- 敵のデータをスキャンする時のキメ台詞は「爽やかな風に乗せ、このデジヴァイスが美しくピュアな心に浄化する!」。
- en:Zoe Orimoto
- フェアリモン
- 「風」のヒューマンスピリットで泉が進化した姿。泉が最初に進化したデジモンでもある。最終話で実体化し、泉と共に戦った。風を操り、キックを駆使して戦う。必殺技は「トルナード・ガンバ」得意技は「プッレツァ・ペタロ」等。
- シューツモン
- 「風」のビーストスピリットで泉が進化した姿。仲間の中で唯一(輝一を除く)野生の本能に振り回される事無くビーストスピリットの制御に成功している。必殺技は「ウィンドオブペイン」得意技は「ギルガッメシュ・スライサー」等。
- 柴山純平(しばやま じゅんぺい)
- 声優 - 天田真人
- 小学6年生、最年長。青&黄の色のディースキャナと「雷」のスピリットを手に入れる。
- 手先が器用で手品が得意。他にも様々な知識を持っており、筏の設計図なども作ったことがある。また好物のチョコをいくつか持っており、どこからともなく取り出す。明るく、だがどこかおっちょこちょいなムードメーカーだが、時々最年長らしく冷静な意見を出すこともある。雷が苦手だが、ここ一番の時には平気らしい。泉に一目惚れし、想いを寄せているが、なかなか報われない。
- 人間界からデジタルワールドに向かうトレイルモンの中で拓也、友樹、泉と出会い、「風のファクトリー」で「雷」のスピリットを手に入れてブリッツモンに進化した。
- 最初はいささか自己中心的な態度が目立っていたが、仲間達がデジモンに進化していく中で一人だけスピリットを持たず進化もできない自分の無力さを痛感した事をきっかけに、自分のできる事で仲間の力になろうと行動するようになり、スピリットを手に入れた後も仲間を信頼するようになる。特定の友達を作れず悩んでいたが、冒険の中で成長し、みんなの輪の中に入ることができるようになった。
- 家族構成は不明だが、一人っ子である。
- 敵のデータをスキャンする時のキメ台詞は「悪に染まりし魂を、我が雷が浄化する!」。
- en:J.P. Shibayama
- ブリッツモン
- 「雷」のヒューマンスピリットで純平が進化した姿。純平が最初に進化したデジモンでもある。最終話で実体化し、純平と共に戦った。仲間の中で一番パワーがあり、雷の技を使う。必殺技は「トールハンマー」得意技は「ミョルニルサンダー」等。
- ボルグモン
- 「雷」のビーストスピリットで純平が進化した姿。最初はビーストスピリットの野生の本能に振り回されて制御できなかった。必殺技は「フィールドデストロイヤー」得意技は「アルティメットサンダー」等。
- 氷見友樹(ひみ ともき)
- 声優 - 渡辺久美子
- 小学3年生、最年少。水色&緑の色のディースキャナと「氷」のスピリットを手に入れる。
- 泣き虫で臆病だが、いざという時の勇気と行動力、それに誰とでも仲良くなれる優しさも持っている。デジタルワールドに来たのは勝春たちによって無理やりトレイルモンに押し込まれたのが原因だった。
- 人間界からデジタルワールドに向かうトレイルモンの中で拓也、純平、泉と出会い、十闘士の壁画の近くで「氷」のスピリットを手に入れてチャックモンに進化した。
- 最初は元の世界に返りたがっていたが、拓也がアグニモンに進化したのをきっかけに、自分も強くなっていじめっ子達を懲らしめたいと思うようになる。だがテレビの森で拓也に諭された事で懲らしめるだけが正義ではないと知る。甘えん坊で泣き虫だったため学校ではいじめられっ子で、またいつも両親に頼りがちだったため年の離れた兄に厳しく扱われてばかりだったが、冒険の中で強く逞しく成長し、鋼のエリアで再会した勝春たちと和解し、兄の想いも理解できた。
- 家族構成は父・母・大学生の兄。拓也を「お兄ちゃん」付けで呼び、懐いている。基本的に他のメンバーも「さん」付けで呼んでいるが、進化している時は呼び捨てで呼ぶ事も。
- 敵のデータをスキャンする時のキメ台詞は「いじめ、いじわる許さない!このデジヴァイスが氷のように勇気を固めて浄化する!」。
- en:Tommy Himi
- チャックモン
- 「氷」のヒューマンスピリットで友樹が進化した姿。友樹が最初に進化したデジモンでもある。最終話で実体化し、友樹と共に戦った。体を変幻自在に凍らせて戦う。必殺技は「スノーボンバー」得意技は「ツララララ~」等。
- ブリザーモン
- 「氷」のビーストスピリットで友樹が進化した姿。最初はビーストスピリットの野生の本能に振り回されて制御できず、その際に普段の友樹の性格からは想像できないようなやんちゃぶりを見せる。必殺技は「アヴァランチステップ」。
- 木村輝一(きむら こういち)
- 声優 - 鈴村健一
- 小学5年生。輝二の双子の兄。黒&灰の色のディースキャナと「闇」のスピリットを手に入れる。
- 本編ではどんな性格かは分かりづらかったが、ブックレットによれば思いやりが深い性格である。
- 赤ん坊の頃両親が離婚し、母親に引き取られた。その後は祖母と3人で暮らしていたが、祖母の死ぬ間際の言葉により、双子の弟・輝二の存在を知る。それ以来母親に内緒で何度も輝二に会おうとしたがなかなか出て行く事が出来ず、オファニモンのメールに導かれ渋谷駅へ向かった輝二を追って自らも向かうが、その途中階段から転落し、意識だけの状態でデジタルワールド(輝一の回想であるためかそれ以前にどこか別の世界に迷い込んだようにもとれるが詳しい事は不明)へ迷い込む。その時、本当の母親の事も彼女の苦労も何も知らず平穏な生活を送る輝二を妬む気持ちに付け込まれ、ケルビモンによって闇の闘士ダスクモンのスピリットを植え付けられる。
- 輝一としての自分の記憶を封じられて冷酷な性格となり、悪の五闘士の一人として拓也達の前に立ちはだかるが、自分の攻撃で倒れた輝二を見て混乱し、力を暴走させた後でその場から姿を消す。それからはことあるごとに輝二と何度も対決するようになり、その度に本来の自分の記憶が蘇っていった。一度オファニモンの力によって記憶を取り戻すが、後にケルビモンに洗脳されたため、再び輝二とあい見える事になる。戦いの末自らを取り戻し、輝二達にこれまでの事を全て話した。その後、襲ってきた分身のケルビモンに心の闇を指摘されながらも、自らの過ちを認め、もう二度と闇に負けないと決意し、その強い思いに反応して真の力を取り戻した「闇」のスピリットでレーべモンに進化し、正式に拓也達の仲間となった。
- 最初はダスクモンの時の罪悪感もあって輝二にうまく接する事が出来なかったが、仲間の励ましもあってお互いを理解しあうようになり、輝二の事を気にかけるようになる。
- 旅をしている間は自分が精神体である事に気付いてなかったが、ダメージを受けてもデータが出ない自分に違和感を覚えていき、その事実を知る事になる。その後は戸惑いながらも、その真実を仲間に伏せていた(ボコモンとネーモンは真実を知った時にそばにいたので最初からわかっていたが、輝一に口止めされており、また輝二は事情こそ把握しなかったものの、輝一の様子には気付いていた)。その後、決戦前に輝二に自分の母親に会うよう約束させ、輝二へ「闇」のスピリットを託し、自らは魂のデータをスキャンされたが、拓也たちが現実世界へ帰還する際のレーベモンの通信により、輝一は階段から落ちて意識不明のまま生存していることが判明。急いで病院へ駆け付けた輝二の涙と拓也たちのデジヴァイスの光により意識を取り戻す。
- デジタルワールドから帰還してからは輝二と母親を再会させ、輝二と連絡を取り合うようになった(ドラマCDにて)。
- 敵のデータをスキャンする時のキメ台詞は「乱されし邪悪な心よ、闇に埋もれて眠るがいい!このデジヴァイスで浄化する!」。
- en:Koichi Kimura
- レーべモン
- 「闇」のヒューマンスピリットで輝一が進化した姿。輝一の思いに反応して真の力を目覚めさせた本来の姿。最終話で実体化し、別れ際に輝二に輝一の生存を伝えた。闇の力を操り、破邪の槍と盾で戦う。必殺技は「エーヴィッヒ・シュラーフ」。
- カイザーレオモン
- 「闇」のビーストスピリットで輝一が進化した姿。輝一の思いに反応して真の力を目覚めさせた本来の姿。ベルグモンになった事があるためか最初からビーストスピリットの制御に成功している。必殺技は「シュヴァルツ・ドンナー」。
デジモン
これ以下、各デジモンの詳細、情報はデジモン一覧を参照。
- ボコモン
- 声優 - 杉山佳寿子
- 拓也達がデジタルワールドに来て最初に出会ったデジモン。成長期。腹巻を巻いている。語尾に「~ハラ」、「~マキ」と付ける。
- 腹巻の中に手作りと(あぶり出しや袋とじなど、本人も知らなかった仕掛けがあるため、本当にボコモン自身が作ったかどうかは不明)思われる事典を入れており、本人も十闘士やデジモンの事に詳しい。「火」のスピリットが封印されていた「炎のターミナル」にネーモンと住んでいた。
- en:Bokomon
- ネーモン
- 声優 - 菊池正美
- ボコモンの相方的存在。成長期。モモヒキを穿いている。
- のんびりとした性格で、間延びした口調で話す。ボケる事もしばしばで、その度にボコモンに「ゴムパッチン」でツッこまれている。時々ボコモンの言ったことに鋭いツッコミをすることも。
- en:Neemon
- パタモン
- 声優 - 荒木香恵
- セラフィモンの生まれ変わった姿。成長期。ボコモンの影響か、腹巻をしており、語尾に「~ハラ」、「~マキ」と付ける。
- セラフィモンとしての力は失ったものの、敵の気配を感じ取るなど、不思議な力もある。戦力ではないが、ベルグモンに一人で立ち向かい時間稼ぎをしたりもした。
- en:Patamon
- プロットモン
- 声優 - 浅田葉子
- オファニモンが生まれ変わった姿。成長期。決戦前に拓也達と行動を共にする。
- en:Salamon
- ロップモン
- 声優 - 宍戸留美
- ケルビモンが生まれ変わった姿。成長期。決戦前に拓也達と行動を共にする。
- en:Lopmon
悪の五闘士
ケルビモンに加担する5体の闘士の事。ダスクモンを除いた4体の闘士は、ケルビモンが倒される前に悪の五闘士自身が倒された為、ルーチェモンとの戦いの時の名称は、元・悪の四闘士と呼ばれている。
- ダスクモン
- 声優 - 鈴村健一
- 「闇」のスピリットを持つ悪の五闘士の一人。
- 冷酷で孤独を好む性格。圧倒的な力で拓也達を大苦戦させるが、闇の大陸でアルダモンとベオウルフモンに敗れ、輝一へ戻る。獣型のベルグモンは、その危険性ゆえ最初はケルビモンに封印されていた。ベオウルフモンに倒されて以降は、真の闇の闘士であるレーベモンに生まれ変わった。その為、悪の五闘士で唯一、元・悪の闘士に加わらなかった。
元・悪の四闘士
- グロットモン
- 声優 - 西村朋紘
- 「土」のスピリットを持つ悪の五闘士の一人。
- 悪の五闘士の中で、最初に拓也達と戦った相手。まだビーストスピリットを手に入れてなかった拓也達を、獣型のギガスモンで苦戦させ、挙句の果てに泉と友樹のヒューマンスピリットを奪うが、ビースト進化した拓也にビーストスピリットと友樹のヒューマンスピリットを奪われる。拓也からビーストスピリットをとり返そうとするが、ビースト進化した純平に返り討ちを受け敗れる。ルーチェモンとの戦いでは、実体化し、拓也達に味方している。必殺技は、グロットモン時は「スネークアイブレイク」ギガスモン時は「ハリケーンボンバー」。
- アルボルモン
- 声優 - 乃村健次
- 「木」のスピリットを持つ悪の五闘士の一人。
- 「夜寝る前には歯を磨こう」等の標語を呟く謎の癖があり、嗜好も変わっている。ケルビモンに対し忠実な性格。闇の大陸で獣型のペタルドラモンの姿で奇襲をかけ、拓也達のスピリットを根こそぎ奪おうとしたが、最終的には敗れる。その後、ダスクモンにより足手まといの烙印を押された挙げ句、「昨日の友は今日の敵」と捨て台詞を残し、始末される。ルーチェモンとの戦いでは、実体化し、拓也達に味方している。必殺技は、アルボルモン時は「マシンガンダンス」ペタルドラモン時は「リーフサイクロン」。
- ラーナモン
- 声優 - 寺田はるひ
- 「水」のスピリットを持つ悪の五闘士の一人で、悪の五闘士唯一の女性型。
- 可愛い姿とは裏腹に、かなり我侭で高飛車で傲慢。しかしデジモン達の間では人気が高く、ファンクラブまである(なお、ハニービーモンが泉に寝返った際「裏切ったわね」と捨て台詞を残していた。)。泉と激突してからは、彼女を目の敵にするようになるが、セフィロトモン内の「水のエリア」で敗れる。彼女の獣型であるカルマーラモンは、グロテスクな姿をしたイカのおばさんのような姿であり、またこの姿の時はより性格の悪さが目立っている。しかし、最初はビーストスピリットを制御できなかったらしい。ルーチェモンとの戦いでは、実体化し、拓也達に味方している。必殺技は、ラーナモン時は「レインストリーム」カルマーラモン時は「タイタニックチャージ」。
- メルキューレモン
- 声優 - 増谷康紀
- 「鋼」のスピリットを持つ悪の五闘士の一人。
- 常に先走らず冷静で、慎重に計画を練ってから動き出す策士だが、ラーナモン曰く嫌味な性格。自らの獣型であるセフィロトモンの体内に拓也達を取り込み、奪い取ったセラフィモンのデータを使いブラックセラフィモンとなり拓也を追い詰めるが、アルダモンに敗れる。その次はセフィロトモンの姿で、コピーした拓也達の技で彼等を苦戦させるが、拓也達の合体技に倒される。なお、一人っきりの時は、ケルビモンを呼び捨てにしている。ルーチェモンとの戦いでは、実体化し、拓也達に味方している。必殺技は、メルキューレモン時は「ジェネラスミラー」セフィロトモン時は「ランブルブレンドナンバー(劇中では、ブラフマストラ、プレッザ・ペタロ、スノーボンバー、ミョルニルサンダーのみ)」。
三大天使
- ケルビモン
- 声優 - 大友龍三郎
- デジタルワールドを治める三大天使デジモンの一人。究極体。
- 元々純白の姿で正義感の強い性格だったが、自分がビースト型デジモンだという劣等感を抱いておりそこをルーチェモンにつけこまれ、邪悪な姿と性格になってしまった。拓也たちとの戦いで正気を取り戻し、一度はデジタマに戻るが、後にロップモンとして生まれ変わる。
- オファニモン
- 声優 - 深見梨加
- デジタルワールドを治める三大天使デジモンの一人。究極体。
- 拓也達をデジタルワールドへ導いた張本人。ケルビモンによって「バラの明星」に幽閉されていた。ケルビモンとの戦いの中で、拓也達のデジヴァイスを奪い返し、ケルビモンの邪悪な力を浄化しようと試みるが、直後にケルビモンに攻撃され力尽き、最後の力で拓也と輝二のデジヴァイスを変化させ「ハイパースピリットエボリューション」の力を託し、デジタマに戻った。後にプロットモンとして生まれ変わる。
- セラフィモン
- 声優 - 檜山修之
- デジタルワールドを治める三大天使デジモンの一人。究極体。
- ケルビモンの魔力によって封印されていたが、拓也達のデジヴァイスによって解放される。しかし、その後攻めてきたメルキューレモン達に敗北し、データを奪われデジタマにされてしまうが、後にアルダモンがデータを取り戻し、パタモンとして生まれ変わる。
ルーチェモン・ロイヤルナイツ
- ルーチェモン
- 声優 - 西原久美子
- 遥か昔のデジタルワールドで起こっていた人型デジモンと獣型デジモンの争いを終結させた成長期の天使型デジモン。
- しかし、その後冷酷な性格に豹変し独裁に走ったため、十闘士達によってダークエリアに封印されていた。ケルビモンやロイヤルナイツ(デュナスモン、ロードナイトモン)の集めたデータにより復活する。
- ルーチェモン・フォールダウンモード
- 声優 - 中尾隆聖
- ルーチェモンが拓也達に倒されたデュナスモン、ロードナイトモンのデータを吸収し進化した、ルーチェモン本来の光の力に加えて、闇の力を持つ完全体。
- 完全体ながら究極体と同等以上の力を持つ。背に天使と悪魔の翼を持ち、屈強な外見に似合った肉体系の技と光と闇の力の複合技を駆使する。
- 最後は、スサノオモンに敗北。スキャンされてしまった。
- ルーチェモン・サタンモード
- 声優 - 中尾隆聖
- 光の力が取り除かれ、ダークエリアの闇の力を吸収する事でルーチェモンの闇の力のみが膨れ上がり進化を遂げた究極体。
- 巨大な竜の様な姿をしており、攻撃を受けてもすぐに修復する能力を持つ。
- ラルバが攻撃された挙げ句、最後はスサノオモンによって斬られた。
- ルーチェモン・ラルバ
- 声優 - 西原久美子
- ルーチェモン・サタンモードの本体であり、サタンモードの持つ球体・ゲヘナに守られているサナギの様なデジモン。
- ゲヘナに侵入されたスサノオモンに攻撃され、ゲヘナの脱出後、スサノオモンを倒すが、そのスサノオモンの怒りを買ってしまい、分裂したアグニモン・ヴォルフモン・レーベモン・フェアリモン・チャックモン・ブリッツモン・グロットモン・アルボルモン・ラーナモン・メルキューレモンによって倒された。
- デュナスモン
- 声優 - 三宅健太
- ルーチェモンに仕えるロイヤルナイツの一員。究極体。
- 豪快で荒々しい性格、圧倒的な力を誇るパワー型のデジモン。ルーチェモンに心酔している。人間界に行くためでもありルーチェモンのためのデータを集めていたが、最後は月にて拓也達に敗退した後、ロードナイトモンともどもデータをルーチェモンに吸収されてしまった。
- ロードナイトモン
- 声優 - 置鮎龍太郎
- ロイヤルナイツの一員。究極体。独自の美意識を持つナルシスト。スピードを生かした戦い方を得意とする。時折ルーチェモンに対して不信感を抱いていた。最後は月にて拓也達に敗北した後、デュナスモンともどもデータをルーチェモンに吸収されてしまった。
古代の十闘士
かつてデジタルワールドをルーチェモンから救った伝説のデジモン。本編には登場はせず、エンシェントグレイモン・エンシェントガルルモンが劇場版にでたのみである。全て究極体。
- エンシェントグレイモン(火)
- エンシェントガルルモン(光)
- エンシェントビートモン(雷)
- エンシェントイリスモン(風)
- エンシェントメガテリウモン(氷)
- エンシェントボルケーモン(土)
- エンシェントトロイアモン(木)
- エンシェントマーメイモン(水)
- エンシェントワイズモン(鋼)
- エンシェントスフィンクモン(闇)
デジタルワールドに来た子供達
- 勝春(かつはる)
- 声優 - 伊藤健太郎
- 友樹の同級生でいじめっ子。友樹がデジタルワールドへ来る原因となった張本人。
- デジタルワールドでエンジェモン達と旅をしていた。友樹が戦っている姿を見て何かを感じたのか、友樹に今までいじめていたことを詫びる。現実世界へ戻ってからも、友樹とは仲良くやっている様子。
- 鉄平(てっぺい)
- 声優 - 橘U子
- 友樹の同級生で勝春と同じくいじめっ子。メガネをかけている。勝春と共にデジタルワールドへ来ていた。自分を助けてくれた友樹の勇気を認めて勝春と同様、今までいじめていたことを詫びる。
- 照男(てるお)
- 声優 - 中山りえ子
- 勝春たちと共にデジタルワールドを旅した少年。
- 千晶(ちあき)
- 声優 - 中村絢
- 勝春たちと共にデジタルワールドを旅した少女。
- ※当初ファンの間では、この四人が残りのスピリットを受け継ぐのではないかと囁かれていた。
その他の登場人物
- 神原由利子(拓也の母)
- 声優 - 深見梨加)
- 神原宏明 (拓也の父)
- 神原信也(かんばら しんや)
- 声優 - 渡辺久美子
- 拓也の弟。拓也がデジタルワールドへ行った日が誕生日だった。
- 輝二の父
- 声優 - 小西克幸
- 輝一・輝二の実父。息子の心境を配慮しての事か、輝二には本当の母親と輝一の事を伏せていた。
- 輝二の母
- 3年前に輝二の父と再婚した女性。輝二がデジタルワールドへ行った日が結婚記念日だった。
- 輝一の母
- 声優 - 中山りえ子
- 輝一・輝二の実母。女手一つで家計を支えているため、いささか疲労も抱えている。
- 友樹の兄
- 声優 - 谷山紀章
- 大学生。友樹に甘い両親をよく思っておらず、友樹にも厳しいが、それも兄として心配だったからである。
- 泉のクラスメイト
- 声優 - 村岡雪枝、中村、太田真由美、升望、塩味薫
- 泉が帰国子女である事を理由に阻害していたが、彼女がデジタルワールドから帰還してからは和解して仲良くなった。
- 花屋の店員
- 声優 - 村岡雪枝
- 輝二が母親へ贈る花束を買った花屋の店員の女性。
その他デジモン