ビジュアル系 とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋ヴィジュアル系 (ヴィジュアルけい) とは、日本のロックバンド及びミュージシャンの様式の一つである。「ビジュアル系」または「V系」とも呼ばれる。サウンドはハードロックの形態をとることが多い。 過激で派手な化粧や髪型、衣装などの外見が最大の特徴で、X JAPANやCOLOR、DEAD END、D'ERLANGER、BUCK-TICK、ZI:KILLを主としてカテゴライズされたもので、それらの影響を強く受けた後の世代のバンドをも指す。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 関連商品
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「音楽レベルはともかく、派手なメイクによってブレイクしたバンド」を指す言葉として「複雑系」「なごみ系」などの用語とともに1997年の「新語・流行語」に属する。そののち、音楽分野に限定せず男性についても使われるようになった[1]。たまた『日本俗語大辞典』では、谷恒生の作品である『闇呪』の文章を引用し、男性ではなく少女に対しての使用例を挙げている[2]。
上記の日本語辞典・用語集の用例ではいずれも「ビジュアル系」として表記されている。ただし本ページの表記については、2008年3月現在の音楽専門誌『SHOXX』『FOOL'S MATE』『CURE』『Zy[zi:] 』各紙の表記に準じ「ヴィジュアル系」を用いている[3]。
マーティ・フリードマンによれば、日本のヴィジュアル系はX JAPANの功績によって、一般的に広く認知され、曲調に関してもヘヴィメタルを基軸にしながらもその実は非常に広い音楽性の幅を持っているという。本来、ひとりの人間が好む曲調はある程度の幅に収まるはずであるがX JAPANは「Silent Jealousy」のような超攻撃的・超高速の曲から「Say Anything」のようなバラードまで発表しており、ファンもそれを受け入れている。それはX JAPANがその外見と共にサウンドもブランドとして確立した証拠であるとしている[4]。
1980年代中期、インディーズのHR/HMシーンでは、X、COLORといった、それまでのロックバンドの常識とはかけ離れたスタイルのバンドが、ほぼ同時期に関東と関西で一際目立った活動を始めた。彼らの活動内容は、当時としてはとても画期的で、自らインディーズレーベルを設立、音源の無料配布GIG、メディアへの宣伝広告の掲載等の斬新なプロモーションを展開するなど、後のインディーズシーンでの主流となる戦略を、誰よりも先駆けて行いその礎を築き上げた。
この両バンドは、とても交流が深かったが、実際の表現はメタル系とパンク系、音楽性重視と精神性重視と相反するものであった。当時はこの現象を以って「東のX、西のCOLOR」「東のYOSHIKI、西のTOMMY」「東のエクスタシー、西のフリーウィル」と言われた。以降、Xは万人も知る所となるが、COLORはライヴ中に発生してしまった観客の死亡事故により、大々的な活動ができなくなった。
これ以降、彼らの活動を参考に、様々なミュージシャンが自身のレーベルを設立するようになる。
1990年代初頭には、バンドブームの終焉の一方で、根強いファンがいたヴィジュアル系ロックバンドがメジャー、インディーズ (アマチュア) を問わずに台頭し、ロックバンドの主流となった。と同時に専門誌SHOXXが創刊される。
ハードロックやビートロック、ヘヴィメタルのバンドとして活動していたものでも、当時はこれらのジャンルがヴィジュアル系の隆盛に押される形で人気が下火となり、流行に応じた当人の意思や、或いは所属事務所やレコード会社などによる販売戦略、商業的な要求などの要因により、音楽性も含めて、形態の移行をせざるを得ない状況に追い込まれていったと見られるケースもある。 その後、ほとんどのバンドは商業的要素が強くなり、ロックとしての精神性は薄められることとなった。その辺りが影響してか、この時期からヴィジュアル系バンドに男性ファンの姿はほとんど見られなくなった。
一方でヒットしたバンドの中でも、知名度や人気が高くなったり、音楽性の評価が高かったりと、広く世間に認知されたバンドについては、その後は化粧の濃さなどヴィジュアル系としての特徴が薄れていったものが多い。そこには元々の純粋なロックバンド、メタルバンドなどへの回帰、パンクなどへの方向転換、より強いロック色を出す為といった音楽の方向性の変化による理由が一般的である。或いは、売らんが為に強いられたヴィジュアル系路線や、ヴィジュアル系という言葉 (枠組への分類) そのものへの反発など、それぞれのバンドやミュージシャン毎に様々な理由があったものと考えられる。
ヴィジュアル系という言葉が盛んに用いられ、ジャンルとして確立した1990年代末期には、TV番組「Break Out」等の強烈なプッシュにより、更に多くのバンドがメジャーデビューに至る。その中で、他のバンドとは一線を画して異彩を放つMALICE MIZERや、デビューシングルが大ヒットしたSHAZNAなどが特に有名になった。また、既にデビューをしていたPENICILLINもヒットを放つ。その後は同時期にデビューしたLa'cryma Christi、FANATIC◇CRISISや、続くようにしてデビューした、PIERROT、Dir en grey、Janne Da Arcなどが活躍。アリーナクラスの会場でワンマンをするバンドも現れ、PIERROTはメジャーデビューから武道館でのワンマンライブに至るまでの最短記録を更新し、特にDir en greyはインディーズ期から多数の記録を打ち立てていた。しかし、その流行も長くは続かず、メジャーシーンにおける「ヴィジュアル系」というジャンルの勢いは急速に衰えていった。
L'Arc~en~Cielのtetsuは自分達がヴィジュアル系に括られること否定的であり、音楽雑誌uv Vol.102でのインタビューにおいて、 「ラルクがデビューして2~3年経ったころから、雑誌とかでヴィジュアル系って言葉を目にするようになって、そのなかに俺らも入ってて“ヤだなっ”て(笑)。好きな人以外は偏見を持つわけだし、一般的にはその肩書きだけでちょっと馬鹿にした目で見られるわけですよ。音楽的にはたいしたことやってないとか、音楽が駄目だから見た目で勝負してるとか。それで音を聴いてもらえなくなる。それが凄く怖いなって思って…。ただステージに立つのにそれなりの服装をしたり、髪形を整えるのはアタリマエのマナーっていうか、人前に出るうえで当然のことだと思う。」と発言している。
2000年前後から、ヴィジュアルシーンは世間や音楽業界には既に古いものとして扱われていたものの、インディーズやアンダーグラウンドのシーンには無数のバンドがひしめき合っている。2000年頃以降は往時と比べるとよりマニアックな存在となり、コアなファンによって支えられている。また、より深く作り込まれた世界観や外見が嗜好される傾向がある。
2002年に入った頃、インディーズのヴィジュアルシーンでは、片仮名・平仮名のバンド名、奇を衒ったCDタイトルが溢れるという変化が起こった。バロックの出現を境に急激に広がったその流行は、そのファッション性から「お洒落系」「オサレ系」と呼ばれるようになった。
その後、ナイトメアや、雅-miyavi-(雅-miyavi-はj-POPなどもしている)、Plastic Tree、ガゼット、シド、アンティック -珈琲店-、アリス九號.など、より若年層のファンが多いバンドの登場、SHAZNA等の1990年代一世を風靡したバンドの再結成、SIAM SHADEやLUNA SEAなどのバンドの一日限定復活、ロンドンブーツ1号2号の田村淳率いるjealkbの結成、Kagrra,、Kra、ムック、D'espairsRay、12012、Dなど、メジャー進出するバンドの増加、海外でライヴを行うヴィジュアル系アーティストが増加する等、ヴィジュアル系ブームの再来の兆しが見られる。
近年またメジャーに進出するバンドが増えており、インディーズでも大手レーベルのPS COMPANYがキングレコードと業務提携をしたことで、所属バンドは実質メジャーと殆ど替わらない売り方になっている。また、一般企業がヴィジュアル系専門レーベルを設立し、オリコンが「ネオ・ヴィジュアル系」と再定義して[5]社会的な評価を高めようとしていたりと、未だに全盛期と変わらない程のファンがいるヴィジュアル系バンドの青田買いが、年々CDの売り上げが減少傾向にある音楽業界の穴を埋める為の手段として、メジャーレコード会社により行われている。
マーティ・フリードマンによれば、日本のヴィジュアル系は世界に誇れる最高の文化であるとしている。現在のアメリカやイギリスやヨーロッパでは、外見を重視するようなバンドは蔑視される傾向にあるが、ロックバンドはキッスのようにイメージもかっこよくあるべきであるとの意見を述べている。さらに、外見も表現の一部として取り入れているJ-POPならではの現象は、「形」を重視する日本文化、特に男性が化粧をする歌舞伎文化との関連性をも推測している。キッスは歌舞伎に影響されたという説もあるため、ヴィジュアル系は日本文化の逆輸入とも捉えられる、としている[4]。
1980年代後期よりその存在が確認されている。元祖ヴィジュアル系バンドの多くはYOSHIKIの主宰するエクスタシーレコードかDYNAMITE TOMMYが総指揮を執るフリーウィル・レコードに所属していた為、一時は「東のエクスタシー、西のフリーウィル」と言われていた。その後はアナーキストレコード、デンジャークルー、クライス、キーパーティーなど数多くの専門レーベルが登場した。現役もしくは元ヴィジュアル系のバンドマンが主催するプロダクションが多い。また、バンドが独立事務所を立ち上げるケースも少なからずある。
大手芸能事務所が手掛けたケースも少数はあるが、これらの会社の手法ではヴィジュアル系バンドを商業的に成功させることが難しく、田辺エージェンシー、ホリプロなどは撤退している。
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