ピアニスト (pianist) は、英語からの外来語で、広義にはピアノの演奏を行う人のこと、狭義には、職業的なピアノ奏者のこと(日本で多く見られる用法)。本記事では狭義、広義のピアニストの両方を解説する。
出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピアニスト : Pianist(英)。「ピアノ奏者」すなわち、現にピアノを演奏している者、ピアノ演奏の技能を持つ者、ピアノ演奏を業とする者、などの意味がある。日本語では一般的に後者。 クラシック 国家資格も検定も免許も必要ないが、音楽大学でピアノを専攻するか、 個人的に高名な先生に師事し、有名なコンクールで受賞してピアニストになるという形が一般的である。(日本の場合) 「アマチュアピアニスト」も存在します。 ジャズ ポップスなど
ピアニスト : ピアニスト 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ 発売日: 2002/10/11 メディア: DVD
出典: 『はてなダイアリー』
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職業的ピアニストとは、もっとも厳密な意味では、ピアノの演奏やピアノ教育などを主たる職業としている者、それによって生活の資を得ている者を指す。ピアノのソリストや伴奏ピアニスト、さらには各種の音楽学校においてピアノ奏法の教授を主として活動している教育家兼ピアニストなども含まれる。クラシック、ジャズなどのジャンルが比較的数が多いが、ポップスや他の新しいジャンルのピアニストも存在する。
ピアノの演奏を通して演奏会や録音などさまざまな音楽活動を行っているが、いずれも再現芸術としての演奏に力点が置かれているところに特徴がある。ただし、トップクラスのピアニストたちは、他人によって作られた曲ではあっても、演奏のなかに深い芸術性や精神性を求め、単なる楽譜の再現ではなく、一つの表現活動としてピアノを演奏する。むろんこうした心構えは職業的ピアニスト以外にも共通するものであるが、彼らはきわめて高度な技術や表現力によってそれを高次に成功させている点において特異であるといえるだろう[要出典]。
現在ではクラシックの世界の職業的ピアニストの大半は、幼年期からさまざまな音楽教育を受け、ピアノの演奏に親しみ、長じて音楽学校などに通いながら演奏技術を高め、10代から20代の時期に各地のピアノ・コンクールに出場して地歩を築いてゆく。特にクラシックの場合、競争はきわめて激烈で[1]、真の意味での「世界的ピアニスト」の座につくのはそれを希望する者のごくごく一部分でしかない。[2]また、そのなかで歴史に名をとどめる名ピアニストとなると、数はいっそう少なくなる。[3]
上述の演奏家はほんの少数、ごく一部なのであって、音楽学校や音楽大学を卒業し、初期のピアノ教育[4]や音楽教育を行う職業的ピアニストのほうがはるかに多数存在する(日本ではこうした人々をなぜかピアニストと呼ばず“ピアノの先生”と呼ぶことが多い。海外では日本で言う「ピアノの先生」のことも「ピアニスト」と呼ぶ国は多々ある)。また、ピアノの技術を活かして初等・中等教育の音楽教師となる人も多数存在する。彼らが充実した活動を行うことによってピアノという楽器は社会に深く根を下ろし、全体的な質を向上させているといえる[要出典]。
ピアノの直接の原型となる楽器が登場したのは17世紀ごろであったと考えられるが(ピアノの項参照)、それ以前から鍵盤楽器は作曲家にとって重要な素養のひとつであり、名オルガニスト・チェンバロ奏者であった大バッハ以降、鍵盤楽器奏者と作曲家を兼ねた人物は多い。著名な作曲家では、モーツァルト、ベートーベン、ショパン、リスト、ラフマニノフなどがその例である。 職業的なピアニストの成立としては、フランツ・リスト[5]やフレデリック・ショパンを嚆矢とすることが多い。彼らはすぐれた作曲家であり、カリスマ的な人気を誇った演奏家であった他に、多くの弟子を育成し、その後の奏法や教授法に影響を与えた人物でもある。現在でもピアニストの影響関係の系譜をたどってゆくと、リストかショパンにたどり着くことが多い。
以上のほかに、pianistという英語の原義どおり、「ピアノを弾く人(弾ける人)」としてのピアニストがいることはいうまでもない。純粋に趣味的に演奏する者は多く、中には趣味が高じてセミプロとして演奏する者もいる。金銭や名声のためでなく純粋にピアノ演奏を楽しんでいる非職業的ピアニストの活動が、ピアノという楽器の様々な楽しみ方や在り方を現している[要出典]。
鍵盤のサイズやピアノ全体のサイズ・構造の影響で、掌が大きくて力のある奏者が有利なので、そうでない場合は悩まされることも多々ある。また職業的なピアニストの中には常に腱鞘炎に悩まされている人も多い。
他の楽器と異なり、ピアノは1台で和声進行・作曲など全てをまかなえる。結果、ピアニストは他の楽器奏者との調整・協力が不得手になる場合が多い。自身の演奏だけで複雑な音響世界が形成されるので、敢えて他者を入れたくない意識になる[要出典]。ピアノ協奏曲作品でも、自身の大型楽器と管弦楽の小型楽器ではそもそも乖離しているという弊害が指摘される。初期古典派の協奏曲では、独奏楽器と管弦楽との完全な対立が中心になっていたが、ブラームス・ラフマニノフなど時代が下った作家の作品では、渾然一体となった協奏をどう実現するかに重点が置かれている。音楽には独奏と合奏の要素があり、ピアニストが独奏に偏る結果、狭い視野になることを防ぐ意味でも、他楽器の知識は重要である。
五十音順。クラシック音楽の演奏家一覧#ピアノ奏者も参照。