愛の劇場
愛の劇場(あいのげきじょう)は、東京放送(TBS)が製作する昼の帯テレビドラマシリーズ枠のひとつであり、その枠で放送された全作品の総称でもある(この枠で放送された作品名には全て“愛の劇場”と冠される)。基本放送時間はTBSテレビ系列各局毎週月~金曜日13:00~13:30放送(一部地域を除く。字幕放送)
現在の最新作は2008年11月24日より放送中の『ラブレター』。
概要
1968年9月30日放送開始。開始当初は、朝日放送(ABC)が制作を担当していた(1970年にTBS制作に移行)。1999年9月以前は花王(開始当初は花王石鹸)の一社提供番組で「花王 愛の劇場」との名称であった。しかし、経営上の問題の理由で、現在は同社を含む複数社提供となっているため、現在のシリーズ名には花王の名は入っていない。なお花王の提供フォントは通常の白文字で出しているが、花王単独で提供した時は、現行ロゴになってからは他の一社提供番組との共通クレジット(白地に若竹色)を使用していた。ドラマのシーンでは、筆頭スポンサーである花王の製品が置かれている場面が数多く見受けられる。
この枠で放送される作品は家族や主婦を題材にした感動作やコメディー、人情ものが主である。頻度は低いが『聞かせてよ愛の言葉を』(2005年2月21日~同年4月1日放送、大映テレビ制作)や、『貞操問答』(2005年10月17日~同年12月16日放送[1]、若手女優・さくら連続ドラマ初主演)等のような愛憎劇タイプの作品が放送されることもある。
近年にて特徴ある作品としては、若者向けドラマの脚本では現在業界随一のヒットメーカーとの声も高い宮藤官九郎が初めて“昼ドラ”を手掛けた事で話題となった『吾輩は主婦である』(2006年放送)や、人気少女マンガを原作とし島根県を舞台に少女時代から大人時代までの14年間のピュアな恋愛物語を、撮影に長期間を費やし、3世代の主人公達を起用する試み、60話かけて丁寧に描いた『砂時計』(2007年放送)が挙げられる。
主演は中堅どころの女優が多かったが、最近では小川範子、森口博子、南野陽子、中澤裕子、森尾由美、さくら等、アイドル女優やアイドル出身の女優が主演するケースも増えつつある。
放送枠の今後
2008年11月27日、TBSテレビの2009年春改編において、『ピンポン!』と『2時っチャオ!』を終了させて新情報番組を開始するため、その枠の確保を行う目的で愛の劇場を「2009年3月いっぱいで打ち切り」[2]、「2009年3月いっぱいで終了する方向で調整」[3]、「放送時間変更」[4]、との報道が一部スポーツ紙で行われた(この番組の次の番組となる『ひるドラ』も同様の報道が行われた)。TBSテレビは取材に対して「4月の改編は検討中です」(2008年11月時点)と回答[2][5]していたが、2008年12月3日にTBSより正式に2009年3月での枠終了[6][7][8][9]が発表された。
放送作品一覧
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
放送トピックス
- 秋田放送(日本テレビ系)、福井放送(日本テレビ系・テレビ朝日系クロスネット)は2007年3月までは3週遅れで、13:25~13:55の枠で放送されていたが、2007年4月2日からABSとFBCでは午後は○○おもいッきりテレビのフルネット化に伴い放送時間帯移動を余儀なくされ、ABSでは16:24~16:52に、FBCでは15:54~16:24(現在は15:00~15:30)に、それぞれ変更された。13:25から放送していた時代は、TBSから送られた素材をABSが受け取り、さらにそれをFBCに向けてマイクロネットしていた。
- かつては山形放送(放映途中にあたる1980年頃からオンエア開始、それまでは日本テレビ系13時台後半の番組を同時ネット)、福島テレビ、北日本放送(山形放送と同)、四国放送(打ち切り)、南海放送(福島テレビはフジテレビ系=放送当時はTBS系とのクロスネット、それ以外は日本テレビ系)でも放送されていた。四国放送以外はTBS系の新局にネットチェンジされている。
- 放送開始当初は、当時JNN加盟だった大阪地区・朝日放送を中心に、西日本地区で13:00からシャボン玉プレゼントが放映されていた関係から、東日本は13:00~13:30、西日本は13:15~13:45と時差放送されたことがあったが、その後腸捻転の解消に伴い、1975年4月から全国共通(一部の他系列局での放送を除いて)で13:00~13:30に統一された。(その項参照)
- MBSに関しては選抜高校野球の準決勝・決勝(かつては準々決勝も)開催日と重複する場合は高校野球放送を優先するため(過去に朝日放送が全国高等学校野球選手権大会を中継した時の準決勝、決勝開催日も同様。ただしTBSは本番組→CBC制作昼の連続ドラマ終了後に飛び乗りのパターンが多かった)、またこの時間帯にJNN報道特別番組やオリンピックなどスポーツ中継が放送される場合、放送日と話数調整のため2008年現在は主に翌日(金曜日の場合は翌週月曜日)の9:55~10:25(高校野球の振り替えは翌日の9:55~10:25か試合終了後の16:00~16:30。通常はJNN協定の関係で後日の振り替え放送はできないことになっているがこれは特例の措置であるため後日の振り替え放送が特別に認められている。)に移動して放送することがある。
- 南日本放送は1973年頃、スポンサーがローカルセールスになっていた。花王石鹸(当時)はもちろんだが、もう一社がフンドーキン醤油だった。
- タイトルや作品がシリーズ化されているケースがある(「わが子よ」「ああ○○」「天までとどけ」「ぽっかぽか」「温泉へ行こう」「ママまっしぐら!」「大好き!五つ子」「○○へ行こう!」など)。
- 1980年代中盤~1990年代前半の新年(1月開始)第一弾は石井ふく子が関わった作品が多数放送された。
- 1989年以降の夏(7~8月)は“夏休み枠”として親子で観られるストーリーになる事が多い(「夏色の天使」が嚆矢)。中でも「大好き!五つ子」はシリーズ化しここ数年毎年放送されている。ちなみに、春休み枠ではかつて「天までとどけ」シリーズが放送されていた(2004年まで、但し1992年は夏休みに放送、1993年は放送なし)。
- 再放送については枠の関係で1時間2話連続にしているケースが多く、ドラマによっては2話分を1話に編集した再放送向けのバージョンも存在する。またTBSの権利切れ後に他系列(または独立系)の地方局で放送されることも多い(例:瀬戸内海放送(テレビ朝日系列)では月~金5:20~5:50の固定枠で過去の「愛の劇場」作品を中心に放送している)