『成恵の世界』(なるえのせかい)は、丸川トモヒロによる日本の漫画作品及び、これを原作としたラジオドラマ作品並びにテレビアニメ作品である。
なお、本作の劇中劇として発表され、後にスピンオフ作品として同作者の手により漫画化された『魔砲少女四号ちゃん』(まほうしょうじょよんごうちゃん)についても当項目において解説する。
概要
成恵の世界
『月刊少年エース』(角川書店)にて1999年6月号から連載中。作者にとっては初の本格的な長期連載作品である。単行本は第10巻まで刊行されている(2008年11月時点)。作者の体調を理由に休載が多く(最近では話の構想を練るために休載していることが多い)、単行本の新刊が刊行されるのに1年以上(月刊少年漫画雑誌では半年で1巻程度が平均)かかることも多い。ちなみにサブタイトルは連載時には公表せず、単行本にて公表している。例外として数ページ話の場合はサブタイトルを公表している。
作品タイトルはA・E・ヴァン・ヴォークトの『非Aの世界』から取ったと言われている。また、作品の様々な場面の細部に古典SFのパロディが多く、SF好きにはより一層楽しめるようになっている。
2002年にはJFN系列のラジオ番組『カドカワ・サウンドシネマ』内にてラジオドラマ化(のちCD化)され、さらに2003年にはテレビアニメ化された。この際ラジオドラマ版とは一部声優が変更されたのに伴い、テレビアニメ版の声優によるラジオドラマも制作されている(結果として第1話など回によっては原作・ラジオドラマ2種・テレビアニメの4種類存在するものがある)。
比較的原作に忠実なラジオドラマ版に対して、テレビアニメ版は全12話(当初は2クール26話の予定だった)という制約からか、原作とは一部内容の変更や割愛などがあった。
魔砲少女四号ちゃん
上記『成恵の世界』の劇中劇として形を得た作品。元々は「魔法少女もの」のパロディであり、タイトルの『魔砲少女』はそのもじり。結果的に「魔法」を「魔砲」と置き換えた「魔砲もの」初期の代表作となる[1]。元が劇中劇であるが故に存在自体もマイナーであるため、時折ファンによって「魔女っ娘の極北」と称される[2]。詳細は以下の通り。
なお、登場人物や後述するCDドラマ版の声優については下記項目『登場人物』の該当項目を参照の事。
劇中での描写
『成恵の世界』の主格主人公である飯塚和人が好きなアニメ作品として名前が挙げられている。
劇中内では『月刊少年ベータ』に連載。テレビ大和をキー局に放映。主にハイティーンのオタク層に人気のある作品として描かれる。作内では頻繁に再放送が行われており、ガシャポンのフィギュアも街中の至る場所に設置されている。
第一期作品はDVD-BOXが発売。現在、第二期作品である『突撃!四号ちゃん L70』が製作・放映されている。なお、この第一期から第二期に移り変わる際に、この作品をテーマとした「コスプレのど自慢大会」なるイベントが開催されている。
しかし、そうした年少層の加熱とは裏腹に親世代、PTA関係者の中には放映及びメディア展開の中止を再三要請する強硬派も存在している[要出典]。理由として「キャラクターモチーフが戦車であること」や「戦争という人間の負の部分を美少女という要素で誤魔化している」などの意見が挙げられる[要出典]。
一方でコアなファンも多く、この作品の人気は、そうしたファンによって支えられていると言っても過言ではない[要出典]。
現実における展開
『成恵の世界』を連載していた『月刊少年エース』の増刊である『エース桃組』に単発読切の形式で掲載された。掲載号は創刊号であるVol.1(2000年発行)とVol.3(2001年発行)の2回。2008年現在での単行本収録はされていない。
ストーリーは主人公である大当 真名花(だいとう まなか)が魔砲を得て「四号ちゃん」になるくだり(1話)と、魔砲壊滅を狙う一派「ユニオン」の少女ケイ・シャーマンがやって来て真名花と戦った末に友人となるくだり(2話)で終了している。そのため『成恵の世界』ファンからは当作の復活を望む声も多い。
2002年8月に主人公である四号ちゃんのガレージキット(8分の1スケールレジンキャスト)が『少年エース』系読者向けに限定発売され、告知漫画『フィギュアの丸尾ちゃん』が『月刊少年エース』8月号と『エース桃組』夏号に掲載された。なお内容は日ペンの美子ちゃんのパロディで、購入すべきか悩む和人に丸尾が購入を勧める、というもの。
また2002年から2003年にかけて『成恵の世界』のCDドラマ化・アニメ化に引きずられ、本来『成恵の世界』であるハズの番組枠を乗っ取る形で[3]ラジオドラマ及びCDドラマ化した。当然ながら、一応『成恵の世界』の劇中劇として同作内でアニメ化もされている(単体作品としてのCDドラマ化・アニメ化ではないことに注意)。
あらすじ
ある雨の日のこと。飯塚和人は捨て子犬を前に「犬を助ける優しい少年に惚れる女の子が現れる」妄想をしていた。そんな自分を気恥ずかしく思いながらも結局、犬を助けようとする和人。ところがいきなり後ろから現れた女の子が金属バットを振り上げて子犬を叩きのめしてしまう。子犬はある勢力が地球に送り込んだ生物兵器だったのだ。
いきなり現れて子犬を叩きのめし、自分を心配してくれながらも多くを語らず去っていく少女に、和人は興味を覚え、心を奪われた。翌日、彼女がその場に残した金属バットを見せて友人の丸尾にそのことを相談する。丸尾は学校の名簿から彼女の身元を割り出してくれた。彼女は隣のクラスの七瀬成恵だった。
バットを返しに行った和人は成恵を誘うが、微妙に会話が噛み合わない。挙句の果てに距離を置こうと様々な自分の欠点をあげつらっていく成恵に、和人はその全てを全く気にしないと豪語した。そして成恵は自分と父が宇宙人であることも告白するが、和人は勢いでそれすらも受け入れると返事をしてしまう。
和人の新鮮な対応に成恵は気を良くし、彼を「お付き合いの相手」として自宅へと招待する。かくして和人の「成恵の世界」を巡る超体験の日々が始まるのであった。
注意:以降の記述で成恵の世界に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
用語
以下、作中における用語を、その構図に交えて紹介する。
作内における人物と組織の構図
- この世界は地球を中心として様々な宇宙人組織(大きく分けて2-3組織)が対立している構図が浮かんでいる。
- 宇宙の星々はそれぞれの惑星・星系・銀河ごとに独自の文化を持っており、それは全て地球内における各国家がトレースされたかのような状況を示している。そして、これらの星たちは銀河系連盟(略称:銀連)を形成し「機族」と呼ばれるロボットたちを前に立てた代理戦争を行うことで、パワーバランスを保っている。
- この状況は宇宙に生きる人々に「争いがすぐそばにある」という目に見えないストレスを常に与えており、それゆえに銀河系人(銀連に属する国家に籍を持つ人々の総称)は常に不機嫌である。成恵の父・七瀬正はその状況を打破したいと願い地球にやってきた。それは「銀河の星々の文化を1つに押し込めたような星が、なぜ即座に滅ぶことがないのか」を知るためだった。
- 成恵を始めとする「七瀬家」を中心として動いているのが、銀連に属する惑星国家の1つ惑星日本とその下で動いている監察庁である。彼らは今のところ基本的には成恵たちの味方として動いている。
- どちらかといえば、この事象は監察庁(もっと穿った見方をするならば、地球担当監察官テイルメッサー鈴木)の独断に近いものであるように伺える。惑星日本上層部には七瀬家の存在を知らない者もいるらしい。しかしもちろん、一部の事情通や縁者は「地球の七瀬家」の存在を知っており、故に七瀬家は時折、外交の道具として使われかけることもある。
- それをよしとしない勢力が白鳥座アバロン(連載初期~中期時は北アメリカ星雲と表記される場合もあり)と呼ばれる宙域に属している過激派「地球は人類のもの連合」である。彼らは地球に機族と銀連(惑星日本)の人間がいるのを良しとせず、七瀬家を排除するために様々なテロ行為を行っている。しかし襲撃前に文面の整った予告状を送るなど、変な所で礼儀正しい。また能力者(パーセプター)という人間(?)が所属するが、これらの人間は催眠術や念動力、予知能力などが使える。
- アバロンの文化では機械は道具に過ぎないと考えるため「機族の否定」という意識がある。アバロンはその惑星国家開拓の過渡期において「蛇」と呼ばれる謎の支配者とその配下の機族的存在と戦いを強いられたと歴史で伝えている。故にアバロンの人々の意識上ではそれらが結びつき、機族と共にある銀連や、自らの意思に関係しないとはいえ、そこに属する七瀬家の存在は容認せざる事象としてテロの対象となる。
- 一方で白鳥座アバロンには、それら過激派を抑えようと考える比較的穏健派の政府も存在している。同宙域内のアバロン星雲合星国(ユナイテッド・スターズ・オブ・アバロン)がそれである。しかし、これも銀連とは宇宙・地球における権益を巡って反発、一触即発で戦争が起こりかねない間柄である。
- ラジオドラマで成恵を狙うアバロン人工作員役を演じた川津泰彦の演技がスタッフ・キャストの間で好評であったため、以後のアニメ版などのシリーズ作品でアバロン人工作員(複数登場する場合にはそのリーダー役)が登場する場面には人物が違う場合でも必ず川津が配役されている。
機族
- 作中におけるロボットのうち、自我を持った高度な機械知性体を機族と呼ぶ。全て女性型で、総数は約8億4000万個体。そのトップに女王と呼ばれる人物が君臨している。人類の守護が目的とされるが、全ての人間がそれを額面通りに受け取っているわけではない。機族三原則が組み込まれており、生き物を殺めることはできないが、それ以外は人類と同レベルの思考可能性を持つ。稀には人類と機族の間に恋愛感情を生むこともある。ただ「優秀で当たり前」な機械である以上、鈴やハルナのように突飛で個性的な個体は珍しい。
- 遥かな昔から人類と共生を続けており、もはやその起源は当の機族にも分からなくなっている。体組織の構成素材には機伝子と呼ばれる伝達因子が備わっており、それまでに生まれたあらゆる機族の設計図が記憶されているという。機族は「アプリオリ」と呼ばれる卵の状態で発生し、それから里親(アリスウォーカー)となる人間の元で幼少期を過ごす。この時期の機族に特別な能力はなく、ほとんど人類の子供と変わりがない。その後養成学校に進む中で適正に応じて様々なタイプに分化していく。
- バチスカーフやハルナの様な星船型の機族は最優秀の部類に入り、一般的には人間型の形態を維持した、いわゆるロボットの個体が多い。この進路選択にはある程度自由意志が反映されるようで、麗や蘭などは能力的には星船候補クラスながらあえて戦闘機を選択している。基本容姿が固定されるのもこの時期である。なお大容量の機族になると端末の分身や変身も原理的には可能であり、人型形態はほぼ便宜上のものと言ってよい。また通常の人間型でも体組織の密度はかなり高く、諜報機の鈴ですらガードレールを軽くへし折る程の質量がある。常にベクトルドライブによって反重力を発生させているため、人間社会に溶け込むことに問題はないが、何らかの理由で制御が停止すると鉄の塊同然の状態である。
- その他の点はかなり人類に類似しており、人型機族などは活動エネルギーも陽電子転換炉を用いた摂食行為によって取っている。機族にとって人との心の繋がりは非常に重視されており、それを失った者は放浪機(バーサーカー)としてアウトローの扱いを受ける。半不死の体を持つ機族にとって、死とは中枢を完全に破壊されるか心を失って自壊するかのどちらかであり、その寸前にある放浪機は忌むべき存在である。
登場人物
主人公
- 七瀬 成恵(ななせ なるえ)
- 声 - 能登麻美子
- 本作品の客格主人公で、和人の彼女。宇宙人(銀河系連盟・惑星日本人)と地球人のハーフ。自らに宇宙人の血が混じっていることに、強いコンプレックスを感じている。
- 当初は他者に対して距離を置く性格だったが、和人の理解と何事にも動じない想いもあり、明るく外向的な性格に変わっていく。ただし、今までの孤独感からの反動により、若干バカップル化(成恵から一方的に)している。
- 日雇い労働者の父の元、七瀬家の家計を支える苦労人で、極度の貧乏性。若い身空でタイムセール争奪戦に出向くなど、かなりの生活臭を持つオバチャン化が進んでいる。家事全般が好きで得意。
- スポーツ万能で、バッティングをやらせればホームラン連発、塀の上を走るなどもお手の物。ハイキック一発で相手を失神させるなど、高い身体能力を持つ。
- テレポートを良く駆使するが、電子機器の取扱いには極めて弱い。愛読書は『女性セ○ン』で、影響を受けやすい。
- 飯塚 和人(いいづか かずと)
- 声 - 阪口大助
- 本作品の主格主人公。当作、特に初期は彼の視点で物語が語られている。
- ごく普通の中学生だが、少しオタク趣味があり、アニメ『魔砲少女四号ちゃん』の大ファン。成恵の隣のクラスで、パソコン部に所属。JavaScriptの基本的なプログラミング技術を有する。そのため電子機器の扱いには強いが、さすがに成恵たちの持つオーバーテクノロジーに関しては扱いきれずに手を出して若干のヘマをすることもある。
- 運動が若干不得意(特に水泳)、勉強も並、漫画が好きだが絵は下手と目に見えて役に立つ特技は何も無いが、成恵や鈴の正体を知っても全く態度が変らなかったり、突然鼠になっても現状を把握し対応するなど柔軟性・適応性のある思考を持ち、また直感力・発想力にも秀でており、成恵のためなら喧嘩もするなどいざという時の行動力もあるため、頼りにされていることが多い。
- 優しく穏やかな性格で、成恵のコンプレックスを解きほぐしていく。
主人公の友人たち
親友たち
- 丸尾 正樹(まるお まさき)
- 声 - 福山潤
- 和人のクラスメートにして親友。八木の幼馴染みで家も隣同士である。かなりのお調子者で、人呼んで「愛の伝道師」。
- 浮世離れしたカップルである成恵と和人を暖かく見守る、並外れた柔軟思考の持ち主。
- 一見助平で飄々としているが、やるべき時はやるし、他の面子を実にしっかりと纏めている。相談されることが多いのもその証左。さらに鈴たちが人間でないことや成恵達が宇宙人であることは、大方察しているが気にしておらず、現実に目にしても全く驚かず何も変わらなかった。その上、無理に何かを聞き出すこともなく、特に何も無い場合には自然体でそっとしておいてくれている。が、いざ何か起こった時にはキチンと自らの価値観をもって助言してくれる慧眼の持ち主。
- 野球部に所属し、将来を期待されているスラッガーで4番も務める。背番号は何故か666番。自宅は鮮魚店。千絵子という妹がおり、時々成恵達と絡む場面がある。パラレルワールドの未来では、米国の野球チーム『ニューヨークメッシ』に所属する大リーガーとなっている。
- 八木 はじめ(やぎ はじめ)
- 声 - 千葉紗子、ドラマCDは渡辺明乃
- 丸尾とは家が隣同士の幼馴染み。成恵の同級生。文芸部所属。
- あだ名は「SFハカセ」で、その二つ名の通りUFOや宇宙の事象に異常なまでの執着を示す。
- 親が共働きなことなどから孤独であることが多く、その反発として周囲を敵視していた。更に成恵とは「宇宙」というものに対する立場の違いから一層反目しあう間柄だったが、香奈花を橋渡しにして和解。打ち解けて無二の親友となった。
- しかし結局、成恵が宇宙人のハーフであることなどには気づいてないらしい。
- パラレルワールドの未来では、丸尾と恋仲(?)になっており、また事務職として働く傍ら、SF小説家としてデビューしている。
- 永岡 四季(ながおか しき)
- 声 - アニメ未登場、ドラマCDは菊池志穂
- 成恵の小学校時代のクラスメート(現在は別の中学)。祖母が遺した古本屋「時台屋」の主人でもある。
- 物静か・おしとやかで物腰柔らかく本好き。常に猫の「ぴーとさん(ドラマCD版・声:千葉一伸)」を連れて歩き、ネコ語すら操る超越系の不思議少女。眉毛(なぜか、途中から太くなった)以外の見た目と性格が、祖母の若い頃に酷似している。
- 人を寄せ付けない成恵のことを常に心配していた。八木とは別の意味で成恵の親友たる少女。
- パラレルワールドの未来では、「時台屋」を拡大して社長になり、インターネットによる本の売買を行うなど商才を発揮している。
同級生
- 新田 昭(にった あきら)
- 成恵と同じクラスの小柄な男子。気弱な図書委員。永岡四季の従兄弟。
- 前から成恵のことが好きだったが、生来の気弱な性格が災いして口に出せずにいた。そのうちに成恵が和人と付き合うようになり、報われない恋となってしまったことを悟り、自ら身を引く。
- ところが成恵のカチューシャ(実は軌道上の星船とリンクしてテレポートを行うための転送コネクター)を拾ったことにより、その全てが露見してしまった。結果として失恋が完全に決定し、その後は普通の同級生・普通の友人として成恵たちと接している。
- 四季の従兄弟だけあり、ぴーとさんに懐かれている。このことは長らく明かされていなかったが、単行本10巻に収録された第64話にて「イトコの古本屋に行った」と言うシーンで伏線が張られ、同巻のおまけマンガにて初めて明らかにされた。四季からは「あーくん」と呼ばれている。
- 工藤 杏子(くどう きょうこ)
- 声 - 立野香菜子、ドラマCDは城雅子
- 成恵と同じクラスの女子。高飛車なイジメっ子。事ある毎に成恵や八木に対してちょっかいをかけてくる。
- 実の所は面倒見の良い性格であり、母性本能をくすぐられる人に弱いらしい。一時期、新田とイイカンジではあった。
- 最近の話では年上の彼氏が出来たらしく、新田とのことは無かったことにされていたが、振られてしまったようでまたイイカンジになった。
- 柏崎 ゆき(かしわざき ゆき)
- 声 - 後藤邑子
- 杏子の友人A。ボブカットの少女。杏子とあやの2人で成恵たちを攻撃する。
- 金沢 あや(かなざわ あや)
- 声 - 黒河奈美
- 杏子の友人B。外ハネショートカットの少女。ゆきと杏子の2人で成恵たちを攻撃する。
七瀬家
- 七瀬 正(ななせ ただし)
- 声 - 菅原淳一 / 渋谷茂(30代の若い頃の正)
- 成恵・香奈花の父。惑星日本の地球調査員で銀河系連盟の常駐員(外交官)。ただし、惑星日本(銀河系連盟)の地球調査活動はアバロンとの外交問題から凍結されているため、非公式である。
- 元々は惑星日本外務省のエリート官僚であったが、妻との離婚問題などで心理的打撃を受けて銀連の地球調査員に応募し、紆余曲折あって成恵の母と出会い結婚、そのまま地球に居付く。銀連では結構高給取りだったようだが、銀連での財産・通貨は地球では使えないため、工事現場などで日雇い仕事をしている。
- 七瀬 香奈花(ななせ かなか)
- 声 - 皆川純子
- 成恵の異母姉。純粋な銀河系(惑星日本)人。
- 父親に会いたくて光速航行の輸送船に密航したことから、ウラシマ効果によって成恵より年下になってしまった。
- 非常にワガママなきかん娘だったが、和人の優しさに触れ、また成恵の姉となったことから、万年雪が解けるような心的成長を見せる。
- 成恵の姉だが年下のため、学校では1年後輩。同級生からは「香奈ちん」や「お嬢」と呼ばれている。
- バチスカーフ
- 声 - 小菅真美
- 香奈花の世話役を勤める深次元護衛艦(軍所属だったが現在は退役)。
- 常に穏やかで慎ましく働き者。それゆえ、七瀬家の家事もやることがある。気が使えてナイスバディでスポーツ万能な美人。隣のお姉さん的存在だが、香奈花はしっかり躾ける。
- 主に人間型の体(意味合い的には端末に近いかもしれない)を使って行動。
- 船体は通常、成恵のアパートの隣に日本風の一軒家として偽装(変形)してる。
- 登場当初は表情も台詞も固かったが、以降は温和な表情が多くなった。
- ちなみに船体漢字名は「罰襟巻」。名前の元ネタはオーギュスト・ピカールの深海観測船と思われる。
- 七瀬 成美(ななせ なるみ)
- 声 - 川村万梨阿
- 成恵の母。旧姓・睦月(むつき)。成恵が9歳の頃(5年前)に交通事故で死亡。
- 田舎の農家の娘で、結婚前は町の電子部品工場で働いていた。両親を早く亡くしたらしく、正と会った時には姉夫婦と同居していた。
- 地元の「梅ノ川」で溺れていた正を介抱したのをきっかけに彼と恋に落ち、後に駆け落ち同然で結婚する。成恵の行動力は成美に似たらしい。
- 詩を書くのが趣味。自作の詩から故郷の自然のように「恵みを成す人に」という願いを込めて娘に「成恵」と命名した。
- なお7巻では成美と血の繋がりがあるのが兄の方であるように描写されており、姉夫婦という設定は忘れられている可能性が高い。
- 名越 晴香(なごし はるか)
- 声 - 引田有美
- 香奈花の実の母で、銀連惑星日本宇宙艦隊の軍人(現在の階級は大佐)。
- 初め、惑星日本外務省のエリート官僚(当時)だった七瀬正と結婚して香奈花を生むが、夫との生活のすれ違いから離婚した。現在は独身の模様。外宇宙勤務が多くウラシマ効果で時間を失っているため、正とはかなり年齢差が開いている。香奈花と一緒に暮らした時間も僅かなものである。
- 現在は重護衛艦「コンゴウ」の艦長。部下の機族たちを自らの家族同様に可愛がるという、軍でも非常に珍しい機族の扱いをするため、彼女らからは非常に慕われ「名艦長」とも呼ばれている。後にある事件がきっかけで前夫と後妻の子供である成恵と出会うことになる。10巻において異動で地球方面艦隊に編成され、正とも再会する。
- アニメ版にも登場するが、当時原作においては回想シーンでのみの登場であったために具体的な設定は存在せず、単に「香奈花の母」としか表記されていない。
惑星日本監察庁
- テイルメッサー鈴木(テイルメッサーすずき)
- 声 - 西村知道
- 惑星日本監察庁の監察官。鈴・蘭・麗の直接の上司であり、正の上司でもあった。
- その立場から成恵に「惑星日本」の人間であることを自覚するよう求めていたため、最初は成恵に嫌われていた。そういう意味では成恵の「宇宙人コンプレックス」の元凶である。
- しかし一方で七瀬家が穏便に過ごせるよう影ながら見守り、七瀬家が地球に居るだけでも生み出される(+成恵達の警戒心の無さが生み出す)様々な問題や圧力に対処・防護しており、特に純粋な銀河系人である正や香奈花の地球での平穏な生活は、彼を抜きにしては語れない。
- かなり優秀な麗・蘭と未知の可能性を秘める鈴を有し、地球圏の通信統括星船の上司であったりすることなどからも、彼の権限、少なくとも地球におけるそれはかなり大きい様子。
- このような名前をしているが、れっきとした惑星日本人である。
機族
- 朝倉 鈴(あさくら りん)
- 声 - 壱智村小真
- 精神制御パルスで人の心を操る監察庁の機族。諜報型だがドジが目立つ落ちこぼれ。
- ポニーテールで、衣装はミニスカートが多いが様々。頭髪は現在金髪だが、単行本1巻の表紙では茶髪だった。
- 登場当初は使命を完遂することのみを思考するエージェント風だったが、次回登場以降は地球生活好きで人懐っこいドジっ娘に変った。また和人へ密かに好意を寄せているようである。
- 護衛母艦・旻天(ビンテン)の一室に居住していたが、地上での生活を許可され、七瀬家と同じアパートに下宿(47・48話)。
- 機族三原則を最優先プログラムとしてインストールされているため、威嚇としても生き物に対して暴力を振るえない。このため野良猫にすら負ける(これは全ての機族に共通した条項ではあるが、鈴は特にその折り合いが悪い)。
- 機族学校では麗・蘭の後輩で落ちこぼれだった。監察庁に配属された現在でもドジで子供っぽい言動が多いが、時にそうした普段の姿からは思いがけぬ働きを見せることも。監察官や麗・蘭たちはそんな彼女を未知の力を秘めた存在として一目置いている。
- 成恵たちと関わることで、機族の枠を超えた思考を身に付けつつある。
- 天堂 蘭(てんどう らん)
- 声 - 川上とも子
- 監察庁戦術型機族。勇壮だが相手を傷つけることを好まない。好きな装備はメカ取り網。
- ツインテールでユニセクシャルな衣装が多い。
- 戦闘時は大剣(槍?)型の武器を使用し、相手を分解切断する。ベクトルドライブ(空間指向偏向装置)も使用可能。
- 機族学校では鈴の先輩で、麗と首席を争った秀才。運動性能を活かした宇宙空間での戦闘力もピカ一。しかし、生真面目で考え込む癖があり、やや融通がきかない面もある。
- 音無 麗(おとなし れい)
- 声 - 桑谷夏子
- 監察庁戦略型機族。お淑やかでいかなる時も冷静を常とする。
- ロングヘアーでお嬢様な衣装と帽子を好む。
- 電子戦に長け、索敵警戒を担当。また戦闘時には相手のコードを読み解き蘭の武器を強化したり、高い精度の挙動予測を行って蘭をサポートする。誘導型ミサイルやファンネルを使用した直接攻撃も可能。
- 蘭と麗が揃えば軍の一般機族では全く歯が立たず、歴戦の勇士の放浪機(機族)すら葬る戦闘力を示す。
- 機族学校では鈴の先輩で、蘭と首席を争った秀才。蘭・鈴との3人組の中ではリーダー格。蘭のよき理解者で、いつもさりげなくフォローしている。また、鈴に自分達とは違う力があることを認めている。
香奈花の友人
- 味沢 千佳(あじさわ ちか)
- 香奈花のクラスメートで親しい友人。ショートカットで活発系の性格。テニス部員。
- あだなは「千佳ぼん」で間柄としては悪友に近い。
- 父親は自衛官で、よく「私用」と書いた張り紙が張られている装甲車を乗り回している。親の影響で彼女もミリタリーオタク気味。将来の夢も戦車乗り。
- 中村 明子(なかむら あきこ)
- 香奈花のクラスメートで親しい友人。頭にハチマキのメガネっ娘でオタク趣味を持つ。文芸部員。
- 一応は常識人で千佳を諌める役目を持っているが、やおい小説趣味の点で暴走しやすい。
- あだなは「アキ」。ちなみに明子のオタク趣味は姉(アニメショップ店員)の影響である。
桜ノ中学校
この2人は、2006年に発売されたスペシャル・エディション(総集編DVD)の初回特典ドラマCDで初めて声が入った。
- 天乃川 宇宙(あまのがわ そら)
- 声 - アニメ未登場、ドラマCDは疋田由香里
- 和人のクラスの少しズレた金髪美人の副担任。
- 眼鏡をかけている時は普通の目だが、外すとなぜか3になる。スプーン曲げの先生として生徒たちに人気を博す。男性教師にチヤホヤされるためか、女性教師からの評判は一部を除きあまり芳しくない様子。
- 実はアバロン星雲合星国の特佐(スパイ)で本名はユニ・ミルキーウェイ。強力な超能力者(パーセプター)である。
- 地球と七瀬家に付いて調査にやってきた。教師になるのは以前からの夢で、教師生活を楽しんでいる模様。それだけに、時に本職のスパイ業務と教師の役割との狭間で悩む姿も見られる。
- 名前の「ユニ」は英語で「単一の、同一の」の意味であり、また宇宙(ユニバース)という語の接頭詞でもある。「ミルキーウェイ」は天の川だが銀河系の意味も持つ。『サクラ大戦』のレニ・ミルヒシュトラーセ(ミルヒシュトラーセはドイツ語の天の川)と似ているが由来かは不明。
- 金原 光一(かねはら こういち)
- 声 - アニメ未登場、ドラマCDは千葉一伸
- 成恵と八木のクラスである2年2組の担任教師。テニス部の顧問。
- 生徒思いの若き静かな熱血教師として知られており、生徒には慕われている。意志薄弱と言われがちだが、実は底抜けの優しさを持つお人よしであるが故に我を通せないだけ。生徒のために我が身すら投げ出せる教師として最高の信念と適性を持つ男。オープンのスポーツカー(ローン残り5年)を乗り回すナイスガイ。
- 実はヅラであり、しかも車のローンに給料の大半を取られているため、安物を着用。そのためよく脱げるので、全校に知られている。しかし本人的にはトップシークレットであり、周囲の生徒たちも気付いていることを気付かれないように必死でフォローしている。
- 彼女なし。宇宙先生に片思い中。
島田屋旅館
- ハルナ
- 声 - 冬馬由美
- 戦うことが嫌で、戦場を放棄し、地球に降り立った惑星日本の軍に所属する星船。その正体は高速護衛艦『春名』。
- 降り立った海岸で浜茶屋のオーナーである島田昭雄と出会って恋に落ち、彼の運営する浜茶屋で店員として働くことに。しかし勤務中、香奈花とバチスカーフに出会って宇宙に連れ戻されることに恐怖し疑心暗鬼となった。誤解を解くために香奈花達は彼女と友人として接することになる。実質、バチスカーフの妹分で彼女を「先輩」と呼び慕っている。
- 以上のことから、かなりそそっかしい性格が窺える。その後、香奈花を通して成恵たちと知り合い、彼らの尽力で島田と結婚(入籍はできないため、形式的な挙式を行うだけ)する。また七瀬家と監察庁の機族3人娘を通して軍と折り合いがつき、現在は退役艦の身分である(接触前は放浪機化も危惧されていたが、島田オーナーとのラブラブぶりを見せ付けられ、その懸念はあっさり解消された)。
- 旅館の託児所で保母として働くこともあり「ママいらずの、あやしのハルナ」として恐れられているらしい。
- 名前の元ネタは旧日本海軍の戦艦「榛名」(戦後、除籍解体)、もしくは海上自衛隊ヘリコプター搭載型護衛艦「はるな」(就航中)であると思われる。
- 島田 昭雄(しまだ あきお)
- 声 - 遊佐浩二
- 老舗の温泉旅館の一人息子。夏は旅館が出張運営している浜茶屋のオーナー。そのため島田オーナーと呼ばれることが多い。
- 夜の海岸でハルナと出会い、恋に落ちる。その後、成恵たちの尽力で彼女と結婚する。夫婦生活は非常に順調。
- 特に恋愛関係のことで和人達の手に余る事態が起きたときには、そっとアドバイスをくれるお兄さん。ところが、元からラブラブであったために、あまり役に立たないアドバイスであることも。
『魔砲少女四号ちゃん』
第一期
- 大当 真名花(だいとう まなか)
- 声 - 野川さくら、ドラマCDは西村ちなみ
- 劇中劇のテレビアニメ(詳細は上記)『魔砲少女四号ちゃん』の主人公。「四号の魔砲」の力によって「魔砲少女四号ちゃん」に変身する。なお『四号ちゃん』状態のモチーフはIV号戦車。
- 死亡寸前の先代四号より魔法の銃砲である「四号の魔砲」を託され、それを巡る争いに巻き込まれる。
- 変身前は弓道道場の娘で、おとなしめの少女。学校でも弓道部に所属しており、その腕から先輩に妬まれていじめられ、部内では孤立している。変身後は普段抑圧されている反動からか非常に明るい。
- 普通、魔砲に選ばれた者は、その力に溺れて凶暴化・粗暴化し、破壊衝動のままに自らの住む世界を壊していくが、なぜか真名花は自らの意志を保ち破壊衝動も持つことが無かった。
- 第二期作品『四号ちゃん L70』では頼れる先輩として魔力も上がり、四号に変身することなく魔力を使い超重戦車マウス(M1三個分)を軽々と引いて走ることができるようになっている。
- ケイ・シャーマン
- 声 - 新谷良子、ドラマCDは田村ゆかり
- 『魔砲少女四号ちゃん』の登場人物。モチーフはM4中戦車。
- 真名花の前に突然現れた謎のメガネっ娘。全魔砲の壊滅を目指す宗教一族「ユニオン」の娘。真名花には当初、魔砲の破壊使命によって接近したが、真名花の想いに打たれ宗教一族から離反、親友となる。
- 魔砲を持ちながら、その力に溺れることの無い真名花に興味を抱いており「ユニオン」がボルジーグ一派よりも真名花寄りなのも彼女の功績による。
- 真名花にとっては頼れる相棒。互いに背中を預ける友として庇いあい助け合いながら苛烈な戦いを勝ち進んでいく。
- 第二期作品『四号ちゃん L70』では「ユニオン」の教官として、ススメ達に代表される後進の魔砲少女を直接指導する立場にある。また、ススメにとっては従姉にあたる。
- 四号(先代)
- ボルジークに反旗を翻し、その元から脱走した魔砲使い。そのために仲間であった筈のボルジーク配下の魔砲少女たちから裏切り者として追われることに。ミス・パンターに撃墜され落下した際に自らの死を予感。その側に真名花がいたため、彼女に自らの魔砲を託し、自らはそのまま自爆する。
- 体は滅びたが、その残留思念は自らの魔砲の中で生きているようである。
- ボルジーク
- 全ての魔砲を集め、世界支配を企む魔導師。ほとんどの魔砲少女たちは彼の部下(当然、主人公である真名花たちや「ユニオン」配下の魔砲少女を除く)であることが多い。
- 自らの元から離反した四号と彼女が持っていた魔砲を追っている。
- ミス・パンター
- ボルジークの部下。冷酷なお姉さん。四号に立ちはだかる最初のライバル。モチーフはV号戦車。
- ミス・ティーゲル
- ボルジークの部下。パンターとは反目しあう仲。パンター撃破後に四号達の前に立ちはだかる。モチーフはVI号戦車。
- 六号
- 声 - 佐藤ゆうこ
- ボルジークの部下。四号たちを「旧式」とバカにしている。
第二期・四号ちゃん L70
- 猪頭 ススメ(いのかしら - )
- 第二期作品『突撃! 四号ちゃん L70』の主人公でケイ・シャーマンの従妹。
- 先代主人公である真名花よりも心の芯が弱くへこたれやすい「普通の現代っ子」の側面が強調されている。
- トレーニングの際に引っ張ったM1エイブラムスの装甲に使われている劣化○ランが嫌と駄々(?)を捏ねている。
- モチーフは4号駆逐戦車L/70。猪頭ススメという氏名は防盾の形状名[4]と猪突猛進からと思われる。
- 『成恵の世界』劇中での声優は「現役中学生声優」の貝柱きりり(声は前田ゆきえ)。
以上で成恵の世界に関する核心部分の記述は終わりです。
テレビアニメ
2003年4月~6月、毎日放送系列(関東地区では独立UHF放送局)で放送された。全12話。2006年3月にDVD-BOXと新作ドラマCD付き総集編DVDが同時発売される予定だったが、作者の了承を得ずに企画を進めたため拒否され発売中止となったが、年内中に了承を得て同年12月22日に発売となった。
原作とアニメ版の違い
他の作品でも見られるように、1話の生物兵器である子犬を成恵が叩くシーンは原作では血が飛び散るなどしているが、アニメ版ではただ子犬が吹き飛ばされるだけのようにグロテスクな部分は編集されている。全体として感動部分を重視してギャグ部分は減らされている。
放送局
スタッフ
サブタイトル
| 話数 |
サブタイトル |
脚本 |
絵コンテ |
演出 |
作画監督 |
| 1 |
ボクの彼女は宇宙人 |
杉谷祐 |
森田浩光 |
迫井政行 |
高橋美香 |
| 2 |
はじめてのデート |
江夏由結 |
佐藤雄三 |
岡崎幸男 |
渡辺和夫 |
| 3 |
二人の秘密基地 |
杉谷祐 |
宍戸淳 |
柳野龍男 |
| 4 |
年下のお姉ちゃん |
西宮守 |
迫井政行 |
高橋美香 |
| 5 |
香奈花学校へ行く |
江夏由結 |
武蔵関太郎 |
横山広実 |
李鍾万
桜井木ノ実 |
| 6 |
恋はインパクト! |
杉谷祐 |
森田浩光 |
夕澄慶英 |
石橋有希子 |
| 7 |
プール!?危機三発 |
江夏由結 |
玉井公子 |
宍戸淳 |
野口孝行 |
| 8 |
地球からのメッセージ |
杉谷祐 |
山口武史 |
岡崎幸男 |
堺美和
高橋美香
平山貴章 |
| 9 |
恋する星船 |
田代勇介 |
迫井政行 |
柳野龍男 |
| 10 |
コスプレ大作戦 |
江夏由結 |
玉井公子 |
清水一伸 |
石橋有希子
野口孝行 |
| 11 |
小さな結婚式 |
山口武史 |
服部憲知 |
| 12 |
祭の夜 |
杉谷祐 |
森田浩光 |
夕澄慶英 |
堺美和 |
補足事項
単行本
脚注
- ^ 少し遅れて『魔砲使い黒姫』が『月刊少年ジャンプ』誌上にて連載されているが関連は不明。
- ^ 元々は作者である丸川が『フィギュアの丸尾ちゃん』内で四号ちゃんを冗談半分に評した言葉である。
- ^ テレビアニメ版の『クレヨンしんちゃん』において、1話がまるごと劇中アニメ『カンタムロボ』のエピソードとなるなど、他の作品においても「劇中劇が本編を乗っ取る」といった、同様の事例・先例は存在する。
- ^ ザウコフ(豚の頭)が正式名称
- ^ 元々はラジオドラマ版の『四号ちゃん』においてケイ・シャーマンを演じ、後に『なのは』シリーズで主役の高町なのは(作中で砲撃魔導師と呼ばれている)を演じた田村ゆかりの発言である。
外部リンク