自閉症 とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋自閉症(じへいしょう、Autism)は、社会性や他者とのコミュニケーション能力の発達が遅滞する発達障害の一種、先天性の脳機能障害、認知障害である。時に、早期幼児自閉症、小児自閉症、あるいはカナー自閉症と呼ばれる。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 自閉症 出典: 『はてなダイアリー』 関連商品
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| 自閉症のデータ | |
| ICD-10 | F84.0 |
| 統計 | 出典:日本自閉症協会 |
| 世界の患者数 | |
| 日本の患者数 | 360,000~1,200,000人 |
| 学会 | |
| 日本 | 日本自閉症スペクトラム学会 |
| 世界 | |
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目次 |
アメリカ精神医学によるDSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental disoders)によると 第一軸の「通常、幼児期、小児期、または青年期に初めて診断される障害」における広汎性発達障害(pervasive developmental disoders)に位置づけられている。
自閉性障害の基本的特徴は 3歳位までに症状があらわれ、
の3つを主な特徴とする行動的症候群である。
現在では先天性の脳機能障害によるとされており、多くの遺伝的因子が関与すると考えられている。
保護者の教育や生まれ育った環境が原因で自閉症になるということはあり得ない。
ミラーニューロンとは、他者の動作を観察している際に、自分が動いている時と同じように反応する神経細胞(ニューロン)で、イタリアにあるパルマ大学のジアコーモ・リゾラッティ(Giacomo Rizzolatti)らの研究グループによって、1996年に発見された。
詳細はミラーニューロンを参照
サルなどの動物の大脳皮質の前頭葉に運動前野と呼ばれる領域があり、この領域にあるニューロンは、サルが自分で動いている時に反応するだけでなく、ヒトが自分と同じ動きをしているのを見ている時にも反応した。このように他者の動作に対しても、まるで鏡を見ている様に反応することから、ミラーニューロンと名づけられ、その後、fMRIによってヒトでも同様のミラーニューロンの存在が示唆された。
ヒトのミラーニューロンは大脳のいくつかの部位に存在していると見られており、例えば、前帯状皮質の一部の領域は、自分の痛みだけでなく、他人が痛がっている場面を見た場合も同じように反応することが確認されている。
カリフォルニア大学のV.S.ラマチャンドランとL.M.オバーマン(Lindsay M.Oberman)らのグループ、スコットランドのセントアンドリューズ大学のホイッテン(Andrew Whitten)らのグループは、ほぼ同じ時期に、対人スキルや共感の欠如、言語障害、模倣が上手く出来ない等の自閉症の特徴は、すべてミラーニューロンの機能不全と同じ特徴を持つとの説を発表した。
この仮説に基づき、カリフォルニア大学のアルトシュラーが、知的障害が少なく低年齢でもない自閉症児達の脳波を調べた結果、手を握ったり開いたりするなど、意識的に体を動かす「随意運動」を行なう際に抑制される「ミュー波」が、正常なヒトでは他者の随意運動を見ている時も抑制されるのに対し、自閉症児の場合、自分で動く時には抑制されるものの、他者の動作を見ている時に抑制されることはなかった。
ヘルシンキ工科大学のハリ(Rittea Hari)のグループは、脳磁図を使って、自閉症児の子供ではミラー・ニューロンが存在すると見られる領域に活動の異常があることを見出した。ハリと同様のことは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のダプレット(Mirella Dapretto)らによっても、fMRIを使って観察された。
以上のようにミラーニューロンと自閉症との関係が示唆されている。しかし、ミラーニューロンがヒトに存在すること自体がまだ完全に証明された訳ではなく、このニューロンと自閉症との関係もいまだ不透明である。また、異常があると自閉症になるという可能性はあるが、体を揺らす、アイコンタクトの回避、知覚過敏、特定の音に対する嫌悪などの自閉症特有の症状は、ミラーニューロンの異常だけでは説明できない。
これらの症状の原因については、ラマチャンドランらのグループから出された「突出風景理論」(salience landscape theory)と呼ばれる仮説で、大脳の感覚野と扁桃体のあいだの連絡が正しく行なわれない為に、外部刺激に対する反応が正常に行なわれず、極端な感情反応を示すことになると説明されている。
しかし、ミラーニューロン仮説も、突出風景理論も、自閉症の原因の全てを解明するものではない[3]。
国際的な統計は少なく、現段階では増加傾向にあることだけがはっきりしている。
日本では1000人に1~2人の割合で生じているが、どこまでを自閉症の範囲とするかによって発生率は大きく違う。男性と女性の比率は4:1程度と言われている[4]。
しかし、この障害を持つ女子は、より重度の精神遅滞を示す傾向がある。[5]X染色体の異常に起因する脆弱X症候群による説明の可能性が考慮される。
日本自閉症協会によると現在日本国内に推定36万人、知的障害や言語障害を伴わない高機能自閉症(アスペルガー症候群、またはアスペルガー障害)など含めると120万人いるといわれている。
自閉症は症例が多彩であり、健常者から重度自閉症者までの間にははっきりとした壁はなく、虹のように境界が曖昧であるため、その多様性・連続性を表した概念図を自閉症スペクトラムや自閉症連続体などと呼ぶ。
知的障害を伴う場合が多いが、知的能力(一般的にIQで判断される)が低くない自閉症のことを高機能自閉症と呼ぶことがある。また、知的能力の優劣に関わらず、一部の分野で驚異的な能力を有する場合もあり、その驚異的な能力を有する者をサヴァン症候群と呼ぶ。 なお、「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」、「低機能自閉症」と「カナー症候群」は基本的には類似しており、臨床的には区別がつきにくい場合が多い(DSM-IV、ICD-10では言語障害がないものをアスペルガー症候群、言語障害があるものを自閉性障害、小児自閉症(カナー症候群)と分類する)。本記事では同一のものとして扱う。
(注)この図は一般的な自閉症スペクトラムを表しきっているわけではなく、知能指数と自閉傾向の強弱のみによる分類図にすぎない。
自閉症スペクトラムのうち、知的障害がないもの(一般的にはIQ70以上)を高機能自閉症(知的遅れのないカナータイプ)やアスペルガー症候群(言語障害は無いが、視覚認知・空間認知力に、問題を生じる)と呼ぶことがある。「高機能」というのは知能指数が高いという意味であるが、平均的な健常者より高いとは限らず、知的障害との境界域の場合もあれば、一部平均的な健常者をはるかに上回る場合もある。1980年代以降、急速に認知されてきた。
アスペルガー症候群も参照
詳細はサヴァン症候群を参照
一部の自閉症児者は、カレンダーも見ずに何千年も前の特定の日の曜日を瞬時に答えたり、驚異的な記憶力を有していたりする、いわゆるサヴァン症候群と呼ばれる能力を持つ場合もある。しかし、サヴァンでなくても大なり小なり特異な才能を示す事が多いため(例:線描、裁縫など)、どこからをサヴァンと言うかが非常に難しい。
言語の発達の遅れ、対人面での感情的な交流の困難さ、反復的な行動を繰り返す、行動様式や興味の対象が極端に狭いなどの様々な特徴がある。
「自閉」という言葉から、他者とのかかわりを一切持たない、寡黙というイメージを連想することもあるが、実際の自閉症の場合は、一般的に恥ずかしいと思って秘密にするような事でも正直に話してしまうなど、むしろイメージ的には自閉とは逆の「自開」であるという人もいる。
また、すべての事物に対して執着が強いということはなく、逆に一般的に気にするような事物に対し、無頓着であったりする。
なお、自閉症の症状は人によってかなり異なり、以下の特徴が当てはまらない場合もある。
DSMの診断基準に挙げられている症状は次の通り。
自閉症児者は、耳で聞くよりも眼で見るほうが認識しやすいという視覚優位の特性がある。このため、自閉症児に注意を与える時は紙などに書いて見せると効果があるとされる[8]。ただし、高機能自閉症及びアスペルガー症候群の中には、目で見た情報がかえって伝わりにくい場合もある(各個の症状の出方による。アスペルガーにおいても視覚優位特性のあるケースは多数確認されている)。
心の理論とは、「自己と他者の識別、自分や他者の心の動きを推測する能力」のことであり、自閉症者はこの「心の理論」において障害があるため、相互の人間関係に疎い、会話やその場の雰囲気を理解出来ない、冗談を冗談と受け止めず真に受けてしまう、言外の意味を捉えられないなど、対人関係に問題を生じやすい。
これは知的障害がない高機能自閉症においてもあてはまり、やはり対人関係に問題を生じるケースがある。
また、他人のする事を自分の立場に置き換えられずにそのまま真似するため、手のひらを自分側に向けてバイバイする。言語においても同様に相手の言葉を自分に置き換えて返答することが苦手で自分の事を「あなた」などの二人称で、相手の事を「わたし」などの一人称で呼んだりすることや、自分に対して「~してあげようか」と聞かれると「~してあげたい」等と返答したり、オウム返しなどの現象が見られる。
心の理論の能力を調べる検査として、「サリーとアン課題」などがある。
他の例として時間の「概念」が希薄な場合もある。時計で時間が分かるような自閉症児者のなかには、時間に強迫的になり全ての事柄がまさにその定められていた瞬間に起こる事を要求する例がみられる事がある。
このような症状がある場合でも施設を利用出来るよう、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは、提示する事により待ち時間を0にするホワイトカードと呼ばれるサービスが行われているように、比較的認知された症例である。
当事者が普段の生活で気になる・困る事項は下記のようなものがあげられる。
同一性の無さや、先の見通しが立たないこと、自分のやりたいこと(特にこだわり)が実現できないことに非常に不安、ストレスを感じる場合が多く、そういったことに対するストレス耐性は強くない人が多い。
ストレスが過度に高まった状態で、さらにストレスを増加させる事態(普段は本人も気にしないような日常の些細な出来事でも)に遭遇すると、それをきっかけに突然「パニック発作」を起こしたり「自傷・他害行為」を行うこともある。ストレスの原因が取り除かれる、あるいはパニック行為が終わった後は普段の状態に戻るが、情緒の不安定さはしばらく続くこともある。
しかし、事前に連絡を受けていたり、詳しい内容を把握できていれば、大抵のことは納得して受け入れられる当事者は多い。
医学的には、DSM-IVかICD-10の診断基準により診断される。なお、知的障害の有無は診断に関係ない。
診断名について、一般に「自閉症」と呼ばれる場合には、DSM-IVでは「自閉性障害」「アスペルガー障害」「他に分類されない広汎性発達障害、PDDNOS」、ICD-10では「小児自閉症」「アスペルガー障害」「非定型自閉症」と診断される。いずれのカテゴリーも、「広汎性発達障害」の下位カテゴリーである。なお、「高機能自閉症」というカテゴリーはDSM-IV、ICD-10では無い。
「自閉症」という言葉には様々なイメージがあり、中には誤っているイメージも多い。このため、医師が親に話すときに「自閉症」という言葉を使うと、親が誤ったイメージを持ってしまう危険がある。このため、より広い概念の「広汎性発達障害」という言葉を使う場合もある。
脳波や、行動などで判断する。
自閉度(自閉症傾向)を測る指標の一種[9]。正常知能の成人を対象にしており、自己回答方式で、自分の「自閉症傾向」を測ることができる[10] [11] [12]。
ただし、AQは「診断ツール」ではなく、自閉症傾向のスクリーニング用ツール、つまり、自閉かどうか診断する前の、おおまかなふるい分け用のツールなので、AQだけで自閉症であるかどうかの診断はできない。
現代医学では根本的な原因を治療する事は不可能とされている。 「TEACCH」「ソーシャルスキルトレーニング」などの各種プログラムなどによって、健常者に近い社会生活が送れるようになる場合もあるが、これらのプログラムは本人の社会生活における困難を軽減するものであって、根本的な原因が治癒したわけではないとされる。
原因が完全に究明されていない現在、疫学・予防策は確立されていない。
自閉症は、ADHDや学習障害などを併発する場合がある。知的障害も合併していることが少なくない。まれにダウン症と合併する例もある。
なお、自閉症者は非自閉症者と比べて統合失調症に罹患する確率が極めて低いという報告がある。例えば非自閉症者の統合失調症罹患率は0.8%だが、自閉症者の罹患率はこれよりもずっと低く、報告は世界で10例に満たない[16]。
「自閉症」の語感から、ひきこもりに至るような精神状態やうつ病の事を含んでいるように思われ、しばしば混同される事もあるが、これは自閉症に対する誤った認識である。
多くの漫画やアニメ、小説、ドラマ(特にパロディやギャグを扱ったもの)などでは不適切な意味で「自閉症」を誤用し、また後天的な自閉症の存在をほのめかす描写も目立ち、日本における自閉症認知が明らかに低いことが露呈されているといえる。
日本では2005年に発達障害者支援法が施行されるなど、高機能自閉症患者に対する福祉の整備が進められている。また、公式には対象外だが、実務上は療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の取得や障害年金の受給が認められる場合もあり、自治体によっては自閉症者にも療育手帳等が交付されている。
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