超伝導体 とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋超伝導(ちょうでんどう、Superconductivity)とは、特定の物質が超低温に冷やされた時に、電気抵抗がゼロになったり、物質内部から磁力線が排除されたりすることを指す。工学分野では、「超電導」と書かれることもある。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 関連商品
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特定の物質が超低温に冷やされた時に起こる特異な現象を「超伝導現象」(Superconductivity phenomenon)、超伝導現象が生じる物質のことを「超伝導物質」(Superconductor)、それが超伝導状態にある場合は「超伝導体」と呼ばれる。
液体窒素の沸点である-196℃(77 K)以上で超伝導現象を起こすものは高温超伝導物質(Cuprate superconductor)と呼ばれる。
物質が超伝導状態になるということは、水が氷になるように、まったく新しい相へ移行すること(相転移)を意味する。このため超伝導相に移り変わる温度を、(超伝導)転移温度という。超伝導に転移する前の相は常伝導という。
超伝導体には電気抵抗がゼロになる他にも、物質内部から磁力線が排除されるマイスナー効果と呼ばれる現象が起こり、磁力線が超伝導体内部に侵入出来ないために、「磁気浮上」現象を起こす。この磁力線の強度を高めた時の応答の違いから第一種超伝導体(Type I superconductors)と第二種超伝導体(Type II superconductors)とに分類される。第二種超伝導体では磁力線の内部への侵入を部分的に許すことで高強度の磁力に対してもマイスナー効果を示す。第二種超伝導体では、ピン止め効果によりゼロ抵抗を維持している。
これらの現象はいずれも、量子力学的効果によって起きていると考えられているが、根本的なしくみは未解明である。日常ではあまり扱わない程の低温でしか生じない現象であり、社会での利用は冷却に高価な液体ヘリウムが必要な事からまだ一部の特殊な用途に限られるが、20世紀末に上限温度(転移温度)が比較的高く安価な液体窒素で冷却できる高温超伝導体が相次いで発見されてからは、一般的な低温環境や室温で機能する更に実用的な超伝導体が存在するのではないかと期待され研究が続けられている。
1911年、オランダのヘイケ・カメルリング・オンネスは純度の高い金属が容易に得られる水銀を液体ヘリウムで冷却していったとき、温度 4.20K で突然電気抵抗が下がり 4.19Kではほぼゼロの10万分の1Ω以下になることが報告された。ヘリウムの液化と超伝導の発見によって1913年にノーベル物理学賞が授与された[1][2]。
1933年にヴァルター・マイスナーによって超伝導体が外部磁場を退けるマイスナー効果が発見された。これにより、超伝導体は完全導体と違うことが決定付けられた。1935年にロンドン兄弟(フリッツ・ロンドン、ハインツ・ロンドン)が発表したロンドン方程式により、マイスナー効果は理論的に説明された。
1957年に発表されたジョン・バーディーン、レオン・クーパー、ジョン・ロバート・シュリーファーらのBCS理論により、超伝導現象の基本的なメカニズムが解明された。
1980年代に発見された銅酸化物高温超伝導体や、21世紀になって見つかった二ホウ化マグネシウム(MgB2)を実用化する試みが続いている(高温超伝導を参照)。より高い温度で超伝導を起こす物質を探すなど、最初の発見から100年近く経った2008年現在でも超伝導についての研究が盛んに行なわれている。
の整数倍のとびとびの値をとる。(h はプランク定数、e は素電荷)(磁束#磁束の量子化を参照)超伝導現象の発見以降、多くの超伝導を示す元素や化合物が発見されている。アルカリ金属、金、銀、銅などの電気伝導性の高い金属は超伝導にならない。単体の元素で最も超伝導転移温度が高いものは、ニオブの 9.2 K(常圧下)である。常圧下において超伝導を示す金属は多いが、そうでない金属、あるいは非金属元素でも高圧下で金属化と同時に超伝導を示すものがある。また、重い電子系における超伝導や、高温超伝導、強磁性と超伝導が共存する物質など従来の超伝導物質と性格の異なるものも発見されている(高温超伝導を参照)。
超伝導現象は、超高感度の磁気測定装置(SQUID)や医療用核磁気共鳴画像撮影(MRI)装置など、測定用に超伝導電磁石を使用する用途では既に重要な応用分野を持っているが、今でもこれらの冷却には高価格な液体ヘリウムが用いられており、大規模な利用への障害になっている。
産業用途では実用化の技術開発が進んでいる超伝導モーターが最も期待されており、送電線や電力貯蔵の用途でも超伝導での実用化の目処が立たないが、将来実用化出来れば社会や産業への影響は大きいと期待されている。
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