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学校行事の中で「旅行(遠足)・集団宿泊的行事」に定められ、見聞を広め、集団行動と公共性を身につけるために行われる。行事としての遠足に加え、社会科見学・理科の野外観察・生活科の校外探検活動も、「遠足」と呼び習わすこともある。一般に遠足は学年の行事として実施される。ただし、入学式直後の「歓迎遠足」や卒業式直前の「送別遠足」のように、全校を挙げて実施することもある。遠足中は団体行動であり、活動内容等により、班単位、学級単位、あるいは学年単位で行動することが多い。ただし、実施内容によっては全行程を班行動で行うこともある。利用する交通手段は目的地や実施内容によって様々である。貸切バスを利用したり、鉄道・バスなどの公共交通機関を用いたり、あるいは学校から直接徒歩で出かけるということもある。
遠足は基本的に学校集合・学校解散であるが、
は、いつの時代でもお決まりの言葉であろう。
修学旅行・林間学校・臨海学校を経験する以前の学年(通常は小学校4年生以下)では、その学年全体を通じてメインイベント的な行事となる。 なお、修学旅行等のある学年においては、修学旅行等が遠足の代わり(あるいは発展系)的な戸外活動行事となることが多いが、その学年でも修学旅行等のない季節側では遠足が行われることが多い。(例:春に修学旅行が行われた場合、春に遠足は行われないが、秋には通常通りに遠足が行われる。)
通常、「遠足」と呼ばれる戸外での学校行事は、春と秋のいずれかまたは両方に実施されることが多い。春については4月中旬~6月上旬、秋については9月下旬~11月上旬が多い。春で特に多い時期は、4月下旬~5月上旬(ゴールデンウィーク中の平日を含む)や5月下旬などである。遠足の時期がこの時期となる理由として、気候のほか、新学年(春の場合)・新学期に際しての学級の運営固め(団結・親睦など)も考えられる。
なお、夏や冬から翌年の春先:7・8月と11月中旬から翌年3月頃までは、遠足はほとんど行われない(あるいはこの時期の戸外での学校行事は「遠足」とは呼ばれない)。ただし、九州・四国など一部の温暖な土地の一部の小学校では、6年生との最後の思い出作りとして「お別れ遠足」が実施されることがある。
遠足の行き先となる施設や、そこで行う行為は様々である。以下がその例である。
なお、見学を目的とした(あるいは中心とした)行事は別途「社会科見学」として行われ、遠足での行き先・目的は別途のものとなることもある。 また行き先は、通常は学校のある都道府県内もしくは隣接する都道府県で、かつ無理なく日帰りのできる範囲内となる。
遠足の食事(通常は昼食)は、一般的に弁当を各自で持参することが多い。遠足で給食が供されたり、飲食店・レストラン等で食事を取ることはあまり一般的ではない。また、たいていは弁当の他におやつとして、菓子類の持参が認められる。おやつの内容は各人の裁量に任されているものの、あまり多量にわたることを避けるため、金額によって制限することも多い。金額の幅は、300円から500円が一般的である。このとき、バナナやりんごはおやつに含まれるか否かが問題となることもある。通常、バナナなどの果物類は弁当の一部とされ、おやつに含まれない。弁当の一部であれば、保護者によって適量に抑えられるため、多量にわたるおそれが少ないからである。もっとも、フルーツ入りゼリーや「まるごとバナナ」(バナナを使ったケーキ風菓子パン)など、加工された菓子類としての側面を持つ果物類は、通常は弁当の一部ではなくおやつに含むとされる。
なお、修学旅行等と異なり、土産物などを購入することはほとんど行われない。
小学校、中学校、高等学校、中等教育学校などの初等・中等教育において遠足は、学習指導要領の中で特別活動として実施される学校行事の1つとされており、「遠足・集団宿泊的行事」として位置づけられている。遠足には、普段の学校生活を離れて、自然や文化、現実の社会や歴史に生で触れるという目的と、クラスメイトや引率の教師たちと集団行動を共にするということで、お互いの理解と連帯感を持ちあうという目的がある。
行事の精選を兼ねて、児童会・生徒会活動とタイアップする例もある。学校で歓迎集会・送別集会を実施したあとに出発する場合や、会場に到着したあとのゲーム大会や球技大会を児童・生徒に企画・運営させるなどし、一日で複数の活動をさせる学校もある。
多くの児童・生徒にとって遠足は楽しい行事の1つであり、遠足がより楽しいものとなるよう様々な工夫が行われる。特に、その努力は遠足の行き帰りの時間に注がれることが多いが、小学校高学年以降になるとゲームや携帯電話などで個人的に遊ぶ人も増えてくる。本人達は楽しいかもしれないが、遠足の目的とは大きく外れる事になるので、教師達はその事を教えるのに毎回一苦労する事になる。
遠足をより楽しいもの、より快適なものとする上で、行動班をどのように決めるかや、貸切バスで移動する場合のバスの座席決めなどは重要な問題である。
行動班やバス座席の決定方法は、「仲のよい者同士で組むのがよい」とする意見がある一方、「仲間外れになることのないようくじ引きで公平に決めたほうがよい」など、それだけで大きな議論となることがしばしばである。そのため、学級委員あるいは加えて班長候補を事前に選出し、これらの生徒を中心としてよりよい決め方を検討したりするなど、様々な工夫が行われている。しかし、「全ての児童・生徒にとって良い班の決め方」を見つけ出すことは極めて難しい。
貸切バスで移動する場合、バス内ではよくレクリエーション(バスレク)が行われる。バスレクは大概、各クラスなどで選ばれたレクリエーション係が準備してくるが、バスガイドが準備していることもある。手遊び、歌、クイズ、ビンゴなど座席を移動しなくてもできるゲームをしたり、あらかじめバスガイドが用意してきたビデオやレクリエーション係が準備した音楽を鑑賞したりすることが多い。最近では備え付けのカラオケが使われることもある。
バス座席では一般に車酔いしやすい子は前の座席とされるが、これはバスの内輪差の関係で後ろのほうが揺れるということと、万が一の場合、バスガイドや教師が近くにいたほうがすぐに対処できるという理由による。また、振動が少ないという理由で車体の中央に座らせる場合もある。
ただし、北海道では貸切バスを使う遠足にはどういうわけかバスガイドが添乗しない場合が多い。学校側の「バスの料金を安くするためには添乗は要らない」との言い分けなのか、あるいは会社側の「遠足よりも道外からの観光客のほうが重要だ」という理由なのか定かではない。
遠足実施に当たって、教師はあらかじめ現地の下見をしておく必要がある。下見では、現地の集合・解散場所やその広さ、トイレの位置とその広さや数、周辺の交通状況などを確認するほか、見学地の担当者と事前の打ち合わせなどを行う。特に現地の確認は、混雑の様子などその時間帯でなければ分からないことも多いため、なるべく遠足当日と同じ曜日・時間帯に行うことが望ましいとされる。下見の時間帯は、午後の授業に重なることが多いため、下見に行った教師のクラスでは午後の授業はなくなるか、代わりの教師(教頭など)が授業を担当することがある。
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