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鉄道車両・船舶の俗称 とは?

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鉄道車両・船舶の俗称(てつどうしゃりょう・せんぱくのぞくしょう)は、鉄道車両および鉄道会社に属する船舶の非公式な俗称愛称について記す。

出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』


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鉄道車両・船舶の俗称(てつどうしゃりょう・せんぱくのぞくしょう)は、鉄道車両および鉄道会社に属する船舶の非公式な俗称愛称について記す。

目次

あ行

  • アイスキャンディー - 国鉄52系電車による急行電車戦後に復活した際、水色の濃淡の塗装が「アイスキャンディー」をイメージさせたため付けられた愛称。
  • 合の子 - 流線型をした国鉄52系電車の増備車が、側面はそのまま前面を通常形の貫通式にしたため。また、鉄道車両の車体デザイン変更の過渡期において製造されたもののことを、「合の子スタイル」と呼ぶこともある。なお、近年「合の子」という言葉は、差別的な好ましくない言葉として扱われているが、この用法では単に「ハイブリッドスタイル」という意味だけで、差別的な意図は全くない。
  • 青ガエルなど - 東急5000系電車に対して、湘南形二枚窓ながら下ぶくれで全体に丸みを帯びたカエルのような愛嬌あるデザインと、緑色の塗装から付けられたもの。「雨ガエル」、「ピーマン」とも。東急よりこの車両を譲り受けた福島交通長野電鉄岳南鉄道では車体が赤く塗られたため「赤ガエル」、また先頭車化改造により切妻式となった車両(上田交通クハ290形電車)は「平面ガエル」、両運転台となった車両(熊本電気鉄道5000系電車松本電気鉄道5000系電車の各一部)は「両面ガエル」といったバリエーションも生まれた。阪神5001形電車(初代)もクリームに緑の塗装で「雨ガエル」と呼ばれたことがあった。
  • 青大将 - 東海道本線が全線電化された際、特急「つばめ」・「はと」用のEF58形客車が内密に淡緑色へ塗られたことから、まるで「アオダイショウ」のようだということでこう呼ばれた。
  • 赤い棺桶 - 京急700形のこと。開閉できる窓が少なく、そのうえ当初は非冷房車だったため、夏の暑さが激しかったことを揶揄したもの。サウナとも呼ばれる。
  • 赤鬼 - 盛岡地区で使用されていたキハ52形キハ58系の更新車、大湊線で使われたキハ40形ワンマン車は窓周りが赤く、赤鬼のようであることからこう呼ばれた。
  • 赤いきつねと緑のたぬき - 九州旅客鉄道の「きりしま」および「ひゅうが」に使用される485系のこと。水戸岡鋭治により配色され、非常に派手なことで知られる。基本的に「ひゅうが」は赤色、「きりしま」は緑色の車両が使用されるが、赤・緑・青・黄と原色すべてが使われた配色(KIRISHIMA & HYUGA 色)も存在する。名前の由来は東洋水産(マルちゃん)から発売されている和風インスタントカップ麺
  • 赤いみどり - 後述のシャア専用車の項を参照。
  • 赤電青電 / 赤胴青胴 - 前者は京成、後者は阪神の鋼製車の塗色から。京成が「新性能車=赤系塗色・旧型車=青系塗色(実際は緑系だが)」に対し阪神は「急行系車両=赤系塗色・普通系車両=青系塗色」と意味合いは異なる。阪神は 赤胴鈴之助 からのもじり。なお京成においては2度の塗色変更及びステンレス車の増備によって死語となりつつある。赤電という呼称は西武名鉄国鉄415系電車江ノ島電鉄600形電車等でも当初は赤基調の塗色であったことから赤電と呼ばれ、常磐線では同じ線路を走る国鉄103系電車との対比で沿線利用客から赤電・青電と呼ばれていたこともある。また江ノ島電鉄800形電車は映画の撮影用に青と黄色のツートンに変更され、この際も青電と称された。
  • 赤ブタ - 蒸気機関車(SL)を置き換えたディーゼル機関車(DL、特にDD51形など)に対する、2灯のヘッドライトをブタの鼻に例えたもの。SLのファンにとって、DLは「SLを追い出す敵」のようなものであったため、主にそれを蔑む際にこの語が使われた。また、DD51形はSLのD51形(デゴイチ)をもじって「デラックスデゴイチ」(DeluxeなD51)、「ダメデゴイチ」(DameなD51)とも揶揄された。
  • 赤ベコ - ED75形電気機関車の愛称。全長が14.3mとそこそこ短く、その上赤いカラーリングで主に東北地方を中心に使用されている電気機関車であったため、福島県会津地方の郷土玩具「赤べこ」を連想させるという理由で呼ばれている。
  • 赤ラベル - 東急8500系電車が、正面に赤帯を施して登場していたことから、他のステンレス車と区別のためこう呼んでいた。当時、インスタントコーヒーネスカフェ・ゴールドブレンドスコッチウイスキージョニー・ウォーカーに「赤ラベル」というものがあったことから、そちらと掛けたようである。
  • アメロコ - アメリカ製の機関車に対する愛称。
  • アロハ特急 - 京阪1700系電車がデビューした当時、マンダリンオレンジとカーマインレッドのツートンカラーがアロハシャツを連想させることから名付けられた(出典:[1])。
  • イカのお化け - 新幹線E4系のことで、ヘッドライトが飛び出ていることと、前から見たときにハイデッカーの部分がイカの頭に見えること、車体が白いことと、イカの足にあたる部分が見当たらないことから。
  • 一球さん - 都電6000形電車のことで、前照灯が一つのみであることと、「一休さん」、または野球アニメの「一球さん」を掛けている。
  • イノシシ機関車 - 静岡鉄道駿遠線のDB601ディーゼル機関車のこと。逆転器省略により主として前進しかできない(バックギヤによる後退は可)ことから。
  • いもむし - 名鉄3400系電車東急デハ200形電車の形状が、「イモムシ」の姿に似た流線型であったから。塗装が緑色であったことも、そう呼ばれた要因とされている。名鉄5000系電車小田急3000形電車(編成短縮後の「SSE」)も同様。3400系は塗装変更後は赤マムシとも呼ばれた。ずんぐりとした外観の251系を評して使われることもある。
  • インフレナンバー - 鉄道事業者で使用している車両番号の数字が大きくなり、10000を突破するような場合、「インフレーション」に例えてこのように呼ばれる。例として東武8000系電車の編成数が多くなり末期の増備車が80000番台となった。
  • うなぎ - 新幹線500系電車の姿を称して。車体の塗装と断面形状がウナギを連想させることから呼ばれた愛称。円筒形の車体が続くことからロケットという表現も[1]
  • 馬面電車 - 車両限界の問題で車体幅が極端に狭く、前面がまるで「ウマの顔」のような姿となった電車のこと。花巻電鉄のデハ1形~5形電車や、福島交通飯坂東線の電車、名鉄モ600形電車西鉄323形電車などが該当する。なお花巻電鉄のそれは、全体の形状から「ハーモニカ」とも呼ばれていた。立体的な形状から、N700系新幹線にも使われることがある。
  • 海坊主 - 1953年(昭和28年)に登場したDD50形の一次形は、連結器下部まで伸びた面長な前面外板と、幅が狭く縦寸法が大きめの正面窓がもたらすのっぺりしたイメージから、当時のファンより海坊主と呼ばれた。東急デハ3500形電車が、緑一色塗りの車体で前照灯・尾灯を窓下につけて方向幕を窓内に収めたことから、前面上半分が異様にすっきりした丸みを帯びた形状となったため[要出典]。あるいは大糸線で用いられたクモユニ81形が、湘南二枚窓の軽快な見た目とは対照的に、スカイブルー一色に塗られたため。茶坊主も同様。海坊主シリーズとしては新京成電鉄800形電車などが挙げられる。
  • ウルトラマン電車 - 神戸電鉄3000系電車は、アルミ無地の車体に朱色のラインがあしらわれているが、それがウルトラマンに似ているとしてこう呼ばれている。また、JR北海道789系電車(特に1000番台)についても先頭の形がウルトラマンに似ているからこう呼ばれている。なお、小田急電鉄では向ヶ丘遊園のイベントに合わせて、向ヶ丘遊園モノレール線の車両前面にウルトラマンの顔を模した装飾をしたことがある[2]
  • 似非パノラマカー - 「偽パノラマカー」とも。名鉄7000・7500系電車は、先頭車両に前面展望席を有していたため「パノラマカー」と呼ばれていたが、同系の車体を持つ7300系は前面展望席がない上に足回りは吊り掛け駆動方式のAL車(間接自動制御車)だったことから、「パノラマカーのような、そうでない車両」という意味でこう揶揄された[3]。なお、7700系も前面展望席がなかったが、こちらは性能は7000系と同じだったため、「セミパノラマカー」と呼ばれていた。
  • エンコマン - 営団8000系電車が使用開始した当初、故障が多発したことから8つながりのエイトマンに掛けて呼ばれていた。
  • おいらん車 - 旧式の建築限界測定車オヤ31形など)のこと。測定のための棒が車体の回りに多数付いてる様子を、おいらん遊女)が(かんざし)を多数付けてる様子に見立てたもの。なお新型車両ではレーザー光線で測定するので、おいらんのイメージはない。
  • 陸蒸気 - 明治初期の蒸気機関車の俗称。蒸気船(蒸気)に対して陸を蒸気機関で走ることから。
  • おしどり方式 - 架線電圧の昇圧に対応した改造をする際に、昇圧前は各車単独の電動車として機能し、昇圧後には2両ユニットで機能するようにした方式。単独の電動車でありながら常にコンビを組んでいる状態を、常につがいで行動するイメージのあるオシドリに例えたもの。
  • お化け電車 - 横須賀線で使用されていた国鉄32系電車の塗装試験車のこと。両前面・両側面がすべて異なる色に塗られ異様だったことからこう呼ばれた。
  • オバQ - JR西日本の「フェスタ」(キハ58系改造ジョイフルトレイン)の前面が「オバケのQ太郎」に似ていることから。「フェスタ」は音声と可動式の唇で喋っているかのような演出をするギミックが備えられていたため地元の主婦や子どもからは「パクパクちゃん」とも呼ばれていた。
  • オバ急電車 - 「小田急電車」と「オバQ」を掛けたもの。なお「オバケのQ太郎」のタイトル自体、小田急線に因んだものである。
  • 親子電車 - 路面電車車両において、電動車が付随車を牽引する編成の俗称。子連れの親のように見えたことから。
  • オルゴール電車 - 小田急3000形SE車の愛称。装備されていたミュージックホーンオルゴール調のメロディにちなむ。「ピポーの電車」「ピコポーンの電車」とも呼ばれた。
  • 音階電車 - JR東日本E501系電車、あるいは京浜急行電鉄2100形電車新1000形に搭載されているシーメンス社製のVVVFインバータ制御装置および主電動機を搭載した電車の愛称。ドレミファインバータの類義語。このVVVFインバータ制御装置および主電動機は起動時や停止時に発せられる音階のような磁励音が出るように設定されているためこう呼ばれる。肝心の磁励音はハ長調音階でレ・♭ミ・ファ・ソ・ラ・♭シ・ド・レ・♭ミ・ファ・ソーとなる。この電車自体が「歌う電車」と称されることもあり、またくるりのシングル『赤い電車』や、SUPER BELL"Zの『MOTOR MAN 京浜急行VVVF』の曲中にもこの作動音が収録、杉ちゃん&鉄平の『3vfエチュード』では楽曲モチーフとして使用されている。

か行

  • - 近鉄10000系電車ビスタカーI世)の愛称。流線型の前面形状がカイコガの幼虫に似た雰囲気だったことから。
  • 骸骨テール - 1950年代前半までの電車に見られた、下部に配線を収納する角型の箱がついた円形の尾灯のこと。形状が頭蓋骨を連想させたため。
  • 骸骨電車 - 小田急9000形電車の愛称。前面窓が窪んだ当時としては独特のスタイルが、頭蓋骨の眼窩を連想させたため。単に「ガイコツ」とも呼ばれる。
  • 鹿島のカバさん - 鹿島鉄道DD901形ディーゼル機関車(元国鉄DD42形ディーゼル機関車)のこと。丸みを帯びた茶色の車体と大きく口を開けたような前面グリルがカバを想起させることから。
  • カステラ - 東武7300系電車7800系電車の愛称。クリーム一色の車体に、黒い屋根の外観が「カステラ」に見えることから。末期には様々な理由から、「板張り電車」と利用客より揶揄されていたことがあった。
  • 片眼の妻 - 近鉄の前身の一つである参宮急行電鉄(参急)が製造した2200系電車のうち、トイレが設けられた車両はトイレの側妻となる面には、運転台が置かれた左側にしか窓が設けられなかったため。なお、「片眼」という表現は近年は障害者差別につながる好ましくない用語として扱われているが、ここでは差別的意図は全くない。ウィンク電車とも呼ばれた。
  • ガタリンカー - 国鉄キハニ5000形気動車の事。「ガソリンカー」に「ガタガタ」をかけて揺れが激しい事を揶揄したもの。
  • ガチャコン電車 - 近江鉄道の電車のことで、走行中に発する音から取られたもの。「ガチャガチャ」などとも呼ばれる。
  • ガチャピンJR東日本E231系500番台のこと。幅広車体に黄緑色のラインと独特のフロントマスクがポンキッキーズガチャピンを連想させることから。同様にJR東日本E331系電車ムックと呼ばれる。
  • カニパン - 国鉄20系客車MG搭載電源車、カニ22形に搭載されているパンタグラフ。日本では珍しいパンタグラフ付客車であったため特にこう呼ばれた。牽引する機関車に取り付けられた非常用パンタグラフ降下スイッチを「カニパンスイッチ」と俗称した。
  • カバ - キハ183系の5200番台(ノースレインボーエクスプレス)の先頭部分が、カバに似ていることから名づけられた。
  • カフェ・オ・レカプチーノ - JR西日本における、113系115系の体質改善工事車のカラーリングがコーヒー飲料の「カフェ・オ・レ」や「カプチーノ」を連想させるため。
  • 歌舞伎 - 東京急行電鉄における7600系7700系8000系の内装更新車の通称。前面に入る赤帯のデザインが「歌舞伎役者」の隈取をイメージさせたことから。なお、「電車とバスの博物館」で販売している写真にも「歌舞伎電車」という説明書きがあり、現在では公式な愛称になっている。
  • カブトムシ - 国鉄EF57形電気機関車の2号機以降が、車体からパンタグラフを突き出しており、ツノのように見えたことから。
  • かぼちゃみかん - 「カボチャ」や「ミカン」のように緑とオレンジの2色で塗られた、いわゆる「湘南色」の鋼製電車に対する愛称。具体的には113系165系など。なお「かぼちゃ」は、電車が緑と黄色の2色に塗られた新潟交通(1999年廃止)や富山地方鉄道14760形電車10030形電車に対しても使用されている。
  • 上沼垂色もどき - JR東日本251系電車がリニューアルを受けた際に施された新塗色が、上沼垂運転区(現:新潟車両センター)に所属する485系電車と同様の配色となったことを皮肉って言う表現。
  • - イタリア国鉄E444形電気機関車のこと。独特の丸みを帯びたスタイルをしていることから。「スーパー亀」とも呼ばれる。または東武熊谷線で使用されたキハ2000のことで、こちらは「カメ」のようなフロントマスクで比較的のんびりと走っていたことから。
  • カモ電 - 貨物電車(電動貨車)の略称。「貨電」とも呼ばれる。
  • カモノハシ - 新幹線E4系電車700系電車の前面が、「カモノハシ」のくちばしのようであったため。同様の理由で、「スリッパ」「アヒル」などとも呼ばれることがある。700系については「ムーミン」「クレヨンしんちゃん」「こまわり君」などと呼ばれたこともあった。
  • ガラスのエース - 高性能の割に頻繁にトラブルが発生した国鉄DD54形ディーゼル機関車を皮肉表現したもの。
  • キセル編成 - 1980年前後、山手線京浜東北線でATC投入に伴い当時の国鉄103系電車のうち両端の先頭車両のみをATC対応の冷房付き新鋭車両に置き換え、中間車は従来の車両でかつしばらく冷房が取り付けられないまま存置されたため両端のみ新型で中間は旧型ということからキセルにたとえてこう称された。一方でATC非使用路線の103系は両端が初期車で中間が新鋭という編成が多く見られた。
  • 喫茶店 - 阪神851形電車(類型の861形・891形も含む)の貫通路が全面ガラス張りとなっており、さながら「喫茶店」の入り口のようだったことから。「理髪店」とされることもある。
  • 木とセメントで造った機関車 - 国鉄EF13形電気機関車のこと。戦時設計のため構造が粗悪なことを揶揄したもので、実際に代用資材として木材やセメントも使用されていた。
  • キノコ - 国鉄オハ35系客車のうち戦後製造分のグループのこと。それまでの丸妻から半切妻へと設計変更されたため妻板の形状を形容してこう呼ばれた。「食パン」とも呼ばれた。
  • キノコクーラー - 国鉄181系電車481・483系及び485・489系電車の初期型、国鉄キハ80系気動車に備えられているAU12型冷房装置は、クーラーキセ(カバー)がキノコのかさのような形をしていることからこう呼ばれた。
  • キハフ12キハネフ14 - ディーゼル発電機を床下に装備したスハフ12スハネフ14、スハネフ15に対して、これらの客車気動車に例え、揶揄したもの(気動車の形式には先頭に「キ」がつく)。ただし、実際に気動車との併結が行われる例や、付随車としてキサハ型式が付与された例もある。また、キハ52は、実際に寝台気動車のテストに使用されたことがある。
  • 貴婦人 - 国鉄C57形蒸気機関車の愛称。ボイラーが細く優美なスタイルであることから。
  • ギャング - 小田急が1938年鉄道省から譲受したモハ51形(鉄道省モハ1形)木造電車は、故障が多くダイヤを乱す原因となったため、平和を乱す「ギャング」に例えたもの。
  • 旧京成 - 新京成の車両が、かつては、親会社の京成から譲渡された旧型車ばかりであったことから。
  • キワモノ - 国鉄キワ90形気動車のこと。同形式はローカル線の少量貨物輸送の合理化を目指して製作されたが、機関出力が低く、実用にならなかったことから、形式称号との語呂合わせでつけられた[要出典]
  • キューロク - 国鉄9600形蒸気機関車の愛称。
  • 金魚、カナリア、ウグイス - 国鉄101系電車が初めて登場した際、茶色の地味な通勤電車ばかりであった国電(国鉄電車)の中にあって、色鮮やかなオレンジバーミリオンの塗色を「金魚」になぞらえたもの。命名は、丸の内で働くOL(当時はBG)たちであったようである(通学の女子高生という説もあり)。続いて登場した山手線用のイエローは「カナリア」、山手線用国鉄103系電車のライトグリーンは「」と命名されたが、こちらはカナリアイエローや鶯色といった色の名前とも一致するため、廃れてしまった「金魚」と異なり現在でも使われている。
  • 金魚鉢 - 阪神国道線1975年廃止)で使用されていた71形電車91形電車201形電車が、側面窓に上下方向へ長いガラスをはめていたこともあって、「金魚鉢」のようないでたちとなったため。また、名鉄6000系電車のうち、1989年1992年に製造されたグループも一部のファンからこのあだ名で呼ばれている。
  • 金太郎の腹掛け - 国鉄80系電車や70系電車は2色に塗り分けられたが、前面の塗り分けラインを中心線に向かって曲線を描いて下げ(上げ)たことから、「金太郎の腹掛け」のような菱形ラインが形成されたのを形容したもの。前面非貫通2枚窓のいわゆる「湘南型前面」とセットで、地方私鉄にまで普及し、これと一体不可分の関係であった。当時茶色1色塗りであった、同様の前面を持つ電気機関車EF58形では、銀色の帯を用いてこのラインを表したほどで、列車のスピード感を演出する要素の一つであった。
  • 銀電-名鉄3300系や3150系が本線系の車両では初のステンレス車体を採用し、赤一色の一般車両の中でも特に目立つため、一部ファンからこう呼ばれている。京成のステンレス車両でも同様に称されている。
  • 銀千-京急新1000形ステンレス車のこと。上記の「銀電」と同じ理由で、一部ファンからこう呼ばれている。4両編成の場合は4ステ(ヨンステ・フォーステ)などと呼ばれることもある。
  • グリーン車 - 東急京王京成の旧型車両(初期の新性能電車を含む)のこと。緑一色の塗装であったため。国鉄(当時)の「グリーン車」とは反対にボロであるという皮肉。ただし、京王においては2010系電車引退時に記念切符等で「グリーン車両」と自ら呼称していた。また、かつて東急では5200系電車が4両しかないために、大井町線での5両編成時には緑色の5000系電車1両を中間に連結して走ったことから、その5000系車両を指して呼んでいたものでもある。
  • クルクルパー - 蒸気機関車の煙突に装着する回転火の粉止めのこと。羽根がクルクル回ることから。火力も見栄えも落ちるため、乗務員からも鉄道ファンからも好ましくないものと思われて、この呼び名になったようである。また、踏切障害時に発光する回転形特殊信号発光機(JRや一部の私鉄に採用されているもの)も5つのランプが回るように順に発光するためクルクルパーと呼ばれる。なお、近年「クルクルパー」は差別的な好ましくない用語とされているが、ここでは差別的な意図はない。
  • くるくる回る前照灯 - 名鉄7000系電車に装備されていた回転灯のことを滑稽味を持って呼んだもの。
  • クロコダイル - 中央に運転台があり、前後に機械室が細長く突き出ている形状の電気機関車の愛称。後述する「凸電」の一種で、形状がワニに似ているためこう呼ばれた。日本には存在しなかった形式で、スイスやその周辺の国々で使用された。もしくは、車体表面に特徴的な凹凸を持つ国鉄ED17形電気機関車の愛称。
  • クワガタ - JR東日本E257系電車のクハE257形100番台とクハE256・257形500番台の前面のスタイルやするどい目の形が特徴になり鉄道ファンなどからクワガタまたはなどとよばれた。
  • ゲゲゲの鬼太郎 - 営団6000系電車の運転席側の窓が大きい前面スタイルが、漫画ゲゲゲの鬼太郎に登場する鬼太郎の隻眼の顔に似ていることからついた名前だったが、それほど普及はしなかった。
  • ゲロ電 - 定山渓鉄道2300形電車は、東急7000系電車に類似したコルゲートつき外板(ただし高張力鋼製)の美しい車体に更新されたが、窓が開かない非冷房車という致命的欠陥を抱えていた。ことに夏季は気分が悪くなる乗客が続出し、そのため下駄電に引っ掛けて「ゲロ電」と呼ばれ、大いに嫌われた。更新から5年後には定山渓鉄道の廃線と共に廃車となったが、当初から車内に嘔吐対策用の袋が用意されていたという[要出典]
  • ゲンコツ - 485系200番台183系など、従来の特急形電車が有していたボンネットを廃した先頭車を、「拳骨」のようだとして呼んだもの。また、フランス製電気機関車(フランスベルギー韓国、等で使用)は前面窓が斜めに切り立った独特のいかついスタイルのため、同様に呼ばれる。なお、北総7000形電車にも同じ愛称があるが、こちらは当時の北総開発鉄道自身が広報用資料で「ゲンコツ電車」を愛称として表記した公式のものである。
  • 黄害列車 - かつてのトイレがタレ流しで、使用後の落下物が沿線の衛生面で問題となったことから。
  • ゴキブリ - EF58形お召し列車牽引指定機(60・61号機)が「ため色」に塗られていた上、通常のEF58に比べて飾り帯が長いことから、茶色で長いひげを持つ「ゴキブリ」に例えたもの。欧風客車「サロンエクスプレス東京」など、茶色系の客車を牽引する場合は「ゴキブリ列車」とも呼ばれたが、同じ茶色の客車でもお召し列車牽引時にはこう呼ばれることはなかった。他に当時の国鉄72系電車等1950年代頃殆どの国鉄通勤形電車が茶色塗色であったためゴキブリ電車と揶揄していた。
  • ご苦労さんよ - 国鉄9600形蒸気機関車の59634号機の愛称。なお、同機は九州鉄道記念館に保存されている。
  • ゴサゴ - EF65形535号機の愛称。2008年3月30日で引退。
  • ゴットー - JR貨物EF510形電気機関車の愛称。
  • ゴッパーサン - 国鉄583系電車の愛称。
  • ゴハチ - 国鉄EF58形電気機関車国鉄キハ58系気動車の愛称。
  • コンテナ電車 - 1980年代前半頃まで広島地区で運用された国鉄72系電車は、うぐいす色の車体にオレンジバーミリオンの前面警戒色となり、72系の無骨な前面もあって、当時の国鉄コンテナに外観が類似していたためコンテナ電車と呼ばれた。なお、JR貨物M250系電車は本当にコンテナを輸送する貨物電車であるが、これとは無関係[要出典]

さ行