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鍬は、たいてい金属製の刃とそれに続く木製部(「風呂」(ふろ)ということがある)、木製の長い柄の3部から構成される。様々な用途に供するため様々なタイプの刃が存在する。鋤とフォーク(fork)と共に、鍬は基本的で不可欠な農具であると考えられる。
柄とその他の部分のなす角度は90度以内であり、柄は木製で長さ2尺ないし6尺である。
一般に重粘土地用には柄が短く、柄と刃とのなす角度が小さいものがよく、軽砂地用はその反対である。
しばしば風呂鍬と風呂なし鍬との2種類に分けられる。
風呂鍬は、風呂、刃、柄の3部を明確に区分でき、平鍬、台鍬ともいう。打引鍬に属し、整地、中耕などに用いられる。京鍬、江戸鍬、野州鍬、南部鍬、相馬鍬などが属する。構造が堅牢であり、砂質壌土地に適する。
風呂なし鍬は、金鍬(かなぐわ)ともいい、風呂と刃とが鉄板1枚でできている。打ち鍬に属し、開墾や重粘土地の耕耘に適する。この種類はさらに、上下鍬と窓鍬との2種類に分かれる。上下鍬は、ほぼ正方形の矩形で、礫質地の耕耘に用いる。窓鍬は、開墾や土工用であり、刃部に2ないし3の穴孔がある。備中鍬は窓鍬の一種ともいえ、刃部が数本にわかれ、湿地や粘重土用に適する。風呂なし鍬は金属部は鍛鉄製で、刃に鋼鉄を張り、または焼き加えるのが普通である。
またかつては、金属部が鋳鉄でできた鋳鍬も存在した。鋳鉄は1200度という、比較的低温で液状化するため製造が容易で安価であったが、鍛造の鍬に比べ脆弱であったために深耕に適さず、砂質土、軽鬆土の中耕に用いた。
鍬は以下の用途を始めとして、広範囲な農作業で用いられる。
様々な形態の刃を持つ鍬が存在し、多機能を有するものや、一つの用途に特化されたものがある。例えばcollinear hoeは狭くて非常に鋭い刃を持っており、土地の表層をざっと刈り取って雑草を切り刻むのには適しているが、土を耕すような作業には向いていない)。
洋の東西を問わず、反乱や一揆の際には武器に変じた。 琉球空手では、鍬は刃物の所持が禁止された琉球において鎌と同じ唯一の刃物の付いた武具である。琉球古武術保存振興会により保存されている。中国武術の影響を受け、琉球古武術として農民たちの間で広く使われた。鍬の先端の刃先や後部分や柄の部分で攻防を行ったり、鍬で土を掘ったものを相手にかけたりと特殊な技法を用いている。現在も福州や上海などでも鍬術を使う武術家は存在する。
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