魚類 とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋魚類(ぎょるい)・魚(さかな、うお)は、生物学的には脊椎動物亜門 Vertebrata に属する動物群のうち、両生類と有羊膜類からなる四肢動物を除外した動物を指す。分類学的観点からすると単系統群ではなく側系統群であり、互いにかなり異質な系統を包含している。たとえば硬骨魚類は四肢動物とともに軟骨魚類や無顎類と別の単系統群を構成するし、硬骨魚類と四肢動物、軟骨魚類はともに無顎類とは別の単系統群である顎口上綱を構成する。基本的に一生の間水中生活を営み、鰓(えら)呼吸を行い、鰭(ひれ)を用いて移動する。体表は鱗(うろこ)で覆われ、外界の温度によって体温を変化させる変温動物であるものが多い。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 魚類 出典: 『はてなダイアリー』 関連商品
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日本の国魚、ニシキゴイ |
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魚類(ぎょるい)・魚(さかな、うお)は、生物学的には脊椎動物亜門 Vertebrata に属する動物群のうち、両生類と有羊膜類からなる四肢動物を除外した動物を指す。分類学的観点からすると単系統群ではなく側系統群であり、互いにかなり異質な系統を包含している。たとえば硬骨魚類は四肢動物とともに軟骨魚類や無顎類と別の単系統群を構成するし、硬骨魚類と四肢動物、軟骨魚類はともに無顎類とは別の単系統群である顎口上綱を構成する。基本的に一生の間水中生活を営み、鰓(えら)呼吸を行い、鰭(ひれ)を用いて移動する。体表は鱗(うろこ)で覆われ、外界の温度によって体温を変化させる変温動物であるものが多い。
生物学上ではなく文化史的な観点からは、「魚」という言葉の意味にクジラや一部の頭足類(英語ではタコは、しばしばデビルフィッシュともいう)や腔腸動物(英語ではクラゲは、ゼリーフィッシュという)などを含める場合もあるが、本稿では除外する。
魚類は地球上のあらゆる水圏環境に放散し、その生息域は熱帯から極域、海洋の表層から深層、また内陸の淡水域まで多岐におよぶ。その生態や形態も実に様々である。魚類全体の種数は2 万5000 ~3 万近くにものぼり、脊椎動物全体の半数以上を占めている。
魚類の大きさは種による。現存種で最大のものは体長14 m に達するジンベエザメである。
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魚類はすべて水中生活である。その生活している塩分環境によって、便宜的に2 つに分けられる。すなわち、海で生活する海水魚、河川や湖沼など内陸の淡水で生活する淡水魚である。しかし、海水と淡水の混じり合う河口などの汽水域で生活する魚や、海水・淡水どちらでも生きられる魚もおり、この区分は必ずしも厳密でない。また、海水魚は塩湖に生息する魚も含めて塩水魚と呼ばれることもある。
他には、水深200m 以深の深海に生息する深海魚や、洞窟の中だけに見られる魚、地下水に生息するものもいる。また例外的に鰓以外で肺や腸、皮膚でも呼吸を行い、干潟や湿地など陸上である程度生きられる魚、さらに発達した鰭で陸上を這って移動したりする魚もいる。しかしこれらの大部分も主な生活は水中であり、トビハゼのようにむしろ陸にいる時間が長いものでも、皮膚の乾燥には耐えられないし、繁殖や幼魚の生活は水中である。
解剖学的に見ると、魚類の体は水の特徴(空気に比べて、粘性が高い、溶存酸素が少ない、光を吸収し透過し難いなど)に適応したものだと言える。
ごく一般的な魚類の体型は、水の抵抗を受けにくい流線型である。活発に泳ぎ回る魚はこの体型が多い。
体は頭部、胴部、尾部の3 つに分けられる。
頭部に含まれるものは、眼から上あごの先端部までの吻部、えら蓋、頬部(眼から前鰓蓋骨まで)および下あごである。頭には長いひげや棘を持つものもいる。鼻孔には様々な形や深さのものがあるが、多くの場合には、前鼻孔と後鼻孔とが皮下で連結したU字型の管になっており、鼻孔と口腔とは繋がらない。吻の前部にある前鼻孔から入った水は、そのまま後部にある後鼻孔から流出するようになっている。
胴部は頭部以降から肛門の位置までで、外見上は臀鰭の前までである。消化器官は全てここまでに含まれる。
尾部は肛門以降、尾びれまでである。魚類は、背面の筋肉が胴部から尾部へと連続的に発達しているので、外見上は尾の区別がはっきりしない。つまり、胴部から尾部をまとめて運動に使用しているとも言える。魚類では尾部の比率は比較的高く、一般の魚類でも3 割以上、ウナギ目の魚などは7 割以上が尾である。
魚は水中の少ない溶存酸素を利用するために、鰓という器官を発達させている。硬骨魚類では、鰓は頭部の後方にある1対の鰓蓋骨(さいがいこつ、いわゆるえらぶた)の内側にあり、4対の鰓弓(さいきゅう)という弓状の骨に支えられて存在する。鰓弓からは一次鰓弁が何本も伸び、さらに一次鰓弁上には表面積を拡げるための二次鰓弁が多数存在している。鰓には血管が通っており、外界(海水、淡水)と直接ガス交換を行う。そのため鰓は赤く見える。鰓はガス交換の他にも、塩類細胞によるイオンの排出・取り込みやアンモニアの排泄を行っている。
鰭(魚へんに耆)は魚が泳ぐのに欠かせない手足のようなものであり、ときには地上を這ったり、空中を飛んだりするのにも使われる。鰭は体につく位置により次のように分類される。
胸鰭と腹鰭は左右1 対あり、これらを対鰭(ついき)、それ以外を不対鰭(ふついき)と呼ぶ。また背鰭の数は1 基、2 基、3 基と数え、前から順に第1 背鰭、第2 背鰭、第3 背鰭と呼ぶ。
鰭の形態は、軟骨魚類、肉鰭類、条鰭類で大きく異なる。
鰭が遊泳以外の目的に進化している場合もある。また進化の過程で、一部の鰭が退化していることも多い。
鱗(魚へんに粦)は1つ1つは小さな板や棘のような形のもので、これが多数集まって体の表面を覆う。外部の衝撃から皮膚や筋肉、内臓を保護する役割を担う。魚種によって大きさや形は異なり、鱗を持たない魚もいる。硬骨魚類の鱗には樹木の年輪に相当する模様が刻まれており、魚の年齢を知るのに役立つ。
鱗は大きく4種類に分けられる。現存する硬骨魚類の多くは円鱗(えんりん)あるいは櫛鱗(しつりん)を持つ。ヒラメのように体の部分によって円鱗と櫛鱗を有する種類もいる。
一般には、浮き袋と呼ばれる。魚の体は海水より比重が大きく、何もしなければ沈降してしまう。そこで、簡単に浮力を得るために鰾という器官を発達させている。鰾は伸縮性に富む風船のような器官で、ガスを溜めたり抜いたりして浮力調節を行う。消化管から枝分かれしてできるが、その後消化管とつながったままのもの(開鰾、有気管鰾)と完全に分離したもの(閉鰾、無気管鰾)があり、魚種によって異なる。開鰾魚では、水面に顔を出して空気を直接気管から鰾に取り込むが、閉鰾魚では、鰾の周囲にある奇網からガス腺と呼ばれる細胞を介してガスを取り込む。
鰾はガスを溜めるので、水中の音を反響させることができる。このことを利用したのがウェーバー器官で、コイの仲間がこれを備えている。ウェーバー器官は、鰾に連絡した一連の骨で構成され、増幅された振動を内耳に伝える。そのためコイの仲間は骨鰾魚とも呼ばれ、聴覚に優れている。
一方、鰾を持たない魚もおり、これがサメ・エイなどの軟骨魚類である。鰾の代わりに肝臓に脂質を蓄積することで浮力を得ている。また、硬骨魚でも底生性のヒラメなどは小さい鰾しかもたない。
鰾は、肺から変化したものと考えられている。初期の硬骨魚類が淡水生活の中で空気呼吸の必要から発達させた肺が、水中生活への適応として形を変えたものと考えられる。軟骨魚類は肺を形成する前に分岐したと見られる。
尚、鰾と書いてうきぶくろと読む場合もある。
魚類の目は哺乳類の目とは異なり、4種類の錐体細胞を持ち、紫外線領域の視覚をも持つ。このため、人の目にはオスとメスの区別がほとんどできない魚でも、紫外線の反射率がオスとメスで大きな差があることから、魚自身には両者の視覚上の差は明瞭にみえている可能性がある。
繁殖形態は卵生および胎生(卵胎生)である。卵は卵黄(栄養分)の割合が比較的多く、小さな胚が大きな卵黄にくっついたような状態で発生がすすむ。孵化した仔魚は卵黄を抱え、しばらくは卵黄の栄養分を使って成長する。サメ類、エイ類、カダヤシ、カサゴ、ウミタナゴなどの仲間には、体内で卵をふ化させて子どもを産む卵胎生のものもいる。
魚類の幼生は、すべて少なくとも魚類の体勢を備えて孵化する。その点では直接発生的である。しかし、その中では群によっては成魚との間にそれなりに変化があり、中には見かけ上の姿が大きく変わるものも存在する。
とくに真骨魚類は生まれたばかりの頃を仔魚(しぎょ)、少し成長したものを稚魚(ちぎょ)といって区別する。両者の間には明確な形態的変化があり、これを変態と呼んでいる。稚魚は体の大きさこそ小さいが、成魚と同じ形質を備えている。それに対して仔魚は成魚と形態的にもかなり異なっている場合が多く、知識が無ければ、仔魚を見て成魚の姿を想像することは容易ではない。実際、いくつかの魚種で~幼生と名前があるものは、発見時に親とは別の種だと思われて付けられた名前の名残であることが多い。ただし、全ての魚が変態を行うわけではなく、仔魚・稚魚の区別がはっきりしない種もある。
仔魚期に特徴的な形態をとることの意義は、多くの場合、浮遊生活への適応である。仔魚はまだ十分な遊泳力を持たないため、水平方向に泳げないばかりか、そのままでは海底に沈んでしまう。そこで体に大きな棘や糸状の構造物を生やしたり、ひれを大きくしたりして浮力を得ている。棘は捕食に対する抵抗でもある。また、外見からは分からないが、体液の代わりに比重の軽い水や油、気体を溜めて沈降を防いでいる場合もある。
なお、無顎類であるヤツメウナギ類の場合、幼生はより単純なアンモシーテス幼生の時期を持つ。これはこの類そのものがより簡単な体制を持つということもあるが、これをナメクジウオに対応させる考えもある。
魚は世界中で食物として利用される。四足の獣を食べることを禁じられていた仏教徒の多い国ではより重視される。捕らえるために様々な方法が開発されている。代表的なのはモリなどで突く方法、網ですくう方法、釣りなどであり、それぞれに各国で、あるいは対象によって様々な方法が工夫されている。中には動物を使役する(鵜飼いやカワウソ等)などの特殊な方法もある。それらは食料確保のためでもあるが、趣味としても行なわれている。
特に四方を海に囲まれた日本人にはなじみ深い食材で、古くから「おいしい魚」あるいは「食べられる魚」と、「不味い魚」「食べてはいけない魚」という実用的な観点から魚の種類への関心が高い。貝類や甲殻類とあわせて魚介類と言うことも多く、それらは魚屋で扱われる。魚の字は元は「いを」「うを」、食用(副食物)としては単に「な」と訓じていたが、これが酒の肴(な)であることから、「さかな」とも訓ずるようになった。
焼いたり煮たり、あるいは揚げたりと様々に料理されるが、生で食べるのは日本の刺身など少数派である。痛みやすいものが多く、保存のために塩漬けや開き、燻製、あるいは油漬けなど処理される例も多い。直接的な食品でない例としては鰹節や魚醤がある。
食料の他に肥料や飼料・加工品の原料などとして使われる。また、釣りや熱帯魚鑑賞は趣味として広く親しまれている。日本は周りを海に囲まれていることもあって、世界有数の魚大国である。各地に水族館が建てられ、世界中の魚を見ることができる。
旧分類では、魚類は魚上綱(ぎょじょうこう)として1 つの綱に分類されていた。魚上綱とは、軟骨魚綱、硬骨魚綱、絶滅した板皮綱および棘魚綱の4 つの綱から構成される巨大な分類群であった。しかし、以下の理由から現在ではあまり用いられず、また分類学上も使用は好ましくないとされる。新分類では、脊椎動物亜門の下に無顎上綱と顎口上綱を設け、そこに魚類および四肢動物を含める。
生物の進化の歴史では、脊椎動物の中で無顎類が最も古く生まれ、次いで顎口類の魚が現れたと推定されている。また、魚類からは四肢動物(両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類)が分岐して生まれている。すなわち魚上綱と呼ばれる生物のグループは側系統群(単系統群から一部の群を除いたグループ)であり、純粋な分岐分類学では有効な生物分類の単位とはされない。
もっとも「魚類」は「爬虫類」などと同様に今後も実用性の観点から使用されていくことであろう。ただし「魚類」の範囲がどこまでか(無顎類を含むかどうか等)は曖昧さが残る部分である。
「動物は海から生まれた」と言われるが、魚類の進化を見ると、その当初から淡水での生活が大きな役割を果たしていたと考えられる。魚類の分類群ごとに見ると、軟骨魚類と全頭類は大部分が海産であるが、無顎類にも淡水産があり、硬骨魚類の中で原始的なものと考えられる肉鰭類や全骨類などは大部分が淡水産である。化石的証拠から見ても、魚類の進化に於いて、かなり早い時期に淡水への侵入がおこなわれたと見て良い。
現在の硬骨魚類は、おそらく淡水で進化し、肺を持っていた。その一部が陸に進出して両生類へと進化した一方、海に戻って大発展を遂げたものが現在の魚類の大部分を占める真骨類になったものと思われる。肺はその機能を失い、浮き袋として用いられている。
上記のように分類学上の問題点も無視できないが、本稿では無顎類の分類も示すこととする。また全体の分類体系はNelson の分類に従った。
魚類を分類するにあたって使用される特徴のうち、特に注目されるのが鰭の形態である[1]。背鰭の数、胸鰭と腹鰭の位置、脂鰭の有無などが、分類上の重要な形質となる。例として、系統的に古い魚類(コイ目など)では腹鰭は体の中央付近に位置するが、比較的高等な魚類(スズキ目など)ではずっと前方に移動し、胸鰭のすぐ下であったり喉の位置にあったりする。胸鰭と腹鰭を近づけて連動させることで、より効率の良い運動が行えるようになったものと見られている。また条鰭類の魚類では、各々の鰭が何本の棘条と軟条で構成されているかによって、系統的に近い種類・遠い種類を見分けることができる。これらの鰭の構成は分類上極めて重要な要素であるため、専門的には略号を用いて「D.XII,9; A.III,8; P1.26~28; P2.I,5」のように表し、これを鰭式(きしき)と呼ぶ。アルファベットは鰭の種類(D:背鰭、A:臀鰭、P1:胸鰭、P2:腹鰭)を、ローマ数字・アラビア数字はそれぞれ棘条・軟条の数を表している。
分類に用いられる形質として、骨格や鱗もまた重要な要素である。より進化した高等な魚類では、骨の癒合・省略が進み、全体の数が少なくなる傾向がある。これは脊椎動物全体に見られる特徴で、ウィリストンの法則と呼ばれる[2]。鱗は上述したような形態の区別の他、側線を基準に計測した鱗の数(側線鱗数や横列鱗数)が分類形質となる。
魚類は様々な体型や体色をしており、これらは見た目にわかりやすい特徴ではあるが、少なくとも目のレベルでの分類に使用されることは少ない。体型や体色は系統よりもむしろ環境への適応を色濃く反映している。科・属・種などの下位分類では、発光器の数と位置(ハダカイワシ類)、交接器の形態(アシロ類)など多種多様な形質が分類に用いられている。