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鶴見俊輔 とは?

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鶴見 俊輔(つるみ しゅんすけ、1922年6月25日 - )は、評論家哲学者大衆文化研究者政治運動家

出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』


鶴見俊輔はてなダイアリーを別ウィンドウで表示  :  1922年、東京生まれ。哲学者、評論家。 作家・政治家の鶴見祐輔は父。また、政治家・後藤新平は母方の祖父。社会学者・鶴見和子は姉。アジア学者の鶴見良行は従兄弟にあたる。 1942年に、ハーバード大学哲学科卒業。 1946年5月に、丸山眞男・都留重人・渡辺慧・鶴見和子・武谷三男・武田清子?らと『思想の科学』を刊行した。 また、ベ平連の活動でも知られる。 関連 amazon:鶴見俊輔

出典: 『はてなダイアリー』


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おすすめ度5.0(全レビューの平均)後藤新平を母方の祖父に、父に鶴見祐輔を、姉に鶴見和子を持つ戦後の知の高峰の一角鶴見俊輔の語り下ろし自伝。 率直無比なところが少しも嫌味がないのは、不思議なくらいであるが、かつての盟友小田実も昨年没し、姉和子もいなくなった現在、俊輔の語りも歴史の語り部めいて聞こえてくる。 都留重人や桑原武夫との交流は有名だが、葦津珍彦との交友は全然知らなかった。 葦津との交流が象徴的に示すように、思想的振幅は相当に幅広い。これは寛容の精神と言えるものか、これこそがプラグマティズムというものなのか。それとはまた別の問題なのか。 プラグマティズムにいい印象がない(偏見がある)評者にはわからないところだ。 全編に渉って公平無私であろうとしていることはよくわかる。頻りに、マルクス主義者ではないことを強調しているが、それもまた彼の誠実さの現われではあろう。 「刀を後ろにまわしてまず自分を貫いて、余った切っ先が相手に届くようにすれば、自分を貫いて向こうに届くようなかたちになる」という批評のスタイル、言論公表の態度は彼自身の倫理であり、我々にとって実用的な指標になると思われる。我々はこの人から学ぶべきことがあると信じる。  (野火止林太郎 さんのレビュー)

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この本には著者の基本姿勢、つまり歴史書に載る年表、また過去の支配者や有力者の言葉や行動の記録だけを「歴史」と判断するのではなく、国家の枠に捉われない毎日の生活に沿った大衆文化思想、それは時にまとまり、時にバラバラになりますが、そこにこそ大きな価値を見出していくという強い信念が現われています。そういった価値観は、多くの人も何となく共感できるものではないでしょうか。例えば、民俗学や文化人類学に興味を持つ人ならなおさらでしょう。 戦後の漫画、流行歌、テレビドラマ、食事といった大衆文化の変遷の評論は一見価値がないようですが、それらにはその時々の政治背景や経済状況、そしてそれに対しての大衆の反応、批判、予測といった心理的要素が強く反映されやすいものです。この著作では多数の資料の駆使により、繊細にして独特な大衆文化思想の考察と向かい合うことができます。実際、戦後の街中で男女二人の歩く姿をとらえた何の変哲もなさそうな写真や「サークル」という言葉を、時代の反映として解説がなされています。 この本は、ただの過去の述懐としてでなく、プラスアルファとして現在の身の周りにある大衆文化の把握や分析する視点をもつのにも役立つと思います。また「歴史の話」(網野善彦、鶴見俊輔著)には著者の歴史に対峙するうえでの基本的立場が詳しく述べられているので、合わせてお勧めです。  (テキーラサンライズ さんのレビュー)

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ウィキペディア(Wikipedia)記事


日本哲学者
名前: 鶴見俊輔
生年月日: 1922年6月25日
学派:
研究分野: 思想史
特記すべき概念: アメリカのプラグマティズムを日本に紹介

鶴見 俊輔(つるみ しゅんすけ、1922年6月25日 - )は、評論家哲学者大衆文化研究者政治運動家

目次

人物

東京市(現・東京都)生まれ。アメリカ留学から帰国し第二次世界大戦時には結核持ちであるにも関わらず徴兵検査に合格したため、徴兵を避けるために海軍軍属に志願した。戦後海軍を除隊したあと『思想の科学』を創刊し、『共同研究 転向』など思想史研究を行う。アメリカのプラグマティズムの日本への紹介者のひとりで、都留重人丸山眞男らとともに戦後言論界の中心的人物とされる。

ベトナム戦争期は「ベトナムに平和を!市民連合」(ベ平連)の中心的な人物として活躍した。九条の会の呼びかけ人の1人でもある。反戦活動を行う中で、戦中海軍軍属に志願した事に関しては「なぜ戦争中に抗議の声を上げて牢屋に入らなかったっていう思いは、ものすごく辛いんだよね。だから、英語がしゃべれるのも嫌になっちゃって。戦争中から、道を歩いていても嫌だって感じだった。鬱病の状態ですよ」と本人は後に釈明している[1]

肩書きや職業、学歴家柄にこだわる権威主義的な面がある[2]一方、大衆文化へ着目しており、趣味は漫画を読むこと。漫画評論の先駆けの一人でもある。テレビ番組『ハケンの品格』がお気に入りで、派遣社員と軍属時代に翻訳と新聞発行を一手に引き受けていた自分と同番組で描かれていた「派遣社員」とが重なって見えると語っている。[3]

略歴

著書

単著

  • 『哲学の反省』 先駆社, 1946
  • 『アメリカ哲学』世界評論社、1950 のち講談社学術文庫
  • 『哲学論』 創文社, 1953
  • 『大衆芸術』 河出書房, 1954(河出新書)
  • 『プラグマティズム』 河出書房, 1955.
  • 『アメリカ思想から何を学ぶか 』 中央公論社, 1958 (中央公論文庫)
  • 『誤解する権利 日本映画を見る』 筑摩書房, 1959
  • 『折衷主義の立場』 筑摩書房, 1961
  • 『日常的思想の可能性』 筑摩書房, 1967
  • 『限界芸術論』勁草書房、1967 のち講談社学術文庫、ちくま学芸文庫
  • 『不定形の思想』 文芸春秋, 1968
  • 『同時代』 鶴見俊輔対話集 合同出版社 1971
  • 『北米体験再考』 岩波新書, 1971
  • 『ひとが生まれる 五人の日本人の肖像』 ちくま少年図書館 1972 のちちくま文庫
  • 『漫画の戦後思想』 文芸春秋, 1973
  • 鶴見俊輔著作集』 全5巻 筑摩書房, 1975-76
  • 『私の地平線の上に』潮出版社、1975
  • 高野長英』朝日新聞社、朝日評伝選、1975 のち選書
  • 『転向研究』 筑摩叢書, 1976
  • 『いくつもの鏡 論壇時評1974-1975 』朝日新聞社, 1976
  • 『グアダルーペの聖母』 筑摩書房, 1976
  • 柳宗悦』平凡社選書、1976 のち平凡社ライブラリー
  • 『読書のすすめ』潮出版社, 1979
  • 『太夫才蔵伝 漫才をつらぬくもの 』平凡社選書, 1979 のちライブラリー
  • 『本と人と』 西田書店, 1979
  • 『文章心得帖』 潮出版社, 1980
  • 『戦争体験 戦後の意味するもの 鶴見俊輔対話集』 ミネルヴァ書房, 1980
  • 『戦後を生きる意味』 筑摩書房, 1981
  • 『戦後思想三話』 ミネルヴァ書房, 1981
  • 『戦時期日本の精神史 1931~1945年』岩波書店, 1982 のち現代文庫 ISBN 4006000502
  • 『家の中の広場』編集工房ノア, 1982
  • 『戦後日本の大衆文化史 1945~1980年』岩波書店、1984 のち現代文庫ISBN 4006000510
  • 『絵葉書の余白に 文化のすきまを旅する』 東京書籍, 1984
  • 『ことばを求めて 』太郎次郎社, 1984
  • 『人類の知的遺産 60 デューイ 』講談社, 1984
  • 『読書日録』潮出版社、1985
  • 『大衆文学論』六興出版社、1985
  • 『テレビのある風景』 マドラ出版, 1985
  • 『老いの生きかた 』筑摩書房, 1988 のち文庫
  • 『思想の落とし穴』岩波書店、1988
  • 夢野久作』リブロポート、1989 のち『夢野久作迷宮の住人』双葉文庫
  • 『らんだむ・りぃだぁ』潮出版社、1991
  • アメノウズメ伝-神話からのびてくる道』平凡社、1991 のちライブラリー
  • 鶴見俊輔集』12巻補巻5巻-全17巻 筑摩書房、1991-2001
  • 『書評10年』潮出版社、1992
  • 竹内好 ある方法の伝記』リブロポート 1995
  • 『民主主義とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『思想とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『学ぶとは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『社会とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『近代とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『文化とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『家族とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『国境とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『日本人とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『戦争とは何だろうか 鶴見俊輔座談』 晶文社, 1996
  • 『期待と回想 上・下』晶文社、1997 のち『期待と回想 語りおろし伝』 朝日文庫
  • 『隣人記』 晶文社, 1998
  • 『教育再定義への試み』 岩波書店, 1999
  • 『夢野久作と埴谷雄高 』深夜叢書社, 2001
  • 『未来におきたいものは 鶴見俊輔対談集』 晶文社 2002
  • 『大人になるって何? 鶴見俊輔と中学生たち 』晶文社 2002
  • 『回想の人びと』潮出版社、2002 のちちくま文庫
  • 『大切にしたいものは何? 鶴見俊輔と中学生たち 』晶文社 2002
  • 『きまりって何? 鶴見俊輔と中学生たち 』晶文社 2002
  • 『本と私』 岩波新書, 2003
  • 『風韻 日本人として』フィルムアート社, 2005
  • 『埴谷雄高』講談社、2005
  • 『詩と自由 恋と革命』 思潮社 2006
  • 鶴見俊輔書評集成 1(1946-1969)』 みすず書房, 2007
  • 鶴見俊輔書評集成 2(1970-1987)』 みすず書房, 2007
  • 鶴見俊輔書評集成 3(1988-2007)』 みすず書房, 2007
  • 『たまたま、この世界に生まれて ——半世紀後の『アメリカ哲学』講義——』(編集グループSURE)2007
  • 『悼詩』(編集グループSURE)2008,10

共著

  • 『現代日本の思想』 久野収 岩波新書, 1956
  • 『戦後日本の思想』 久野収,藤田省三 中央公論社, 1959
  • 折伏 創価学会の思想と行動』 産報 1963
  • 『日本人の生き方 』星野芳郎 講談社現代新書, 1966
  • 『平和を呼ぶ声』開高健,小田実 番町書房, 1967
  • 『反戦の論理』小田実,開高健 河出書房新社, 1967
  • 『反戦と変革 』小田実 学芸書房, 1969
  • 『脱走兵の思想』小田実,鈴木道彦 太平出版社, 1969
  • 『思想の科学事典 』久野収共編 勁草書房, 1969
  • 『国家と軍隊への反逆』小田実,鈴木道彦 太平出版社, 1972
  • 『市民の暦』小田実,吉川勇一 朝日新聞社, 1973
  • 『日本人の世界地図』長田弘高畠通敏 潮出版社、1979 のち岩波同時代ライブラリー、
  • 『抵抗と持続』山本明共編 世界思想社, 1979
  • 『歳時記考』長田弘、なだいなだ山田慶児 潮出版社、1980 のち岩波同時代ライブラリー
  • 『アメリカ』亀井俊介 文芸春秋, 1980
  • 『まげもののぞき眼鏡 大衆文学の世界』旺文社文庫, 1981
  • 忠臣蔵四谷怪談 日本人のコミュニケーション 』安田武対談 朝日選書 1983
  • 『思想の舞台』 粉川哲夫 田畑書店, 1985
  • 『変貌する日本人』 多田道太郎 三省堂, 1986
  • 『ふれあう回路』野村雅一 平凡社, 1987
  • 『現代風俗通信 1977~1986 』学陽書房 1987
  • 『祭りとイベントのつくり方』小林和夫 晶文社, 1988
  • 『コミュニケーション事典』粉川哲夫共編 平凡社, 1988
  • 『天皇百話』 中川六平 ちくま文庫, 1989
  • 『ことばを豊かにする教育』森毅 明治図書出版、1989
  • 『思想の折り返し点で』 久野収 岩波書店、1990 のち朝日選書
  • 『教育で想像力を殺すな』 高橋幸子 明治図書出版, 1991
  • 『時代を読む』 河合隼雄 潮出版社、1991
  • 『旅の話』 長田弘 晶文社、1993
  • 『日本文化の現在』 森毅 潮出版社、1993
  • 『歴史の話』網野善彦 朝日新聞社、1994 のち選書
  • 『神話的時間』熊本子どもの本の研究会, 1995
  • 『民間学事典 事項編、人名編』鹿野政直,中山茂共編 三省堂, 1997
  • 『「むすびの家」物語 ワークキャンプに賭けた青春群像』 木村聖哉 岩波書店 1997
  • 『神話とのつながり』西成彦,神沢利子 熊本子どもの本の研究会, 1997
  • 『丁丁発止梅棹忠夫鶴見俊輔・河合隼雄』朝日新聞大阪本社 かもがわ出版, 1998
  • 『本音を聴く力 中学生は何を考えているのか 』福島美枝子編 同朋舎 1999
  • 『二〇世紀から』 加藤周一 潮出版社、2001
  • 『転向再論』 いいだもも鈴木正 平凡社、2001
  • 『読んだ本はどこへいったのか』山中英之、潮出版社、2002
  • 『グラウンド・ゼロからの出発-日本人にとってアメリカってな~に』ダグラス・ラミス 光文社、2002
  • 『No war! ザ・反戦メッセージ』瀬戸内寂聴いいだもも 社会批評社, 2003
  • 『戦争が遺したもの』上野千鶴子小熊英二 新曜社、2004
  • 『同時代を生きて』瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン 岩波書店、2004
  • 『まごごろ-哲学者と随筆家の対話』岡部伊都子 藤原書店、2004
  • 『手放せない記憶-私が考える場所』 小田実、編集グループSURE,2004
  • 『源流から未来へ 『思想の科学』五十年』 思想の科学社 2005
  • 『歩く学問ナマコの思想(鶴見良行論)』池澤夏樹共編 コモンズ, 2005
  • 『千年の京から「憲法九条」-私たちの生きてきた時代』瀬戸内寂聴 かもがわ出版, 2005
  • 『日米交換船』加藤典洋黒川創 新潮社、2006
  • 『サザエさんの〈昭和〉』齋藤愼爾共編 柏書房, 2006
  • 『脱走の話 ——ベトナム戦争といま』吉岡忍 編集グループSURE,2007
  • 『セミナーシリーズ・鶴見俊輔と囲んで』(井波律子作田啓一那須耕介山田稔・加藤典洋、編集グループSURE),2006
  • 『シリーズ《鶴見俊輔と考える》』全5巻 鶴見俊輔山田慶児柳瀬睦男中村桂子谷川道雄海老坂武 著, 編集グループSURE, 2008

翻訳

受賞歴

家族

父は前述の通り鶴見祐輔であり、政治家後藤新平は祖父にあたる。社会学者である上智大学名誉教授の鶴見和子は姉。鶴見直輔は弟。英文学者翻訳家横山貞子は妻。息子の鶴見太郎早稲田大学文学部准教授。なお、『ナマコの眼』等で知られる人類学者鶴見良行は従弟。

エピソード

多くの仕事を鶴見とした、筑摩書房の編集者松田哲夫によると、鶴見の読書量と記憶力はすさまじく、『ちくま日本文学全集』の編集作業の際に、幼少期からの膨大な既読書の内容をすべて覚えており、それが「赤川次郎作品すべて」にまで及んでいることが判明。他の編者たち(安野光雅森毅井上ひさし池内紀)らも唖然としたという(松田著『編集狂時代』より)。

脚注

  1. ^ 鶴見俊輔上野千鶴子小熊英二『戦争が遺したもの』(新曜社、2004年3月)p42-p135
  2. ^ 鶴見俊輔・加藤典洋・黒川創『日米交換船』(新潮社、2006年3月)p19-p248
  3. ^ 『論座』2007年4月号(朝日新聞社)。

参考文献

  • 新藤謙『ぼくは悪人 少年鶴見俊輔』東方出版
  • 原田達鶴見俊輔と希望の社会学』世界思想社

外部リンク


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