黄疸 とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋関連商品
中村 光男 /
最安値(新品): ¥ 1,260
最安値(中古): ¥ 700
|
| ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。 |
黄疸(おうだん、英jaundice)とは、病気や疾患に伴う症状の一つ。
身体にビリルビンが過剰にあることで眼球や皮膚といった組織や体液が黄染(黄色く染まる)する状態である。
目次 |
まずはビリルビンの代謝経路について述べる。網内系のヘモグロビン分解や骨髄による無効造血などで非抱合型ビリルビンは生成され、血漿へ放出される。血漿中の非抱合型ビリルビンは肝臓でグルクロン酸抱合を受け、胆汁中に排出され、胆道から消化管へ流れる。なお胆汁にビリルビンが含まれるのは事実だが胆汁の主成分は胆汁酸、いわゆるコール酸などである。消化管からの経路は若干複雑である。
消化管に放出された抱合型ビリルビンは腸内細菌によって脱抱合をうけ非抱合型ビリルビンになる。この非抱合型ビリルビンが腸内細菌に還元されるとウロビリノーゲンとなる。ウロビリノーゲンとその酸化物をウロビリン体といい、これが糞便とともに排出される。この経路のどこかが破綻すると高ビリルビン血症がおこる。
なお、腸管内の非抱合型ビリルビンとウロビリノーゲンは腸肝循環によって再び血中へ戻る。ウロビリノーゲンは尿中に排出することができる。基本的にこの経路しかウロビリノーゲン産出系は存在しないので、胆道閉塞では尿中ウロビリノーゲンが陰性となり、これは病的な所見である。なお、尿中ビリルビンという項目があるがこれは抱合型ビリルビンを量っている。非抱合型ビリルビンは腎臓でろ過されることは基本的にはない。尿中ビリルビンが見られるのは胆道閉塞など直接ビリルビンが優位に増加する疾患である。
高ビリルビン血症によって黄疸が起こるのはビリルビンが組織沈着をすると黄色くなるからである。ビリルビンは特に弾性線維との親和性が高いため皮膚、強膜、血管といった弾性線維が豊富な組織に沈着する。特に強膜との親和性が高いため、黄疸のスクリーニングは眼球結膜の色で調べる。なお、黄染はあくまで組織沈着をみているので血液生化学のデータよりは遅れて変動する。
ビリルビンの組織沈着としては皮膚以外に大脳基底核の沈着による核黄疸(ビリルビン脳症)が有名である。これは非抱合型ビリルビンのうちアルブミンに結合していないアンバウンドビリルビンが沈着する。新生児におこる疾患であり、ミルクを飲まない、Moro反射消失といった症状から始まり痙攣や後弓反張をおこしてくる。経験的にT-Bilが25mg/dlを超えない限り、起こるのは極めて稀であるため、今日の管理技術ではまず起こらない。
新生児においては生理的黄疸という言葉があるように、黄疸が出現しても正常な状態がある。これは新生児の生理学的な特徴から理解されている。胎児期は肝機能が未熟であるために胎児肝は殆どグルクロン酸抱合を行わない。胎児期は胎盤で母体血に非抱合型ビリルビンを渡すことで高ビリルビン血症を防いでいる。出生後はHbFの分解によるビリルビンの産出と肝臓の機能が未熟ということが重なって生理的黄疸が発生すると考えられている。
出生後2日~2週間ほど出現する正常な黄疸。胎児ヘモグロビンが壊される事による。24時間以内に出現したり、2週間以上経っても消失しない場合は病的黄疸を考える。
詳細は新生児黄疸を参照
新生児にみられる黄疸である。
| 時期\病態 | 間接(非抱合)型ビリルビン | 直接(抱合)型ビリルビン |
|---|---|---|
| 早発 | 母児間血液型不適合 | 敗血症 |
| 遷延性 | 母乳性黄疸 | 新生児肝炎、先天性胆道閉鎖症 |
非抱合型ビリルビンは肝細胞に取り込まれ、肝細胞内でグルクロン酸抱合を受け、肝内胆管に排泄される。その過程に必要な酵素が欠損した病気を体質性黄疸と言う。
一般に自覚症状が乏しい。診断学では黄疸はひとつの徴候としてとらえられている。
皮膚掻痒感に関しては若干の異論も存在する。ビリルビン以外の胆汁排出が正常である(肝、胆道系の酵素は上昇しない)体質性黄疸(の一部)では皮膚掻痒感が出現しないことが知られている。そのため、皮膚掻痒感は高ビリルビン血症の症状ではなく胆汁うっ滞の症状であると考える者もいる。胆汁うっ滞とは胆汁が十二指腸に至らない病態である。胆汁うっ滞をおこせば通常は高ビリルビン血症をきたすが、高ビリルビン血症は胆汁うっ滞をおこすとは限らない。胆汁うっ滞の原因としては肝細胞の数や肝臓形態を含めた機能の異常や肝内、肝外を含めた胆道の閉塞が挙げられる。胆汁うっ滞では皮膚掻痒感からはじまり皮膚黄色腫、骨粗鬆症、血液凝固異常が生じる。臨床的には脂肪便や脂溶性ビタミンを中心とする吸収不全が有名である。
なお、体質性黄疸の例から皮膚掻痒感を起こす原因物質がビリルビンではないということはわかっているが、原因物質は同定されていない。
黄疸の終末像はBBBが未成熟な新生児なら核黄疸、成人の場合はビリルビンのミトコンドリアへの沈着による多臓器不全である。なお胆汁うっ滞の終末は感染症による敗血症や肝傷害による肝不全である。
高ビリルビン血症、黄疸に対する治療は現在存在しない。即ち、原疾患の治療を行うこととなる。閉塞性黄疸ならドレーンなどを用いれば良いし、肝疾患ならウルソデオキシコール酸や強力ミノファーゲンCを用いることもある。特にウルソデオキシコール酸は急性、慢性の胆汁うっ滞や胆石にも効果がある。新生児の黄疸なら光線療法や交換輸血である。
PageRank5以上の相互リンク
・相互リンクスクエア
(PageRank 5)
・相互リンク インプロス
(PageRank 5)
→便利!NINJA TOOLS
→FC2検索
用語
Wikipedia
YouTube
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |