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鼻行類 とは?

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鼻行類(びこうるい、Rhinogradentia)は学術論文のパロディ作品『鼻行類』(本記事の末尾を参照)に記載された想像上の生物タクソン(分類群)。

出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』


鼻行類はてなダイアリーを別ウィンドウで表示  :  ハイアイアイ群島でのみ独自に進化したほ乳類の仲間。 鼻を、歩行、補食など、多くの用途に利用するという独特の進化をした生物群。 現在はハイアイアイ群島の大規模な環境破壊の為、絶滅してしまった可能性が強い。 1941年、ノルウェー人のエイナール・シェムトクヴィストにより発見。 ハラルト・シュテュンプケ著『鼻行類』が唯一現存する書物である。 鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー) 作者: ハラルトシュテュンプケ, Harard Stumpke, 日高敏隆, 羽田節子 出版社 ...

出典: 『はてなダイアリー』


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おすすめ度5.0(全レビューの平均)この記録・論文?を世に送り出した?シュタイナー氏によるあとがき(=オチ)には、「原稿がまさに印刷されようとしているときに、秘密裡に行なわれた核実験による地殻変動により、鼻行類が発見されたハイアイアイ群島は消滅してしまい、そこにあったハイアイアイ・ダーウィン研究所も運命をともにしてしまった(ので、調査記録や標本、写真はすでに存在しない=鼻行類に関する文献はこの論文だけ)」とある。 さらに、このライブリー版の解説では、この記録が発表された当時のヨーロッパの生物学者達の書評の一部を紹介しているが、その中には「見事に記載された事実が、真実に近いとは限らないことを考慮されよ」だとか、「鼻行類は、“謎”のハラルト・シュテュンプケ教授の心の中にしか実在しないのだ」といった文で結ばれたものがあったりする。 しかし、同時にこれらの書評は、解説者の言葉を借りれば「この記録(論文)そのものを事実としてうけとめ、動物学的にみて正しいか、矛盾があるかどうかをつきとめるという立場にたって加えられた論評」とのことだ。たぶん、学者達にとってこの記録は、真実かどうかを抜きにして学術的立場から論ずる内容を持つものだったということなのだろう。 きっとこの分野に専門的な知識がある方ならば、この作品の本当の価値が理解できるのだろうと思う。 しかし、だからといってわたしのような門外漢にとって楽しめなかったというと、全然そんなことはない。堅苦しい文章を読みながら、鼻行類達の姿を描いた挿絵をみて、彼らの活動する様子を想像する。それだけも楽しい時間を過ごすことができた。 この作品は奇書に分類されるのかもしれない。だけど、トンデモ本ではない。毎日欠かさず窓を拭くという完璧主義者のドイツ人魂爆発の一冊だ。  (TaroTaro さんのレビュー)

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おすすめ度4.0(全レビューの平均)マンアフターマンの姉妹品的本。サイバーパンク小説に登場するネタには良いかもしれませんが。(笑)全く虚構の生物で、核実験への抗議として作られた擬似科学書です。存在しない生物の生態を永遠大真面目に語っている事が、この本のみそです。フューチャー・イズ・ワイルドにも近いですね。<p>もう一度言いますが、鼻行類なる生物は存在しません。<p>未来は判りませんが。(笑)  (アマゾン太郎 さんのレビュー)

本  鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 (Documenta Historiae Naturalium)別ウィンドウで表示

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ウィキペディア(Wikipedia)記事


鼻行目(架空)
分類
界: 動物界 Animalia
門: 脊索動物門 Chordata
亜門: 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱: 哺乳綱 Mammalia
目: 鼻行目 Rhinogradentia
  • ムカシハナアルキ科
  • ナメクジハナアルキ科
  • ツツハナアルキ科
  • クダハナアルキ科
  • ラッパハナアルキ科
  • モグラハナアルキ科
  • タダハナアルキ科
  • リョウトビハナアルキ科
  • トビハナアルキ科
  • ランモドキ科
  • ナゾベーム科
  • オナジハナアルキ科
  • ゾウハナアルキ科
  • ハナムカデ科

鼻行類(びこうるい、Rhinogradentia)は学術論文のパロディ作品『鼻行類』(本記事の末尾を参照)に記載された想像上の生物タクソン(分類群)。

以下の記述は『鼻行類』に基づいており、あたかも事実であるかのように書かれている部分もあるが、生息地や著者なども含めて全くのフィクションである

目次

概要

鼻行類は別名ハナアルキともいい、脊椎動物亜門・哺乳綱鼻行目に属し、南太平洋に存在するハイアイアイ群島に生息していた動物を歩行や捕食等に使用する。すべりやすいハイアイアイ群島で、滑って転ぶのを防ぐために鼻で体を支えたのがこの特異な進化の発端ではないかとされる。また、ゴキブリなどの昆虫を捕食するために、地面に顔を擦りつけていたことにより、このような進化を遂げたという説もある。なお、鼻が歩行器として発達したのと対照的に、多くの群で四肢の退化が見られ、一部では後肢を完全に失った例もある。

ナゾベームのように頭を下にして鼻で歩く姿が有名だが、多様な進化を遂げた鼻行類の鼻は、歩行に用いるだけでなく捕食などにも使用されている。例えばハナススリハナアルキEmuncttor sorbesは粘着力のある鼻汁をたらすことで魚を釣り上げることで知られている。

14科189種のこの生物群は、1942年にスウェーデン人のエイナール・ペテルスン=シェムトクヴィストによって発見された。ハラルト・シュテュンプケ (en:Harald Stümpke) 著の『鼻行類』に詳しい。

なお、フランスでは鼻行類という分類は認められていない。これは、大統領シャルル・ド・ゴール(在任期間:1958年 - 1969年)が、巨大な鼻を持つ自分への当てこすりであるとして、パリ植物園への鼻行類の標本搬入を拒否したためである。1957年核実験によってハイアイアイ群島は消滅し、同時に鼻行類も絶滅したとされる。

おもな鼻行類

単鼻類

  • 原鼻類:もっとも原始的な鼻行類と考えられる。その姿はほぼ食虫類と同じで、鼻が特に発達しているが、摂食時のみ鼻で体を固定し、移動には四肢を用いる。
    • ムカシハナアルキ - ムカシハナアルキ科唯一の現生種(鼻行類発見当時)。原始的な形態を留める。
  • 鼻歩類:鼻腔内粘膜で地表に張り付き、あるいはそれで移動する。ハナススリハナアルキは例外的に原始形態をとどめるが、近縁なものと考えられている。
    • ナメクジハナアルキ - 粘液を分泌する鼻でカタツムリのように移動する。
    • ハナススリハナアルキ - 鼻汁を垂らして水生動物を捕獲する。
    • ミツオハナアルキ - 鼻で固着生活を送り、尾の分泌物で昆虫を捕食する。
  • 管鼻類:鼻が長く伸び、先端が開いている。水中生活で鼻を水面に伸ばして呼吸する。
    • ラッパハナアルキ - 漏斗状の鼻で水面からぶら下がって生活する。
  • 地鼻類:鼻は棒状で、内部に空洞を持つ。
    • モグラハナアルキ - 強靭な鼻でトンネルを掘り、地中生活を送る。
    • ハラワタハナアルキ - 肺が消失し、腸がまっすぐな管となるなど、著しい退化を見せる。鼻の付け根から分裂して増殖すると考えられている。
    • コビトハナアルキ - さらに退化し、脊索、肛門、血管系が完全に消失している。体長2mm。この動物の発見により、プラナリアなど三岐腸類は鼻行類を祖先とするという説が生まれた。
  • 跳鼻類:鼻ははっきりした柄を持ち、足のようになる(鼻脚)。内部の軟骨が強く発達し、途中に関節がある。その先端は広がり、地表にこれをつける。
    • トビハナアルキ - 骨格と筋肉の発達した鼻脚で跳躍して移動する。
    • ダンボハナアルキ - 巨大な耳を使って飛行する。

多鼻類

  • 四鼻類:鼻は四つ、それを足のように使って歩行する。
    • モルゲンシュテルンオオナゾベーム - 代表的なハナアルキ。4本の鼻で移動する。
    • オニハナアルキ - ナベゾームを捕食する。
  • 六鼻類:鼻は六つ。多くはあまり移動せず、鼻を伸ばして昆虫などを補食する。
    • イカモドキ - 穴の中から6本の鼻を伸ばして昆虫を捕食する。
    • ハナモドキ - 長大な尾で直立し、花に擬態した鼻で昆虫を捕食する。
    • マンモスハナアルキ - 最大1.3mに達する。4本の鼻で歩き、2本の鼻で植物を引き抜いて食べる。
  • 長吻類:鼻は多数、頭部先端の突出部に左右に対をなす。
    • ナキハナムカデ - 19対の鼻を持ち、そのうち18対の鼻で音楽を演奏する。

書籍としての『鼻行類


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


鼻行類』はハラルト・シュテュンプケ名義で書かれた、架空の生き物「鼻行類」を解説している書籍である。1961年発行。フィクションではあるが、生物学における学術書によくある特定の分類群に関する総説の形式を巧みに表現してあり、個々の動物の記述は客観的かつ冷静である。

特に、一つの群島におけるほ乳類の一分類群の適応放散をシミュレートする、という試みにおいても興味深いものである。鼻で歩くというのがいかにも奇妙であるが、考えてみればゾウの鼻でもずいぶんと奇妙であるし、生物界にはびっくりするような適応の例はいくらでもある。しかしそれがであることが一種のおかしみを醸し出している。さらにダンボハナアルキでは耳を羽ばたいて飛ぶというディズニーアニメダンボを生物学的に実現したものである。それ以外にも寄生性のほ乳類など実在しないものを無理矢理作りだしたものもある。なお、顔を花に擬態させて虫を捕るというハナモドキなどは、ほぼ同様の案が『アフターマン』でも使われており、いわばアイデアの収斂が見られる。イカモドキは繊毛粘液摂食を陸上のしかもほ乳類にさせる思考実験ともとれる。

その学術論文のパロディーとしての完成度はかなり高い。鼻行類についての記述のみでなく、ハイアイアイ群島の現地人の文化や、鼻行類研究の歴史などもそれらしく描かれている。また、巻末の参考文献一覧なども一見の価値がある。その系統樹を完全なものとしては描かず、多くの疑問や異説を含む形で提出するあたりにも学術論文的なリアリティがある。また、地鼻類の項では単にこの架空の分類群のみならず、扁形動物三岐腸類の系統にまで話を広げるあたりは、いかにも意欲的な研究者の書きそうな話でもある。 線画による細密画も生物学論文的なもので、時に違ったタッチのものが混じるのは、総論的な学術論文ではよくある、他の研究者の論文からの引用によって異なったタッチの図が入り交じるのを模したものである。

古い詩(これは実在する)の引用から始まり、核実験による島の消滅という終焉を末尾に置くというドラマチックな構成は、単なるパロディー論文というよりは、論文という体裁をとった一つのおとぎ話としても成立している。サイエンスフィクションならぬ、バイオロジーフィクション作品と呼べるだろう。

なお、本文中でははじめに少し説明がある以外には言及がないが、この島はきわめて古い時代に孤立して以降、独自の進化の道をたどっており、そのために高等な昆虫が欠けている。したがって図中に描かれている昆虫は、いずれもゴキブリカゲロウなど古い型のものかそれに由来するものであり、よく見るとそれらしく描かれている。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


影響

本書は以下の2書と合わせて生物系三大奇書といわれることがある。

このうち、平行植物がむしろ民俗学的書籍の、アフターマンが一般向け科学解説書(あるいは子供向け科学図鑑)のパロディの体裁を取るのに対して、本書は徹底して科学専門書のパロディである。

そのため、むしろ科学の専門家に喜ばれたかもしれない。訳者の日高敏隆は一級の動物学者である。また、わざわざこの本の評価本(『シュテンプケ氏の鼻行類 - 分析と試論』ゲーステ著・今泉訳)が出ている。片倉・馬渡の『動物の多様性』(2007、培風館)では標本に関する議論の中でこの書を取り上げ、それが虚構であることには一切触れずに「標本が存在しないため、これを確認することが不可能である」ことを惜しんでいる。さらに、フランスの博物館でこの書の動物の一つ、ハナススリハナアルキの剥製(当然作り物)が一時展示されていたことを取り上げ、その時に解剖を依頼すればよかったと惜しんで見せている。

関連項目

参考文献

外部リンク


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