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桶谷 秀昭 /
最安値(新品): ¥ 910
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著者は前著『昭和精神史』について、どこかで「自分はこれを書くために生まれてきたのだ」と書いていたはずだが、ならばその続編たる本書は、著者の到達点であり、残念ながら終着点であろう。戦後という時代に対する憤懣が行間の到るところから吹き出るように強く感じられ、読んでいるのが辛くなる時もあった。しかし著者の真摯で誠実な姿勢は痛いほどよく分かる。三島由紀夫の死をもって「昭和」は終わったのだという認識は、それまで以上にその後の歳月が著者に苦痛の日々であったことを伝えて余りあるものがある。この大作を書き上げることで、著者は出すべきものを出し切ってしまったと思われる。これを書いて以降、保田與重郎の文章を換骨奪胎したような文章ばかり書いているのが気になるが、もう読書人の注目を集めるような傑作は書けないだろう。以て瞑すべし、の感がある。 それと、改めてやはり著者は年齢とともに「右」にシフトしてきた人だなと感じた。それは保田與重郎と昭和天皇を書く態度が、著者の若い頃とは全く異なっているからだ。今日の保田再評価に著者が果たした役割は小さくない(しかし絶対的に大きいとも言えない。保田本人の思想の永遠性こそ評価されるべきだ)が、若き日の著者はずいぶん保田と距離を置いていた。何よりも、生前の保田とおそらく会っていないのだろう。そのことが、本書にも少なからぬ影を落としていると思えて仕方ない。会わなかったことを、著者は強く後悔しているのではないだろうか。 著者が絶望し、沈黙したところで、本書を読んだ若い人がその沈黙を破り、今日の閉塞的状況を打破していく…その礎となることをこの大冊に期待したい。
(ドラキュラ さんのレビュー)
半藤 一利 /
最安値(新品): ¥ 1,890
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終戦直後の「アプレゲール」の時代から、「講和条約」「安保改定」「高度経済成長」「昭和元禄」へと向かう戦後の昭和史の流れが、有名人物のエピソードを中心にして著者が自身の体験を語る「オーラルヒストリー」の形式も加味した、読みやすい文体で綴られている。
本書の特徴は、現在の日本人があまり知らない昭和20年代の記述が大きな割合を占めている事だ。また前作に比べると、著者の信条や好き嫌いがよりザックバランに出ていて(小泉政権へのイヤミが飛び出したり)ちょっとどうかと思う箇所もあるが、学校では教えてくれない我々の同時代史を楽しく学ぶことができた。
(あじあちっく さんのレビュー)
バトル(キャスリーン) /
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ベートーヴェン;ブラームス /
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鈴木 邦男 /
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