AB型 とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋ABO式血液型(ABOしき けつえきがた)とは、血液型の分類法の一種。A、B、O、ABの4型に分類する。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 関連商品
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最も初期に発見された血液型分類である。1900年にオーストリアの医学者カール・ラントシュタイナー(Karl Landsteiner, 1868年 - 1943年)により発見され、翌年の1901年に論文発表された[1]。
ラントシュタイナーはまずA、B、C型の3つの血液型を発見し、1902年にアルフレッド・フォン・デカステロとアドリアノ・シュテュルリによって第4の型が追加発表された[2]。さらに、1910年にエミール・フライヘル・フォン・デュンゲルンとルードビッヒ・ヒルシュフェルドにより、第4の型にはAB型という名称が与えられ、C型の名称はO型に変更された[3]。
A型はA抗原を発現する遺伝子(A型転移酵素をコードする遺伝子)を持っており、B型はB抗原を発現する遺伝子(B型転移酵素をコードする遺伝子)を、AB型は両方の抗原を発現する遺伝子を持っている。A抗原、B抗原はH抗原からそれぞれA型転移酵素、B型転移酵素によって化学的に変換される。
3種の遺伝子の組み合わせによる表現形。ABO式血液型を決定する遺伝子は第9染色体に存在する。H物質発現をコードする遺伝子は第19染色体に位置し、H前駆物質をH物質へ変換させる。この遺伝子が発現しない場合はボンベイ型となる(後述)。
A抗原とB抗原は、持っていないとそれに対する自然抗体が形成される。そのため、基本的には型違い輸血は行われないが、O型からA,B,AB型、A,B型からAB型への輸血では凝集せずに輸血できる場合がある。これは、抗A抗体と抗B抗体はIgMであり、血球に対して抗原抗体反応が起こるには複数の抗体が抗原と結合しなくてはならないからである。輸血される血液は受血者の血液より少量のため、血漿によって希釈されて抗原抗体反応が起こらなくなる。そのため、かつてはO型は全能供血者、AB型は全能受血者と呼ばれていたが、ABO以外の型物質(Rh因子やMN式血液型など)が存在することもあり現在では緊急時を除いては通常行われない。
なお、自然抗体を持っている理由は不明であるが、細菌感染説(ただし、細菌感染ならIgGが発現するはずだという異論がある)などが存在する。
これらの抗原が最初に血液から発見されたために「血液型」という名称を冠するもので、血液以外にも唾液・精液など、すべての体液にも存在する。ただし1/4の人は抗原が出ないもしくは微量(Se酵素欠損による非分泌型→Lewis式血液型参照)のため、この場合は検出が難しい。
ただしこれは大まかな傾向であって、母集団によって差はある(上記は日本赤十字の統計による)。
動物に人間と同様に凝集反応検査をしたときの反応で擬似的にABO式の反応が得られる。
稀血(まれけつ)などとも呼ばれる亜種がある。
Rh-型も稀血扱いされる事があるが、その存在率はABO式の稀血よりずっと高い。また、判別方法として異なるので重複(Aint-やシスAB-型など)することがある。シスAB-型は非常に少ない。以下には簡潔な説明を記すが、実際はより複雑である。
B型はあまり研究が進んでいないが、A型同様のバリエーションがあると思われる。
他にも、上記のA型とB型が結合したA1B型やA1Bx型など多くの亜種がある。これは、A型・B型の亜種がくっついたものである。
献血などに訪れた人が特殊な血液型であることが判明した場合、赤十字社のコンピュータに情報が登録され、血液はマイナス80度以下の超低温で冷凍され長期保存(現在の基準では10年)される。特殊血液型の人が輸血などを必要とする状況になった場合には、この冷凍血液を解凍して使用するか、登録している同じ型の他の人への献血協力を依頼(電話や速達便などで)、または外国の赤十字社へストック要請をすることになる。(逆に、海外から要請があれば冷凍パックを搬送することもある。)
試薬の抗A血清と抗B血清とを用いて、採取した赤血球と反応させて凝集の有無により判定する方法(おもて検査)で仮に判定される(抗H血清も使用することがある。抗H血清を使用するとボンベイ型の判定も出せる)。どちらかの血清で凝集が見られた場合はその血液型、どちらとも凝集が見られた場合はAB型、凝集が見られない場合はO型と判定される。これに加え、血液の血清を用いて判定する方法(うら検査)で判定して結果が一致した場合に、血液型が確定される。誕生時には、うら検査で判定するのに必要な血液型決定因子が不足しているので判定できず、おもて検査では、凝集が起きにくいタイプの場合や凝集の有無を間違って、誤って仮判定されるケースがある。そのため、成長してから正しい血液型が確定された場合に、ABO型の血液型が変わったかのように見える場合がある。なお、おもて検査とうら検査の判定が一致しなかった場合は再検査する。それでも一致しなかった場合はまれ血の可能性も考慮する。おもて検査とうら検査には優劣がないため、どちらかの判定を優先して血液型を決定するということはしない。
※あくまでも、メンデルの法則に基づいた、理論的に可能性のある血液型および確率である。現実には極めてまれに例外が存在する。(例・シスAB型とO型によるAB型やO型の子供など)
ABO式血液型は、人の第9番染色体に存在する複対立遺伝子によって決定する。通常、存在する遺伝子の遺伝子型はA、B、Oの3種類であって、AとBとはOに対して優性に遺伝し、AとBとの間には優性劣性の差異は存在しない。すなわち、2本の第9番染色体のうち少なくとも一方にA遺伝子が存在すれば表現型はA型、少なくとも一方にB遺伝子が存在すればB型、そのうちAが存在しかつBが存在する場合のみAB型、また2本の染色体のいずれにもO遺伝子が含まれる場合のみ、劣性遺伝するO型が表現型となる。
すなわち、ひとくちにABO型といっても、それぞれの形質を現出させる遺伝子型の種類は複数存在する。
| A型 | B型 | O型 | AB型 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AA | AO | BB | BO | ||||
| A型 | AA | A型 (AA) 100% | A型 100% (AA 50%、AO 50%) |
AB型 100% | A型 (AO) 50%、 AB型 50% |
A型 (AO) 100% | A型 (AA) 50%、 AB型 50% |
| AO | A型 100% (AA 50%、AO 50%) |
A型 75% (AA 25%、AO 50%)、 O型 25% |
B型 (BO) 50%、 AB型 50% |
A型 (AO) 25%、 O型 25%、 B型 (BO) 25%、 AB型 25% |
A型 (AO) 50%、 O型 50% |
A型 50% (AA 25%、AO 25%)、 B型 (BO) 25%、 AB型 25% |
|
| B型 | BB | AB型 100% | B型 (BO) 50%、 AB型 50% |
B型 (BB) 100% | B型 100% (BB 50%、BO 50%) |
B型 (BO) 100% | B型 (BB) 50%、 AB型 50% |
| BO | A型 (AO) 50%、 AB型 50% |
A型 (AO) 25%、 O型 25%、 B型 (BO) 25%、 AB型 25% |
B型 100% (BB 50%、BO 50%) |
B型 75% (BB 25%、BO 50%)、 O型 25% |
B型 (BO) 50%、 O型 50% |
B型 50% (BB 25%、BO 25%)、 A型 (AO) 25%、 AB型 25% |
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| O型 | A型 (AO) 100% | A型 (AO) 50%、 O型 50% |
B型 (BO) 100% | B型 (BO) 50%、 O型 50% |
O型 100% | A型 (AO) 50%、 B型 (BO) 50% |
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| AB型 | A型 (AA) 50%、 AB型 50% |
A型 50% (AA 25%、AO 25%)、 B型 (BO) 25%、 AB型 25% |
B型 (BB) 50%、 AB型 50% |
B型 50% (BB 25%、BO 25%)、 A型 (AO) 25%、 AB型 25% |
A型 (AO) 50%、 B型 (BO) 50% |
A型 (AA) 25%、 B型 (BB) 25%、 AB型 50% |
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1980年代は血液型と病気関係の仮説について持てはやされていたが、ヒトゲノム計画が終りつつあった2000年に、科学雑誌『Nature』にて総説が掲載され、その内容は「胃腸管に関するいくつかの形質に弱い相関が確認できるが、血液型と疾患の相関については再現性よく示されたものは無い」というものであった。
血液型占いシンパの間ではB型はABO型遺伝子のすぐそばにある遺伝子の影響で食中毒になりにくいとしている。
また、サルモネラ菌やペストはB抗体を持たない(すなわちB型とAB型)が感染しやすく、天然痘はA抗体を持たない(すなわちA型とAB型)が感染しやすいとする者もいる。[5]
白血病の治療などで造血幹細胞移植を行った場合には、原則としてドナーのABO式血液型に変わる。
骨髄性白血病などで、特定の抗原糖の産出が停止し、血液型が変わることがある。
細菌感染症で、細菌が出すジアセチラーゼにより抗原糖が変質し、血液型が変わることがある。
2007年4月にA型、B型、AB型の赤血球をO型に変えることのできる酵素の開発に米国のハーバード大学などの国際研究チームが成功した。O型の血液はボンベイ型を除く全ての血液型の人に輸血が可能であるため、この技術が確立すれば、輸血の際に血液型を考慮する必要がほとんどなくなることとなる。
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