AIX とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋AIX(Advanced Interactive eXecutive、えーあいえっくす)は、IBMのUNIXオペレーティングシステムのブランド名である。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 関連商品
古寺 雅弘 /
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| 公式サイト: | IBM AIX 5L |
| 開発者: | IBM |
| OSの系統: | UNIX System V |
| ソースコード: | クローズドソース |
| 最新リリース: | 6.1 / 2007年11月 |
| カーネル種別: | モノリシックカーネル |
| ユーザ インタフェース: |
Common Desktop Environment |
| ライセンス: | プロプライエタリ・ソフトウェア |
| 開発状況: | 現在進行 |
AIX(Advanced Interactive eXecutive、えーあいえっくす)は、IBMのUNIXオペレーティングシステムのブランド名である。
目次 |
AIXはUNIX System V Release 3 (SVR3)ベースのIBMのオペレーティングシステムであり、The Open GroupのUNIX認証を受けている。
最新版のAIX 6.1では、カーネルは64bitで、POWER系のCPU(POWER4,5,6,PowerPC 970)をサポートする。
IBMのRT-PC、RS/6000、pSeries、System p、Power Systemsシリーズの他、フランスのBullや、日立製作所のEP8000シリーズで採用されており、主に信頼性・可用性が求められる用途に使われている。
AIXはSystem V Release 3 (SVR3)をベースに、更にBSDやSystem V Release 4 (SVR4)などのコマンド等を追加したものである。このためSVR4ベースの他の商用UNIX(Solarisなど)や、Unix系であるLinuxなどとはコマンド体系が多少異なる。デフォルトのシェルはkshである。
なおLM(Loatable Module)のオブジェクトフォーマット形式は、Powerチップ間の非互換部分の吸収幅を残すため、現用UNIX群/Linuxの中で唯一、非ELF形式のExpandCOFF形式をサポートしている。
論理ボリュームマネージャ(logical volume management、LVM)を比較的早く採用している。AIXでは更にディスク装置のミラーリングやストライピングをサポートし、AIX 5L 5.2以降では稼働中のバックアップ機能(split copy)、AIX 5L V5.3以降ではスケーラブル・ボリュームグループ、AIX V6.1ではログ収集機能の強化がされた。
ジャーナルファイルシステムであるJFS/JFS2を実装している。JFSはOS/2で生まれた、ディスク障害時の回復時間を短縮するファイルシステムである。JFSでは最大64GBのファイル、最大1TBのファイルシステムを作成できる。JFS2では最大1TB(AIX 5L V5.2以降では、最大16TB)のファイルおよびファイルシステムを作成できる。またAIX 5L V5.2以降のJFS2はsnapshotコマンドによるスナップショットバックアップ、AIX 5L V5.3以降のJFS2ではファイルシステムサイズの動的縮小、AIX V6.1のJFS2では暗号化ファイルシステムがサポートされた。
標準のデスクトップ環境はCDEである。COSEで採用されてから一貫して標準搭載している。なおAIX Toolbox for Linux Applications(後述)にはKDEやGNOMEも含まれている。
他のUNIXおよびUnix系と比較して特徴的な点として、主要なシステム設定を階層型の管理画面であるSMITから行う(HP-UXのSAMに相当する)。また主要なシステム設定情報はODMという/etc配下のデータベースにバイナリーで格納される。このためコマンドの知識が少ないユーザーでも操作を行え履歴も残り、システム設定ファイルの誤編集による問題も発生しにくいが、仮にデータベース情報の不整合などが発生した場合は専用の知識が必要である。
AIX 5L 5.2の途中より動的論理区画(動的LPAR、D-LPAR)がサポートされ、AIX稼働中にCPUなどのリソース割当変更が可能になった。AIX 6.1からワークロードパーティション(WPAR)が登場し、1つのAIX内で複数のAIXインスタンスを作成できるようになった。またAIX6.1とPOWER6の組み合わせで、partition mobility が登場し、業務稼働中に別の物理マシン(別筐体)へ移動できるようになった(VMware VMotionのような機能である)。
AIX 4.3.3以降から付属するCD-ROMのAIX Toolbox for Linux Applicationsには、GNUおよびオープンソースのAIX用ツールが含まれている。またAIX 5L以降はLinux Affinityと呼ばれるLinux環境が提供され、Linuxのプログラムソースの移植性を高めてアプリケーション開発者の負担を軽減できるとされている。
累積フィックスであるフィックスパック(Fix Pack)は、IBMのサイト(Fix Central)よりダウンロードできる。従来はML(Mentenance Level)、SP(Service Pack)、CSP(Concluding Service Pack、各MLレベルでの最終のSP)の組み合わせだったが、2006年2月よりTL(Technology Level、年2回、通常は2月と8月)、SP、CSPの組み合わせに変更され、更に2007年にCSPは廃止された。MLは過去のMLおよびSPを含む。SPは過去のSPを含む。2月のTLは安定性重視(フィックスおよび新ハードウェアのサポート中心)だが、8月のTLは更に機能拡張を含む。
単体フィックス(PTF)は現在は原則として提供されないが、緊急性・重要度が高いものは暫定フィックス(Interim fix、iFix、i-fix、IF。従来の緊急フィックス、e-fix)として暫定提供される。これらも最終的にはTL、SP等に含まれる。
現状の確認はAIX 4.3ではinstfix、AIX 5L以降では更にoslevel -rまたは-sなどで行う。暫定フィックスはfixmgrで管理する。
当初、Advanced IBM Unixの略とされていたが、おそらく法的な問題があって現在の頭字語の説明に変更したものと思われる。(訳注:X/Openが「UNIX」を商標登録して、XPGと呼ばれる互換動作テストにパスしないと(仕様が合っていないと)UNIXを名乗れない時期があったので、そのとき変更したと思われる。ただし、AIXはXPG3には準拠している。)
いくつかの異なるバージョンのAIXがかつて存在していたが、不人気なものは消えていった。
1986年に登場した AIX V1 は IBM RT-PC で動作した。このバージョンは UNIX System V Release 3 をベースにしていた。
1989年、AIXはRS/6000シリーズのワークステーションとサーバ用OSとなった。AIXは開発の過程で 4.2BSDや4.3BSDの機能をIBMと INTERACTIVE Systems Corporation がマージした。
UNIX戦争の際には、AIXはOSF陣営のOSF/1のカーネルとして採用された。OSF/1は普及しなかったが、論理ボリュームマネージャ(LVM)はこの際にHP-UXなどに移植された。
この頃まで、IBMはSMPによる性能向上の必要性を認めず、RS6000-SP (Scallable parallel)に代表されるような、単体CPUサーバによる並列処理性能の拡充を目指していた。しかし、2001年、AIX 5Lの登場と共に、Power4による大規模SMP構成のサーバを発表し、真の意味でエンタープライズ領域での必要な可用性と、Linuxとの先端的な親和性などを加え、基幹系UNIXベンダーとして疾走を始めた。
この2001年のAIX 5Lの登場以降、可用性の圧倒的な向上とスケーラビリティの向上、CPU性能の強化による性能の大幅向上を武器にIBM社による強力なセールスによりライセンス数を伸ばし、基幹系システムにおける商用UNIXとしてはHP-UXと並んで主流であり、基幹系適用への必須である高信頼性・高可用性には定評がある。
さらにIBMのUNIX/Linuxの基幹系への圧倒的な傾注と、やっと基幹系向けとして認知されたItanium系への不人気もあり、現状、基幹系ではTopの伸び率を誇る。
AIX 5L 5.3 でのスケーラビリティは以下の通りである。
1988年、IBM は AIX/370 を発表した。System/370で UNIX 風の機能を提供するものである。AIX/370 は 1990年にリリースされ、System V Release 2 と 4.3BSD の機能にIBM独自の機能拡張がされたものとなっていた。System/390のアーキテクチャ(ESA/390)が登場すると、1991年には AIX/370 を AIX/ESA とし、OSF/1のコードをベースとしたカーネルで System/390 上で動作させた。AIX/ESA はネイティブOSとしても VM 上のゲストOSとしても動作する。しかし、商業的には成功とは言い難く、現在ではLinux on System z にその座を譲っている。
アップルコンピュータは、PowerPCベースの Apple Network Server を最上位機種として開発し、他の機種にはない様々な拡張を施した。このシステムでは AIX が標準OSとして動作した。しかし、アップルではこの機種以外に AIX を採用した例はない。
EP8000シリーズはSystemPと互換性が高いハードウェアであり、AIXをサポートしている。
AIX並列環境のヒッチハイクガイド(Parallel Environment for AIX5LV4.1.1 Hitchhiker's Guide)。IBM自身の手によるパロディ・ページ。ディープ・ブルーにはAIXが使われており、ディープ・ブルーの名前は銀河ヒッチハイクガイドの「生命、宇宙、そして万物の答え」をパロディしたものなので。
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