CCCD とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋コピーコントロールCD(CCCD, Copy Control CD, Copy-Controlled Compact Disc)は主としてパソコンでのデジタルコピーを抑止する目的で導入された技術、もしくはその技術を導入した音声記録媒体(主としてディジタルディスク)の総称である。CCCDは通称であり、規格の名称ではない。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 CCCD 出典: 『はてなダイアリー』 関連商品
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主に音楽用 CD に含まれている楽曲情報(データ)を、パソコン等へ取り込むことをできなくするために使用される。近年のパソコンの進歩により、CDの音楽データをパソコン上に移して再生して楽しむことが可能になったが、同時に音楽データをWinMX・Winnyなどのファイル共有ソフトを経由してコピーする著作権の侵害行為が増えた。音楽業界、特にエイベックスは、このことが原因のひとつとなりCDの売上げが減少していると主張し、オーディオ機器では再生できるがパソコンへのコピーができないCDとして、コピーコントロールCDが開発されるきっかけとなった。しかし実際には、コピーコントロール機能は特定のバージョンのWindowsでしか作動せず、バージョンの異なるWindowsや、Windows以外のOSを採用するパソコンではコピーコントロール機能は無効、もしくは正常に再生できない場合もある。また正規のCDプレイヤーでは正常に再生されない、あるいは機器自体を破壊するといった例が多数報告されている。特にカーオーディオにおいては顕著である。
「コンパクトディスク」(以下CD)に記録された音楽データには、再生時のデータの読み取り誤りを訂正するためのエラー訂正符号を埋め込むことが仕様として定められている。CDでは毎秒数回の読み取り誤りが発生するので、再生時にCDプレーヤーは常にこのデータによって読み取り誤りを訂正している。
コピーコントロールCDはこのエラー訂正符号を意図的に壊すことによって、誤り訂正機能が正常に働かなくなることを狙ったものである。オーディオ用のCDプレーヤーでは誤り補正機能によって、人間の耳で聞いて不自然ではない程度にごまかして再生されるが、データそのものを読み出そうとするCD-ROMドライブでは正しく読み出すことができない。これによってパーソナルコンピュータなどに音楽データをCDから直接読み込ませることを防ぐ。
ただし、この仕組みではアナログ信号に復号した音楽をコンピュータに音声入力してデジタル化することまでは防止できない。また、実際には市販されているCD-ROMドライブでもオーディオ用と同様に補正して読み込めてしまう例が少なくない。また、Windows Media Player 11ではデジタルモードで再生に失敗した場合、ダイアログを表示してアナログモードに切り替えることが可能で、普通のCD同様にオーディオデータをパソコンにコピーすることが可能であり、事実上コピー抑制の役割を果たしていないのが実情である。さらに、オーディオ用として販売されている機器でも、部品としてのCDドライブはCD-ROM用のものと同一の場合もあり再生できないことがある。
このままではパソコンでは利用できなくなるため、オーディオ機器では再生できないパソコン向けのトラックにWindows専用再生ソフトを用意し、製作者の望んだ方法でのみ再生可能なように処理された音楽データが記録されている事もある。この場合、Windows以外のOS用の再生ソフトも用意していることは稀である。
また、SCMSを利用して、MDなどへのデジタルダビングを禁止しているCCCDも存在する。特にEU盤に顕著である。
なお、日本を除く東アジアや東南アジアで現在も発売されているビデオCDには、コピーガードは導入されていない。
CDはレッドブックの仕様に従ってCD-DA形式で収録されている。一方CCCDの場合は各社様々な手法を取っており、一般的にはCD EXTRAをベースにTOC改変、エラーセクタ挿入などの手法を取っている場合が多い。詳細な構造は仕様書が非公開のため不明である。 なお、音声記録領域とPCデータ領域が共存しているものにCD EXTRAがあり、CCCDもこれと一部共通した構造を持っている。エイベックスがCCCDを導入した時期、CCCDとCD EXTRAは共存不可能のため、CD EXTRAを採用した作品はCCCDではなかった。これを狙って、CDにあえてPVを収録し、CCCDを回避したアーティストも存在する。しかし大抵は、レコード会社側がその打診を断ってCCCDでのリリースを強行することが多かった。
SMEのレーベルゲートCD2及び東芝EMIのセキュアCDの一部には、CD EXTRAとしての要件を満たさないエンハンストCD規格により、パソコン用特典データとコピーコントロールデータを共存させている場合もある。
開発者らはCD再生機器との互換性があると主張している。しかし、独自の加工を行うことでCDの物理仕様、いわゆる「レッドブック」規定から外れており、正規のCDとは異なる。このため、現時点で規格準拠を示す「Compact Disc」ロゴを付与することはできない。また、一部の新聞社はCDではなく「コピーコントロールディスク」と呼び、CD-R関連のWebサイトでは「コピーコントロール銀盤」と呼ばれるほか、Yahoo!においては「CDもどき」と入力すると、CCCDを解説する公式サイトが上位に表示されるなど、蔑称で呼ばれることも多い。また規格外であることや取り入れられている技術の性格から、規格に準拠した機器との間で影響があるとされている。また、CDの規格外であるため再販制度の対象とすることに公正取引委員会の著作物再販協議会などにおいて疑問の声が提示された。
日本で発売されているCCCDには、2002年より日本レコード協会(RIAJ)がCCCD技術を使用したことを示すマークを付与するよう定めている。ただし強制力はないため、東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)がCDS-300方式によるセキュアCDに切りかえた際には、CDS-200及びレーベルゲートCDと比べ機器の挙動が異なることを理由に当該マークを付与していない。また、CDS-200方式の中でもビクターエンタテインメントの「エンコードK2(ENC K2)」は独自のロゴのみで当該マークは付与していない。
レーベルゲートCDはSMEによって発売されたCCCDで、CCCDに含まれる「PC用の部分」を、ATRAC3データに置き換えたものである。2003年1月22日よりリリースされた。
構造はファーストセッションエリアとセカンドセッションエリアに分かれ、ファーストセッションエリアはオーディオ機器では再生可能だが、PCでの読み出しやリッピングが出来ないよう「CDS-200」と呼ばれるプロテクト技術を採用している。よって通常のCCCDと同じくレッドブックに反しているため、「Compact Disc」ロゴは入っていない。セカンドセッションエリアはATRAC3 132kbpsのデータと、転送用ソフトウェアが記録されている。データは暗号化されており、そのままでは取り込みは出来ない。
データはソフトウェア「MAGIQLIP」で取り込むが、このときインターネットで認証を行い、ディスクに書き込まれた「Postscribed ID」(PID)をもとに、コピーが初回であるかどうか判断する。初回のコピーのみ無料で2回目以降は有料となる。値段は種類や企業によって若干変わる。しかし再生するためにはHDDにダビングする必要があったため、インターネット接続環境が無ければ再生すら出来なかった。そこで、後に改良版の「レーベルゲートCD2」がリリースされた。転送ソフトも「MAGIQLIP2」となり、データの再生を直接行えるようになった。当初は初代レーベルゲートCDも含めて邦楽シングルのみだったが、2004年からは邦楽アルバムへの採用も始まった。
通常のCCCDと違い、PC用データを条件付きでコピー可能にすることで、NetMDなどのOpenMG対応機器へのチェックイン/チェックアウトが行なえる事が特徴だった。SMEは2003年以降に発売するCDをレーベルゲートCDとして発売する方針を固めたが、他のCCCDが抱えていた問題を引きずってしまったこと、洋楽盤への導入の目途が立たなかったこと[要出典]、他のレコード会社が採用しなかったこと、iPodなどATRACファイルを扱えないMP3プレーヤーのシェアが高まったこと、Windows以外のOSを採用するパソコンでは再生や複製が行えないことなどから、2004年10月より段階的に廃止され、11月17日リリース分からレーベルゲートCDは廃止となった。また、レーベルゲートCDとして発売されたタイトルは全てCD-DA形式で再リリースされ、レーベルゲートCDは廃盤となった。そしてレーベルゲートCDの複製サービスは2006年11月30日を以て終了となり、レーベルゲートCD2の複製サービスも2008年3月31日を以て終了した。
現状、CCCDには一時期ほどの勢いはない。現在はCCCDが登場した2000年前後とは異なり、音楽の再生手段がMDやCDからiPodやウォークマンをはじめとするデジタルオーディオプレイヤーに移り、これらの機器は必然的にパソコンでの音源の複製を必要とする。また、カーナビゲーションシステムなどにも内蔵ハードディスクに音源を録音する機種が増え、通常のやり方ではCDプレーヤーでの再生しかできないCCCDは、一般的な音楽ファンでさえ購入を控える理由が出来てしまった。また、他のコピー防止策と同様、コピーを全く防止する事は事実上不可能であり、実際、再生音質を向上させるため、または、自分の再生機器で再生を可能にする目的で複製が行われることがある。著作権法上、CDを私的複製することは認められているが、コピーコントロールを解除するための特別のソフトウェアをインストールするなど、コピーコントロールを回避するための特別の手段を用いて複製した場合には、著作権で禁じられている技術的保護手段の回避にあたり違法となる可能性がある(著作権法第30条第1項第2号)。一方で、著作権法上の「技術的保護手段」の要件として、「機器が特定の反応をする信号」を含むことが定められており(著作権法第2条第20項)、CCCD技術は環境によって反応が違うことからコピーコントロール技術として法的に認められるものではないという意見もある。
これらの手段を講じないで、たまたま複製できてしまった場合には問題はない。CCCDが世の中に出回った頃から、インターネット上で様々な論議が形成され、最終的には約60%の環境では何らかの手法で音楽を抽出可能といわれている。
音質面での利用者の不安や、CCCDを再生出来ない機器も少なくない、もしくは機器への負荷が大きい、ファン層の関係で利用者にパソコンのオーディオ機能で聴く者も多いなどといった理由で、当初からCCCDを導入していないレーベルも存在する。また、アーティスト側にもCCCDに対して批判的な者が少なくなく、CCCD非導入レーベルからCDを販売している者もいる。
有名な例では、クイーンの『ジュエルズ』のCCCD発売に際し、あるファンからのメールでブライアン・メイがCCCD版の存在を知り、激怒したという。これを受けてか、続作『ジュエルズII』は通常のCD-DAで発売されている。
また、2004年7月に発売された矢井田瞳のベストアルバムはCCCDで発売されたが、自身のウェブサイトでの日記で、ベストアルバム後に発売されたシングルがCCCDではないことに喜んでいる記述があり、本人はCCCDに対して抵抗を感じていたようである。彼女の楽曲でCCCDなのは、このベストアルバムのみにとどまっている。
佐野元春は、所属レコード会社のEPIC Recordsの姿勢に疑念を抱いて契約解除を決意し、自らレーベルを立ち上げた。
山下達郎は、自身のラジオ番組にて「次作はCCCDを導入するのか?」というリスナーの問いに対し、「音質を劣化させるいかなる要素も排除したい」と回答しており、CCCDでのリリースを強く否定した。その発言通り、所属レコード会社のワーナーミュージック・ジャパンが一部作品にCCCDを導入していた時期でも、彼の作品では一切導入されていない。
陰陽座は、CCCD導入にあまり乗り気ではなかったが、所属レコード会社のキングレコードの要請を受けてアルバムのCCCD化を一旦許可し、その上で売り上げ促進の効果が見られなければ即CCCDを廃止してCD-DAで改めて発売するという契約で、購入者のCCCDに対する観点からCCCD排除を訴えた。そして、実際にCCCDでアルバムが発売されたものの、CCCDによる売れ行きの上昇効果は無いに等しく、契約どおりCCCDを廃止させた。キングレコードはこれ以降のアーティスト作品にCCCDを導入していない。
もっとも、多くのミュージシャンはCCCDの問題には比較的無頓着で、いざ自らのCDがCCCDになってから音質の悪さに気付いて、あるいはファンからCCCDの抱える諸問題について手厳しい批判を受けて、ようやく問題視する様になったという者もまた数多い。実際、ソニーがCCCDを導入した際に、導入前の段階から音質を問題視して導入に反対したのは、数多くの所属ミュージシャンの中でもわずかに浅倉大介、ASIAN KUNG-FU GENERATION、奥田民生だけだった。
ジャズ、クラシックの様な再生時の音質の再現度が重要視されるジャンルでは、EMIグループを除いてCCCDの利用は少ない。また、エイベックスではクラシック音源は原則SACD/CCCDハイブリッドでリリースし、表向きの非難をかわしている。
またCCCDは、不正なエラー訂正符号によるAV機器への悪影響や、CCCDが正常に再生出来ない(認識されない・音飛び)等のリスクだけを一方的に消費者に負わせるものであり、約款の書かれたシール付きのフィルムを破った段階で契約が成立するとしている。更に、エイベックス社などほとんどのレーベルはCCCDによって発生したいかなる損害、例えば再生したプレイヤーの故障などに対しても一切補償しないことを発表しており、消費者側から無責任すぎるという批判が相次いだ。更に、CDプレイヤーメーカーもCCCDの再生は保証外としており、事実上「公正な再生が不可能」なCDのような形のディスクとなってしまっている。法律家の中には、こうしたレーベル側の行動は、明らかに製造物責任法に抵触するといった意見もある。
上記に挙げた問題点から、CCCDで発売されるタイトルは、CCCD自体への抗議意思もさる事ながら、一度PC等でリッピングした上で、そのデータをCD-Rに焼いた方が安全、という認識から、レンタルや違法ファイルのダウンロードで済ませれば良いという意見が続出し、CCCDを主導したエイベックスは2004年3月の時点でCCCD発売前より売り上げを20%落としてしまうという皮肉な結果を招いた。
なお、CCCD導入の先陣を切ったエイベックスは、2004年9月22日以降発売の作品は、原則としてコントロール採用を撤廃し通常のCDに戻し、ソニーミュージック(SME)も2004年11月17日以降に発売する新譜はすべて通常のCDで発売すると発表した。エイベックスのCCCD撤廃は当初販売用CDに対してのみ行われ、レンタル用・プロモーション用にはほぼ全面的に、あるいは販売用であっても一部のアニメ関連作品およびクラシック作品にはCCCDが導入されていたが、2007年4月以降、この2種類もCD-DAでの供給が開始されている。しかし、かつてCCCDでリリースされたCDについては現在もCCCDのまま販売されている。
2005年7月27日にはSMEがCCCDで発売したアルバム105タイトル、10月26日にもシングル190タイトルがCD-DAとして再出荷され、SMEのCCCD商品はほぼ消滅した形となった。再発に当たって品番が変更されており、品番の古い物が廃盤という形になる[2][3]。
EMIミュージックジャパンは未だCCCD撤廃を検討しておらず、セキュアCDなる新方式を採用し導入を続けているが、2006年に邦楽部門ではCCCDでのリリースは事実上撤退した。その一方で、EMIグループ全体として音楽配信サイトでのDRMを廃止する方向性が決まっており、著作権管理の面で迷走を続けている。このことが東芝の音楽事業撤退の遠因となっている[要出典]。
最新のWindows VistaではCCCD挿入時にどのような動作をするのかが確認できていない。Windows専用再生ソフト自体動作しない可能性がある。また、CD-DAとして認識できる再生ソフトについてもVista対応であるかが不明。詳しくはMicrosoft Windows Vista#互換性を参照。
詳細はソニーBMG製CD XCP問題を参照
アメリカの大手レコード会社であるソニーBMG・ミュージックエンタテインメントがリリースしたCCCDに、マルウェア(不正ソフトウェア)であるrootkitの技術を取り入れていることがセキュリティ会社によって判明した。この事実を受け、米国在住の男性がソニーBMGを相手取り訴訟に踏み切った。
その後、コンピュータウイルスに利用された例が2005年11月10日に報告された。ソニーBMGは7日、同プログラムを削除はせず機能停止するツールを公表したが、駆除ツールにバグがあり、不正なActiveXを実行し得る仕様になっていたことから16日に公開を停止した。その後ソニーBMGは該当CCCDの回収・交換措置に踏み切った。日本のソニー・ミュージックエンタテインメントも自社が輸入した該当CCCDの回収・交換を行う。
CCCDは、パソコンのドライブに入れると利用者の同意なしに再生ソフトが勝手にインストールされるケースが多く、このような問題が常に発生しうる状況にある。これらの対策については、CD挿入時にシフトキーを長押しする、または自動再生を無効に設定し、自動再生キャンセル操作の必要がある。
CCCDの出現により販売数が増加したという明確な統計結果は得られていないが、エイベックス社の売り上げ統計を見ると、CCCD導入前後で20%の減少が見られる。単純にCCCDに対する抵抗からと判断することはできないが、少なくとも本来の導入目的である「不正コピー防止」、「正規版購入の促進」の達成には程遠い結果となった。
また、2003年度・年間オリコンシングルチャート1位となったSMAPの『世界に一つだけの花』(ビクターエンタテインメント製)はCD-DAにも関わらず、250万枚以上を売上げており、必ずしもCD売上の減少が違法コピーによるものとは言い切れない事を裏付けた。なお、2003年の年間オリコンシングルチャートTOP10のうちCCCDは1枚のみ、TOP20でも4枚だけだった。
そもそもコピーガードの有無に関わらず、人気のないコンテンツは、人々の関心が集まらず、誰もコピーしたがらないとも言われている。近年、多くのCDの売り上げが低迷しているのは、作品そのものの質が低下傾向にあるのではないかという見方もある。
また洋楽に関して、日本盤はCD-DAだが国外盤はCCCDというケースが見られる。CCCDとして初の全米1位となったヴェルヴェット・リヴォルヴァーのContrabandなどが該当する。逆にビートルズのLet It Be Nakedなどは日本盤がCCCDで英米盤がCD-DAだった。
※2008年現在
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