DVDレコーダー とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋DVDレコーダー(ディー ブイ ディー レコーダー)とは、DVD-Videoの再生のほかに、記録型DVDに動画などを記録できる据え置き型デッキである。これに対し、録画機能の無い再生専用機は「DVDプレーヤー」、携帯用のカメラ一体型タイプは、「DVDビデオカメラ(カムコーダ)」と呼び分ける。Blu-ray Disc (BD)やHD DVDなどの次世代光ディスクはDVDと異なる規格のメディアで、それらのレコーダーも基本的には別の機器である(後述参照)。各種DVDメディアや次世代光ディスクの詳細については当該記事を参照のこと。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 関連商品
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テレビ放送のチューナーを内蔵し、設定によってはテレビ番組をほぼ画質を劣化させることなく録画できるほか、家庭用ビデオカメラからの映像の取り込み・編集も可能。VHSなどのVTRの次の世代に位置付けられている製品である。
DVD-Videoの再生のほか、音楽CD、機種によってはビデオCD、MP3などの再生にも対応する。
動画圧縮に使われるフォーマットはMPEG-2、音声フォーマットは主にドルビーデジタルまたはリニアPCMである。
録画品質のモード名称は機種により様々で、共通規格に従ったものではないが、以下のような呼称がよく使われている。
解像度は720×480ドット(Full D1)が基本である。LP・EP等の低ビットレートモードでは、ノイズを抑えるため、720×480ドットに満たない解像度で記録し、再生時に720×480ドットに引き伸ばしてテレビに表示することが多い。このため、どうしても細部の描写が甘くなる傾向があり、色の再現性も悪くなる。とりわけ、LP・EP等のモードでは、長時間記録を実現するために、ビットレートが低く抑えられる傾向にあり、不快なブロックノイズが増大し、画質を著しく悪化する事がよくある。
このため、最近のDVDレコーダーでは、高画質と長時間記録が両立できるように、メーカー独自の長時間記録技術を搭載している。例えば、パナソニックのDVDレコーダー「ディーガ」には、「高解像度LPモード」という録画機能が搭載されている。同機能は、LPモードで記録する際に、SPモードと同じ720×480ドットで記録するのだが、記録の際に映像信号を細かく分析し、個々の被写体に最適なビットレートを割り振るというもの。これによって、ビットレートを低く抑え、なおかつ、ブロックノイズは極限まで抑えられている。1枚のDVD(片面1層)に、4時間以上の高画質映像が記録できるので、年末年始などに放送される長時間の特別番組などを記録する際に重宝する。
DVDレコーダーでは、再生互換性などの問題により、MPEG-2よりも圧縮率が高いフォーマット(MPEG-4など)は採用されていなかった(後述するメモリーカードへの書き出しを除く)。しかし2007年11月にはハイビジョン解像度のMPEG-4 AVCでデジタル放送を記録できる機器が登場する。
DVDメディアへの記録方式は、主に以下の2種類がある。
両モード間で相互ダビングが可能になっている機種も多いが、両モードには規格上での相違点があるので、ダビングを行なうことを前提で録画を行なう場合は両モードの相違点を熟知しておくことが必要である。以下に主な相違点を列記する(以下は規格上の制限で、機種や設計上の制限ではないので各社各機種ともに共通する)。
また録音の音質も各社で扱いが異なっている。多くのメーカーがリニアPCM(48kHz16ビット)を採用しているのは同じだが、ドルビーデジタル音声ではパナソニックが128kbps、パイオニアは256kbps、東芝は384kbpsを採用している(高音質設定時)。
アナログ放送(地上波アナログ・BSアナログ放送)の音声多重放送は2つの音声トラックを使って副音声付放送(二ヶ国語放送、解説放送。デュアルモノラル)とステレオ放送を行なっている(副音声付放送は主+副であるが、ステレオ方法は単純に左+右ではない。詳細は音声多重放送を参照の事。)。
デジタル放送ではMPEG-2の技術を採用している関係で、音声信号の仕組みもDVD-Videoに近い形になっており、最大8トラック(技術的にはストリームと呼ばれている)まで利用可能であるが、それぞれのトラックに記録されている音声チャンネルの選択切換再生(ステレオ2chの場合なら左右チャンネルの切換)には対応していない。(※1)
DVD-Videoモードでも規格上の制限により、2ch音声トラック内の一つのチャンネルを選択して再生する仕組みにはなっていない(※2)。従って、音声を選択できる形で記録するには、音声トラックを複数使用した形で記録しないと二ヶ国語が再生できるDVDは作れないが、未だDVD-Videoの記録に音声トラックを2つ以上使用できる機能をもった機種は登場していない。従ってDVDレコーダーでDVD-Videoディスクに二ヶ国語放送を記録する事は不可能である(PCでのオーサリングソフトなどでは対応しているものがある。)。
一方、DVD-VRモードでは、規格で二重音声放送である旨の識別情報が定義されている(音声データ自体は2chステレオ音声と同じように記録されている)。DVD-Videoモードには規格上この識別情報が定義されていないので、二重音声をそのまま記録した場合は、前述したようなDVD-Video規格の制限により、記録後の再生では音声の選択切り替えが不可能な状態で記録される。民生レコーダーではこの状態を回避するために二重音声をそのままDVD-Videoに記録や変換ができないようにしている。従ってDVD-Videoで二ヶ国語放送の音声を両方とも収録する場合は、音声トラックが2つ必要になるが、これに対応した民生レコーダーはいまだ製造されていない。また、デジタル放送で行われているデュアルステレオによる二ヶ国語放送の場合は、それぞれを2つの音声トラックに振り分けることで、デュアルステレオ記録が理論上は実現できるが、これについても未だ可能な機種は製造されていない。
※1:CS放送もデジタル放送なので、音声信号などの規格上はデジタル放送に極めて近い仕組みだが、2006年初頭現在、アナログ放送の方式に合わせて音声ストリームは1系統のみで行なっている放送チャンネルがほとんど。一部のチャンネルや番組プログラムには第二音声信号があるものがある。詳細はCS放送の記事を参照のこと。
※2:DVD-VRではDVD-Videoのような制限がないため、ステレオ2ch音声の左右を選択切替が可能な機種とDVD-Video同様に切換不可能(ただし、二重音声の場合はこの制限に含まれない)になっているものが存在する。またDVD-Videoの再生でもごく一部の多機能なAV機器やAVソフトでは左右音声を独立にボリューム調整可能なものはあるが、機能コンセプトはあくまで音声切り替えではなく左右別のボリューム調整。
以上のような二ヶ国語放送を記録したDVD-VRの記録方式とDVD-Videoの記録方式の制限(どちらもDVD規格自体の制限ではなく、機器メーカーの設計思想上の都合や制限)から、DVD-VRからDVD-Videoにダビングを行なう場合、コンバート処理が必要である。これは、DVD-VR/DVD-Video両モードへの録画機能を備えたDVDレコーダーで先行したメーカーが、コンバート処理の煩雑さを避けるために、DVD-Videoの音声トラックの使用を1つに限定し、コンバートの際にユーザーに二ヶ国語のうち一方のみを選んで指定させる仕様を選び、後続メーカーや後続機種が全てそれに倣ったことによる。
記録型DVDは複数の規格が存在し、それぞれを支持するメーカーが分かれて消費者を混乱させた。複数規格に対応する記録装置(いわゆるDVDマルチドライブ)が普及して規格争いは沈静化したものの、その名残が各社のDVDレコーダーに残され、消費者はメディアの選択に困る場合がある。
特にDVD-RAMについては注意が必要である。(1)カートリッジ入りメディアを含む完全対応 (2)カートリッジなしメディアのみ対応 (3)再生のみ対応 (4)完全に非対応 の機器があり、同じメーカーでも製品によって対応状況が異なる場合もある。
基本的にはDVD-R・DVD-RWは大多数のレコーダーで録画・再生が可能。ただしDVD-RWはDVD-RAMに比べ書き換え可能回数が少なく、録画・消去を繰り返すと劣化して比較的短期間で使用不可能になるおそれがある。
DVD+R・DVD+RWはソニーのレコーダー(現在はBlu-ray機のみ)のみ録画に対応している。再生は他社のレコーダー・プレーヤーでも対応している場合がある。
DVD-R・DVD-RW・DVD-RAM・DVD+R・DVD+RW(DVD-R DL・DVD+R DL)のいずれにも書き込み可能なDVDレコーダーは、2008年現在どのメーカーからも発売されていない。(かつて、パイオニアに対応機種が存在した)-RAM陣営のメーカーは現在-RWにも対応しているが、-RW陣営のメーカーは-RAM敵視政策を変えておらず、ほとんどが再生のみの対応である。各社の対応状況は主なメーカーと各社主力製品を参照。
技術の革新や投入時期による製品の特徴などを記す。
記録型DVDに直接録画する。初期は全てDVD単体であった。2003年頃からHDD搭載機に取って代わられ、2006年に生産終了した。
PCと同様、ファイルのやり取りが容易なDVD-RAMの性質から、東芝・松下電器産業が商品開発で先行し、低価格単体機投入とハイブリッド機の強化により、当時の-RAMと-RWの規格シェアが逆転した。
さらに1年遅れて-RW陣営のパイオニアもハイブリッド機をリリースするが、機能面で-RAM陣営に遠く及ばず、-RAMハイブリッドに性能的に追いつくのにさらに1年費やすことになった。その後、HDDの製造コストの低下や大容量化、さらにその信頼性も家電製品として耐えうるものになってきたため、HDD搭載型が一般的になり、DVDは録画された映像の長期保存、持ち出し等に使用することが多くなった。
複数の記録装置を搭載した機器をハイブリッドレコーダーと呼ぶが、多くの場合はHDD+DVDレコーダーのことを指す。また単に「DVDレコーダー」と言ってもHDD+DVDレコーダーのことを指す場合がほとんどである。
HDDの搭載は家庭のテレビ視聴・録画スタイルに革命をもたらした。以下のような機能はHDD搭載機種ならではの特長である。
※タイムシフト再生・追っかけ再生はDVD単体レコーダーでも可能な機種がある。一方、最近の機種では操作の簡略化と録画予約への特化からタイムシフト関連機能が廃されている物が多い。
HDDのみを搭載するHDDレコーダーも存在し、特に米国では普及しているが、日本では「見たら消す」という視聴スタイルが受け入れられず余り普及していない(マニアの中にはLAN経由でPCに録画データを転送出来るモデルを愛用する者もいる。ただし各種デジタル放送でのDTCPがかけられた番組データに関してはこれが出来ないのが欠点である)。
HDD+DVDレコーダーが「家電の新三種の神器」と言われるまでに普及したのは、録画の便利さに加えて保存が可能という日本人の需要に合致したためだと考えられる。しかし一方では機能の多さ・メディアの種類の多さなど複雑な取り扱いを敬遠してVHSを使い続ける消費者はかなり多く、2000年代後半の販売伸び悩みにつながったとする見方がある。
HDDからDVDへのコピー(ダビングと呼ぶ場合が多い)は、そのままの品質でコピーする場合もあるが、ディスクの容量に合わせて再エンコードを行う機能を持つものが多い。機種によっては再エンコードダビング中は録画などの操作を受け付けないことがある。
2003年12月にソニーがPSXを発売したが不人気で、在庫を捌く為に他社製品に比べ圧倒的な低価格販売に切り換えた。そこから各社も販売価格を下げて対抗したが、ソニーを含め各社とも低価格化に対するコスト削減が追いつかず、メーカー側は売っても全く儲けにならないという事態が発生している。特にDVDレコーダー事業が中核となっているパイオニアは経営上深刻な危機に陥り、ついに、2006年6月にはメディア各社が、「パイオニアは自社でのDVD機器開発中止に追い込まれるに至った」と報じた。しかし、パイオニアはこの時点ではこの報道を否定し、その後DVDレコーダーの新商品を発売したものの、後継機種が発売されないまま既存モデルが相次いで生産終了しているのが現状である。現状では体力の弱いメーカーがレコーダー事業からの撤退に追い込まれており(三洋電機等)、過当競争の懸念もある。
HDDの容量はどんどん大きくなる傾向にあったが、2006年頃に飽和状態に達した。2007年現在の日本市場では、200~600GBモデルが一般的であり、1TBモデルも登場している。
また2006年後半頃から、操作の簡略化などを目的に、DVDメディアへの直接録画が不可能なモデルも出始めた。以下に該当機種を記載する。なお、ソニーの該当機種はすべてBDドライブ搭載モデルであり、BDへは直接録画可能となっている。 (パナソニック:DMR-XP10/XP11/XW30/XW31/XW50/XW51/XP20V/XP21V/XW40V/XW41V、シャープ:DV-AC72/AC75/ACW72/ACW72/ACW75/ACW80・BD-HDW15/20、ソニー:BDZ-T50/T70/L70/X90)
HDD搭載によって多数の番組を録画するのが手軽になり、時間帯が重なる裏番組も同時に録画したいという需要が増えた。2004年頃から各メーカーがアナログダブルチューナー搭載機を発売し、価格帯も手の届きやすいものになった。
デジタルチューナー搭載機(後述)は一部を除き全てアナログチューナーも搭載しているため、デジタル/アナログのW録画が可能なモデルも多い。更にシャープや日立製作所は早くからダブルデジタルチューナー搭載機を発売し、後者はBSデジタル放送や110度CS放送の同時録画も可能であることから、やや高価ながらも、この機能を重視する消費者からの支持を増やし、他メーカーも追随した。現在はシャープもBS/110度CSデジタルチューナーを各2基搭載している。
ビデオデッキ一体型のDVDレコーダーや、ビデオデッキ・DVDドライブ・HDDの3つを1つのボディに搭載した3in1レコーダーも各社が生産している。HDD・DVD・VHSそれぞれの間で双方向、計6方向の6WAYダビングがワンタッチで行え、1台でVHSテープからHDDに録画して、必要な部分だけをDVDに記録することも可能。また、ダビングしながらの録画や2チャンネル同時記録(Wエンコーダ/チューナー搭載の場合)など、多彩な利便性を実現した。そして2005年からは、デジタルチューナー搭載(後述)の3in1機も登場している。
劣化したVHSテープで起こりがちな画面の揺れ・ぶれを軽減するタイムベースコレクタ(TBC)やデジタルノイズリダクション(DNR)、輪郭補正回路など各種の画質向上機能が一般的に搭載され、また、映像出力をDVDとの共用にする事で、従来からVHSデッキに搭載されているS端子やコンポジット端子に加え、D端子やHDMI端子からの出力も可能にし、古いVHSテープでも市販DVDソフトに迫る鮮明な画像で楽しめることを謳っている。
しかし、録画可能な方式は、あくまでノーマルVHSのみ。S-VHSは日本ビクター製の業務用製品で録画・再生に対応している(ただしHDDなし)が、民生用のVHS一体型は、すべてノーマルVHSであり、S-VHSの簡易再生(SQPB)ができる程度である。また、D-VHSデッキとの一体型はこれまでどのメーカーからも発売されていない。
2007年1月23日には、日本ビクターからDVデッキ一体型の新モデル「SR-DVM700」が発表された。DVDレコーダーでDVデッキとの一体型を実現しているのは、2007年現在、日本ビクターのみである。DV方式のカムコーダで撮影したテープをパソコンよりももっと手軽にノンリニア編集し、簡単にDVD-Videoを作成できるという。DVデッキについては、DVCAMの再生にも対応している。このモデルは、業務用で、主に企業や学校、医療機関、結婚式場、映像制作を趣味とするハイエンドユーザーなどを対象としている。製品のコンセプトはあくまで映像制作なので、地デジなどのテレビチューナーはオプションである。
なお、ビデオデッキと次世代DVDとの一体型は2008年8月時点ではどのメーカーからも発売されていなかったが、2008年10月にパナソニックから初のBD搭載の3in1モデルDMR-BR630Vが発売された。
従来からのアナログチューナーのみを搭載するモデル。2011年以降はデジタルチューナーの接続が必要となる。機種によっては現在のハイビジョンレコーダーでは搭載されていないBSアナログチューナーも搭載。ハイビジョンレコーダーが本格的に展開された2005年末ごろから市場は徐々に縮小。デジタル放送への移行まで5年を切った2006年末ごろから各社が生産を順次終了させている。
2003年12月に地上デジタルテレビジョン放送が始まり、放送地域が拡大していくと共に、地上/BS/CSデジタルチューナーを搭載したDVDレコーダーが普及を続けている。これをハイビジョンレコーダーと呼ぶ。ただし、ハイビジョンを録画できる録画機器はDVDレコーダーには限らず、HDDのみへの録画機器(HDDレコーダー)もハイビジョン対応機はハイビジョンレコーダーに含まれる。DVD録画機能を持つ「ハイビジョンレコーダー」は元々、DVDにハイビジョンを記録できるレコーダーという意味で使われ始めたわけではない。ただし、2007年以降、AVCREC方式やHD Rec方式を採用する事でDVDにハイビジョンを記録できる「ハイビジョンレコーダー」(松下電器産業の「ハイビジョンディーガ」など)も発売された(後述)。またそれを機に、従来は不可能だったカムコーダで撮影されたAVCHD記録のDVDも再生可能になった。
HDDのみのレコーダーも含めたハイビジョンレコーダーは、デジタル放送が最初からMPEG-2 TSのファイルとして放送波に載せられて送られてくる事から、アナログ放送レコーダーが録画機側でMPEG-2(MPEG-2 PS)に変換して記録するのと異なり、MPEG-2 TSをそのまま記録する方式を採っている。従ってDR/TSモードを利用することによってHDDには全てのデジタル放送を放送局から送出されたままの状態で劣化なく記録できる。
しかし、ハイビジョンをDVDメディアに記録する際は、DVDビデオ(DVD-Video)規格はMPEG-2 PS以外の記録には対応していない(MPEG-2 TSやMPEG-2 PSによる圧縮では容量が不足する)ため、アナログ放送程度の解像度へのダウンコンバートを余儀なくされる。ただし、メーカーの製品カタログでは、そうしたDVDであっても、HDMIで接続し、アップコンバートすることで、ハイビジョンで放送された元の映像により近い画質での再生が可能とされている。2007年11月以降には、パナソニックや東芝からDVDメディアにハイビジョン記録できる製品が登場した。(後述、「MPEG-4 AVCエンコーダの搭載」参考)
デジタル放送とアナログ放送では音声の仕組みが若干異なることによる煩雑なコンバート処理を避けるために、2006年初頭現在は、放送波やMPEG-2 TSの録画データからは一つの音声ストリームしか取り出せず、ステレオ二ヶ国語放送などを二ヶ国語としてコンバート出来ない製品がほとんどである。早い話が、デジタル放送で行なわれている二ヶ国語放送のうち、第一音声信号以外を用いて行なわれている二ヶ国語放送の場合は、二ヶ国語の同時録画が出来ない。以上のことにより、デジタル地上波放送の開始以後のサイマル放送が行なわれている放送局での二ヶ国語番組が、アナログ放送では副音声付放送、デジタル放送ではデュアルステレオで行なわれている場合は、DVD録画では、アナログ放送受信の場合は二ヶ国語録画が可能で、デジタル放送受信の場合は二ヶ国語の録画が出来ないという現象が発生している。アナログ放送とデジタル放送の双方が副音声付放送(デジタル放送では二重音声放送と呼ばれる)で行なわれている場合は、両方とも二ヶ国語録画が可能になる。
なお、内蔵チューナー受信のデジタル放送のデュアルステレオ番組をDVDに録画できないのは機器側の仕様によるものだが、外部入力に別チューナーを接続して録画する場合は、映像1出入力について音声が2つの出入力を持つといったような特殊な接続端子規格を持つ機器同士を作らない限り解決策は無いので、事実上は不可能である。
2007年の段階では、ハイビジョンのままで記録可能な次世代大容量光ディスク(Blu-ray DiscやHD DVD)レコーダーはまだ普及していないが、現在急激に売り上げを上げており、今後は各社次世代機が販売のメインになると思われる。
ハイビジョンDVDレコーダーは次世代大容量光ディスク普及までの過渡的な製品ではあるが、DVDレコーダー自体の普及が成熟・収束しきっていない現状もあり、高付加価値・高価格で2006~2007年の各社の主力製品になっていた。なお、現時点で録画データをHD画質でをムーブ出来るのは、i-Link接続したD-VHS機とBlu-ray Disc/HD DVDレコーダー、一部のDVDレコーダー、HDDレコーダーだけである。
ハイビジョンレコーダーには、既存のDVD-Videoの再生映像をハイビジョン映像信号にアップコンバート(ただし、走査線を補完するなどして若干の補正を加えた信号フォーマットの変換なので、SD映像がHD映像に変わるわけではない。)する機能を持つものも多い。D端子またはHDMI端子を搭載したハイビジョン対応テレビまたはモニター(ハイビジョンブラウン管テレビや薄型テレビ等)と組み合わせれば、より高画質で鑑賞でき、また、その機能をパソコンなどで行なう映像編集で活用すれば、SDで撮影された過去の貴重な映像資産をHD素材として用いる事も可能。ただしコピーガードが施されている市販DVDは、著作権保護のため、ハイビジョン画質での出力については、HDCPで暗号化された出力しか許可されていない(これに対して一時期は消費者のみならずメーカーからも批判的な声が大きく、三菱電機はHDMI搭載機種を発売しない方針を取っていた)。
ハイビジョン放送を快適に扱うには大容量のHDDが必要で、HDD容量アップの需要を加速させたが、2005年に1TB(1000GB)に到達してからは一段落した感がある。これには後述するMPEG-4 AVCエンコーダの搭載で実質的な録画可能時間が長くなったことも関係がある。
2004年4月より始まったコピー制御(B-CASカードの使用)により、デジタル放送は自由にコピーすることができず、HDDからDVDに移すとHDDにある元の映像は消去されてしまう。機器のエラーなどにより移動に失敗すると元の映像まで失われてしまうといった苦情がメーカーに多く寄せられ、総務省がコピー制御の是非を2004年9月以降審議している。DVDレコーダーとコピー制御の関係について、詳しくは後述。
アナログテレビ放送終了まで5年を切った2006年末期から、デジタルチューナー非内蔵機の生産を打ち切るメーカーが相次ぎ、2007年末までに東芝を最後に、大手メーカーの製品は全機種生産終了した。一方、業界で初めてアナログチューナー非搭載のハイビジョンDVDレコーダーは、2007年10月末に発売されたシャープのBD単体レコーダー「BD-AV1/AV10」である。
パーソナルコンピュータにおいてもテレビチューナーを搭載し、HDDに録画できる製品がある。パソコンの性能向上により1999年頃から実用的なテレビパソコンが登場し始め、家電におけるHDDレコーダーよりも普及が早かった。
記録型DVDドライブの普及とビデオキャプチャカードの価格下落により、パソコンへのテレビ録画機能の搭載は当たり前のようになり、各メーカーは大型液晶ディスプレイの搭載や独自の高画質表示機構で差別化を図るようになっている。DVDレコーダーよりも動画編集の自由度が高い点も好まれている。ただし、パソコンであるが為にOSがダウンしたり、エラーが発生して録画に失敗するリスクが大きいのが欠点である。
デジタルチューナーを搭載したパソコンではデジタル放送を録画・視聴することが可能だが、暗号化が施されて録画したパソコン以外で利用できないように厳しく制限されている。当初は内蔵HDDへの保存のみだったが、2005年頃からDVDレコーダー同様に記録型DVDにムーブできる製品も登場し始めた。しかし2006年以降Blu-ray Disc/HD DVDドライブ搭載PCが発売されても、デジタル放送の保存にはレコーダーに比べて制限が厳しい場合が多い。詳しくは限定受信システムの項を参照。
LINUX OSを搭載する一週間全部録画できる機能を持った専用PC「SPIDERzero」が、2008年6月20日より、個人向けに発売(業務用SPIDERもある)される。企画・販売は株式会社PTP。 アナログ放送のみの対応だが、レスポンススピードや、メタデータによるCM検索機能がウリ。「コンシェルジュ」「スクリーンセーバー」などの機能で新たなテレビの視聴スタイルを提案している。現在、地上波デジタルには未対応。
2007年11月発売の松下電器産業のレコーダー6機種では、デジタル放送をハイビジョンのままMPEG-4 AVC圧縮しDVDメディアに最長100分(片面1層の場合)記録できる機能を搭載する[1]。本当の意味でハイビジョン記録可能なDVDレコーダーが実現した。一方、同時期にBDレコーダーを発売したソニーはレコーダー製品を全てBDにシフトすることを表明し、DVDへのハイビジョン記録という過渡的な機能を搭載していない。詳細はDIGA、BDZを参照。
東芝のHD DVDレコーダーのRD-A301(2007年12月発売)にも、同じくDVDにハイビジョン記録する機能がある。MPEG-4 AVCで圧縮した映像のほか、DRモード(MPEG-2 TS)をそのままDVDに書き込むこともできる。
ただし、これらの機能(DVDディスクにハイビジョンを記録する機能)で記録されたDVDディスクには既存のDVD-VideoフォーマットやDVD-VRフォーマットとの互換性が全くない。松下はBlu-ray Disc Associationが策定した「AVCREC」規格を採用し、東芝はDVDフォーラムが策定した「HD Rec」規格を採用する。どちらも既存のDVDプレーヤー・レコーダー等では再生できない[2]。そのため、今後BD/HD DVDが低価格化し、過半数が普及した後のサポートが懸念されている。
2005年にソニーがDVD+R DL対応レコーダーを、パイオニアがDVD-R DL対応レコーダーを発売した。東芝・松下など他のメーカーも上位機種でDVD-R DLに対応する。
DVD-R DLに関しては、最初期はビデオモードのみの対応であったが、2006年から各社からVRモード対応機種がリリースされた(CPRM対応DVD-R DLメディアは2005年から発売されていた)。
1層メディアの2倍近い記録容量があるが、メディアの価格が高いことが普及の足かせとなっている。ドライブ自体のコストは1層専用と大差がないためレコーダー側の採用は拡大したものの、2007年9月現在では次世代DVDよりもGB当たりの単価が高いほどであり、このまま1層DVDと次世代DVDの間で埋もれた規格となる可能性もある。
松下の「DIGA」シリーズの多くや、日立の一部モデルはSDメモリーカードスロットを備え、カードに記録された静止画を見ることや、カードとHDDの間で静止画のダビングを行うことができる。また、その中の一部機種に限られるが、HDDに記録されたテレビ番組などの動画を、MPEG-4形式でカードにダビングすることが可能な機種がある(最初からHDDにMPEG-4で録画することも、ダビング時にMPEG-4に変換することも可能。ただし、カードに直接録画はできない)。該当機種では、レコーダーで録画した番組を、SDメモリーカード対応の携帯電話や同社カーナビゲーションシステム「Strada」で視聴するといったこともできる。
またソニーは、プレイステーション・ポータブルと連携して録画した映像を持ち出す機能を備えた製品を発売した(現在はDVDレコーダーとしては生産完了。BDレコーダーで同等の機能を持った機種が発売されている。)。
以下はSD動画非対応機種(XW**/***シリーズは音楽転送機能搭載)
以下はPSP連携が可能な機種一覧(全てスロット非搭載)
2006年に松下電器産業がビエラリンク、やや遅れてシャープがAQUOSファミリンク対応製品を発売した。どちらもHDMIケーブルを通して自社の薄型テレビ・DVDレコーダー・AVアンプ等を連携させる機能で、1つのリモコンで操作したり、レコーダーの電源オンと共にテレビの入力を切り替えるといったことが可能になり操作性が大幅に向上した。これにより松下とシャープはDVDレコーダーのシェアを大幅に伸ばした。メーカー側には薄型テレビの価格下落を補うメリットもある。
そして、これに呼応するかのように、他社も同等のリンク機能(三菱電機(リアリンク)、東芝(レグザリンク)、ソニー(ブラビアリンク)、パイオニア(KURO LINK(旧名・HDMIコントロール))をそれぞれ発表した。いずれもHDMI CEC規格を拡張したもので、一部で互換性が保たれている。
DIGAシリーズ(Blu-rayレコーダーを含む)。DVD-RAM陣営。詳細はDIGAを参照。2005年モデルからはDVD-RWにも対応。 なお、2008年秋に実売9万円以上の上位機種はすべて生産終了し現在は比較的低価格の3機種のみを生産している。そのため、将来的にソニー同様BD機に一本化する可能性が高い。
2007年まではDVDレコーダーでは3割強のシェアを持ちトップであった。2007年度は僅差でシャープに追い抜かれ2位となっている。ただし、BDレコーダーではソニーが約6割のシェアを獲得し1位となっている。これは2007年年末に、商品の供給が追いつかなかったためである。
※CATV用のHDDレコーダーを唯一発売し、全国のCATV局に採用されている。機器は、月額利用料に含めてレンタルされる。2番組同時録画可能で、地上デジタル、BSデジタル、CATVデジタル(CSデジタルとほぼ同じチャンネル)の視聴が可能。
VARDIAシリーズ(HD DVDレコーダーを含む)。DVD-RAM陣営。詳細はVARDIA、RD-Styleを参照。近年はDVD-RWにも対応。
2006年11月までは、RD-Style、カンタロウを含む3シリーズ体制となっていたが、2006年11月にデジタルチューナー非内蔵機はHDDなしのVHS+DVDモデル以外はすべて生産中止となり、VARDIAに一本化された。2007年末でアナログチューナーのみのモデルはHDDなしモデルも含めて完全に生産を終了した。
世界で最初にHDD(ハードディスク)内蔵DVDレコーダーを発売。高音質へのこだわりが見られ、アナログ録画時の録音レベル調整をリミッターや自動追随に頼らず、地上波、BSのAモード音声、Bモード音声、各外部入力を全て左右独立可変とし、またドルビーデジタルのビットレートもレーザーディスクの5.1chサラウンドと同じ384kbpsという高レートを採用している(VTR一体型は除く)。
AQUOSシリーズ(自社の液晶テレビと同じ、Blu-rayレコーダー/プレーヤーも含む)。DVD-RW陣営。詳細はAQUOSを参照。
AQUOSシリーズは全機種デジタルチューナーを搭載している。アナログのみのモデルがメインの頃はD-comboシリーズで発売していた。DVD-RW陣営のため、-RAMの全面対応には否定的な姿勢を崩していない。ただし、DVD-RAMの再生が可能なモデルもある。現在はアナログチューナーのみのモデルはすべて生産終了している。なお、参入初期はパイオニアからのOEMであり、自社開発は2002年からである。
業界で最も早く(2004年2月)地上波/BS/CSデジタルチューナー搭載モデルを発売したメーカーであ