DVD とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋DVD(ディーブイディー)はデジタルデータの記録媒体である光ディスクの一種。形状やデータの記録・読み取り方式はCD(コンパクトディスク)とほぼ同じだが、記録容量ははるかに大きく、CDでは不可能だった長時間映像の記録ができることが特徴である。従来からのビデオテープ(VHSなど)に並ぶ映像記録の主要メディアに位置づけられており、映画やドキュメンタリー、ドラマなどさまざまな映像ソフトが市販されている。また、民生用カムコーダやノンリニア編集対応パソコンなどの普及に伴い、DVDを自主制作する一般消費者も年々増えてきている。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 DVD 出典: 『はてなダイアリー』 関連商品
安室奈美恵 /
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| DVD | |
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| メディアの種類 | 光ディスク |
| 記録容量 | 一層4.7GB 二層8.54GB (片面12cm) |
| 読み込み速度 | 11.08Mbps 最高16倍速 |
| 読み取り方法 | 650nm赤色レーザー |
| 主な用途 | 映像、音声、データなど |
| ディスクの直径 | 12cm、8cm |
| 大きさ | 120×120×1.2mm (12cm Disk) 80×80×1.2mm (8cm Disc) |
DVD(ディーブイディー)はデジタルデータの記録媒体である光ディスクの一種。形状やデータの記録・読み取り方式はCD(コンパクトディスク)とほぼ同じだが、記録容量ははるかに大きく、CDでは不可能だった長時間映像の記録ができることが特徴である。従来からのビデオテープ(VHSなど)に並ぶ映像記録の主要メディアに位置づけられており、映画やドキュメンタリー、ドラマなどさまざまな映像ソフトが市販されている。また、民生用カムコーダやノンリニア編集対応パソコンなどの普及に伴い、DVDを自主制作する一般消費者も年々増えてきている。
目次 |
DVDは動画を収録可能なCDの次世代光ディスクDigital Video Discとして企画された。しかし用途はビデオだけに限定されないことから、その名称には疑問の声もあった。しかし、略称のDVDが既に一般に定着していたことから、規格決定時には同じDVDが略称となるDigital Versatile Disc(デジタル ヴァーサタイル ディスク、Versatile=多用途の)と命名されたものの、最終的に略称は設けずDVDが正式名称であると決定された。一般にはDVDフォーラム設立時にDigital Versatile Discと正式に定められたと言われているが、他方でDVDフォーラムはDigital Versatile Discを正式名称とすることに合意していないという主張もある。
いずれにせよ、現在は「DVD」という名称が普通名詞として市民権を得ており、一般的に「DVD」という場合は、DVD-Videoを指すことが多い。上記の理由からDVDがDigital Video Discの略称であるということは正式には間違いであるが[1]、正式名称を「DVD」としたことと、先の映像記憶媒体であるビデオテープから「V」と言えば「Video」を連想すること、開発に至った経緯などから[2]、Digital Video Discも俗称として限定的に使用される。なお、DVDプレーヤーやDVDレコーダーなどの場合、パソコンとは異なり、基本的な用途がビデオと同様なので、“Digital Video Disc”の意味合いの方が強いと言われている。ただ、近年では、JPEGやMP3などのファイルを収めたデータディスクを扱える製品も多く発売されており、年々、“Digital Versatile Disc”の方の意味合いが強くなって来ている。
2枚の0.6mm厚、直径12cmのポリカーボネート製の円板を貼り合わせたもので、CD(コンパクトディスク)と同サイズを維持しつつ映像などの大量のデジタル情報を記録でき強度も確保している。読み取りには650nmの赤色レーザーを使用。DVD-Videoだけでなくパソコンの記録媒体としても使用され、DVDプレーヤーやDVD-ROMドライブは、CD-DAやCD-ROMの再生にも対応する。
ディスクの記録面上の連続線上にピットと呼ばれるくぼみを作ることでデータを記録する。レーザー光線を当て、そのくぼみの有無による反射の違いを利用して、デジタルデータとして読み込む。
家庭用のDVDプレーヤーの販売は1996年に開始された。2001年12月には、DVDプレーヤーの国内出荷台数がVTRを上回った。パソコン分野でも光学メディアの中心はCDからDVDに移行しつつある。オーディオ分野では一部愛好者向けにとどまり大きく普及していない(DVD-Audio参照)。
DVDはVTRに比べメディアの製造コストが著しく低いうえに(一説にはCDと同程度[要出典])取扱いも容易なので、パブリッシャー側からすれば収益が上げやすい。このため映像を取り扱う産業ではセルDVDを(副ではなく)主な収益源として活用している企業が増え、業界の状況を一変させている。こういった状況を俗に「DVDバブル」と呼ぶほどである。
DVDの規格には、ディスクの物理構造による違いと、データの書き込み方の形式(論理フォーマット)による違いがある。さらにビデオ用途ではアプリケーションフォーマットによる違いもあり、それぞれの組み合わせでさらに多くの種類が存在する。
記録型DVD規格として、DVD-R(1回だけ書き込み可能)とDVD-RW、DVD-RAM(複数回の書き込みが可能)がDVDフォーラムによって制定されている。これに対抗するものとして、DVD+RWアライアンスの策定したDVD+RやDVD+RWがある。
記録型DVDについて、一部海外メーカーのものに品質に重大な問題がある場合がある[3]。品質の悪いディスクは動画の再生時にブロックノイズが入る、再生が止まる、保存したデータが消える、ドライブやレコーダの寿命が縮むといった問題を引き起こす可能性が高い。
しかしながら、ドライブの性能や相性によって書き込み品質が下がることもあるため、一概に国産メディアを使えば大丈夫、という保証はない(国内ブランドでも海外製メディアを採用していることがある)。安心して使うためには、これから利用するメディアを1枚買って書き込みテストを行い、問題がないことを確認してから利用することが望ましい。また、発売当初は100年程度もつといわれていた書き込みメディア耐久性であるが、これはあくまで良質なメディアの加速試験(実際に100年間試験するのではなく、代わりに紫外線の照射強度などを変えて100年間相当の環境にするもの)における結果であって、現実には数年程度でデータが消えてしまうものも少なくない。長持ちさせるためには、紫外線の当たる場所や高温多湿な場所を避けることが重要である。また、VHSと比較して、記録型DVDは耐久性に乏しく、少量の傷などで読み込み不可能になるため、保管には十分注意が必要である。
DVDが出現する以前の1990年代初頭に、CDより高密度の光ディスク媒体の規格として、フィリップス・ソニー陣営によりMultiMedia Compact Disc (MMCD) が開発中であった一方、東芝・タイム・ワーナー・松下電器・日立・パイオニア・トムソン・日本ビクターの連合によりSuper Density Disc (SD) も開発中であった。IBMのルー・ガースナー (Lou Gerstner) の仲介により、2つの規格を統合する合意に至ったため、1980年代のVHS対ベータ戦争の再来を避ける事ができると一旦は思われた。ちなみに、SDのロゴはSDメモリーカードのロゴに継承されている。
しかし、その後各家電メーカーや映画会社から多数の注文をつけられ(ランダムアクセス、2時間収録、ドルビーデジタル収録など)、後述の「DVD-」、「DVD+」や、DVD-RWとDVD-RAMなど多数の派生規格を生むことになった。
フィリップスとソニーは、MMCD規格の採用を諦める事と引き替えに東芝主導のSD規格につき、サーボトラッキング機構に関する2項目の修正を認める事で、両陣営は合意に至った。1つ目の項目は、フィリップス・ソニーの特許技術である「プッシュプル式トラッキング」技術を可能とするためのピットジオメトリーの採用であった。2つ目は、Kees Immink の設計によるフィリップスの「EFMPlus」採用だったが、これは東芝のSDコードよりも効率が6%低かったため、SD規格自体の容量は5Gバイトであったが、結果的に4.7ギガバイトの容量となった。EFMPlusは、ディスク面に対するひっかき傷や指紋等に対する耐障害性に大きく優れていた。結果として、DVD specification Version 1.0が1995年に発表され、1996年9月に完成した。
DVD-Videoメディアおよびプレイヤーの初の商用化は、日本では1996年11月、米国では1997年3月、欧州では1998年、豪州では1999年になされた。初のプレスDVDは1996年の「ツイスター」であり、同時に2.1chサラウンド音響についても初であった。5.1chサラウンドはインデペンデンス・デイが初である。
| 種類 | 12cm | 8cm |
|---|---|---|
| 片面一層 | 4.7GB (4.37GiB) | 1.4GB (1.30GiB) |
| 片面二層 | 8.54GB (7.95GiB) | 2.6GB (2.42GiB) |
| 両面一層 | 9.4GB (8.74GiB) | 2.8GB (2.61GiB) |
| 両面二層 | 17.08GB (15.90GiB) | 5.2GB (4.84GiB) |
DVD は大容量の記録を目指したディスクであり、CD ではレーベル面に当たる面にも記録できるよう、両面記録の規格が存在する。しかしレーザーディスクのように、一面の読み込みが終わったときに裏返すのは手間がかかる。そこで片面に二層構造を持たせることで、一層構造より多くの容量を確保することができ、裏返す手間も無くなる。ユーザ記録型のDVD+R DLが市場に登場したのは2004年6月でDVD-R DLが2005年5月である。光学ドライブによって相性や仕様で読み取れないものもある。また、一層方式に比べレーベル面の取り扱いに注意しないとCDのように記録層が破損する等のトラブルに見舞われる。
二層構造の場合、全反射をする層を二つ持たせると奥にある層の読み込みが出来なくなる。それゆえ片面(両面)二層ディスクの一層目(「レイヤ0」または 「L0」と呼ぶ)が薄い金属膜で出来ており、二層目(「レイヤー1」または「L1」と呼ぶ)は全反射をする構造になっている。レイヤー0は薄膜であるから 読み取り検出率が悪くなるが、記録密度を下げることで読み取り性能を向上させている。したがって、二層ディスクは一層ディスクの2倍の容量を持たないのである。
レイヤー0は内側から外側に向かって記録・読み込みをしていく一方式であるが、レイヤー1は二方式ある。
こ れらの情報は DVD の管理情報としてレイヤ0の最も内側に記録されている。因みに DVD+R DL ではオポジット方式のみの仕様となっている。二層ディスクの DVD を再生していると、途中で読み込みレイヤーを切り替えるときが来る。DVD-Video を再生している場合、一部の再生機ではレイヤーの切り替えに時間がかかり、ビデオ再生が一時停止したような状態になることがある。
二層方式のDVDを"DL"と略して呼ばれることが多いが、DVD-DLはDual Layer、DVD+DLはDouble Layerと正式名称はそれぞれ異なる。
データの転送速度は等倍速で11.08Mbps (=1385KiB/s) である。これは、CDの転送速度を1倍速(150kB/s)として、9倍速程度に相当する。規格上定められている最大転送速度は16倍速(DVD-Rの場合)であるが、これは177.28Mbps (=22.16MiB/s) に相当する。
他
DVD自体は主にデジタルビデオ映像を記録する為のCDの記憶容量を超えるメディアとして開発された。実際にはその他の各種デジタルデータも記録できるようになっているが、デジタルビデオといえばDVDと認知されてるくらい広く定着したが、正確には数種類あるデジタルビデオの中の一つにすぎない。デジタルビデオ映像が記録されたDVDの事を世間的に総称で「DVDビデオ」と表現するが多いが、それとは別に、DVDへのデジタルビデオ映像データの記録方法の1つに、「DVD-Video」があり、両者は同義ではなく全く別のものである。
「DVD-Video」は、DVDにデジタルビデオ映像のデータをDVD-Videoフォーマット(「DVD-VF」)で記録したものに限定される。
一方、「DVDビデオ」という総称は、DVDにデジタルビデオ映像のデータが記録されたもの全て(DVD-Video、DVD-VR、AVCHD、AVCRECなどビデオ専用アプリケーションフォーマットで記録したもの、ビデオ専用フォーマットを用いずにMPEGファイルやAVIファイルを直接記録したものなど)が対象になる。ビデオカメラの撮影記録メディアとしての記録されたものも一般的にここに包含される。
コンピュータ補助記憶メディアとしても用いられる。PCなどのデータの保存・退避・バックアップなどとしても利用可能で、DVDがDigital Versatile Discとも言われる所以がここにある。
ディスクの物理構造の違いにより以下のものが提供されている。
DVDにコンピュータ用の読み取りファイルを記録したもの。論理フォーマットはUDF Ver.1.02である。DVDフォーラムにより標準化されており、パソコンやゲーム機データ配布用媒体として定着している。
ゲーム機としてはプレイステーション2、Xbox、Xbox 360がソフト用の媒体に採用しており( Wiiは独自規格を採用) 、パソコンではアップルコンピュータのMac OS Xが媒体に採用し、Microsoft Windows 98 Second Edition以降のMicrosoft Windowsがサポートしている。
市販のDVDビデオソフトは、このDVD-ROMの物理フォーマットのディスクに映像データがDVD-Videoのアプリケーションフォーマットで記録されたもの。
ゲームやDVDビデオソフトなども含めたDVD-ROMはあくまで読み取り専用であり書き込み型としては機能しない。従って他の書き込み型DVDやレンタルも含む市販ビデオテープソフトなどの様に、その作成時には記録媒体にデータを直接記録して作成されているわけではない。データ記録面に読み取り用のピットを形成したマスター原盤(スタンパー)を作成後、それを元にしたプレスと張り合わせの工程による物理的な工法によって量産されている。 従って、書き込み型DVDに比べてはるかに経年化学変化の影響は受けにくい(物理的な形状破損や読み取りレーザー光反射層の金属素材の劣化がない限りは基本的に読み取り可能)。
以下、全てのメディアに「データ用(for DATA)」と「ビデオ録画用(for VIDEO)」の2種類があり、違いは、後者には私的録音録画補償金制度により補償金が上乗せされていることである。さらに録画用メディアの一部は同時にCPRMに対応しており、コピーワンス制限のかかったデジタル放送の番組を記録できる。CPRM非対応の録画用メディア(アナログ放送専用などと表示されている場合もある)にはコピーワンスのデジタル放送を記録できないため、CPRM非対応メディアが多く流通しているDVD-Rでは特に注意が必要である。
なお、店頭ではデータ用と録画用(CPRM非対応)にはほとんど価格差は見られない(むしろ録画用の方が安い場合が多い)が、CPRM対応メディアはやや割高~同価格となっている。CPRMの有無によらず録画用メディアはデータ記録用途にも使用可能である。
一度だけの書き込みが可能(ファイナライズ前なら削除や追記も可能)なタイプとして以下のものがある。
またDVD-R対応と謳われている機器同士でもメディアの相性問題もあり絶対再生できるとは限らない。
DVD-Rを発展させたもので、片面に2層記録が可能。速度面でも提供時期が先行したDVD+R DLにおいついておらず対応機種などについてもDVD+R DLの方がより普及している。 2005年6月に三菱化学メディアよりCPRM対応のDVD-R DLが発売された。
削除や再フォーマットにより、繰り返し記録できるタイプとして以下のものがある。
DVD-RWはパイオニアが開発したDVD Rerecordable Discの通称。DVD-ReWriteable Discが正式名称でないのは、DVD-RAMの規格が先に策定され、この名称を使ったため。
データの記録は、基本的にはDVD-Rと同じ方式。ただし、記録マークを形成する皮膜の記録材料にはDVD-Rのような有機色素材料ではなくアモルファス金属材料を使用しており、色素材料のように光に因る化学変化で分解するわけではなく、レーザー光照射による加熱でのアモルファス金属の結晶化・非結晶化を利用している(結晶化することでその場所の反射率が変化する)。結晶化した場所に再びレーザーを当てて結晶状態を溶かして急激に冷やす事で非結晶化が可能である事からデータの消去や再利用(同じ場所へのデータ書き込み)が可能となっている。又、DVD-Rに比べてデータ記録後の光による経年変化の影響を受けにくいのもこの使用材料の違いによるもの。この方式でデータが書き込まれた場合、読み取り時のレーザー光の反射率が、DVD-ROMやDVD-Rに比べて若干弱いという弱点があり、ドライブによってはDVD-Rに比べて再生互換性が若干劣るのはその理由によるもの(但し、新しい製品では対応改善がされているものが殆ど。また、この点については後述のDVD-RAMも同様の特性があるが、DVD-RWの場合は、読み取りドライブの互換性が高い関係でDVD-Rの書き換え型として使用されるため、直接の比較対象になる場合が多い)。
記録型DVDとして最初に登場したDVD-RAMはDVD-VideoやDVD-ROMとのフォーマットの互換性が低かったため、DVD-RWは互換性を重視、主に動画の記録編集用として開発された。そのため、DVD-RWで記録されたディスクは再生専用のDVD-ROMドライブでも読み出すことが可能であることが多い。その点DVD+RWと良く似ている。DVDレコーダー登場当初はDVD-RAMの場合よりも多くのメーカーに対応ディスクとして採用されていた。
容量は片面で4.7GB。書き換え可能回数は1,000回以上で、10万回以上書き換え可能なDVD-RAMと比べるとこの点は劣るとされるものの、一枚のディスクを1,000回以上書き換える人はあまりいないと推測され、一般的な使用では問題ない。他の書き込み型DVDとの違いは、ビデオ用途で使用する場合、買ってそのままではデータの書き込みができないことである。VideoモードとVRモード両方で使えるメリットがある一方で、フォーマット形式が異なる為、どちらで使用するかを選択してフォーマットする事が避けられない(約1分程度を要する)。
再生機との互換性を確保するためファイナライズ処理が可能で、ファイナライズを解除し再び追記することも可能である。
また日本ビクターが2層DVD-RW (DVD-RW DL) を開発した[4]。2007年6月にDVDフォーラムが承認。同8月に日本ビクターがメディアを発売予定であったが[5]、対応ドライブが製品化されないまま2008年3月に発売の凍結が発表された[6]。
Digital Versatile Disk Random Access Memoryの通称。読み書き可能なフォーマットであり、PD規格を提案した事がある松下電器産業が中心となって開発された。内部でさらに細かい仕様の分類がある。
データの記録は、記録面の使用材料はDVD-RWとは異なったアモルファス金属材料を使用しているが、レーザー光照射による加熱での結晶化を利用している(結晶化することで反射率が変化する)点では同じであるので、書換え可能な点や、光による経年変化の影響を受けにくい点の理由も同じである。 但し、DVD-RやDVD-RWのように、ランド(丘)/グルーブ(溝)のグルーブにだけではなく、ランドにも記録マークを記録している点が大きく異なる他、ディスク面への位置情報の書き込み方式や、ディスクの回転制御の方式も大きく異なるので、他のディスク(DVD-ROM/DVD-R/DVD-RW)と異なる点が多いために読み取り装置(ドライブ)の互換性が全くなく、そのため専用の対応ドライブが必要になる。
当初はデータ用として普及したが後にビデオ録画用にも普及した。民生機では書き込みの高速性を利用して録画を行いながら別番組を再生する事なども可能。また、録画したDVD-RAMを別の機器で再生させる場合にファイナライズ処理が不要である。データの記録に優れたメディアといえる。
デメリットは、前述の構造上の特徴からDVD-Videoとの互換性が無に等しい点で、DVD再生専用プレイヤーやDVD再生対応ゲーム機などで対応機種が少ない点である。また、ドライブによってはカートリッジ付メディアの挿入が出来ないものが多い(現在、カートリッジ型対応のドライブを生産しているのは松下電器産業ほか少数である)。但し、後年は読み取りドライブのマルチ化が進んでおり、未対応ドライブを除き、実用上の互換性は大きな問題にはならなくなりつつある。
最近の傾向としてパイオニア、NECなど今までDVD-RAMに対応していなかった複数のメーカーからDVD-RAM対応のドライブ(パイオニアの場合はDVD-RAM録再対応のDVDレコーダーも登場。ただし、2006年4月以降の新機種から)が発売された。ランダムアクセスが可能でありデータの書き込みに専用ライティングソフトが不要な為、手軽にデータが書き込めるDVD-RAMはPCの世界で徐々に普及していくことが期待される。
詳細はDVD-RAMを参照
これらの規格はDVDフォーラムの規格外のため、厳密にはDVDとは呼べず、DVDロゴは付いていない。また正式名称に「DVD」の文字はない。このように本来のDVDとは似て非なるものである点に注意が必要である。しかしながら2008年現在ではDVD関連ライセンス団体であるDVD6Cがこれらの規格のライセンスを管理するようになる[1]など、DVDフォーラムとの規格争いが過去のものになっており、既にDVD規格の一種として認知された感は否めない。
DVD+RWアライアンス参加企業以外は印刷物で「DVD+R/+RW」という表現をせずに「+R/+RW」と表記し、脚注に「『+R/+RW』は『DVD+R/+RW』と表現されることがあります」と書くことが多い。
DVD-R/-RW/-RAMと同様、データ用 (for DATA) とビデオ録画用 (for VIDEO) が存在する。
DVD-R/-RW/-RAM陣営(以下、DVDフォーラム陣営)と+R/+RW陣営(以下、+RWアライアンス陣営)がVHS対ベータマックスのような規格争いを行って消費者に混乱を招くことが懸念されたが、現在はDVDレコーダーではDVD-R/-RW/-RAMにほぼ落ち着き、パソコン向けドライブでは両対応のスーパーマルチドライブ(後述)が普及したため、それほど混乱は生じていない。 現状では、PC用途においては+が有利とする声が多い。その理由として
が挙げられる。
Microsoft Windows Vistaでは、DVD+MRWと呼ばれる規格がサポートされている。これはパケットライト方式で書き込む際に有効で、フォーマットを必要最小限の領域にとどめ、残りの領域のフォーマットは書き込みドライブが未使用のときに実行することで、フォーマット時間を大幅に短縮できる。
記録速度や2層メディアの登場など開発スピードがDVDフォーラム陣営に比べて速いことが特長であった。しかしデジタル放送のコピーガードへの対応が未だに実現していない事や、フォーラム陣営側も開発速度を上げている事から、家電では役割をほぼ終えた存在となった。
著作権保護技術としてCPRMではなくVCPS(Video Content Protection System)を採用しているが、日本で市販されているDVDレコーダーでVCPSを採用しているものは全くなく、これも家電向け需要が少ない一因ともいえる。
一方で、海外ではシェアはDVD-R/-RW/-RAMに比べて高いと言われる。2002年11月のデータでは、アメリカ合衆国では約77%、ドイツでは約60%が+R/+RW系である[2](ただし、2002年時点でのデータとなっている)。
一度だけの書き込みが可能(ファイナライズ前なら削除や追記も可能)なタイプとして以下のものがある。
ライトワンス型の記録型DVDフォーマットで、正式名称はplus R(プラス アール)。DVD+Rで記録されたディスクは、一般的なDVD-VideoやDVD-ROMドライブで再生が可能なはずだが、メディアID(ブックタイプ)がDVD+Rである為、実際は再生できないケースもあるとも言われている。しかし、ファイルシステムの構造がDVD-Rに比べDVD-ROMに近いためROM化(後述)すればDVD-Rよりも互換性は高くなる。
記録面材料は、DVD-Rと同様に有機色素系材料である。
DVD+RWアライアンス陣営ではDVDフォーラムと異なり、最初に書き換え型のみの想定でDVD+RWを策定したが、既存のDVDプレイヤーとの再生互換が当初の予想より高くなかったため、その弱点のカバーを狙って後日に策定・投入したもの。ライトワンスである点で、メディアの価格はDVD+RWよりは若干廉価に設定されている。
DVD+RはDVD+RWより後に登場した。その際、初期のDVD+RW専用ドライブはファームウェアの更新でDVD+Rに対応できると謳っていたが、実際にはハードウェアの構造上の問題で対応できなかったため、一部のユーザーに混乱を招いた。
現在はソニーの「スゴ録」「PSX」(現在は共に生産終了)「ブルーレイディスクレコーダー」に、DVD+Rでの録画に対応するDVDレコーダーが存在する。一時期他社(パイオニア等)にも対応レコーダー(デジタルチューナー非搭載機)があったが、現在は生産終了している。パソコンでもスーパーマルチドライブによりDVD-Rと全く同じように記録できる。
DVD-Rがたとえ1バイトのデータを記録する際でもダミーデータを上乗せして1.1GBにしてしまうのに対しDVD+Rではダミーデータの上乗せを行わないこと、高速化が容易なこと、メディアID(ブックタイプ)がDVD-ROMと同じものに変更可能(メディアIDをROMに変えることをROM化という)であるため互換性が向上することなど、利便性という点でDVD-Rを上回っていた。そのため海外では圧倒的なシェアを誇る。 反面、DVDフォーラムによって策定されたわけではないこと、再生時に振動の影響を受けやすいこと、ディスク品質にシビアにならなければならないこと、書き込み速度がDVD-Rに追いつかれた、といった理由から日本国内ではDVD-Rの販売シェアの後塵を拝している。
DVD+Rを発展させたもので、片面に2層記録が可能。DVD-R DLよりも先行して一般市場に出回った。ディスクのメディアIDをROM化する事によりDVDプレーヤーでの再生互換性が一般的には高まる事が知られている。
削除や再フォーマットにより、繰り返し記録できるタイプとして以下のものがある。
DVDフォーラムで固まったDVD-RAMを不服として日本のソニー、ヨーロッパのフィリップス、アメリカのヒューレット・パッカードの3社が提唱し、DVD-RAMの開発において、松下の特許を借りなければならなかった企業が同調して組織された団体「DVD+RWアライアンス」が策定している規格。正式名称はplus RW。DVD-ROMとの互換性のある独自の書き換え可能方式を策定している。書き込み可能回数は1,000回以上。世界三大経済圏の有力電機メーカーが手を組んでいるだけに、書き換え型DVDの世界規格を握る可能性を秘めているが、日本の大手電機メーカーでDVDレコーダーにこの方式を採用しているのはソニーのみである。一時は日立製作所とパイオニア(いずれもデジタルチューナー非搭載モデル)に対応機種があったが現在は生産終了している。
高速記録が特長の一つであり、登場時は2.4倍速(-RWは1倍速)、2008年1月時点でDVD+RWは8倍速(DVD-RWは6倍速)である。またDVD+RWの片面2層化された「DVD+RW DL」が開発中であったが、日本ではDVD-RW DL同様、2008年7月現在、対応ドライブもメディアも発売されていない。 メディア IDが書き換え可能であり、互換性が高まるとされる。
記録面の使用材料はDVD-RWと同じようにアモルファス金属材料を用いている。位置情報の記録方法がDVD-RW系と決定的に異なる。
ただし録画用メディアとしては、DVD+RWの仕様として「1つのファイルは連続した領域のみに記録される」仕様の為、DVD上での編集により生じた空き領域は使用できない(CMカットしても、実質空き時間が増えないという欠点[7])がある。
DVD+Rよりも先に規格が制定され、当初はDVD+RWと記録型CDの書き込みのみに対応したドライブが発売された。
片面に音楽CD、もう片面にDVDを貼り合わせた両面の再生専用ディスク。2004年に米国の大手レコード会社が発売した(DVDフォーラムが定めた規格ではない)。CD面は正式な音楽CD規格(レッドブック)に準拠していないためCDロゴは付いておらず、メーカーは「音楽専用面」「非DVD面」など遠回しな呼び方をしている。機器によっては正常に再生できなかったり故障の原因となる可能性があるため注意が必要である。
2006年、日本出版販売株式会社から48DVDという、開封後約48時間の間のみ再生可能な使い捨てのDVDが販売されたが不調に終わった。酸素に触れると徐々に劣化する色素を記録に用いている。使い捨て式であるため環境面での批判があった。
片面にDVD-ROMとHD DVD-ROMの両規格を収録した多層構造のディスク。映像ソフトで製品化されている。
ディスクに書き込むビデオデーター形式の違いにより以下のものが存在する。
この節ではDVDフォーラムが策定したDVDとしての正式な規格を記述する。DVDフォーラム以外の規格はその他で記述する。
DVDに複数の映像、音声、字幕を記録するフォーマット。マルチアングルでの記録も可能。 複製防止技術(厳密には、再生技術である)としてContent Scramble System (CSS) という暗号化をすることが可能。
映像用のDVDも以前から使われていたVHSと同じようにビデオ(=映像)であることには変わりないが、VHSが一般にビデオと呼ばれるためDVDの方はそのままDVDと呼ばれる。論理フォーマットはUDF Ver.1.02。
本来は市販DVDビデオソフトの製作用(読み出し専用)に策定された規格であり、解説書などにも読み出し専用・編集不可として説明されている場合が多い。DVD-Videoの登場当初は確かにそうであったが、一般家庭向けのDVDレコーダー・パソコン向けのDVDライターの普及に伴い、家庭用レコーダーでの記録・追記や書き込み前の編集を始め、パソコン用DVDライターと専用のDVDリッピングソフトを使って記録・追記・書き込み前の編集などは可能。(前述のように読み出し専用として定義された経緯があるので、記録前の編集には一部不便な面もあるというだけで、記録・編集いずれも可能。また、記録後にディスクのままでの再編集は一切不可となる。ただし、パソコン用DVDライターと専用のDVDリッピングソフトを使って記録・追記・書き込み前の編集をする場合、複製防止技術が使用されていないDVD-Videoであり、なおかつ個人利用目的の記録・複製に限っては、違法ではない。)
DVDの規格上は両面2層まで可能(富士フイルムから両面式のDVD-Rが発売されている)であるが、パッケージソフトとして販売される性格から、片面2層とし裏面に絵やロゴ等(レーベル)を印刷する場合がほとんどである。なお、ディスクを返すことなく、両面自動連続再生可能なプレーヤーが存在しない。その為、2枚組でも両面2層でも入れ替える必要性がある点は同様なので、ユーザの利便性にとっては大差がないと言える(ちなみに、LDでは両面再生対応機種が存在した)。
DVD-Videoプレーヤーのほか、LDとのコンパチブルプレーヤー(2008年1月現在生産中)、VHSとの複合機などで再生できる。また、ディスクサイズが12cmと小型であるため、ラジカセやカーオーディオ、LCD付ポータブルプレーヤーなど様々な対応機器が存在する。PC用のドライブでも利用可能であるため、DVD-ROMドライブを搭載したPCでは、DVD-Videoの視聴が可能であることが多い。
世界をいくつかの地域に分け、リージョンコード(地域コード)を割り当てることで地域限定のリリースや、リリース日をずらすということができる。DVDプレーヤーとDVD-Videoディスクの地域コードが一致しないと、再生できない。もちろん一致してもテレビ方式があわないと再生できない(PCに海外のリージョンコードの入ったDVDを入れると勝手にリージョンが変更されることがあるので注意が必要)。
映像はMPEG-2で記録され、音声は標準でPCM、ドルビーデジタル (AC-3) 、オプションでDTS(デジタル・シアター・システムズ)が利用可能である。地域によって、その他の音声フォーマットにも対応する。
リージョンコードなど、詳しくはDVD-Videoの項を参照
正式には、DVD Video Recording Format。一部ではDVD-VRFとも表記されているが、いずれも同じものであり、登場時からの時間の経過と共にDVD-VRとしての記述に収束方向にある。論理フォーマットはUDF Ver.2.00。
DVD-Videoフォーマット規格を元に、家庭用レコーダーで記録する為により適した規格に改良したもの。 技術的な内容は近似しているので、レコーダーの設計者が両方式間のコンバート機能を設計する際には便利ではあるが、記録されたディスクとしてはDVD-Videoフォーマットとの間に互換性があるわけではない。
HDD搭載のDVDレコーダーの多くは、実質的にはDVD-VRレコーダーの性格で企画開発されたものが多いため、録画物をHDD内に記録する場合は、DVD-VRの規格に応じた形式が用いられる場合が多い。[8]
詳細はDVD-VRを参照
コンパクトディスク (CD) に比べ高音質で、著作権保護など複製されにくい特徴を備えた「次世代CD」規格としてDVDフォーラムが1999年に策定を完了させたオーディオ専用のアプリケーションフォーマット。
PCM 最大192kHz/24ビット(2チャンネル時のみ)、最大96kHz/24ビットマルチチャンネル(最大5.1ch)に対応する。可逆圧縮音声データを収録することも可能。論理フォーマットはUDF Ver.1.02。読み取り専用の音楽ソフトだけでなく、パーソナルコンピュータ用の音楽制作アプリケーションと記録型DVDディスクを用いて作成することも可能。
次世代CD規格としては日本ビクター・松下電器産業・東芝・パイオニア等が推進したDVD-Audioと、ソニー・フィリップス等が推進するSuper Audio CD(略:SACD)の2つの規格がある。これらの間に互換性はない。理論上音の俊敏さとデータ収納率の良さではDSD方式を採用するSACDが、変換誤差への強さや超高周波域のS/N比ではDVD-Audioの方が有利である。
DVD-Audioの再生にはDVD-Audio対応プレーヤーが必要である。ただしソフトによってはDVD-Videoに準拠したデータを併せて収録しており、その場合はDVD-Videoプレーヤーで再生できる(ただし音質はDVD-Video相当となる)。また、あくまでも音楽ソフトであるが映像コンテンツを収録することもできる。
ユーザーがハイサンプリング録音した音源を再生する用途にはSACDよりDVD-Audioの方が有利と言える。DSDの録音物にはイコライザすらかけられない上、1ビットレコーダーを用いた録音はファイル形式が異なるため市販のSACDプレイヤーで再生するには対応機種が殆ど無いからである。DVD-Audioではその点、専用ソフト(2008年7月現在、デジオンから発売されているDVD-Audio作成用ソフト「DigiOn DVD Audio」がこれに該当する)を用いればDVD書き込み対応の光学ドライブでディスクを自由に作成が可能であった。
Super Audio CDの項目にあるように、高音質・マルチチャンネルへの需要が盛り上がらず、利便性に優れているMP3や音楽配信などが強力に普及したことから、DVD-Audio・SACD共に普及のペースは非常に鈍い。
SACDはオーディオ愛好者から一定の支持を集め、SACD専用プレーヤーも発売されているが、DVD-Audioは自然消滅に近い状態である。2007年現在ではマルチ対応のユニバーサルプレーヤーやパソコン用のDVD-Video再生アプリケーションの一部が対応するのみで、ソフトの発売も滞っている。日本の業界団体DVDオーディオ プロモーション協議会は2007年3月をもってホームページを事実上閉鎖した。
正式には、DVD Audio Recoding Format。 DVD-Audioに対するDVD-VRに相当する規格である。2007年現在は規格として存在するのみで、適応製品としては開発されていない。
正式には、DVD Stream Recoding Format。論理フォーマットはUDF Ver.2.01。 デジタル放送の放送信号(ストリーム信号)をそのまま丸ごと記録する為の方式。ハイビジョンをDVDに録画できるが、可能記録容量の関係でDVDへの適応は2008年現在は行なわれていない。(次世代光ディスクへの記録アプリケーションフォーマットやハイビジョンレコーダーに搭載のHDD録画のフォーマットに一部応用利用されている。) DVD-VRと一部共通性があるので、同一のディスクに記録して利用できるメリットもある。(次世代光ディスクの市販ソフトがDVDフォーマットの映像も同一ディスクに収録できるのはこのため。)
現在では、H.264を用いてDVDにハイビジョン映像を長時間記録できるHD RecやAVCRECが開発されたため用途はほぼ無いといっていい。
HD DVDのアプリケーションフォーマットに準拠したハイビジョン映像を記録型DVDに記録する規格。DVDフォーラムが2007年に策定した。東芝が対応レコーダーを2007年末に発売。