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G.W.F.ヘーゲル とは?

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本  歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫)別ウィンドウで表示

G.W.F. ヘーゲル /  最安値(新品): ¥ 798  最安値(中古): ¥ 428 
おすすめ度5.0(全レビューの平均)本書上巻では、冒頭、ヘーゲル自身の「歴史哲学」の理論が述べられている。往々、ここの部分が取りざたされ、以下の具体的な論述は、反故にされ付け足し扱いされている。しかし本書は、この「付け足し」を楽しんで読むことから始まるとも思える。本書全体は、「自由」という理念を求める人間の歩みを歴史の中に読み取っていくものであり、「自由」とは人間の欲望の制限を取り外していく運動である。これは極めて根本的で永続的な発想で、且つ無理のない枠組みだ。しかし、本論を読むと、そのような主軸よりも、むしろ、いろいろな歴史的事実を、ヘーゲルが咀嚼し、彼自身の、各時代の「映像」を描き出す面白さがある。私は、「歴史」とは最終的にこれが出来なければ駄目だ、と思う。個々の事実に拘泥し、真実はこうだ、ここは間違っている、と「事実」と称するものの、「厳密さ」を競い合っても、所詮は似非科学だと思う。その「厳密さ」の定義も結局自己保身的な「定義」で終始されるか、自然科学の限界を指摘して「だったら人文社会科学も同じだ」と開き直る消極的な満足に陥るだけだ。勿論、実証的な研究は歴史には不可欠だし、明らかに間違った事を言い立てて良い訳ではないが、「厳密さ」ばかり言っていると、わずか数年のことさえ断言できなくなってしまう。何のための歴史か、といえば、細かいことはともかく、大筋において公認されている事実と自身の解釈を交えて、自身が各時代にどういう「映像」を描けるか、ということにあると思う。そして、これこそ、実は「文化論」なのだと思う。というわけで、本書は、ヘーゲルの「文化論」と言ったほうが話が早い。上巻の「アフリカ」論や「漢字」論など、哄笑を誘うほどに無茶な議論もあるが、一概に馬鹿に出来ない真理を衝いている点は天才的な直観力だ。下巻のギリシア以降は、流石に強い。ギリシア文化論などは、「アキレウスが作りアレクサンダーが閉じた」とするところに「ギリシア」の「映像」を見て取るヘーゲルの素晴らしい感性に共感したい。ローマの評価が低いのががっかりだ、とか、いろいろあるが、別な面のポイントを衝いている点があり、教えられる。山川出版の高校用の「世界史」が分かっていれば、十分理解できる内容だが、ときに、現地の人間でなくては知らないような細かな事実も出てきてそれも面白い。理論面では、カントとシラーらの歴史哲学をほぼ承継しそれを纏め上げたもので、オリジナリティではヘーゲルの中では高くはないが、全体として面白い作品に仕上がっている。翻訳はそれを損なわない良いものだと思う。あまり頭でっかちな議論に拘泥せず、読んだほうが良いと思う。  (古本屋A さんのレビュー)

本  精神現象学別ウィンドウで表示

G.W.F. ヘーゲル /  最安値(新品): ¥ 5,040 
人間の精神活動(現象)について、心理学、社会学、医学、物理学、生物学とその周辺諸科学から多くの知見を得ている現代人にとって、本書は過去の遺物としか言いようがないのではないか。本書から精神について新しい知見を得ることはない。本書の今日的価値は、人類の思索の歴史の一端を知るのに役立つこと、めんどうな文章を読み通す自己満足や忍耐力を得られること位ではないか。正直、そのように思う。なお、他の多くのレビューは翻訳の出来について述べているが、概ね同感である。先ず読み通すなら長谷川訳が、掘り下げたい人は、次に金子訳へ進むのが良いのではないか。通勤電車で1ヶ月をかけ読んだ。もし余命が短ければこれを読むのはシンドイし無意味と思う。  (レオナルド・ダ・ヴィンチ さんのレビュー)

本  精神現象学 (上) (平凡社ライブラリー (200))別ウィンドウで表示

樫山 欽四郎 /  最安値(新品): ¥ 1,596  最安値(中古): ¥ 980 
上巻では、序論、緒論、A−意識、B−自己意識、C−理性が収録されています。 意識が「絶望の道」を経ながら、つまり否定に直面しながら、 真の知へと展開していく様子が事細かに叙述されています。 訳文は良い出来だと思います。しかし、ヘーゲル独特の言葉や言い回しに 初めて触れる方は戸惑うかもしれません。 そう簡単にすらすらと読み進めることは困難ですので、 それなりの覚悟と忍耐が要求されると思います。  (カナブンとスズメ さんのレビュー)




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