Hi-Fi とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋Hi-Fi(ハイファイ)とはHigh Fidelity(高忠実度、高再現性)の略語であり、「原音や原画に忠実な再現」という意味を持つ。また、録音や録画し再生する場合に発生するノイズやひずみを、最小限に抑える事を実現しようとする"概念"のことである。一般的に「ハイファイ」という言葉は、家庭用の高音質オーディオシステムを指すものとして使われることも多い。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 関連商品
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1950年代以降、オーディオ事業が世界的に発展していく流れの中で、レコードプレーヤーやセパレートコンポ(単品コンポ=単コン)など、特に高音質を目指す家庭用オーディオシステムの商品カテゴリーを「ハイファイ・オーディオ」と呼び、その他一般的なオーディオ商品カテゴリーを「ゼネラル・オーディオ」と呼んだ。その名残りで、現在でも家庭用高音質オーディオシステムを「ハイファイ・オーディオ」と呼ぶことが多い。その場合、相対的にそれらの商品がどれほど高音質であるかは必ずしも重要ではない。
1920年代に電気的信号変換による音声信号の記録再生が発明されてから、円盤式レコードなど新しい技術が多く導入され続けてきた。またラジオの普及と共に、真空管アンプとスピーカーによる音声の再現が一般的になってきた。それにつれ、音楽などを電気的に記録したレコードを、より高音質で再生しようという試みが盛んになり、まず1930年代に米国RCAビクター社(日本での発売元は日本ビクター蓄音器)が、従来のSP録音より遥かに音質のよい『RCA Victor High Fidelity Recording』を発表し、他社に先駆けてハイファイ録音のレコードを売り出すに至った。当時はコロムビアやポリドールなど、他社も各々『Viva-Tonal Recording』や『Polyfar Recording』など高音質の録音方法を開発し発売していたが、結局「High Fidelity」という語が世間に定着するようになった。1950年代以降、様々なオーディオメーカーが「原音により忠実」という意味の「ハイ・フィデリティー (High Fidelity)」という言葉をマーケティングに使用するようになり、さらに一般的になった。
黎明期は高音質の蓄音機、一体型ステレオシステム(アセンブリステレオ)などから始まっており、次にオーディオマニアはより原音に忠実な音の再現を追求し、アンプ、チューナー、テープデッキなどを、それぞれ別々に買いそろえる単品コンポーネント・ステレオ再生装置(単コン、バラコン)の時代が続いた。各社の製品の電気的特性(感度、出力電圧、入出力インピーダンス等)やコネクタが概ね共通しており、例えばどのメーカーのアンプを購入しても、他のメーカーのプレーヤーやテープデッキに接続できた。レコードに飽き足らないマニアは、高音質の市販録音テープを求め、更には自ら録音機材を背負って生録音に励んだ。また、FMステレオ放送のエアチェックも身近なハイファイソースとして大きな位置を占めた。
1960年代から1970年代にかけてはオーディオ専業メーカだけではなく、日本の大手電機メーカーもハイファイ市場に参入し、これらの商品の輸出は海外市場で評判となった。ソニーをはじめとする大手の総合音響メーカーは、カートリッジからスピーカーまで自社製品を揃え、「シスコン」と称して自社の単品コンポーネント製品をグレード別に組み合わせたステレオシステムをこぞって販売した。
ところが1980年代に入って、レコードに代わりCDが登場するとブームは様変わりするようになる。こういったデジタルオーディオ機器を用いると、誰でも比較的簡単且つ安価に或る程度高音質な音楽が楽しめるようになった。さらに、1980年代半ばには、VTRやレンタルビデオの普及によって、「AVブーム」が起きるものの、1990年代に入ると、バブル崩壊後の景気低迷などでオーディオにはお金をかけにくくなっていった。これにより次第に消費者の関心は、手軽なCDラジカセやミニコンポ(小型のアセンブリステレオ再生装置)へと移っていった。このような流れの中で、多くの人々が高価な単品コンポーネントステレオ装置を買い揃え原音再生を目指した「オーディオブーム」は、1980年代半ば頃には終焉することになる。しかし、逆にダイナミックレンジの広いCDを本格的に高音質で再生するためには、レコード以上に上質な再生装置を要求するため、単品コンポーネントステレオ装置の需要は常に一定した割合で存在した。
単品コンポーネントステレオ装置のデメリットの一つに、占有スペースの大きさがあった。このため、1980年代からミニコンポが人気を集めていたが、その音質は単品コンポーネントに大きく劣るものであった。しかし、1990年代に入ると半導体技術の向上等により、ミニコンポサイズに単品コンポーネントの品質を詰め込むことが可能となり、DENON『PRESTA』シリーズ(1990年発売)、ケンウッド『K's』シリーズ(1993年発売)、ONKYO『INTEC185』シリーズ(1995年発売)など、アセンブリステレオであるミニコンポに対して、一段格上の小型単品コンポーネントステレオ装置が出現し始め、日本の狭い住宅環境でもハイファイ・オーディオに準じたステレオ装置を所有することが容易になった。
近年、ベビーブーマー、日本では「団塊の世代」が定年、引退するにつれ可処分所得が増え、ハイファイ・オーディオ機器を買い求めるケースが多くなっていると共に、DVDの普及により若年層もホームシアター機器を購入することが多くなっており、一部家電メディア誌などでは、「新たなハイファイ時代の到来」を予見、期待されている。
ベータマックスやVHS方式のビデオデッキにおいては、映像信号を回転ヘッドにおいて記録していたのに対し、音声信号は固定ヘッドによって記録していた。そのため、オーディオ用のカセットテープに対してテープの回転速度が遅いビデオテープの場合、音質面においてかなり劣っていた。
そこで、映像信号同様に、音声信号も回転ヘッドによって行う方式が考案された。回転ヘッドによって記録された音声信号を「ハイファイ音声」と呼び、その機能を備えたビデオを「ハイファイビデオ」と称した。これにはFM変調を用いて広い帯域の音声を記録することで、ノーマル音声トラックとは異なり、テープ速度の低下による周波数特性の劣化が発生しない利点がある。これによりビデオデッキの音質は飛躍的に向上した。しかし純粋なオーディオと比較した場合は、ビデオのハイファイ音声記録単体の信号対雑音比はさほど優れておらず、コンパンダを用いたノイズリダクションシステムによって、80dB程度のスペックを実現しているに過ぎない。
このハイファイ音声記録は日本国内における「二カ国語放送」にも使用されており、その場合は再生時に「ステレオ、左(主音声)、右(副音声)」の切り替えを行うという仕組みになっている。
欠点として、スイッチングノイズの問題がある。回転ヘッドのヘッド切り替えの際に搬送波が途切れ、それが雑音として聞こえる(映像信号の場合はちょうど帰線期間にあたるので問題がない)。またアフレコができない事(従来の固定ヘッドの音声記録では可能)も欠点とされる。
1983年にベータマックスにおいて、「Beta hi-fi」と呼ばれる回転ヘッドによる音声記録方式が採用された。これは音声信号の記録も映像信号の記録と同じヘッドを用いるため、映像信号の帯域を若干削る事となり、画質の劣化を招く事となった。そのためそれを補うため、映像信号のハイバンド化を行う事となった(Hi-Bandベータ)。しかしこれにより規格乱立を招く事となり、ベータからVHS陣営に鞍替えするメーカーを増やす結果になった。
ベータマックスに3か月ほど遅れて、VHSでも回転ヘッドによる音声記録方式が採用された。ベータマックスの場合と異なり、映像信号用とは別の専用の音声用の回転ヘッドを用いる。ハイファイステレオ音声信号は、映像トラックの一部にアジマス角を変えて回転ヘッドで深層記録する方式を取っている。まず、ハイファイ音声ヘッドがFM変調された音声信号を記録し、その上から映像ヘッドが同じくFM変調された輝度信号とAM変調された色信号を重ねて記録する。映像信号の搬送波は音声信号の搬送波に比べ周波数が高く、厚み損失によってテープ深部は磁化されにくい。よってテープの同じトラックに音声と映像の信号を別に記録することができる。
上述の通りハイファイ音声はアフレコが不可能な事が欠点とされるが、VHSの場合は深層記録のハイファイ音声を先に記録し、映像をあとでカットしながら上に書くという手法は可能で、それを利用した編集用デッキも発売されていた。
VHS HiFiの特有の欠点としては、トラッキングの問題がある。ハイファイステレオ音声信号の記録は、映像信号記録用ヘッドとは別のヘッドを用いて行われるため、アジマスの管理が悪い場合、映像信号の最適なトラッキングと音声信号の最適なトラッキングとの間に乖離が生じることがある。本来ならば、映像とハイファイ音声それぞれにトラッキング調整が必要だが、VHSハイファイビデオに装備されていた「ハイファイトラッキング調整」は、実質的にはノーマルビデオの「トラッキング調整」と同等のものであり、2つの異なるトラックのトレースを1つのつまみで調整することになるため、他のビデオで録画したテープや、市販・レンタルソフトの再生時にはトラッキングが調整し切れないこともある(録画に用いたビデオで再生する場合でも、録画状態が悪かったり、トラッキング調整機能の経年劣化、ヘッド交換の影響等により、調整がうまくいかないことがある)。
8ミリビデオではベータマックスやVHSと異なり、当初から規格としてハイファイ音声が採用されていた。そのためベータマックスやVHSのような、後からハイファイ音声を採用した方式のような欠点とは無縁であった。
しかしながら、当初はハイファイ音声はモノラル信号のみであり、ステレオ音声(およびアフレコ機能)については2チャンネルPCMデジタル記録によって対応した。これにより8ミリビデオのステレオ対応機器は、ベータマックスやVHSに比してコストが高くなるという問題が生じた。そのため、後にハイファイ音声もステレオ化される事となる。
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