LD とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋レーザーディスク(Laserdisc、LD)は、直径30センチのディスクに両面で最大2時間の映像を記録できる光ディスク規格である。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 LD 出典: 『はてなダイアリー』 関連商品
かりゆし58 /
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1977年にフィリップスが開発した技術。日本においてはパイオニアが製品化し、民生用としては1981年に第1号機が発売された。当初はパイオニアのみが製品を販売し、日本ビクターの開発したVHD陣営と販売競争を繰り広げたが、もともとVHDと比較して画質面のアドバンテージがあったことに加え、非接触式のため劣化しないと考えられていたことや、コンパクトディスク(CD)とのコンパチブル再生機の発売、レーザーカラオケのヒットもあり、採用メーカ数では圧倒的に不利(13対1)だったが、結果的に規格争いに勝利した。
VHD陣営のメーカーも参加して開発した音楽CDのための量産技術が、同じ光ディスク方式であるLDの技術とコストの問題を解決させ、LDを勝利に導いたと言われる[1]。
初期のLDは、メインとなった映画ソフトが7,000円~1万円前後の価格設定で発売されていたが、1980年代終盤からパイオニアLDCが中心となって「エバーグリーンシリーズ」「ブロックバスター」等と称して5,000円を切る価格帯で次々と人気ソフトを発売。やがて他社もこれに追随する価格帯の製品を増やし、加えてパイオニアの他、ソニー、松下電器、ケンウッドといった各社から「ロッキュッパモデル」と言われた69000円台の安価なプレーヤーも次々と登場。LDは1990年代前半を最盛期としてユーザーを拡大、多くの映画、音楽、ドキュメンタリー、アニメ、その他各種のコンテンツがLDフォーマットで発売され、パイオニアからはCD/LDコンパチプルプレイヤーを搭載したミニコンポ「プライベート」も登場した。特に1992年ころからは、それまでの映画のテープソフトで主流だった画面のトリミングをやめ、できるだけ劇場公開時の画面サイズに忠実なワイドスクリーンサイズの画面で映画ソフトを次々に発売して、映画マニアを中心にユーザー層を厚くしていった。
映画LDの中には、1本の映画をワイドスクリーンとテレビサイズの2パターンの商品で発売するなどマニアックなラインナップがなされたものも多く、これらの中には現在のDVD-Videoで発売されているソフトでは見ることが出来ない画面サイズのものもあったが、一方で「同じ映画のソフトが何種類も発売されている」ことから当時の一般的ユーザーを混乱させる副作用も生んでいった。
また、テレビドラマやアニメーションなどのシリーズ作品を複数枚のLDに全話収録して一括販売する「LD-BOX」という形態の商品も数多く発売され、コアなファンやマニアを取り込んでユーザー層を拡大させていった。
LDの家庭用プレーヤーは録画のできない再生専用機で、かつソフトは販売専用という戦略をとり、末期の一時期を除いてレンタルは全面禁止だった(この点はVHDも同じ)。これらの要因によりLDプレーヤーの低価格化も加速せず、普及率はビデオテープレコーダ(VTR)に遠く及ばなかった。
そしてソフトの発売種と量が増える一方で生産ラインの少なさが次第に影響し始める。1994年~1995年ころには一部の人気商品を除いてほとんどの商品が初回ラインのみの生産で終了するようになり、発売と同時に販売元品切れとなるソフトが続出、新譜として発売された月に廃盤で入荷不可という奇妙な商品も相次いで出現してしまった。需要に供給が全く追いつかない状態となる一方で、これまでは高額だったテープソフトの低価格化と安定した供給が進み、ユーザーの離脱が始まっていく。なお、アニメLDソフトにおいては、1980年代後半の時点で、ここで述べられたような供給体制の不備が一部のビデオ雑誌で指摘されていた。
やがて1996年に登場したCDと同じ12cmサイズのDVD-Video規格(DVDビデオ)は、最初期こそソフトパッケージの供給出足が鈍かったものの、1997年ころから多くの映画会社が一斉に安定した供給と比較的廉価な価格帯でソフトを発売するようになり、DVDディスクと比べると大型で耐久性も劣るLDはその地位を急速に奪われていく。
1999年頃からは家庭用パソコンにCD-ROMに代わりDVD-ROMドライブが搭載される機種が増加し、2000年3月には当時のDVDプレーヤーよりも安価でDVD-Videoが視聴出来るゲーム機「プレイステーション2」が発売され爆発的ヒット商品となったことから、DVDビデオの再生機器台数が急増し、DVDレンタルの躍進などDVDビデオソフト市場が急速に拡大する。この市場変化のため、大部分の映像ソフト・レコード会社がLDの制作・発売を終了し、映像メディアの主役となることはついになかった。
LDからDVDへの過渡期である1997年から1999年にかけては、同一タイトルをLDとDVDで併売するタイトルが、パイオニアLDCが発売元の洋画(ブロックバスター作品)とOVAを中心に見られた。
過去に発売されたLDソフトの映像を視聴するだけの機器になりつつあった2002年に、パイオニアがLDプレーヤー事業から撤退する報道があった[2]ものの、消費者からの要望があったために細々とながら生産・販売を継続する方針を取った[3]。
また、DVDが発売された時点でカラオケボックスでは既に通信カラオケが台頭していたものの、当時は技術仕様の問題から音質が貧弱だった。その一方でレーザーディスクカラオケはスタジオ収録や楽曲のオリジナル音源と、プロモーションビデオなどのアーティスト本人出演映像を収録できる点から、演歌・歌謡曲をはじめとする定番曲での利用では一定の評価を得られており、費用面から通信カラオケ機器導入に消極的な一部のパブ・居酒屋・カラオケスナックといった飲食店(→接待接客を伴う店舗は風俗営業)や、壮年者を中心としたカラオケファン(歌謡曲愛好家)が自宅で楽しむなど根強い需要が2000年代に入っても残っていた。しかし、新曲対応の鈍さが最大の弱点である事は変わらず、2004年に登場したBBサイバーダムに、過去に自社(第一興商)やコロムビアミュージックエンタテインメントなどが制作したレーザーディスクカラオケの映像や音源をストリーミング配信する機能を盛り込み、クオリティ面での不利は払拭されため、この領域の衰退に拍車をかけた。それでも後述の2007年3月までは、個人向けに20cmのカラオケソフトが細々と発売され続けた。
2007年3月、市場衰退により世界唯一のディスクプレスメーカーとなったメモリーテックが製造ラインを廃止。これによりレーザーディスクの歴史は幕を下ろした[4]。最後まで制作を続けたのはテイチクの家庭向け市販カラオケソフト(20cm薄型シングル)「音多ステーション」シリーズであり、2007年3月発売の三門忠司の楽曲が収録された規格番号『22DK-1018』まで、毎月4タイトル以上の新譜ソフトの発売を続けた。
2006年12月に発売した演歌歌手川中美幸の「金沢の雨」などが収録された規格番号『22DK-995』がラストプレスとなり、製造ライン終了に伴う式典を行った。
LDフォーマットのディスクはアクリル樹脂の記録面にアルミ蒸着を施したもので、アクリル樹脂は反りが発生するため、片面記録であっても両面張り合わせディスクが基本である。直径30センチと20センチのものがあるが、20センチディスクにはCDと同じポリカーボネートを使用した張り合わせ無しの薄型も存在する。これらはLDシングルと呼ばれ、非対応のプレーヤーでは厚さを調整するスペーサを重ねて使用する必要がある。なお、通常のディスクは盤面が銀色だが、末期に登場したレンタル専用商品は金色にして区別している。
両面記録ディスクではA面/B面と呼ぶ。レコードと違ってピックアップはディスクの下にあるため、実際に再生されるのは裏面の記録内容で、レーベルに記載されている面と実際に信号が記録されている面は逆である。なお、反対側の面を再生するにはレコードのようにプレーヤーから取り出してひっくり返す必要があるが、後にディスクを取り出さずに連続再生できる、ピックアップがU字形に移動するプレーヤーも発売された。初搭載したのは三洋電機が1987年に発売したSLV-J1だった。愛称はLevin。両面再生機能はジェットターンと呼ばれた。
映像はアナログ(ダイレクトFM)方式を採用し、記録はレーザーを使って読み出す。映像はNTSCのビデオ帯域が4.2MHzのため、1MHzあたり80本の計算で水平解像度336本となる。CAV方式では、内周部336本から始まり外周部440本になり、平均して水平解像度400本以上と言われる。CLVでは、常時330本前後になる。直径30センチのディスクでは、CAV方式(回転数1800rpm)では片面30分、CLV方式(回転数1800rpm~600rpm)では片面1時間の映像を記録できる。
トラックは螺旋状に記録されており、CAV方式の場合、NTSCの1フレーム(1/30秒)の情報が螺旋の1周に記録されている(30回転/秒=1800rpm)。すなわち、一時停止は1周を繰り返し再生、コマ送りは順次前後の1周に移動、変速再生はトラックの読み出し間隔を変更、という仕組みになっている。一方、CLV方式では一定の線密度で記録されているため、トラックとフレームの間に物理的な関連はなく、正逆サーチ以外の特殊再生はできなかった。このため、1980年代後半にプレーヤーにデジタルメモリーを搭載してCLV方式での特殊再生を実現した。デジタルメモリー初搭載のプレーヤーは1986年発売のLD-S1。
LDフォーマットは、NTSCの全ての帯域をそのまま記録していると表現されることもあり、DVD-Videoのような圧縮が一切ないのが特徴である。この点からDVDのMPEG-2による圧縮ノイズを嫌い、LDの画質を好む人もいる。特にコマ送り、正逆サーチなどの特殊再生ではLDが優れている。ただし、最新コンテンツはLDで発売されることは全くない。
MUSE規格でハイビジョン映像を記録したものもあり、Hi-Vision LD対応プレーヤーで再生できる。
音声は開発当初はアナログ(FM)のみだった。1984年に世界初のCD/LDコンパチブルプレーヤー「CLD-9000」を市場に投入するに併せ、デジタル(44.1kHz/16ビットリニアPCM)音声の記録が未使用帯域の利用で追加された。
1987年にCD VIDEO(CDV)が新規に市場投入するに併せて、CD-DAと同様のTOC情報が合わせて記録されたデジタル音声付レーザーディスクが一般的となった。「LaserVisionマーク」「CD VIDEOマーク」「DigitalSoundマーク」の3つがジャケットやディスクに併記されている。当初はこのタイプのディスクをCD VIDEO LDと呼んでいたが、元となるCDV規格が思ったように普及しなかったことから、1989年頃からは「LASERDISCマーク」と「DigitalAudioマーク」の併記されたものがTOC付きLDと認識され、現在ではこれが主流となっている。
末期にはドルビーデジタルやDTSといったデジタルサラウンドが導入され、またハイビジョンで製作されたマスターテープを用いたりワイド画面でワイドスクリーン作品をより高解像度で鑑賞出来るよう画面の横幅を3/4に圧縮したスクイーズ方式も一部ソフトで採用された。音質/画質は大きく向上し、これらの技術はDVDにも引き継がれている。
特にドルビーデジタルは、初期DVDソフトの音質がLD収録のものより劣ると言われていたものを、ビットレートを384kbpsから最大448kbpsまで引き上げる事でLDを上回る音質を達成した。
なお、DTS音声が収録されているLDを再生する際は光出力端子(S/PDIF)のあるモデルとDTS音声を再生できるAVセンター/アンプまたはプロセッサーがあれば一部の機種を除いて再生可能だが、ドルビーデジタル音声が収録されているLDを再生するには、アナログ音声トラックのRchに高周波変調して記録されているドルビーデジタル音声信号を、AC-3RF出力の付いているLDプレイヤーとRFデモジュレーターで元のドルビーデジタル音声に変換できるAVセンター/アンプもしくはプロセッサーが無いと再生が出来ない。厳密には、デジタル音声の領域をドルビーデジタル音声またはDTS音声が占有しているため、通常それらのアンプを通さずに再生する場合はアナログ音声のみでの再生になる(映像は普通に観ることが出来る)。また、RFデモジュレーターは一部の高級機または一昔前のAVセンター/アンプまたはプロセッサーでしか内蔵されておらず、最近のAVセンター/アンプには内蔵されていない場合が多い。単体でのRFデモジュレーターは、ほとんどのメーカーで生産が終了しているため、中古ショップまたはオークションでしか入手できない。
2008年1月現在でもパイオニア製のDVDとの一体型機【DVL-919】と、同様のカラオケプレーヤー【DVL-K88】・オールインワンカラオケシステム【DVK-900】(1998年発売開始)、CDとの一体型機【CLD-R5】(1995年頃発売開始)の4機種が細々と販売を続けている。現在これらがLDプレーヤーの最終機種と見てよい。
LDフォーマットが市場へ投入された当初は「半永久的に劣化しない」という表現を使っていたが、1980年代中頃からこの表現は中止された。レーザーディスクに使用されたアクリル樹脂は吸湿性が高く、空気中の水蒸気を吸着する事によりアルミ記録面が劣化し、ノイズが発生した。原因としては当時はまだアルミ蒸着技術が確立しておらず、製造時にミクロ単位の異物が混入したことによるものだった。一部のメーカーは良品との交換対応を余儀なくされ、劣化対策は当時メーカーにとって急務だった。
その後アルミ蒸着技術の確立・精度向上と共にこの事象がほぼ解決されたのは1992年頃であり、それ以前に製造されたレーザーディスクにはノイズ(ホワイトスノー・スノーノイズなどとも呼ぶ)が乗っているものが多い。なお、改良が加えられえた経年劣化対策済み(酸化保護膜付加・防錆加工・接着剤の材質改善)のディスクにおいてもごく僅かながらも劣化は進行する。
一般家庭の保存環境下ではLDの平均寿命は30~50年程度とされ、材質にポリカーボネートを使用したCD・DVDに比べ短い(CD・DVDの平均寿命は30~100年程度とされる)。このような経緯から後に開発されたDVD規格などでは「半永久的に劣化しない」という表現は消えている。レーザーディスクが生産を中止してから長期間経過しているが、劣化したディスクは盤面を見ても判断が付かず、実際に映像を視聴してみるまでノイズの有無は分からない。
LDプレーヤーでは多くの場合コンポジット出力に加えてS端子出力も備わっている。しかし必ずしもS端子で接続したほうが画質が良いとは限らない。
VHSやDVD-Videoなど、輝度信号(Y)と色信号(C)が分離記録されている場合は、S端子で接続したほうがY/C混合・分離が発生しないため画質が向上する。しかしLDの場合、もともとコンポジットで記録されているので、Y/C分離は避けられない。プレーヤーとテレビモニタをコンポジットで接続すればモニタでY/C分離することになり、S端子で接続すればプレーヤーでY/C分離することになるため、モニタのY/C分離性能のほうがよい場合はコンポジットで接続するのが正解ということになる。
加えて中~低価格帯でS端子を持つプレーヤーでは、ディスクから読み取ったコンポジット信号がそのまま出力されているわけではなく、プレーヤー内部でY/C分離したものをS端子に出力する一方で、再度Y/C混合したものをコンポジット出力しているものが多い。これはコストダウンが理由である。このようなプレーヤーでは、S端子で接続したほうがよい。高級機種では、このようなことをしていないという意味で、「ダイレクトコンポジット出力」などと謳っているものもある。ただし歴代のLDプレイヤーで最高級機とされるLD-X1は、Y/C分離した信号をデジタル処理して高画質化を図っているため、ダイレクトコンポジット出力ができない。
なお、DVDとの一体型機の一部はコンポーネント出力端子を備えるが、同端子からのLDの画像は白黒になってしまうため、この方法での正常な再生はできない。
従来のVTRとは異なり、ランダムなアクセスを可能としたLDはゲーム用途にも活用された。リモコンを利用したLDプレーヤー単体でプレイ可能なゲームのほか、アナログ音声部にデータレコーダ形式のプログラムを収録してMSXパソコンでコントロールするシステム、LDにCD-ROM互換データを記録した新規格「LD-ROM」を使用したレーザーアクティブがある。
アーケードゲームにもLDは採用され、1983年から1980年代中盤までにかけて、LD再生機能を用いたゲームがいくつかのゲームメーカーからリリースされ、独特なプレイ方法のLDゲームは一つのジャンルを形成した。高画質の動画再生というそれまでのゲームマシンにない特徴を備えていたが、肝心のゲーム内容が大雑把で単調なため、すぐに廃れてしまった。これらの詳細については「レーザーディスクゲーム」を参照。一部のメーカーは高画質の動画再生という点に着目し、野球拳や脱衣麻雀などに応用した。
その後、コンシューマーゲーム機の日本電気ホームエレクトロニクス製PCエンジンとセガ製メガドライブの両専用パックどちらかを前面スロット差し込むことで、対応したLDゲームソフトがプレイ可能なレーザーアクティブがパイオニアから発表・発売された。しかし、両ハードともCD-ROMが普及しつつあった、価格が高価だった、ゲームショップが積極的に扱わなかった等の理由により、それほどソフトも供給されなかった。
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