『LIAR GAME』(ライアーゲーム)は、甲斐谷忍による日本の漫画作品。またそれを原作としたフジテレビ系列から放送されたテレビドラマ。『週刊ヤングジャンプ』2005年12号より不定期連載中。「LIAR GAME」とは日本語訳で「嘘つきのゲーム」。登場人物の多くは、JRAや地方競馬の騎手の名前をもじったネーミングがされている。
あらすじ
「バカ正直のナオ」と呼ばれるほど人を信じやすい神崎直。そんな彼女のもとに小包が届けられる。「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」という注意書きをよく読みもしないうちに、直は小包を開封してしまう。その中には1億円分の札束がしまわれていた!「いかなる手段でもかまいません。対戦相手からマネーを奪ってください」突然、この1億円奪い合いゲームに参加させられた直。なんとかゲームを降りようとするが、どこに相談してもまともに取り合ってもらえない。やがて、対戦相手が発表されたが、その相手は直の中学時代の恩師、藤沢だった。早速藤沢のもとへ向かった直だったが、藤沢の言葉に惑わされ、まんまと1億円全額騙し取られてしまう。なんとかして1億円を取り戻そうと躍起になった直は、天才詐欺師の秋山深一に助けを求める。
テレビドラマ
LIAR GAME (テレビドラマ)を参照
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
登場人物
メインキャラ
- 神崎直(かんざき なお)
- 設定年齢18歳。女子大生。「バカ」がつくほど正直で、人を信じやすい。作品の冒頭では100円玉をわざわざ交番に届けたシーンが描かれている。秋山の「俺が来るまでそこで待ってろ」という言葉も素直に信じ、丸一日その場を動かなかったということもあった。また、かなり気が弱く泣き虫で、騙されていた事がわかったり、気持ちが焦ってしまったりすると、すぐに泣きわめく傾向にあるが、意外にも行動力がある場面もある。
- 母は直が幼いころに他界し、父は末期癌のため、ホスピスで療養中。父を心配させないためにも、ライアーゲームに勝ち、ゲームから早く抜けようと奮闘する。ゲームが進むにつれ、泣く事がなくなるほど強くなってゆき、ライアーゲームの趣旨・必勝法が「みんなが正直である事」だと考えている。
- 二回戦時のネームプレートは19番。
- 秋山深一(あきやま しんいち)
- 設定年齢26歳。3年前、かつて自分の母を自殺へと追いやった巨大マルチ『集英商事』を復讐のために破綻させた(通称:秋山事件)天才詐欺師。また変装の名人でもあり、釈放の際は刑務所の看守に変装して、マスコミを追い払った。詐欺師になる前は超名門の帝都大学で心理学を専攻する普通の大学院生だった。正直者の母と直をダブらせており、直の心強い協力者になるが、自らの策を成功させるために、直すらも騙すことがある。冷静な判断力と大胆な策で、ライアーゲームの勝利はもちろん、ゲームの裏に隠された真実をも暴き出そうとする。
- 一回戦では直の協力者に過ぎなかったが、二回戦からはプレイヤー(タカダミチコ~後述~の代理)としてゲームに参加する事になった。
- 二回戦時のネームプレートは22番で、代理参加なので名前はタカダミチコになっている。
- 名前は秋山真一郎と石神深一から。
- フクナガユウジ
- 年齢不詳。スキンヘッドが特徴のニューハーフで、空手五段の腕前の持ち主。非常に狡猾・非情であり、その頭脳をもって、幾度となく直を危機に陥れる。
- 二回戦では、フクナガのルームメイトの名を名乗って参加していた。ルームメイト宛てに届いた招待状を持っての代理参加という形である。ただし、二回戦終盤まではその事を秘密にしており、そのルームメイト本人として振舞っていた。
- 三回戦では、プライドの高い一面も見せるが、チームに協力する。
- 名前は福永祐一から。
第一回戦
- 藤沢和雄(ふじさわ かずお)
- 直の中学時代の恩師で、直の対戦相手。「いい先生」を演じてきたが、かなりの自己中心主義である事を、自分でも認めている。あるきっかけにより教師をクビになってしまい、それが元で離婚。以来、人を信用できないという気持ちが強くなった。誕生日は10月14日(対戦表に記載)。名前は藤沢和雄から。
第二回戦
- タカダミチコ
- 一回戦で1億円を獲得したが、自責の念に駆られ、全額事務局に返還するために館を訪れた。しかし1億の小切手を渡した男性(X)は、ライアーゲームの参加者であったため、ドロップアウトの権利を失ってしまう。絶望して泣いているところに通りかかった秋山が、彼女の代理でゲームに参加することとなる。
- ミヤハラヒトミ
- 職業は水商売。ネームプレートは3番。ブランド物が大好きで、それが元で溜まった借金は1000万円以上。積極的に自分から行動を起こしていく、前向きな性格の持ち主。秋山のチームに入り、直と仲良くなる。名前は宮下瞳から。
- マツバラフミオ
- 設定年齢57歳。職業は町工場(鉄工所)経営。ネームプレートは4番。不景気のために、借金また借金の自転車操業であったが、一回戦で2000万円を獲得し、全額借金返済に充てた。しかし、そのために二回戦に参加せざるをえなくなってしまい、秋山のチームに入る。名前は的場文男から。
- マキハラユキ
- 主婦。ゲームの参加理由は、パチンコで出来た借金。ネームプレートは7番。名前は牧原由貴子から。
- タムラマキコ
- フリーター。ゲームの参加理由は、美容器具を大量に買ったこと。ネームプレートは10番。名前は田村真来から。
- 西原玲菜(にしはら れいな)
- 専門学校生。ゲームの参加理由は、キャッチセールスに何度も騙されたこと。彼女の漢字名は団結の際に書いた誓約書から分かる。ネームプレートは14番。名前は西原玲奈から。
- ホソエジュン
- OL。ゲームの参加理由は、ホストに大金を貢いで多額の借金を作ったこと。ネームプレートは18番。名前は細江純子から。
- 15番の男
- 本名は不明。名称の由来はネームプレートが15番のため。サングラスをかけている。他のプレイヤーに比べて冷静で、どこか余裕すら感じられる。
敗者復活戦(その1)
- ミウラタカヨシ
- 設定年齢25歳。職業はフリーター。モヒカンの髪型に鼻ピアスが特徴的な男。外見に似合わず気さくで、直を思いやる優しい一面も見せる。二回戦時のネームプレートは11番。名前は三浦孝幸から。
- ナカダテエイイチ
- 北の国側の敗者復活戦(その1)参加者。サラリーマン。名前は中舘英二から。
第三回戦・南の国
- 菊澤隆浩(きくざわ たかひろ)
- 設定年齢20歳。職業は自動車工。二回戦から直達と共にライアーゲームに参加している一人。三回戦でゲームの必勝法に気付いたというが、途端に態度が傲慢になる。高校時代ヨコヤと同級生で、学校を支配されたが、以来人を支配することに憧れを抱いていた。二回戦時のネームプレートは9番。彼の漢字名は、三回戦でエダに渡した契約書から分かる。名前は菊沢隆仁から。
- サトウテツゾウ
- 鮮魚店店員。二回戦から直たちと共にライアーゲームに参加しているメンバー。24歳。野球に関する話題に詳しい。二回戦で、直に「数年前に甲子園に行った」と話したらしい。二回戦時のネームプレートは1番。名前は佐藤哲三から。
- エダテルユキ
- 古書店店員。二回戦から直たちと共にライアーゲームに参加しているメンバー。26歳。二回戦で直に話しかけられると饒舌に話し出した。二回戦時のネームプレートは2番。名前は江田照男から。密輸ゲーム中盤にツノダ、キタムラと共に大きなミスをする。
- キタムラヒロト
- 営業マン。二回戦から直たちと共にライアーゲームに参加しているメンバー。31歳。二回戦時のネームプレートは5番。名前は北村宏司から。密輸ゲーム中盤にエダ、ツノダ以上の大きなミスをする。
- ツノダコウスケ
- フリーター。二回戦から直たちと共にライアーゲームに参加しているメンバー。18歳。二回戦時のネームプレートは8番。名前は角田晃一から。密輸ゲーム中盤にエダ、キタムラと共に大きなミスをする。
- フジタシンゴ
- 大学生。二回戦から直たちと共にライアーゲームに参加しているメンバー。21歳。直によると、喋ると大人びているらしい。二回戦時のネームプレートは13番。名前は藤田伸二から。
第三回戦・北の国
北の国のメンバーは、ヨコヤを除いた全員が二回戦から同じゲームに参加していて、その中にヨコヤが敗者復活戦から加入している形。敗者復活戦でのヨコヤの罠により、全員がヨコヤに従わされる身となっている。
- ヨコヤノリヒコ
- 透視能力を持つと自称する謎の男。数匹のネズミを連れている。大企業の御曹司で、菊澤の高校に転入して学校全体を自分の支配下に置いた。直に「ライアーゲームで問われているのは「支配力」だ」と語る。ライアーゲームには代理として敗者復活戦から参加している様子。名前は横山典弘から。
- アカギコウタ
- 北の国のメンバー。秋山に裏切りを持ちかけられるが、ヨコヤに勘付かれ拘束されてしまい、ヨコヤオリジナルの「自白ゲーム」をやらされる身となる。特徴はバンダナ。名前は赤木高太郎から。
- シバヤマユウスケ
- 北の国のメンバー。秋山に裏切りを持ちかけられるが、ヨコヤに勘付かれ拘束されてしまい、アカギコウタと共にヨコヤオリジナルの「自白ゲーム」をやらされる身となる。特徴はロン毛。名前は柴山雄一から。
- イケゾエケンジ
- 北の国のメンバー。特徴はおさげ。名前は池添謙一から。
- ツムラアキラ
- 北の国のメンバー。特徴はグラサン。名前は津村明秀から。
- タジマカケル
- 北の国のメンバー。特徴は太眉毛。名前は田嶋翔から。
- ハセガワヒロシ
- 北の国のメンバー。特徴はスキンヘッド。名前は長谷川浩大から。裏切り者候補。
- ムラタマコト
- 北の国のメンバー。特徴はアフロ。名前は村田一誠から。
- ワダタツジ
- 北の国のメンバー。特徴はおっさん。名前は和田竜二から。
敗者復活戦(その2)・西軍
- ニシダユウイチ
- 西軍のメンバー。特徴は太り気味で小心者。洞察力に反して、分析力が低いのでフクナガにとって騙しやすい人物。名前は西田雄一郎から。
- キクチショウ
- 西軍のメンバー。特徴はメガネ。名前は菊地昇吾から。
- コサカタダコ
- 西軍のメンバー。紅一点。名前は小坂忠士から。
LGT(LIAR GAME TOURNAMENT)事務局
- レロニラ
- 二回戦、敗者復活戦(その1)、三回戦のディーラーを務める男。常に敬語を喋り、あくまで冷静にゲームの説明や進行を行う。彼を含む事務局員全員は、仮面を着用している。
- ネアルコ
- 三回戦で初登場したディーラー。三回戦ではレロニラと共にディーラーを務める。レロニラとは少し違う仮面をしている。
- ソラリオ
- 敗者復活戦(その2)で初登場したディーラー。やはりレロニラらとは違う仮面をしている。
- 谷村光男(たにむら みつお)
- 直がライアーゲームについて相談しに行った弁護士。実は、LGT事務局の人間。直をゲームに参加させるように仕向ける。直に秋山の過去を教えた人物でもある。
ゲームのルール
全般的なルール
概要
ライアーゲームはトーナメント方式で勝者を決める。第一回戦、第二回戦等の各々の戦いではゲームが行われ、ゲームの勝者がトーナメントで勝ち進む事ができる。ゲームのルールは各回の開始時点で公開される。ゲームは一種のギャンブルであり、プレイヤー間の金銭の授受を伴う。ゲーム中に儲けた金額は自分のものにできるが、逆に損した場合は借金になる。因みに、優勝までの対戦回数は未だ明かされていない。
金銭的な損得はゲームの勝敗に必ずしも一致しないが、多くのゲームでは「最も多くの現金を得たプレイヤーが勝ち」というルールが適用されている(現時点での例外は、敗者復活戦及び第三回戦のみ)。
現金の貸出し
第一回戦、第二回戦等、各戦いの開始時点で、主催者は全てのプレイヤーに現金を強制的に貸し付ける(1回戦、2回戦、敗者復活戦では1億(正確には2億。詳細は後述)、3回戦では4億)。プレイヤーはその現金とこれまでの戦いの賞金とを、ゲームで利用できる。主催者から借りた金額は主催者に返さねばならない。
返済の時期は漫画中に明示されてはいないが、作品中では、プレイヤーに返済を迫っている様子は見られない為、勝ち進んでいる間は猶予されていると思われる。
ゲーム開始の時点で事務局から貸し付けられた現金は、事務局から「どんな手を使ってでも」回収されるので、それはそのまま負債として残る。
ゲームへの参加と離脱
ライアーゲームトーナメントを開始する段階で、主催者は各プレイヤーにトーナメントの案内状を送る。プレイヤーはトーナメントに参加するかどうかを自由に決める事ができる(が、実質的には強制参加)。一度参加の意思を表明したら、取り消す事はできない。
ゲームで敗北する以外に、「ドロップアウト」、「棄権」の二通りの方法でライアーゲームのトーナメントから離脱する事が可能である。
- ドロップアウト:ゲームに勝ったプレイヤーのみに許される離脱方法。次のゲームが開始される前までに、直前のゲームでの獲得賞金の半額を払う事で離脱できる。
- 棄権:任意の人に許される離脱方法。ゲーム中の任意の時に離脱できるが、そのゲームでは負けとみなされる(ので、そのゲームで貸し付けられた現金が借金として残る)上、直前のゲームでの獲得賞金全額を事務局に返還しなければならない。
その他
- 2回戦開始直前、あるプレイヤー(通称X)が、1回戦で勝ったプレイヤーの賞金を騙し取って参加し、その事を知った秋山から、返還しないと警察沙汰になる旨を宣言されている。この為、ゲーム以外の方法で現金を奪う事は認められないと思われる。
- 本来のプレイヤーの代わりに他の人を代理参加させてもよいが、発生した賞金及び負債は、実際にゲームに参加した人物が背負う。
第一回戦(マネー奪い合いゲーム)
各プレイヤーには主催者側から現金1億円が強制的に貸し付けられる。各プレイヤーは主催者が決めた相手と1対1で戦う。二人の持つ計2億の現金を奪い合い、30日間が経過した時点で多くの金額を持っていた方が勝ち。ゲーム中どのような方法で現金を奪ってもよい。ゲーム中、現金を奪い合うという行為については犯罪に問われることは無い。
「30日経過後の手持ちの金額-主催者への返済金1億円」が賞金となるため、勝者は対戦相手から奪った額が賞金として、敗者には対戦相手に奪われた額が借金として残る。
第二回戦(少数決ゲーム)
- 基本ルール
多数決ならぬ「少数決」を行う。つまり、YES/NOで答えられるアンケートを一問出題し、多い方の意見に票を投じたプレイヤーは脱落。残り人数が1人または2人になるまで投票を繰り返し、最後まで残ったプレイヤーが勝者。
なお、プレイヤーはアンケートに対して本当の事を答える必要は無い(つまり、アンケートの質問文は単なるお飾りで、票の操作が鍵を握る)。
- 賞金と借金
ゲーム開始時点で、宝石(時価一億円)がついたネームプレートが貸し付けられる。敗者は宝石がついたままネームプレートを会場に置いて退場しなければならない(勝利者に渡して帰るイメージ。つまり事務局へ返却ではないのがポイント)。勝敗が決まったら、敗者が残していった宝石を主催者が換金し、賞金として勝者に渡す。
敗者には、最初に借りた宝石分の一億円が借金として残る。
- 詳細・備考
- アンケートの質問の出題者はディーラーによる抽選で決める。
- 投票結果YES/NOが同数だった場合、投票はノーカウントとなる。
- 質問の出題から解答までに6時間の猶予が与えられており、この間に他のプレイヤーと交渉してもかまわない。
- 本編ではプレイヤーの人数は22人。
- 残り人数が2人の場合は、この2人が勝者となり、賞金は山分けになる。
- 質問出題後、プレイヤーには「YES」と書かれた紙と「NO」と書かれた紙が渡され、投票にはこれを使う。これはプレイヤーが「YES/NO」以外の答えを選択するのを防ぐ為。
- 各プレイヤーには番号が割り振られており、投票用紙にはプレイヤーの番号も書かれている。これは他人の名前を書いて投票するのを防ぐ為。
- 6時間以内に投票しなかった場合や、両方に投票した場合は、そのプレイヤーは無条件で敗者となる。
- 全員がYESまたはNOに票を投じた場合、投票はノーカウントになると思われる。
- 何度繰り返してもYES/NOが同数になってしまう場合どうするのかは不明。
敗者復活戦(リストラゲーム)
- 基本ルール
このゲームの目的は一人のリストラ対象者を決める事で、リストラ対象者になった人が負ける。他の全員は勝者。リストラ対象者はプレイヤー間の投票で決める。
投票は10回繰り返される。10回目の投票終了時点で獲得した票数の合計値が最も少ないプレイヤーがリストラ対象者になる。投票方法は以下の通り。
- 自分以外のプレイヤーから、3回戦に進ませてあげたいプレイヤーの名前を投票用紙に書き、投票箱に入れる。
- 全員の投票が終わったら、投票結果が開示される。
このゲームでは各プレイヤーは投票用紙以外にも以下のものを持っており、ゲームに利用できる。
- Mチケットという紙(複数枚)
- 1億円の現金(=主催者から借金)と二回戦までに儲けた現金。
Mチケットは主催者側から各プレイヤーに事前に手渡されており、金額と条件を書く事ができる。各プレイヤー(以下A)は他のプレイヤーと交渉し、交渉が成立したらMチケットに金額Xと条件Yを書いてMチケットを交渉相手のプレイヤーBに渡す。これはAが条件Yに書かれた行動を取る事を確約するもので、Aが条件通りの行動を取ったら、Aは見返りとしてBから金額Xを受け取る事ができる。しかしもしAが条件に反した行動を取った場合、Aはペナルティとして主催者に一億円を払わなければならない。Mチケット譲渡の交渉は、ゲーム中任意の時に行う事ができる。表向きには物資を得る為の物として紹介されたが、実際は物品以外を売買する事もできる。
- 賞金と借金
- 決着が付いたら、敗者の1億円を、残りプレイヤーで分配し、それを賞金とする(一人1250万円)。
- Mチケットは初期金額が1億円となっており、ゲーム終了後にそれを全額返済しなければならない。即ち、Mチケットで何かを買えばそれと同額が借金として、売ればやはり同額が獲得金として、ゲーム終了後、全プレイヤーに与えられる事になる。
- 詳細・備考
- 部屋にはボードがあり、各プレイヤーの現時点での得点は常にそこに表示されている。
- 各々の集計が終わってから次の投票まで1時間の猶予が与えられており、この間に他のプレイヤーと交渉しても構わない。
- 投票用紙に自分の名前を書く事は出来ない。
- 投票用紙に同一人物の名前を複数回書いてもよいが、重複を含めて5人分の名前を必ず書かねばならない(つまり投票枠を5人分埋めていれば良い)。4人分以下しか書かないのはルール違反。
- 各プレイヤーは事前にゲームに必要と思った「私物」を持ち込む事が許されており、これらもゲームで使用可能。
- このゲームは、第二回戦敗退者のうち、参加を希望したプレイヤーが参加することができる。本編では9名が参加。
- 投票用紙は「Lチケット」と呼ばれている。元ネタは同作者の作品「ONE OUTS」。
第三回戦(密輸ゲーム)
- 概要
プレイヤーは2つのチームに分かれ、それぞれ「密輸側」、「検査側」の役割りを交互に担う。後述する小ゲームを50回行う。小ゲームは一種のダウトで、密輸側が「密輸」した金額を検査側が言い当てられるかどうかで金銭が動く。「密輸」に成功した金額の合計が多いチームが勝ち。
チームの勝敗がそのままチームメンバーの勝敗になるが、金銭の授受は個人単位で行われる。よって各プレイヤーの損得が必ずしもチーム全体の損得に一致するとは限らず、これをどうするかがゲームを勝ち抜くもう一つのポイントである。
- ゲームの開始
各チームはそれぞれ個別の「国」に見立てられており、全てのプレイヤーは、相手国と、もう一つ別の第3国にそれぞれ口座を持っている(以下、相手国口座、第3国口座と称する)(詳細は後述)。ゲーム開始時点では、各プレイヤーの第3国口座の1億円と、相手国口座の3億が手持ちとして与えられる(これら計4億は事務局からの借金)。
- 小ゲームのルール
各小ゲームを開始する際、各チームは任意の方法で代表者を決める。各小ゲームは代表者同士の戦いである。密輸側、検査側のチームの代表者はそれぞれ密輸人、検査官と呼ばれる。密輸人の目標は、自分の相手国口座の現金を、自分の第3国口座へと「密輸」する事であり、検査官の目標はそれを阻止する事である。
ゲーム終了時点で、チームメンバーの第3国口座にある現金の総額が多い方のチームが勝ち。各口座以外の手持ちの現金は勝ち負けに影響しないので注意。
- 密輸人と検査官は「検査ルーム」という部屋に入る。
- この際密輸人は自分の相手国口座の現金のうちいくらかをアタッシュケースに入れて持ち込む。
- 検査官はアタッシュケース内の金額を推測し「ダウト。◯◯円」若しくは「パス」を宣言する。
この後、以下のように金銭が動く:
- アタッシュケース内の現金が0円なら、ダウトの金額の半額が「慰謝料」として検査官の第3国口座から密輸人の第3国口座に振り込まれる。
- ダウトの金額≧アタッシュケース内の現金(0円以外)なら、アタッシュケース内の現金は全て検査官の第3国口座に振り込まれる。
- ダウトの金額<アタッシュケース内の現金なら、アタッシュケース内の現金は全て密輸人の第3国口座に振り込まれる。更に、先述した「慰謝料」も密輸人の第3国口座に振り込まれる。
- アタッシュケース内の現金が全て密輸人の第3口座に振り込まれる。
- 賞金と借金
- ゲーム終了時に自分の第3国口座に入っている現金は、そのままプレイヤーに賞金として与えられる。
- ゲーム終了までに、相手国口座にある手持ちの現金を全て第3国口座に振り込めなかった場合、相手国口座内の現金は、相手チームのプレイヤー達で等分され、賞金となる。但し、3回戦の勝敗には影響しない。あくまでも只の賞金である。
- 全てのプレイヤーは最初に借りた4億円を事務局へ返済する。不足がある場合、それはチームの勝敗に係わらずそのプレイヤーの負債となる。
- 詳細・備考
- 密輸人がアタッシュケースに入れる金額は1億円以下でなければならない。同様に検査官がダウトの際宣言する金額も1億円以下でなければならない。
- 検査官がダウトの際宣言する金額は、検査官の第3国口座にある金額の倍以下でなければならない。これは、ダウトミスした場合、宣言する金額の半分を「慰謝料」として没収される為。
- 密輸人と検査官が検査ルームにいる時間は10分。この間に検査官は密輸人に話しかけるなどしてアタッシュケース内の金額を予想する。ただし、この際検査官はアタッシュケースを触ってはならない。
- 現金を口座から引き出す際には専用のカードを使うが、カードが使用不能であると主催者側が確認出来る場合は、再発行が受けられる。つまり、紛失した場合は再発行されない。また、引き出すだけなら1億円以上を引き出せる(その全額を密輸する事はできない。あくまでも1回の密輸額は1億円以下である)。
- 相手国口座での引き落とし額は全て記録されている為、ゲーム開始時と終了時での、全ての口座の合計金額に差額があると、データを遡って調べられる。つまり、賞金として持ち帰る以外で現金を持ち出す事は不可能である。
- このゲームには、簡単なストーリーがついている。ある国が二つに分断された。最近になって両国の関係は悪化し、戦争(朝鮮戦争がモチーフと思われる)が起こりそうである。そこで貿易商人であるプレイヤーは「第三国」にある自分の口座に自分の現金を密輸しようとたくらんでいるのである。
- 2つのチームをそれぞれ北の国、南の国という。1チーム9人で主人公達が「南の国」。
- アタッシュケースの中に現金以外のものを入れてもかまわないが、それらは直接勝敗に影響しない。
- 一旦口座から引き下ろした現金は、再び口座に戻すことができる。
- 他人のカードを使って密輸した場合はカードの持ち主の口座に密輸した金が振り込まれる(慰謝料などは密輸人の口座に振り込まれると思われる)。
敗者復活戦(その2)
- 基本ルール
3回戦の敗者9人の中からエントリーされた6人を3人ずつ「東軍」と「西軍」に分けて行う。まず、ゲームの内容を知らせないまま前もって先鋒・中堅・大将をチーム内で決めておく(あとで変更はできない)。次に1人ずつに1億5000万円が貸し付けられる。返済するのは1億円でよい(ただし、ゲーム中にあらゆる形でディーラーに回収される場合がある)。賞金はチーム内で合算したものを3人で山分けする。ゲーム中は1枚100万円相当のチップとして扱う。
- 先鋒同士、中堅同士、大将同士の順に戦い、2勝した方が4回戦に進む。1勝1敗1分けの場合、残りチップの多い方が4回戦に進む。
- 各対決ごとに両チームとも1度だけ3分間タイムを取ってよい。
- 先鋒戦 24連装ロシアンルーレット
特注のリボルバー式ピストルでロシアンルーレットを行う(24発まで弾が入る。撃っても銃声と少しの振動があるが弾は発射されない。つまり安全面は完璧)。
- まず両者にマークシートが渡され、弾を込めたい所を3箇所ずつ塗り潰して提出する(1箇所でもかぶったら書き直し)。その希望通りに別室でディーラーとは違う事務局員が弾を込める。それを受け取ったディーラーがシャッフルを行う(リボルバーを外して回転させ、ディーラーの作為が入らないように自然に止まってからセットする)。そのピストルをテーブル上で回して銃口が向いた方が先手となる。
- 撃つ時はイカサマ防止のためトリガーが相手に見えるように構え、こめかみに銃口を当てる。
- 空砲ならそのまま相手に順番が移る。
- もし銃声が鳴ったら「発砲ペナルティ」として、相手にチップ50枚を払う。
- 撃ちたくない場合は場にチップを支払ってパスできる。最初は1枚だが、連続していくと2枚、4枚、8枚、16枚と倍々に増えていく。ただし、5回連続のパスになった時点で「流れ」となり計31枚のチップはディーラーに回収される。この場合、ディーラーが撃つ。
場にチップが出た状態で撃って空砲なら場のチップを貰える。逆に銃声が鳴ったら発砲ペナルティの50枚と一緒に場のチップも相手に取られる。
- 6発目の銃声が鳴ったらゲームセット。被弾数(銃声が鳴ってしまった回数)の少ない方が勝ち(同数の場合引き分け)。
- 中堅戦 17(セブンティーン)ポーカー
ジョーカーと各マークのエース・キング・クイーン・ジャックの計17枚だけでやるポーカー。
- ジョーカーはオールマイティで、役は弱い順にワンペア、ツーペア、スリーカード、フォーカード、ロイヤルストレートフラッシュ、となり、最強はファイブカード(エース・キング・クイーン・ジャックの同じマーク(スペード・ダイア・クローバー・ハート)が4枚ずつに、ジョーカーが1枚しかないのでフラッシュ・ストレートは自動的にロイヤルストレートフラッシュになる)。
- カードは1ゲームごとに新品で裏の模様が違うセットと入れ替える。
- まず、アンティ(場代)として両者5枚ずつチップを出す。このアンティは勝負不成立の場合ディーラーに回収される。
- 次にディーラーがシャッフルしたカードを両者が1回ずつカットする(「上から何枚目」とコールする)。そしてカードが5枚ずつ配られる。
- ここで1stベット。最低5枚、最高15枚。出方を伺う為にチェックしてもいい。2回連続でチェックなら勝負不成立。
- 今度は相手のベットの提示に対してレイズ・コール・フォルドのいずれかをする。賭けチップを増やすなら「レイズ」、その枚数に同意するなら「コール」、勝ち目がないと判断して降りるなら「フォルド」(勝負不成立)。
- コールがあったらカードチェンジ。ベット枚数を先に宣言した方からチェンジする(つまりコールした方が後)。
- 続いて2ndベット。最低1stベットの枚数、最高30枚。ここでフォルドした場合1stベットのチップは相手の物になるがアンティはディーラーに入る。
- 2ndベットが終わると手札をオープンして決着。勝った方がアンティを含む賭けチップを総取り。
- 10ゲーム行い最終的により多くチップを持っている方の勝ち。
- 大将戦 回らないルーレット
1から4までの4つしかポケットがない特注のルーレットを使って行う(蓋を外すと、投入口が出現。その投入口からボールをセットして蓋を閉める。その蓋がスイッチになっていて、それを押すと同じ番号のポケットにボールが出現する)。
- 1人が親でもう1人が子となる。もちろん1回ごとに交代(最初の親をどっちがやるかはここまでの時点で負けている方が決める)。
- 親は投入口からボールをセットし、そのセットした番号を見抜かれないようにチップを賭ける。
- 親は2箇所、3箇所はもちろん、4箇所全部に賭けてもよく(1箇所でもよいが「あまりメリットはない」とディーラーは語っている)、賭けるチップの枚数も最低1枚から手持ちの範囲内で自由。
- 続いて子が賭けるが、子は2箇所までしか賭けられない上、最低でも親と同じ枚数以上を賭けなければならない(不足の場合、強制的に全額賭け)。
- 子が賭けたらスイッチを押してボールの在り処を発表。
- 片方だけ当たりの場合、当たった方が賭けチップを全部貰う。
- 両者とも当たりの場合、当たりに置いた賭けチップの比率に従い、ハズレに置いた賭けチップを分配する(例えば、当たりに置いたチップが「親15枚、子35枚」の場合、ハズレに置かれたチップを「親3:子7」の割合で分ける)。
- 両者ともハズレの場合、賭けチップは全てディーラーに回収される。
- 両者5回ずつ親をやったらゲームセット。最終的な手持ちチップの多い方が勝ち。もしどちらかが破産したら、続行不能となりそこで決着(もちろん破産した方の負け)。
コミックス
- 「LIAR GAME I」 ISBN 9784088768557
- 「LIAR GAME II」 ISBN 9784088770246
- 「LIAR GAME III」 ISBN 9784088771519
- 「LIAR GAME IV」 ISBN 9784088772738
- 「LIAR GAME V」 ISBN 9784088773285
- 「LIAR GAME VI」 ISBN 9784088773698
- 「LIAR GAME VII」 ISBN 9784088775098

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