プレイステーション2(PlayStation 2)とは、2000年3月4日に発売された家庭用ゲーム機。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)。
概要
プレイステーション(PS)の後継機として開発され、日本では日付の語呂にあわせて2000年(平成12年)3月4日に発売開始された。発売から3日で98万台の販売台数を記録[2]。2005年11月には全世界で1億台の生産出荷台数を記録した。なお、使用部品の性能の高さから「兵器転用の恐れがある」として輸出規制の対象となり、発売当初は話題になった。PSと同様に、ユーザー間では「プレステ2」「プレ2」と略されることが多いが、CMや自社製品内での記載では一貫して「ピーエスツー」としている。
外観は初代PSやVAIOシリーズの本体デザインおよびロゴデザインなどを手掛けた後藤禎祐により、地球から宇宙へのメッセージを発信する黒い箱をイメージして作られている[1]。極めて直線的な形によって、従来の家庭用ゲーム機に多い「横置き」と、他にはPC-FXくらいしか例がない「縦置き」が出来るようになっている。なお、縦置きの際には転倒防止のため専用スタンド(別売り)を併用することが推奨されている。DVD-ROMドライブを搭載し、USBやIEEE 1394(i.LINK)端子といったパソコンと同じインターフェースも備える。USB端子はキーボードやUSBマウス、マイクを利用したゲームなどに使用された。逆にUSB端子以外の使用頻度が低い端子は、本体の型番が上がるにつれて削除される傾向があった(#本体バリエーションを参照)。Graphics Synthesizerは4MBのDRAMをチップ内に形成している。従来は論理LSIとDRAMを同一チップ上に形成するのは製造プロセスの違いから難しいとされており、当時としては大容量のDRAMを用いたDRAM混載LSIの先駆け的存在となった。
ちなみに、起動と同時に画面上に柱が表示されるがこの柱の数には仕掛けがある。次世代機PS3の画面のインターフェイスを担当した平松修治によると、起動時にメモリーカードの中のタイトル起動回数を読み込みその数に応じて柱の数が変わるという。ちょうど、一般家庭の使用状況下においてPS3の発売時期に画面いっぱいに柱が立つようになっている。[3]
上位互換性
2000年の発売開始当時、すでに世界での出荷台数の累計が7000万台を超えていたPS用のソフトウェアの大部分をそのまま利用できるというハードウェアの上位互換性はゲーム専用機として画期的であった。旧来ユーザーはPSのゲーム資産がそのまま引き継げること、新規ユーザーはPS2だけ購入すればPS用ゲームソフトも購入して遊べること、ゲーム開発者はPS用ゲームを引き続き製作してもソフトウェアの売り上げに響かないなど、大きな利点があった。ソフト開発が難しい仕様である上、当初は十分な開発ツールが提供されなかったため、良質なゲームソフトが出揃うまで時間がかかり、ここでも互換性は大きな意味を持った。この成功により、他社のゲーム機にも互換性が取り入れられるようになっていった。(元々セガはSG-1000系⇒mk3系の時に上位互換性をとったが、当時の強者だった任天堂がファミリーコンピューター⇒スーパーファミコンの時に上位互換性をとらなかったので、コンシューマー機的には上位互換性をとらないものという認識が一般化していた)
またPSソフトに対して、以下の2点でパフォーマンスを強化することが可能である。これらのモードはサポート対象外であり、動作に問題が生じる場合がある。そのためかこれらのモードは基本的にオフの設定であり、一度オンにしたとしてもPS2本体の電源を切ったりリセットしたりするたび、設定の変更は解除されてしまう。
- テクスチャマッピング補間
- 3DCGのテクスチャを多用したゲームで大きな効果があり、グラフィックが格段に滑らかになる。ただし、スプライト的に使用されているポリゴンのテクスチャまでも補間してしまうため、テクスチャの解像度によっては文字や静止画がぼやけるなど、必ずしも画質が向上するとは限らない場合もあった。
- CD-ROM高速読み込み
- PS2のCD-ROM(24倍速)と同じ速度で読み込む。しかし低速でもロード時間を短くするよう工夫されたソフトが多いため効果が薄く、動作に不具合が生じやすい(例えば、『メタルギアソリッド』で使うとテクスチャの一部が点滅するなど)。ドライブの騒音が大きくなる弊害もある。一部のソフトにおいては、BIOSまでは起動する(プレイステーションのロゴまでは出る)がタイトル画面が出ないこともある。また、ゲームによってはサウンドが音飛びを起こしたり、サウンドの再生が異常に速くなってしまうものがある(幻想水滸伝2の一部のシーン、サイレントヒルでのポリゴンムービーなど)。
メモリーカードスロットも互換性があり、PS用メモリカードを直接使用できる。PS2用メモリーカード(8MB)にもブラウザによってプレイステーション用のセーブデータをコピーすることができ、バックアップとして保存できる。ただしPS用ソフトを起動しているときにはPS2用メモリーカード(8MB)にはアクセスすることはできない。また、メモリーカードの読み書きを高速化する機能も案としてあったが(技術的には十分可能)、読み書き速度に依存したソフトが多いことを理由に採用されなかった。
なお上位互換性は完全ではなく、一部PSソフトは正常に動作しないので注意が必要。[2]を参照
DVDプレーヤー
DVD-Videoの普及期に単なるゲーム機ではなく、DVDプレーヤーとして活用できるゲーム機として登場したことは、DVDの普及に大きな弾みを付けることとなった。また、発売当初の39,800円と言うメーカー希望小売価格は既存のDVDプレーヤーと比べて格段に安く、DVDプレーヤーの低価格化の火付け役となった。2000年代後半以降はDVDレコーダーの普及により単体DVDプレーヤーの需要が減っている上、プレーヤーの価格も最も安いもので4,000円前後まで低下している。しかしPS2も標準価格16,000円と値下げを重ね、ゲーム機能も含めてコストパフォーマンスが高いと言える。
ゲームソフトにおいてはCD-ROMが採用されたのは初期のものが殆どであり、ゲームデータの複雑化・大容量化に伴って大多数のソフトがDVD-ROMでの供給となっている。また、片面1層のDVD-ROMでは間に合わず2層ディスクや複数枚のディスクを採用したソフトもある。
PS3発売以後
後継機のプレイステーション3(PS3)が2006年11月に発売された後もテレビゲーム市場の一角を占めている。例えば2007年の北米における年末商戦ではPS3が120万台・PS2が130万台売り上げていた[4]。ゲームソフトのクロスプラットフォーム化が進んで大手メーカーのソフトがPS2を含めた多機種で発売される場合があった。 2008年は据え置き機のPS3やWii、携帯機のDSやPSPの普及の影響もあり、PS2ソフトは全ゲームソフトに占める販売割合も10%未満と減少している。
PS3の初期モデルにはPS2との互換性が搭載された(PS2のプロセッサが内蔵されていた)が、コストダウンを最優先する姿勢から2008年春に発売された新型PS3はPS2互換機能が撤廃された。なおPS2の設計の複雑さによりソフトウェアエミュレータの開発は困難とみられている(PC向けにはPCSX2という非公認エミュレータの開発プロジェクトが存在する)。
仕様
Graphics Synthesizer CXD2934GB
- CPU
- GPU
- Graphics Synthesizer
- GPUクロック周波数: 147.456MHz
- VRAM: 4MB DRAM混載
- DRAMバス・バンド幅: 48GB/秒
- DRAMバス幅: 2560 bit
- ポリゴン描画性能(SCE公表値)[5]
- 7500万ポリゴン/秒(微小ポリゴン)
- 2000万ポリゴン/秒(微小ポリゴンにテクスチャ、光源計算、半透明、Zバッファを施したとき)
- サウンド
- メディア
- DVD-ROMドライブ
- DVDは4倍速、CDは24倍速読み込み。
- プレイステーション2用ソフトのメディア裏面の色はCD-ROMが青、DVD-ROMは銀色。データ面にプレイステーションの共通ロゴマークがうっすらと見える。
- SCPH-50000以降はDVD-RW/DVD+RWに対応。DVD-VR形式で書き込んだDVD-RWにも対応する(CPRMには非対応)。
- I/O プロセッサ
- CPUコア: MIPS R3000カスタム(33.8/37.5MHz)
- サブバス: 32 Bit
- プレイステーションのメインチップを流用したもので、プレイステーション用ゲームの動作にも用いられる
- インターフェース
- 共通
- 形式番号:〜SCPH-18000
- PCカードスロット×1
- PCカードを経由して40GBのハードディスクを接続できる。イーサネット接続端子はカード上にある。
- 形式番号:SCPH-30000〜SCPH-55000
- 形式番号:〜SCPH-39000
- i.LINK×1
- 対応ソフトでの通信対戦用に使用。プレイステーション用ゲームで使用可能かどうかは不明
- 形式番号:SCPH-70000〜
沿革
- 1999年3月、基本仕様が発表され性能デモが公開される。花火やキャラクターの表情が動くなどの高度な3DCGは当時のゲーム機ではおよそ考えられないものであり、多大な衝撃と期待を集めた。
- 1999年9月、正式名称「プレイステーション2」と価格などを発表。大多数の大手ソフトメーカーが早くから参入を決め、発売前から市場の制覇は確実とされた。
- 2000年2月、SCEが自社のショッピングサイト「PlayStation.com」で先行予約を受け付けた。ゲーム業界でネット販売の導入は画期的だったが、アクセス殺到でサイトがダウンしたりサーバーから個人情報が漏れるなどの問題も発生した。
- 2000年3月4日、日本で発売開始。普段ゲームを取り上げない一般マスメディアも大々的に報道し社会現象となった。
- 発売直後、DVDプレーヤー機能にリージョンチェックを回避できる不具合が発覚。当時プレーヤーソフトはメモリーカードに記録しバージョンアップできる仕様となっており、出荷した全ての本体を対象にユーティリティディスクの交換による無償バージョンアップが行われた(ただし自発的な回収に応じたユーザーのみ)。
- 2000年10月26日、北米発売開始。エクスパンションベイを備えるなど日本仕様より一歩進んだハードだった。
- 2001年には本格的なソフトが出揃い始め、「鬼武者」(カプコン)が初のミリオンセラーに。7月には「ファイナルファンタジーX」(スクウェア)が200万枚以上を売り上げ、ソフト面でもプレイステーションからの本格的な世代交代を果たした。
- DVDプレイヤーとしての価値は大きく、発売時期と重なったマトリックスはあまりのレンタル数の多さの為、一部の店舗(サンミュージック)ではレンタル期間が2泊→1泊へ規制がかけられるほどであった
- 2001年9月にニンテンドーゲームキューブ、2002年2月にXboxとライバル機が出現。これらはPS2を上回る性能とソフト開発の容易さをアピールしたが、PS2の牙城を崩すには至らなかった。2004年時点で日本の据置ゲーム機の8割に上るシェアを握った。日本以外では比較的競争が激しいものの、やはりシェアではトップを維持していた。
- 2004年11月には新型のSCPH-70000 CBで、従来機より体積比約4分の1(従来の23%)、重さ約半分(従来の45%)のコンパクトボディでネットワーク接続機能(100BASE-TX)標準装備したモデルを発売した。
- 2005年3月24日、アメリカイマージョン社がカリフォルニア州オークランドの連邦地裁に起こしたコントローラー振動技術の特許権をめぐる訴訟で、SCEなどに米国での販売差し止めと約96億円の損害賠償を命じる判決。
- 2005年5月に後継機プレイステーション3の概要が発表され、同年11月にはXbox 360が発売されるなど次世代機への関心が高まり、相対的にPS2の販売台数は縮小傾向となった。
- 2006年3月14日、アメリカでのコントローラー振動技術の特許権をめぐる訴訟でSCEの再審請求を棄却。これにより、アメリカでプレイステーション、およびプレイステーション2が販売出来なくなる危機に陥る可能性があった。
- 2007年3月1日、イマージョン社の請求金額とライセンス料を全面的に支払い、業務提携する形でSCEが和解した。和解金は非公開。
- 2007年7月1日、本体重量を軽量化したSCPH-79000発売。
- 2007年11月22日、SCPH-79000の発売から5ヶ月を待たずに、SCPH-90000発売。更に軽量化され、ACアダプタが廃止された。
累計生産出荷台数
- 2000年3月4日 日本で発売開始
- 2001年3月23日 世界1,000万台
- 2001年10月10日 世界2,000万台
- 2002年5月 世界3,000万台
- 2002年7月 日本1,000万台
- 2002年9月19日 世界4,000万台
- 2003年1月15日 世界5,000万台
- 2003年9月6日 世界6,000万台
- 2004年1月13日 世界7,000万台
- 2004年12月31日 世界8,000万台
- 2005年6月2日 世界9,000万台
- 2005年11月29日 世界1億台
- 2008年3月末現在 世界1億3,100万台以上[6][7]
本体バリエーション
SCPH-10000系
- 日本でのみ発売されたモデル。唯一PCカードスロットをもつ。初代PSと同様に通気口が少なく、長時間の稼動で熱暴走を起こすことがあった。また、バグが多かったり、DVD再生に関して不都合が生じるなど問題点が目立った。
- SCPH-10000
- (2000年3月4日〜39800円)
- 最初に発売されたモデル。この機種とSCPH-15000にだけ専用メモリーカードが同梱されており、DVD-Videoの再生にはDVD再生ソフトを書き込んだカード(付属のユーティリティディスクを用いることで書き込み可能)を装着する。
- 簡単な操作により日本以外のリージョンが設定されたDVDも再生できたが、再生ソフトのバージョンアップにより修正された。
- ディスクドライブに使用されているピックアップ「KHS-400A」の性能が悪く、片面二層式DVDの読み込みに失敗することがある。
- SCPH-15000
- (2000年6月15日〜39800円)
- 生産性向上・ユーティリティディスク1.00対策などのマイナーチェンジ。
- SCPH-18000
- (2000年12月8日〜39800円)
- リモコン対応版DVD再生ソフトを本体に内蔵・リモコン同梱・DVDビデオ再生時にRGBケーブル使用制限。専用メモリーカードは別売りとなった。ディスクドライブに使用されているピックアップがKHS-400Bに変更された。
SCPH-30000系
- 北米・欧州モデルで初めて搭載されたエクスパンションベイを搭載し、世界統一仕様となったモデル。DVD再生機能が向上。チップのシュリンク化と通気口の改善を計ったが、ファンの回転数は増え、騒音は増加した。これらはSCPH-10000系の発熱問題の対処と、内蔵HDDの発熱処理のためと見られている。尚、i.LINK端子接続、ネットワーク接続、LAN接続による対戦ができる唯一のシリーズである。
- SCPH-30000
- (2001年4月18日〜オープン価格、6月29日から35000円、11月29日から29800円、2002年5月16日から再びオープン価格)
- PCカードスロット廃止・拡張(エクスパンション)ベイ追加・EEとGSが0.18μm化・ファン騒音増加。また、トレイ開閉時のモーター音が増加。内部的にもハードディスクの接続を見越した部分がある(ハードウェア側ではアクセスランプの内蔵、ソフトウェア側では拡張ベイ部分のドライバを内蔵しているためPlayStation BB Unit使用時にメモリーカードにドライバを組み込む必要がない)。製造コストを抑えるために、DVD-ROMドライブ制御基板のメインボードへの統合、シールド板を兼ねたフレームでメインボードを挟み込む構造など様々な工夫がされている。光学ドライブの耐久性が低く、DVD-ROM規格のディスクを読み込めなくなる機体が多い。片面一層式のディスクは読めても、グランツーリスモ4などの片面二層ディスクは読み込み不良を起こすことがある。非公式ながら、DVD-R、DVD+Rが再生可能になった。
- SCPH-35000 GT
- (2001年6月8日〜39800円)
- SCPH-30000にグランツーリスモ3を同梱したセット。
- SCPH-37000 L
- (2002年7月19日〜30000円)
- 本体色がOceanBlueのバージョン。ヒートシンクなどに変更が見られる。縦置きスタンド・リモコン同梱。消費電力が39Wに低下。ディスクドライブが変更され、非公式ながらDVD-RW、DVD+RWが再生可能。
- SCPH-37000 B
- (2002年8月1日〜30000円)
- 本体色がZenBlackのバージョン。その他の特徴はSCPH-37000 Lと同じ。
- SCPH-39000
- (2002年11月21日〜オープン価格)
- コスト削減などのマイナーチェンジ。
- SCPH-39000RC
- (2002年12月3日〜26800円)
- ラチェット&クランク同梱のアクションパック。
- SCPH-39000TB
- (2002年12月3日〜26799円)
- 上記「SCPH-39000RC」の、トイザらス限定品。本体色はトイザらス限定カラー「トイズ・ブルー」。
- SCPH-39000 S
- (2003年2月13日〜25000円)
- 本体色がシルバー。PS2全世界5000万台出荷記念、2003年春季限定カラーモデル。
- SCPH-39000 SA
- (2003年2月20日〜25000円)
- 「SAKURA」。本体色が薄ピンク。PS2全世界5000万台出荷記念、2003年春季限定カラーモデル。
- SCPH-39000 AQ
- (2003年2月20日〜25000円)
- 「AQUA」。本体色が水色。PS2全世界5000万台出荷記念、2003年春季限定カラーモデル。
SCPH-50000系
- SCPH-30000系での問題点を修正している。特にDVD機能が強化され、市販のプレーヤーと遜色ないレベルに達している。SCPH-50000系以降ではi.LINK端子接続による対戦ができなくなった。
- SCPH-50000
- (2003年5月15日〜25000円)
- i.LINK端子が削除。これにより、「グランツーリスモ3 A-spec」などでi.LINK端子を使用することによってできた対戦が不可能となった。
- リモコン受光部を内蔵、30%の静音化。
- DVDドライブがDVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RWに正式対応。DVDビデオのプログレッシブ出力に対応。
- SCPH-50000 MB/NH
- (2003年6月12日〜35000円、2003年11月13日から29800円、2004年11月3日から24800円)
- PlayStation 2 BB Pack。本体色がミッドナイトブルーのSCPH-50000にPlayStation BB Unitを標準装備したセット。同色の縦置きスタンドを同梱。(2007年現在も発売中)
- SCPH-50000 NB
- (2003年11月13日〜19800円)
- 本体色がミッドナイトブラック(半透明黒)に変更。
- SCPH-50000 TSS
- (2003年11月19日〜19799円)
- トイザらス限定品。本体色はトイザらス限定カラー「サテンシルバー」。
- SCPH-55000 GU
- (2003年12月4日〜35000円)
- 機動戦士Ζガンダム百式ゴールド・パック。本体色がゴールド。『機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ』、大河原邦男デザインの特製縦置きスタンド等を同梱。
- SCPH-55000 GT
- (2003年12月4日〜22000円)
- 本体色がセラミックホワイト。グランツーリスモ4プロローグ版同梱。
- SCPH-50000 CW
- (2004年3月18日〜19800円)
- 本体色がセラミックホワイト。
- SCPH-50000 SA
- (2004年3月25日〜19800円)
- SCPH-39000でも発売された、同色の「SAKURA」で、本体色が薄ピンク。2004年春季限定カラーモデル。
- SCPH-50000 PW
- (2004年7月25日〜19800円)
- 本体色がパール・ホワイト。2004年夏季限定カラーモデル。
SCPH-70000系
ワンチップEE+GS
CXD9833GB
(SCPH-70000CB)
- コンパクト、軽量、スリム化が特徴である。と同時に、横行していたPS2ソフトのHDDへのリッピングなどのコピー行為の是正を図り、新型PS2として開発したと思われる。唯一、ACアダプターに対応している。SCPH-50000系以前に発売された周辺機器のほとんどが使用可能であったが、後期の型番のハードでは正常に動作しないPS・PS2ソフトが存在するなど問題点も多かった。SCPH-75000は45W。
- SCPH-70000 CB
- (2004年11月3日〜オープン価格)
- 従来機より体積比約4分の1(従来の23%)、重さ約半分(従来の45%)のコンパクトボディ。本体色はチャコールブラック。ネットワーク接続機能(100BASE-TX)標準装備。HDD非対応。シェルトップローディング方式への変更。また、EEとGSのワンチップ化が行われた。(後期出荷に2チップが混ざった模様)ただし、本体とは別に大型のACアダプタが必要となった上に、消費電力は増加した。
- SCPH-70000 CW
- (2005年5月26日〜オープン価格)
- 機能は先に発売された「SCPH-70000 CB」と変化はなく、本体色の違いのみである。本体色はセラミックホワイト。EEとGSはワンチップでないものが殆ど(全数?)であるといわれている。
- SCPH-75000 SSS
- (2005年11月23日〜オープン価格)
- 機能は先に発売された「SCPH-70000 CW」と変化はなく、本体色がサテン・シルバーになっただけだが、これ以降の型番のハードでは正常に動作しないソフトが存在する。
- SCPH-75000 FF
- (2006年3月16日〜オープン価格)
- 「PlayStation 2 FINAL FANTASY XII Pack」。スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXII」をセットにしたパッケージ。本体色はチャコール・ブラックでそこにFFXIIに登場するジャッジマスターの紋章がデザインされている。本体の機能は「SCPH-75000 SSS」に準ずる。
- SCPH-77000 CB
- (2006年9月15日〜16,000円)
- 本体価格を下げたモデル。ちなみに、従来のSCPH-70000シリーズの実勢価格は19,800円。性能・機能は「SCPH-75000」と全く同一だが、同シリーズ以降から続く正常に動作しないソフトの一部に互換性の確保がされた。2006年11月22日には、サテンシルバー(SS)が定番色に加わるとともに、限定色としてピンクが発売。
- SCPH-79000 CB
- (2007年7月1日〜16,000円)
- 本体の軽量化(約900g(SCPH-77000)から約600g(SCPH-79000))とACアダプターの軽量化(約350g(SCPH-77000)から約250g(SCPH-79000))が行われた。外観・性能等に大きな変化は無い。わずか5ヵ月後に後継機種SCPH-90000が発売となったため、非常に短命なモデルとなった。
SCPH-90000系
- 機能はSCPH-70000系とほぼ同じで、周辺機器もSCPH-70000系と同じものが使用できる。初期モデルに比べて発熱も大幅に抑えられている。消費電力は約35W。
- SCPH-90000 CB/CW/SS
- (2007年11月22日〜16,000円)
- ACアダプター部分を内蔵し、SCPH-50000系以前と同様に通常の電源ケーブルのみで使用できるように。重量は約720gで、SCPH-79000の本体とACアダプターを合わせた重量(600g+250g)よりも軽い。本体のサイズはSCPH-70000系とほぼ同じだが、プレイステーション2のデザイン特徴であった凸凹状の溝が無くなり、シンプルな外装となった。
- SCPH-70000台で使用可能であった直付け液晶モニタは、上記変更点により本型番では使用できない。
- チャコールブラック(CB)、セラミックホワイト(CW)、サテンシルバー(SS)の3色が同時発売。
- SCPH-90000 CR
- (2008年7月3日〜16,000円)
- 限定色のシナバー・レッド。
周辺機器
SCE純正、ソニーグループより発売
- メモリーカード(8MB)
- PS2専用。PS用メモリーカードとの大きさ、形状はほぼ同一。ただし、PS用メモリーカードとの差別化のため、「PlayStation2 8MB」のプリントがされている。見た目はほぼ同じだが、PS用ソフトでは用いることができない仕様で、メモリーカードの挿入側はPS本体のメモリーカードスロットに物理的に挿入できない構造となっている。PS用メモリーカードと比べて、ブロック制の廃止、大容量化、メモリーカードの読み書きの高速化、著作権保護技術「Magic Gate」搭載、といった特徴をもつ。PS用ソフトのセーブデータをバックアップなどのためにコピーすることは可能。
- DUALSHOCK2
- 見かけはDUALSHOCKとあまり変わりはないが、ボタンにもアナログ入力機能があり、押す際の圧力を感知して入力具合を検知する機能を搭載しているのが最大の相違点。
- プレイステーション2対応ソフトの大半がデュアルショック2専用なので基本的に常用となるが、旧PSのゲームをプレーする際に不具合が発生するものもある。
- DUALSHOCKとの外見上の違いは、本体上部にDUALSHOCK2と青色で記してあるかである。
- DUALSHOCK
- PS用コントローラ。外見上はDUALSHOCK2と同様でPS2への接続・使用が可能。ただし、一部のPS2用ソフトでは警告が出てゲームが起動しなかったり、起動してもゲームを操作できないものがある。
- マルチタップ
- 3つ以上のコントローラを使う際のアダプタ。55000までの機種用と70000用で異なる。55000まではPS2用ソフトのみに対応し、PS用ソフトではPS用のマルチタップを使用する。70000用マルチタップはPS/PS2ソフト両対応。
- PlayStation BB Unit
- 本体の型番によって外付けタイプとEXPANSION BAYタイプが存在(10000系列は外付け型を、30000系列および50000系列はEXPANSION BAYタイプを使用)。LANインターフェースの「ネットワークアダプター」と「ハードディスクドライブユニット」のセット。EXPANSION BAYタイプは2点それぞれ単品でも発売されている。
- ネットワークアダプター単独でもインターネットにつなぐことは可能で、別売りもされているが、ハードディスクユニット単独での使用は不可。
- スタンド
- 縦置き/横置き/縦置き(外付けBB Unit対応型)/縦置き(70000用)/縦置き(90000用)の5種類
- DVDリモートコントローラキット(〜SCPH-39000)
- DVDリモートコントローラ(SCPH-50000〜)
- 50000番以降向けの機能(電源/スタンバイ、トレイオープン)が追加されている。受信機は付属していない。
- RFUアダプターキット
- SCPH-1120以降が対応。
- D端子ケーブル(音声出力端子付き)(PS3と兼用)
- コンポーネントAVケーブル(同上)
- AVマルチケーブル
- 専用のAVマルチ端子を搭載した一部のWEGAに向け、信号劣化の少ない映像出力ができる。本来プレイステーション用の周辺機器だが、プレイステーション2でも使用可能。ただしユーティリティディスクVer.1.01以降ではコピーガード回避に使われるのを避けるためにRGB信号によるDVD-Video再生ができず、強制的にコンポーネント出力になる。(再生不可能になる訳ではなく緑がかった画像となり、正常な色で再生できない。使用するWEGAのAVマルチ端子がコンポーネント映像信号に対応していれば視聴可能。)
- RGBケーブル(RGB21ピン)
- プレイステーション用のケーブルを転用、↑の様な現象が起こること有。
- EyeToy
- USBマウス
- USBキーボード
- PS2 Linuxキット(メディア+キーボード+マウス+ハードディスク+VGAアダプタDTL-H10040(31kHz Sync on Green)
- popegg(ポップエッグ)
- ソニーマーケティングより発売のUSB接続プリンタ。パソコン無しで印刷できる環境というのが売りだった。
- デジタルカメラ
- ソニーマーケティングよりサイバーショットシリーズとして発売。USBで接続してゲームキャラクターの顔にデジカメで撮った自分の顔を貼るといった使い方が可能だが、こちらも対応ソフトはそれほど出ていない。
他社発売
仕様変更にまつわる互換性
- SCPH-10000
- 本体の形式がSCPH-10000からSCPH-30000に上がる際、動作仕様に変更があった。といっても、どちらもソニーの公開する「仕様」通りに動作する事は変わりが無いのだが、10000の本体には、一部仕様外の挙動をする箇所が有った(バグ)。PS2発売当初に開発された一部のゲームが、この仕様外の挙動に依存したプログラムになっていたため、10000の本体では「問題なく」動作するのに、30000以降で不具合が生じる結果を招いた。なお、その後に開発されたにも関わらず、開発環境に10000系の本体を使用していたためか、10000のみ「問題なく」動作し、その後の本体で不具合が生じるゲームが僅かだが存在する。(メタルギアソリッド3など)
- SCPH-50000以降
- i.LINK(IEEE 1394)端子が無くなったため、『グランツーリスモ3A-spec』等i.LINK端子を使って対戦する事が不可能になった。
- SCPH-70000以降
- HDDが搭載できないため、『ファイナルファンタジーXI』、『信長の野望Online』等のHDDにインストールする必要のあるゲームがプレイ不可能となった。
- SCPH-75000以降
- SCPH-75000以降では、『鉄拳5』などの一部のソフトで正常作動しないソフトが存在する互換性の問題があり、それらについてはSCEの公式発表として告知があった。なお、2006年9月15日に発売されたSCPH-77000シリーズにおいて、一部互換性が保てなかった鉄拳5を含むタイトルの再生互換が確認された(2007年11月時点では一部のPS2タイトル中心に改善)。互換性の詳細は[3]を参照
メモリーカードに関する不具合
初期型のSCPH-10000発売後、PS2専用メモリーカードのデータが壊れる不具合の報告が相次いだ。SCEはPS2専用メモリーカードの不具合と発表し、無償交換に応じることとなった。その後発売されたSCPH-15000では、メモリーカードのリセット回路が改良されており、この問題は解決したかのように思えた。
しかし、SCPH-10000及び15000において、旧世代機のプレイステーション(以下PS1)のメモリーカードのデータが壊れる不具合が発覚した。今までPS1においてメモリーカードのデータが消えてしまう不具合は報告されていなかった。このことから、SCPH-10000及び15000の本体に何らかの問題があると考えるのが妥当であったが、SCEはこの不具合もPS1専用メモリーカードの一部の不具合と発表して無償交換に応じた。SCEはこの不具合を回避するには、「電源投入前にメモリーカードを本体から外し、電源投入後にメモリーカードを本体に刺せば不具合が発生しない」とした。SCPH-15000の一部やPS one Booksには、その注意書きが同梱された(ただしPS one Booksには壊れるという記述はなく、回避方法が書かれているのみであり、壊れるまで回避方法の重要さに気付かなかったユーザーもいた)。ところが、SCPH-18000になるとその注意書きは同梱されなくなり、PS1専用メモリーカードの不具合も発生しなくなった。
その他
フランスの大手自動車会社のルノーの販売する小型車、ルノー・クリオのスポーツバージョンであるルノー・クリオ・ルノー・スポールの「プレイステーション2バージョン」が2004年にヨーロッパで限定発売された。シートに「PS2」のロゴが刺繍で入るほか、フロントサイド部分にもロゴが入る。
関連項目
ソフト一覧
その他
脚注・出典
外部リンク

All text is available under the terms of the
GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの記事を複製、改変、再配布したものにあたり、
GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
ことなびに掲載されているウィキペディアの記事も、全て
GNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。