TBSビデオ問題 とは?ページ内リンク ↓ウィキペディア(Wikipedia)記事 ↓Yahoo!知恵袋TBSビデオ問題(TBSビデオもんだい)とは、1989年10月26日に、東京放送(TBS)のワイドショー番組『3時にあいましょう』のスタッフが、坂本堤弁護士のオウム真理教問題について批判のインタビュー映像を放送直前にオウム真理教幹部に見せたことが、9日後の11月4日に起きた坂本堤弁護士一家殺害事件の発端となったとされる事件である。オウムビデオ事件、オウムビデオ問題、単にTBSオウム事件、TBS問題・TBS事件・TBSビデオ事件ともいう[1]。 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 ウィキペディア(Wikipedia)記事TBSビデオ問題(TBSビデオもんだい)とは、1989年10月26日に、東京放送(TBS)のワイドショー番組『3時にあいましょう』のスタッフが、坂本堤弁護士のオウム真理教問題について批判のインタビュー映像を放送直前にオウム真理教幹部に見せたことが、9日後の11月4日に起きた坂本堤弁護士一家殺害事件の発端となったとされる事件である。オウムビデオ事件、オウムビデオ問題、単にTBSオウム事件、TBS問題・TBS事件・TBSビデオ事件ともいう[1]。
経過
TBS批判とその過熱TBS側スタッフがオウム幹部にビデオを見せたことは、情報源の秘匿というジャーナリズムの原則に反し、報道倫理を大きく逸脱するものとして批判された。一方、TBSがビデオをオウム幹部に見せたことで坂本が殺害されたという非難もあり、報道・世論もこれに追随してTBS批判は過熱の様相を見せた。 またTBSは、オウム幹部の公判において当事者の供述やメモが明らかになったことを受けて事実を認めるまでの間、問題発覚後5か月以上にわたり杜撰(ずさん)な「内部調査」を根拠に疑惑を否定し続けた。 この間、その調査の不透明さからTBSは事実を把握しているのに意図的に隠しているのではないかと疑われた。こうした杜撰な対応による危機管理の失敗もTBS批判をさらに過熱させる要因となった。 内部調査の破綻当初、調査委員会設置時には報道局を中心とした善後策がまとめられていたが、1995年10月19日の日本テレビの疑惑報道で事態は一変する。一連の経緯を把握していなかった一部経営幹部が、日本テレビに抗議を指示。幹部らの独断に近い形で『ニュースの森』内での抗議声明の放送が決定してしまう。 この抗議声明の放映により、TBSは疑惑を否定せざるを得ない状況に追い詰められてしまったのだった。 それから調査委員会は経営幹部中心となるが、その調査は該当プロデューサーらからの聞き取りのみで、その発言を鵜呑みにした「結論ありき」のものだった。しかも、該当プロデューサーはTBSの内部調査と検察の事情聴取に異なった証言をしており、TBSの調査委員会はこのことすら把握できていなかった。 一連の経緯からビデオ問題は報道・ジャーナリズムや報道機関への信頼を大きく揺るがす非常に重大な事件とされる。TBSが一転してビデオを見せたことを認めた1996年3月25日、TBSの看板番組『筑紫哲也 NEWS23』のキャスターを務める筑紫哲也は当日の番組内で、マス・メディアが視聴者との信頼関係の上で存在していることに触れ「TBSは今日、死んだに等しいと思います。……今日の午後まで私はこの番組を今日限りで辞める決心でおりました」[1]と発言した。この発言も大きな反響を呼んだ。 一方で、過熱するTBSバッシングや「TBSがビデオをオウム幹部に見せたことで坂本が殺害された」という非難に対しては「坂本はそれ以前にラジオに出演し、麻原と電話での討論を行っており『TBSが見せたテープの内容が殺害の直接の動機となったのではないか』との報道は妥当性を欠いている」との反論や「TBSバッシングに興じることで(報道倫理としての)問題の本質を見逃してしまう」とする異論[2]があった。また、これらの批判の過熱により一連のオウム事件そのものへの真相究明がおろそかになったとの批判もある。 その後のTBSTBSはかつて「民放の雄」(『8時だョ!全員集合』『水戸黄門』『ニュースコープ』などの人気番組が多かった)と言われたが、1980年代中盤辺りから日本テレビやフジテレビに視聴率を奪われ、TBSは視聴率の全体的な低迷に陥っていた。殊に平日正午台は『新伍のお待ちどおさま』を除いていわゆる「死に枠」と揶揄された。また平日夜10時にテレビ朝日『ニュースステーション』に対抗すべく夜10時にニュース番組を設けるが視聴率不振で2年で撤退する(『ニュース22プライムタイム』『ニュースデスク'88・'89』)。 更に『クイズ100人に聞きました』や『ギミア・ぶれいく』など、人気番組の強制打ち切りに伴いごり押しで始めた『ムーブ』も低迷。しかし一方でワイドショーが視聴率を獲得、夜の時間に始めた『ブロードキャスター』・『スペースJ』も一定の人気を得ていた。こうした状況下でビデオ問題が発覚したのである。結局1996年6月の中途改編以降、編成・組織の改革を行う事になる。 報道系ワイドショー一斉打ち切り1985年に発生したテレビ朝日『アフタヌーンショー』の「やらせリンチ事件」以上の、放送界最大の事件となったこの問題でTBSは社会的非難を浴び、当時放送中であった報道系ワイドショー番組を打ち切ることで、報道との線引きが曖昧であったとの指摘を受け、いわゆる「報道系ワイドショー」といわれる番組からの撤退を表明する。TBSは1996年6月と10月に改編を実施した。 深夜放送自粛不祥事による自粛措置として5月20日から24日までの5日間テレビの深夜放送を取りやめたほか、この期間は『NEWS23』の放送を第1部のみに短縮した。尚、ラジオの深夜放送は通常通り行われた。この他、地方局では、TBSの深夜番組をネットせずに、『痛快!明石家電視台』など毎日放送(MBS) の番組をネットするケースも見られた。 機構改革当時、いわゆる報道系ワイドショー系の番組のみならず、情報系から一部バラエティに至るまで数多くの番組が「社会情報局」というセクションで制作されていたが、この件に関しては「ボーダーレス」「ノンジャンル」のセクションだからこそ起きた問題なのではないかという内外からの指摘もあった。 こうした声を踏まえ、社会情報局を廃止した。廃止後、ニュース系の番組は一旦すべて報道局に移管され、それ以外の番組はすべて制作局へ移管された。 ちなみに、TBSでのこの流れを受け、テレビ東京以外の在京民放他局も同様部署の整理再編に動く事となり、日本テレビ(社会情報局)とフジテレビ(編成局社会情報部)はそれぞれ段階的に廃止・一般番組制作部門への吸収などが行われた。テレビ朝日(情報局)だけは組織改編をせず、同様の部署は維持された(2007年の機構改革で情報局は報道局に吸収された)。 路線変更とその後1996年6月改編では『スーパーワイド』(『3時にあいましょう』の後続番組)が終了、4ヶ月間、ドラマ再放送に充てる。『オンタイム』・『フレッシュ!』を廃止し、裏番組の『ズームイン!!朝!』を意識して地方情報を扱った『おはようクジラ』を開始。一方ではバラエティー番組『クイズ悪魔のささやき』を終了し、『輝く日本の星!』を開始させている。 9月には『スペースJ』・『モーニングEye』が終了した。『モーニングEye』の後継は『はなまるマーケット』を、『スーパーワイド』を放送していた午後3時台に『レディス4』(テレビ東京制作)のようなサロントークを中心にした情報番組『素敵なあなた』を開始した。 『サンデーモーニング』と『ブロードキャスター』(2008年9月終了)は報道局制作に移行したため打ち切られなかった。 『はなまるマーケット』については放送開始から10年を超える人気長寿番組となり路線変更が功を奏している。 しかし、『おはようクジラ』・『素敵なあなた』および正午枠は視聴率が悪く、リニューアル・打ち切りが繰り返されることになる。『ジャスト』はトレンド情報を充実させ、『ベストタイム』は家事や家計、部屋のリフォームなどをテーマに置く。一方で『ジャスト』が正式に芸能ニュースを扱ったことや、『ベストタイム』は番組主体でニュースをワイドショー的演出で紹介するなど、従前の定義による「報道系ワイドショー」の事実上の復活と捉えることができる。[3] 2005年には「TBS平日ワイド大改編」とPRした改編を実施。報道局主体の『イブニング・ファイブ』の他、『みのもんたの朝ズバッ!』『きょう発プラス!』(2006年9月終了)を開始。2006年10月改編で『ピンポン!』『2時っチャオ!』を開始。いずれも情報番組として区分されている[4]。しかし、『朝ズバッ!』のTBS不二家捏造報道問題など、不祥事が相次いで発覚している。 『2時っチャオ!』は2007年9月に製作費の事情で打ち切りとなった『ザ・ワイド』(日本テレビ)を見ていた視聴者を引き寄せ、視聴率も2桁をマークしていた。しかし、再放送枠を経て、関西ローカル番組から全国ネット番組に昇格した『情報ライブ ミヤネ屋』(ytv)が2008年春から関東でも放送されるようになると視聴率を奪われ、苦戦している。 日テレとの関係悪化ところで、この事件を報道した日本テレビとは事件の前後しばらくの間、双方の局が相手に番組資料映像を貸さないなど、険悪な関係となった(但し、準キー局の毎日放送 (MBS) と日テレとは、過去の番組映像の遣り取りを行っていた)。下記はその主な事例である。
関係改善後のエピソードその後、TBSと日本テレビとの間では何らかの話し合いが持たれたようで、現在はこの問題が発覚する前と同様の関係に戻っている。ここ最近におけるTBSと日本テレビの番組面における交流を示すエピソードを下記にまとめる。
脚注欄
関連項目
外部リンク
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